監獄のお姫さま(プリプリ)のネタバレ解説・考察まとめ
『監獄のお姫さま』とは、2017年10月~12月までTBS系火曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマである。通称「プリプリ」。主演を小泉今日子が演じ、脚本は宮藤官九郎が担当した。女子刑務所の中で出会った5人の女と1人の刑務官が仲間の冤罪を晴らすために、罪を着せた男への復讐に燃える物語。罪を犯してしまった女たちの苦悩や悲しみを、宮藤作品らしいコミカルな表現で描く。キャッチコピーは「おばさん犯罪エンターテインメント」。
2012年春から配属の新人刑務官。しのぶの入る独房の鍵をかけ忘れ、脱走させてしまうミスを犯す。また仕事に慣れず規則に忠実にあろうとするあまり融通がきかない面があり、受刑者たちに「マニュアル娘」と罵られた。
長谷川がカヨの(刑務所内)美容室で散髪時の監視をしているため、2人が付き合っていることは分かっており、この関係を軽はずみにふたばに漏らしてしまう。また、彼女らの別れ話に口を挟んでしまうなど、2人の関係を気遣っている。吾郎の裁判にしのぶが証人として出廷する際には付き添いを担当する。
三原(みはら/演:川上友里)
刑務官。
島田(しまだ/演:角島美緒)
刑務官。
その他
長谷川信彦(はせがわのぶひこ/演:塚本高史)
カヨが犯した武彦の殺人未遂事件での担当検察官検事。ガールズバー好き。カヨたちから「のぶりん」と呼ばれている。
カヨの事件に関しては、傷害でなく殺人未遂として受刑者となったことに対して若干の責任を感じていて、武彦や公太郎との間を取り持って伝言したりしてたびたび面会に訪れるが、カヨの数少ない面会日をそれによって潰してしまうことに思い至らず、彼女の怒りを買っている。
カヨの離婚後、彼女との面会を繰り返しているうちに好きになり、獄中交際をする仲になる。しかし仮釈放を前に彼女から拒絶されてしまい、出所の際の迎えには行かなかった。
カヨからの依頼で再審請求相談を聞くために吾郎を拘束しているアジトにやって来るが、再審請求は1年に2件しかないと実現の難しさをカヨたちに論じる。その後はプレ裁判に立ち会い、翌日今池を連れて沖縄へ行きそこで吾郎が事件に関わった証拠をカヨに送った。カヨが勾留満期の頃に、面会で彼女に吾郎が逮捕されたことを報告する。
「微笑チビ社長事件」の担当検事として、吾郎に決定的な証拠を突き付け彼にユキを殺害したことを自供させた。
エピローグでは裁判を成功させた上でカヨにプロポーズし続けている。
今池周太郎(いまいけしゅうたろう/演:上川周作)
長谷川の検察事務官。既婚者。高校時代は体操部で体が柔らかかったため、あだ名が「ガラケー」。父は裁判官。長谷川の指示でアジトに「爆笑ヨーグルト姫事件」の関連資料を持ってくる。
馬場武彦(ばばたけひこ/演:赤堀雅秋)
カヨの元夫。
カヨに浮気がばれた時は全く反省せず、カヨも浮気すればいいのにと開き直り刺される。獄中のカヨに離婚を求めるためにようやく面会に応じた。
事件後は世間からのバッシングに遭い、公太郎が受けるいじめに悩むなど苦悩している。カヨとの離婚成立と前後してFacebookで知り合った女性と交際・同居し、カヨが離婚を受け入れた後に再婚し、彼女との子供もいる。カヨが服役中は彼女の携帯電話の基本料金を支払い続けたが、家族割から除外し、息子と後妻の関係を言い訳に一貫して公太郎と会うことを認めない。
馬場公太郎(ばばこうたろう/演:神尾楓珠)
カヨの息子。2017年時点では武彦と暮らしているためカヨとは別居している。
カヨの懲役期間中には事件のことでいじめを受けており、中学受験を検討している。また武彦の考えで面会は禁止されているが、両親の離婚協議中に信彦の付き添いで面会が叶う。カヨに対し血のつながった母と子としての関係を大事に思っている旨の手紙を送り、カヨに離婚を決意させる後押しとなった。
出所したカヨにローストビーフを手渡されるが、捨てるわけにもいかず、継母に見せるわけにもいかず苦心するなど心優しい少年に育ってる。
プリンス(演:ナリット)
「爆笑ヨーグルト姫事件」の実行犯。
しのぶに頼まれてユキを殺害したと供述する。懲役8年の実刑判決を受けたが、受刑者移送条約に基づき、タイの刑務所に収監された。
国王が変わったことにより、殺人で収監されたにも関わらず恩赦で釈放され、リンと共に来日してアジトに合流する。
アナウンサー(演:蓮見孝之)
「爆笑ヨーグルト姫事件」等の原稿を読む。現場リポーターも務める。
足立鉄也(あだちてつや/演:高田純次)
明美の元夫。関東極端会三代目組長。口癖は「形だけや」。
おとりにされた明美が逮捕される間に、国内最大量の麻薬取引に成功して400億円の利益を得た。明美とは「形だけ」と称して慰謝料もなく離婚し、その後関東極端会を解散して新しい組を立ち上げ、若い嫁と結婚。しかし1年で若い嫁に捨てられ、そのショックと不摂生・高血圧が相まって、介護療養型医療施設「やすらぎの里」に入居する。危篤と聞いた明美が見舞いに駆け付けられ、彼女の目の前で若い看護師にセクハラ紛いの行為をするものの弱り切っており、その3週間後に息を引き取った。
