間桐雁夜(Fateシリーズ)の徹底解説・考察まとめ

間桐雁夜(まとうかりや)は『Fateシリーズ』に登場する魔術師で、第四次聖杯戦争当時の間桐家当主・間桐鶴野の弟。間桐の魔術を嫌って家を出奔した過去を持っており、正式な間桐の魔術師ではない。『Fate/Zero』では幼馴染みの葵の娘である桜が間桐へ養子に出されたと聞き、彼女をおぞましい間桐の魔術から救うために第四次聖杯戦争にバーサーカーのマスターとして参戦する。

間桐雁夜の概要

間桐雁夜(まとうかりや)は『Fateシリーズ』に登場する間桐家の魔術師。間桐家は冬木の「聖杯戦争」における御三家の1つだが、雁夜は間桐の魔術を嫌って家を出奔した過去を持っており、正式な間桐の魔術師ではない。『Fate/Zero』で起きた第四次聖杯戦争当時の間桐家の当主は間桐鶴野(まとうびゃくや)で、雁夜はその弟だ。間桐家を出奔してからはフリーのルポライターとして生計を立てていたが、幼馴染みで魔術師の家系、遠坂家に嫁いだ葵(あおい)から、娘の桜が間桐へ養子に出されたと聞かされる。
自分が間桐家から出奔したせいで桜が犠牲になったと知った雁夜は絶望。蟲による凌辱という形で調整を受ける桜を救うために、間桐家を仕切る臓硯(ぞうげん)と交渉して、第四次聖杯戦争にバーサーカーのマスターとして参戦することになる。

間桐雁夜のプロフィール・人物像

誕生日:3月22日
血液型:AB型
身長:173cm
体重:55kg
特技:文書作成
好きな物:小旅行、写真撮影
苦手な物:豪奢なもの
天敵:間桐臓硯、遠坂時臣
イメージカラー:青緑
CV:新垣樽助

雁夜は間桐家を出奔したために一般人らしい感性を持つ。そのため魔術師の非情・矜持を受け容れられず、恋敵でもあり自分の娘を間桐家に売り渡した遠坂時臣(とおさかときおみ)のことを嫌っている。
当初は黒い髪の男性だったが、間桐家の魔術を継承するために刻印虫と呼ばれる蟲を宿した影響で、サーヴァント召喚前の時点で頭髪は残さず白髪となった。また肌は死人のような土気色に変色し、左半身は一度麻痺、顔の左半分は硬直して左目は視力を失うという死人のようなありさまで、魔力で延命している状態である。

間桐雁夜の能力

兄である鶴野より優れた魔術の才能を持つが、そもそも間桐家が臓硯の代を境に魔術回路の数が減って没落の一途を辿っており、大したものではない。また雁夜がこれまで魔術鍛錬を全くしていなかったため、寄生させた刻印虫による擬似的な魔術回路を用いている。これにより魔術回路の数だけならばそれなりの術者として通用するだけの物を手に入れた。しかし刻印虫が体をむしばむため、肉体が朽ちかけている。魔術の使用や魔力の精製をすると刻印虫が活発化して肉体への負荷が増加してしまう。

視蟲(しちゅう)

臓硯から与えられた使い魔の蟲を使役する。術者と視覚を共有し偵察などを行う。

翅刃蟲(しじんちゅう)

牛骨すら噛み砕く肉食虫「翅刃虫」の大群使役。

間桐雁夜の来歴・活躍

桜のために間桐家へと戻る雁夜

雁夜は間桐の魔術を嫌い、家を出奔する。また幼馴染みの葵に想いを寄せていたが、間桐家では跡継ぎを生ませた後は蟲の餌にされることから、時臣が彼女を幸せにすると信じて身を引いた。出奔した後はフリーのルポライターとして生計を立てた。
しかし葵の口から桜が間桐へ養子に出されたと知る。雁夜は自分が間桐家から逃げたことで桜が犠牲になったと思い絶望。償いのために間桐家へと戻った。そして臓硯と交渉しておぞましい魔術から桜を解放することを条件に、第四次聖杯戦争に参戦することを決める。
桜を解放すること、そして桜を間桐へ養子に出した時臣への憎悪を糧に、あれほど嫌悪した間桐の魔術の鍛錬を受け入れ、マスターとしての資格を手に入れた。しかし刻印虫を体に入れたことで、雁夜の肉体はぼろぼろになる。

第四次聖杯戦争

第四次聖杯戦争ではバーサーカーを呼び出す。雁夜は残り命が少ないこともあって、自身のサーヴァントに時臣のサーヴァントを殺すよう命じる。倒せはしなかったが、時臣のサーヴァントと自分のサーヴァントが渡り合ったということに、雁夜はある種の満足感を覚える。
時臣と対峙した際には桜を養子にやった理由を問うが、感性が一般人に近い雁夜には「愛娘の幸せを願ったまでのことだ」という理由が理解できなかった。時臣とのマスター同士の戦いでは、雁夜はなすすべなく敗れる。その後は信用こそできないまでも、時臣の弟子である言峰綺礼(ことみねきれい)と手を組み、時臣との決戦に臨む。しかしバーサーカーが魔力を大量に使ったことで「自身の悲願が全て達成された身勝手な幸せ」を夢想しながら息絶える。

renote.net

間桐雁夜の関連人物・キャラクター

間桐桜(まとうさくら)

遠坂家から間桐家へと出された養子。雁夜にとっては最愛の人の娘で、義理の姪にあたる。彼女を間桐から解放するために雁夜は聖杯戦争を戦った。

遠坂葵(とおさかあおい)

3歳上の幼馴染み。思いを寄せていたが、間桐家の事情によりその思いを告げることはできなかった。

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