彼女(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『彼女』とは、中村珍が描く漫画『羣青』を実写化した2人の女性の逃避行を描くロードムービーである。裕福な家庭に生まれ育った自由奔放なお嬢様である永澤レイは、壮絶なDVに苦しむ篠田七恵のために彼女の夫を殺害する。居場所を失くした2人はそれぞれの罪に苦しみながらも大切な人との時間を守るために逃避行に出る。監督は廣木隆一が務め、ダブル主演である水原希子が永澤レイを、さとうほなみが篠田七恵を演じた。水原とさとうの身も心も曝け出した演技が魅力の作品である。
300万
七恵がレイから学費として借りた金額。貧しい家庭で育った七恵は、陸上の特待生としてお嬢様学校に通っていた。七恵はスパイクを買うお金など無く、万引きをして手に入れていた。ある日、万引きがばれた七恵は店員から逃げる途中に転んで、足を負傷してしまう。走れなくなった七恵は、残りの学費はおろか普通の学校の学費すら払うことが出来ない。そんな七恵に、彼女に好意を寄せるレイは「だったら、私が残りの学校生活買ってやるよ!」と宣言し、「どうせそこらの男に身体売って生きてくんなら、私に買われたって同じでしょ?」と続けた。七恵は残りの学費300万を、5年で返せなかったらレイとセックスをするという条件で借りた。高校卒業後5年もかからずに七恵はレイにお金を返済。七恵はやっとレイと対等になれた気がして、その時のカフェのレシートとレイからもらったコーヒー代をシガレットケースに大切に保管している。2人の歪だが強い繋がりが出来た300万である。
『彼女』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
永澤レイ「あんた嘘つく時笑うんだ。その顔がすんごい可愛いの。あたしの人生なんか、あんたがニコッとしただけでボロボロになるんだよ」
篠田孝太郎を殺したレイに会いにきたのは七恵だった。七恵はレイを自分の車に乗せる。2人はとりあえずホテルに向かった。湯船に浸かろうとするレイに七恵は「ねぇ、私も入っていい?」と声をかけて、服を脱いだ。レイはお風呂に入ってきた七恵にしがみついて泣いた。七恵はレイを受け止めながら「差し違えて両方死ねば、丸く収まったのにね」と言い、レイは泣いて「そうか、ごめんね」と謝る。レイに人を殺させてしまった罪を感じる七恵はたまらず「怒ってよ」と言うが、レイは首を振る。レイは突然笑って「どっちだと思われるかな?正妻に嫉妬した不倫相手か、大好きな人の旦那に嫉妬した大馬鹿なレズか」と聞き、七恵は答えられずにいた。レイが突然七恵の顔を両手で掴んだので、七恵は少し警戒してしまう。レイは「あんた嘘つく時笑うんだ。その顔がすんごい可愛いの。あたしの人生なんか、あんたがニコッとしただけでボロボロになるんだよ」と涙ながらに言った。高校時代から七恵に恋をしていたレイが初めてする告白で、七恵のためなら人だって殺せることを示した、深すぎる愛情が感じられる名セリフである。
永澤レイ「あたしは大好きな人とのセックスを引き換えに、人を殺したんじゃなくて、この人のためだったら、人を殺したっていいってくらい大好きな人とセックスしたんだよ」
レイの兄将人に自首を勧められたレイだが、七恵とともにまた逃亡する。2人は海沿いの人気のない小屋に行った。2人は寄り添うように座る。レイは「あんたさ、別荘であたしに自首させて、1人で死ぬ気だったんでしょ?」と聞く。七恵は、レイを家族に返さないといけないと思ったと答える。レイは「だからあたし捨ててきた。あたしみたいな馬鹿なレズの人殺しには、もう帰るとこないから。あんたしかいないから」と言い、キスをする。2人は小屋の中で服を脱がせ合い、身体を重ねた。レイのことを抱きしめながら七恵は「私のこと、殺せる?」と問い、レイは真剣な顔で頷いたが泣きそうな顔になって「だけどあんた殺して1人残されたあたしはどうすればいいの?」と言う。レイは「あんたがあたしの人生からいなくなるの嫌だよ。死ぬほど嫌だ!!」と泣いた。そんなレイの言葉を聞き、七恵はレイにキスをし、また抱き合う。レイが果てた後、七恵はそっとレイの首を掴んだ。「私はもうどっちみち生きていたくないの。自力でも死にたいの。もし、あなたが私を失うことが死ぬほど嫌なら、私の手で殺してあげる」と七恵は告げる。レイは笑った。「思い残すことは、ある?」と聞いた七恵にレイは「あたしは大好きな人とのセックスを引き換えに、人を殺したんじゃなくて、この人のためだったら、人を殺したっていいってくらい大好きな人とセックスしたんだよ」と答えて、2人は声をあげて泣いた。レイの七恵に対する深い愛情が伝わる名セリフで、死のうとしていた七恵を引き留めた。歪な関係だった2人の想いが通じ合ったのに、どうにもならない状況まで追い込まれている悲しさが視聴者の心を揺さぶる名場面でもある。
篠田七恵「私待ってるから」