勝田孝保(かつたたかやす/演:ベンガル)
千夏の父。
群馬で日用品を製造販売する会社を経営していたが、時代を読む才覚がなく倒産し家族を残して蒸発する。その後は千夏が経営している会社の役員になるが、週刊誌に彼女の脱税をリークして裏切る。千夏が仮釈放されテレビ番組に出た時に、彼女から世間に対する禊として利用された。
第1話ゲスト
サンデージャポン進行アシスタント(演:吉田明世)
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目次 - Contents
- 『監獄のお姫さま』の概要
- 『監獄のお姫さま』のあらすじ・ストーリー
- 大手乳製品メーカー「EDOミルク」の御曹司誘拐事件が発生
- 「自立と再生の女子刑務所」での出会い
- カヨの葛藤
- 明かされる「爆笑ヨーグルト姫事件」の真実
- 『監獄のお姫さま』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 馬場カヨ(ばばかよ/演:小泉今日子)
- 若井ふたば(わかいふたば/演:満島ひかり)
- 板橋吾郎(いたばしごろう/演:伊勢谷友介)
- 江戸川しのぶ(えどがわしのぶ/演:夏帆)
- 大門洋子(だいもんようこ/演:坂井真紀)
- 足立明美(あだちあけみ/演:森下愛子)
- 勝田千夏(かつたちなつ/演:菅野美穂)
- 五郎の関係者
- 板橋晴海(いたばしはるみ/演:乙葉)
- 板橋勇介(いたばしゆうすけ/演:前田虎徹)
- 横山ユキ(よこやまゆき/演:雛形あきこ)
- 江戸川徳三郎(えどがわとくさぶろう/演:田窪一世)
- 江戸川民世(えどがわたみよ/演:筒井真理子)
- 弁護士(演:西沢仁太)
- 刑事・池畑(いけはた/演:米村亮太朗)
- 刑事A(演:山根太地)
- 専務(演:岩寺真志)
- 自立と再生の女子刑務所
- 小島悠里(こじまゆうり/演:猫背椿)
- リン(演:江井エステファニー)
- 田中幸子(たなかさちこ/演:あびる優)
- 護摩はじめ(ごまはじめ/演:池田成志)
- 主任・北見(きたみ/演:河井青葉)
- 処遇係統括・中谷(なかたに/演:BOB)
- 高山沙也香(たかやまさやか/演:大幡しえり)
- 三原(みはら/演:川上友里)
- 島田(しまだ/演:角島美緒)
- その他
- 長谷川信彦(はせがわのぶひこ/演:塚本高史)
- 今池周太郎(いまいけしゅうたろう/演:上川周作)
- 馬場武彦(ばばたけひこ/演:赤堀雅秋)
- 馬場公太郎(ばばこうたろう/演:神尾楓珠)
- プリンス(演:ナリット)
- アナウンサー(演:蓮見孝之)
- 足立鉄也(あだちてつや/演:高田純次)
- 勝田孝保(かつたたかやす/演:ベンガル)
- 第1話ゲスト
- サンデージャポン進行アシスタント(演:吉田明世)
- サンデージャポンMC(演:爆笑問題 太田光・田中裕二)
- サンデージャポンナレーション(演:広中雅志)
- 第2話ゲスト
- 押切もえ(おしきりもえ/演:押切もえ)
- 護送係(演:福島マリコ)
- 少女の母(演:伊勢佳世)
- 第5話ゲスト
- しー姉ちゃん(演:菜葉菜)
- ふたばの父(演:奥田洋平)
- ふたばの母(演:堀夏子)
- 第6話ゲスト
- 若い嫁(演:末永みゆ)
- 前川清(まえかわきよし/演:前川清)
- 第7話ゲスト
- 大洋泉(たいよういずみ/演:AMEMIYA)
- ミュージカル出演ダンサー(演:横井寛典、赤間直哉、湯浅雅恭、大野清志)
- 助監督(演:中山求一郎)
- 職員(演:山本裕子)
- 第8話ゲスト
- 高見沢(たかみざわ/演:池津祥子)
- ヤン(演:瑛蓮)
- 大物タレント(演:IKKO)
- 若えの(わけえの/演:尾美としのり)
- 第9話ゲスト
- 担当検事・金城(演:満島真之介)
- 美容室店長(演:曽原義智)
- 最終話ゲスト
- 運転手(演:真栄田賢)
- 玉城(演:内間政成)
- 婦警(演:伊藤麻実子)
- 裁判長(演:浦崎宏)
- 劇中ドラマ『恋神』キャスト
- 真里亞(まりあ/演:渡辺江里子)
- 悠斗(はると/演:黒羽麻璃央)
- 由里亞(ゆりあ/演:木村美穂)
- 宇田川医師(演:桜井聖)
- 美加(演:橘花梨)
- 『監獄のお姫さま』の用語
- 爆笑ヨーグルト姫事件
- 自立と再生の女子刑務所
- 恋神
- 『監獄のお姫さま』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 若井ふたば「雑居房の雑は雑魚の雑!」
- 『監獄のお姫さま』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 板橋吾郎以外の役も演じた伊勢谷友介
- 『監獄のお姫さま』の主題歌・挿入歌
- ED(エンディング):安室奈美恵「Showtime」