アーチャー/エミヤ(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

アーチャー(エミヤ)は『Fateシリーズ』に登場する弓兵のサーヴァントの1人。『Fate/stay night』ではヒロインの1人である遠坂凛に呼び出される。当初は記憶が混乱しており自分が何者かも分からなかったが、記憶を取り戻すと主人公の衛宮士郎を敵視し始める。真名はエミヤ。第五次聖杯戦争唯一の未来の時代の英霊であり、正体は衛宮士郎が霊長の抑止力(アラヤ)と契約を交わした存在である。

干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)を使って放つ技。干将・莫耶は互いに引き合う性質を持つため、それを利用して最初の剣が戻ってきたところに斬撃を加え、計3回の投影による3重の刃の重ね当てを行う。

壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)

宝具を破壊して爆発させる技。宝具は魔力の塊であるため、爆発させることで宝具によっては本来の威力を越えたダメージを与えることができる。これは宝具を失う捨て身の攻撃だが、アーチャーは無限の剣製で複製できるために得意技としている。

アーチャー(エミヤ)の来歴・活躍

英霊となったエミヤ

衛宮士郎は第五次聖杯戦争を戦い抜いた後も、「正義の味方」を目指して活動し続けた。士郎にとっては人助けこそが目的だったが、見返りを求めない姿勢は誰にも理解されなかった。ある時、士郎は100人の人間を救うために「霊長の抑止力(アラヤ)」と「救命の奇跡の対価として、死後に英霊となる」という契約を交わす。士郎は英霊となったならより多くの人を救うことができるだろうという考えだった。しかし「争いの元だ」として助けた人々に殺されるという報われない生涯を終えた後、英霊となった士郎に待っていたのは「一部の人々を抹殺することで人類全体を破滅から救う」という地獄だった。本来、士郎は切り捨てられる「一部の人々」を助けたかった。だが「霊長の守護者」となった以上、拒むことはできない。こうして望まぬ殺人を強いられ、人の醜いところを延々と見せつけられた結果、彼の信念も遂には摩耗して、抱き続けた理想に絶望し、かつての自分を憎むようになった。

『Fate/stay night』

『Fate/stay night』で起きた第五次聖杯戦争では、遠坂凛のサーヴァント、アーチャーとして召喚された。当初は乱暴な召喚のせいで記憶が混乱していたが、すぐに自分を取り戻すと、凛を商社にすると同時に衛宮士郎を殺すという自分の目的を果たそうと動き始める。
士郎を自らの手で抹殺することで自分殺しの矛盾を起こし自分を消滅させることを思いついたのだ。実際には英霊となった時点で因果を外れているため、士郎を殺したことで英霊エミヤが消えることはまずない。しかしそれが分かっていながらも、アーチャーは命を奪ってしまった者達への最低限の償いだと考えた。

"Fate"(セイバールート)

"Fate"(セイバールート)では凛の前に強大な敵であるバーサーカーのサーヴァントが立ちはだかる。アーチャーは凛と士郎を逃がすためにしんがりを買って出た。バーサーカーをゲーム版は6回、アニメ版は5回も殺すという奮闘を見せるも、遂には負けてしまった。

renote.net

"Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート)

"Unlimited Blade Works"(遠坂凛ルート)ではキャスターのサーヴァントを利用することで強敵であるバーサーカーを倒させるという策を敢行。それによりバーサーカーを倒す目途がついたアーチャーは、自らの目的のために士郎の殺害を目論む。そして士郎との一騎打ちで彼を追い詰めるが、士郎の強い信念を見せられて敗北。その直後、存在しないはずの8体目のサーヴァントであるギルガメッシュによって消滅させられたかに見えたが、生き延びており、最終盤で凛を助けた。そして凛に向けて「俺も頑張るから」と言って消えていった。

renote.net

"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)

"Heaven's Feel"(間桐桜ルート)では「この世全ての悪」であるアヴェンジャーによって汚染された聖杯の影響を受けて、ヒロインの1人である間桐桜(まとうさくら)が暴走していく。士郎は聖杯の泥による攻撃を受けて片手を失うという重傷を負う。それを見たアーチャーは自らの腕を切り落として士郎の腕につけるよう頼み、消滅した。

アーチャー(エミヤ)の関連人物・キャラクター

衛宮士郎(えみやしろう)

『Fate/stay night』の主人公。お互い嫌い合っているため会えば皮肉や嫌味を言いあう。しかしアーチャーが士郎に対して適切なアドバイスを送ることもある。

遠坂凛(とおさかりん)

『Fate/stay night』のヒロインで、アーチャーのマスター。アーチャーは相棒として凛の実力や性格を気に入っている。

セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)

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