レイと七恵が抱き合った翌日、2人はガソリンスタンドに寄った。車をとめたレイは七恵に「これからあたしとさ、友達になるとか恋人になるとか、そういうのが難しいんなら、家族になるっていうのはどう?」と聞いた。七恵は笑って返すが、いつもと違うレイの雰囲気を感じ取り、「どうしたの?」と聞く。「ううん」と首を振って笑うレイは「あたしなんか食べ物買ってくるね」と言い、車を降りた。七恵も車を降りて、ガソリンを入れようとしていた。そんな七恵をパトカーが取り囲んだ。警察だと分かった七恵はレイの名を叫んだ。レイは覚悟を決めた顔で建物から出てきた。警察に連れて行かれるレイを見て、七恵は彼女の名前を呼ぶ。そして、七恵は「私、待ってるから」と涙を流しながら叫んだ。もう生きていたくないと言っていた七恵がレイのために生きて待っていると決めた名セリフである。その言葉を聞いたレイも泣き笑いで頷いた。
『彼女』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
身も心も曝け出して臨んだ撮影
本作は漫画家の中村珍が描く『羣青』の映像化である。バイオレンスシーンもラブシーンも過激な作品で、映像化は難しいと言われてきた。廣木監督は、シーンを順番通りに撮影する順撮りにこだわって制作。撮り終えてみて廣木監督は「彼女たちの表情が変わっていってレイと七恵になっていった」と言い「あの2人にしか出来ないものが出来た」と満足げに語る。レイを演じる水原と七恵を演じるさとうが全てを曝け出してぶつかり合う姿が本作の見どころの1つだ。この映画の魅力をさとうは「人と人とのぶつかり合い」と語り、水原は「2人の強い生命力を感じてほしい」と話した。
本作のために運転免許を取得した水原
ロードムービーの撮影にあたり、免許なしでは挑めないと思ったレイ役の水原は23日という短期間で免許を取得したという。運転も不慣れな中、水原はお芝居をしながらの運転に果敢に挑戦。車は勿論、ピンヒールを履いた状態で大型のバイクも運転している。水原は「内心ひやひやでした」と笑顔を見せる。そんな水原が運転するバイクの後ろに乗っていた七恵役のさとうは「グラグラですごい怖かったです」と明かした。
撮影裏でもずっとくっついていた水原とさとう
水原が演じるレイと佐藤が演じる七恵の関係性は本作の最大の見どころだ。親やパートナーから愛されながらも、愛することに不器用なレイと、恵まれない家庭環境や旦那のせいで、人を信じられなくなった七恵。不器用な愛を注ぐレイのことを信じ切ることが出来ない七恵だが、どうしようもない時に七恵が頼ったのはレイだった。歪ながらも切り離せないほど強い絆で結ばれていく2人。さとうは七恵を演じるにあたって、自分自身も水原がいないと成り立たないという精神状態まで持っていけたと語る。水原もカメラが回っていないところでもずっとさとうの隣にいて、手を握ったり抱き合ったりしていたと明かした。作中の2人が魅せる空気感にも注目だ。
『彼女』の主題歌・挿入歌
テーマ曲:細野晴臣「Indiago」
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目次 - Contents
- 『彼女』の概要
- 『彼女』のあらすじ・ストーリー
- 七恵のための殺人
- 逃避行の始まり
- レイの歪んだ片想い
- 精神的に追い詰められていく2人
- お互いを特別な存在だと感じるレイと七恵
- 生きる理由
- 『彼女』の登場人物・キャラクター
- 主要キャラクター
- 永澤レイ(ながさわ れい/演:水原希子)
- 篠田七恵(しのだ ななえ/演:さとうほなみ)
- 主要キャラクターのパートナー
- 大江美夏(おおえ みか/演:真木よう子)
- 篠田孝太郎(しのだ こうたろう/演:新納慎也)
- 永澤家
- 永澤将人(ながさわ まさと/演:田中俊介)
- 永澤悠(ながさわ はるか/演:鈴木杏)
- その他
- 秋葉義男(あきば よしお/演:田中哲司)
- 『彼女』の用語
- レズ
- ノンケ
- スパイク
- 300万
- 『彼女』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 永澤レイ「あんた嘘つく時笑うんだ。その顔がすんごい可愛いの。あたしの人生なんか、あんたがニコッとしただけでボロボロになるんだよ」
- 永澤レイ「あたしは大好きな人とのセックスを引き換えに、人を殺したんじゃなくて、この人のためだったら、人を殺したっていいってくらい大好きな人とセックスしたんだよ」
- 篠田七恵「私待ってるから」
- 『彼女』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 身も心も曝け出して臨んだ撮影
- 本作のために運転免許を取得した水原
- 撮影裏でもずっとくっついていた水原とさとう
- 『彼女』の主題歌・挿入歌
- テーマ曲:細野晴臣「Indiago」
- 挿入歌:SAMANTHA SIDELEY「Only You Can Break My Heart」
- 挿入歌:YUI「CHE.R.RY」