キロランケ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

キロランケとは、『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ。アシリパの父・ウイルクと一緒に樺太から北海道へ移住してきた。かつては日露戦争にも出兵し、第七師団に在籍。火薬の扱いに長け、工兵として活躍した実績をもち作中でも手投げ爆弾や仕掛け爆弾などを巧みに使う。網走監獄の囚人らにアイヌの隠し金塊の在り処を示す刺青を施したのっぺら坊の正体を知っているとされる人物の一人。アシリパには気を許されているが、杉元にはその正体を怪しまれている。

キロランケの概要

キロランケとは、『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ。アムール川流域の少数民族タタール人の生まれで、樺太アイヌの血も受け継いでいる。アシリパの父・ウイルクと一緒に樺太から北海道へ移住してきた。

『ゴールデンカムイ』とは、日露戦争終結後の北海道を舞台に、アイヌの隠された金塊を巡って繰り広げられる熾烈な争奪戦を描いた漫画・アニメ作品である。2022年9月時点でコミックスはシリーズ累計2300万部を突破、2018年4月からテレビアニメ化しており、2022年4月には実写映画化決定が発表された。
物語の5年前、金塊を巡って7人のアイヌがのっぺら坊に殺害される。金塊を奪ったのっぺら坊は網走監獄の中から、仲間に金塊の在り処を知らせるべく、24人の囚人たちに刺青を施す。その後、囚人たちは脱獄、北海道中に姿を隠す。物語の主人公である杉元佐一(すぎもと さいち)は、日露戦争で自身を庇って死んだ親友・寅次の妻の眼病を治療する資金を得るため、退役後は北海道で砂金採りをしていた。そこで、同じ砂金採りをしていた男から「アイヌの隠し金塊」と「金塊の在り処を示す刺青の入った囚人」の噂を耳にする。同じ頃、父をのっぺら坊に殺害された過去をもつ小樽周辺のコタン(村)に住むアイヌの少女アシリパと出会い、2人は手を組み金塊争奪戦へと身を投じることになる。
隠し金塊を求めているのは、杉元たちだけでなく、網走監獄に密かに収容されていた土方歳三(ひじかた としぞう)(公には戊辰戦争で戦死したとされた)とその仲間たち、鶴見篤四郎(つるみ とくしろう)中尉率いる第七師団もそれぞれの目的で参戦する。

キロランケは、網走監獄の囚人らにアイヌの隠し金塊の在り処を示す刺青を施したのっぺら坊の正体を知っているとされる人物の一人であり、初登場時から「のっぺら坊はアシリパの父・ウイルク」と重要な発言をしている。
キロランケもまた、自身の旧友がアイヌから金塊を奪ったことに責任を感じ、杉元らが相応の取り分を得た残りの金塊はアイヌに返すべきだとし、「最後まで見届けたい」と杉元一行の旅へ同行するが、第七師団に所属した経歴もあることから、杉元に「きな臭い」とその存在を怪しまれている。

キロランケのプロフィール・人物像

誕生日:8月2日
年齢:41歳
人種:タタール人と樺太アイヌの混血
CV:てらそままさき

キロランケの名前は、アイヌ語で「キロ=ちから」、「ランケ=下す」を示し、「下半身が力強い」という意味となる。これは作品のアイヌ語を監修している中川裕(千葉大学文学部名誉教授)による命名である。

彼の出自はアムール川流域の少数民族出身のタタール人である。祖母がツングース系民族に借金のかたに連れ去られた樺太アイヌであったこともあり、樺太アイヌの血も受け継いでいる。1891年頃にアシリパの父・ウイルクとともに極東ロシアから北海道へ移住してきた。
かつては日露戦争にも出兵し、第七師団に在籍。当時の階級については作中で明らかにされていない。工兵として活躍した実績をもち、馬の扱いに慣れており馬の世話を任されていた。二〇三高地ではロシアの堡塁を破壊するためにトンネルを掘ったこともある。また彼が作った手投げ爆弾がのちに、手榴弾として日露戦争で使われるようになった描写があるなど、火薬の扱いに長けており、作中でも手製の手投げ爆弾や仕掛け爆弾などを巧みに使う。
軍籍を置いている間は第七師団所属ではあったが、鶴見中尉の部隊とは別であり、現在は除隊し元の隊員とは交流がない。初対面の杉元には鶴見中尉との関連を疑われていたが、アシリパのコタン(村)に滞在していた元第七師団の兵士・谷垣源次郎(たにがき げんじろう)とは完全に面識がなく、杉元に引き合わされた際には、記憶の曖昧だったアシリパの叔父(アシリパの母・リラッテの弟)のマカナックルと勘違いしてキロランケから声をかけた。

正体は、帝政ロシアの皇帝・アレクサンドル2世を暗殺した実行犯であり、パルチザンの一派「人民の意志」党員。北海道に渡る前の名前は「ユルバルス」で、タタール語で「虎」を意味する。暗殺実行当時は15歳であり、暗殺から20年以上経ってもなおロシア側から命を狙われている。
肉より魚、特に川魚が好きで、初登場でもイトウを獲っていた。幼い頃から馬とともに育ち、強い愛着を抱いているため、馬は絶対に食べたがらず苦手な食べ物と称する。
苫小牧競馬場で代走することになった際は、八百長目的で「馬に無理やり大量の水を飲ませて速度を落とさせる」虐待とも取れる行為を許容できず、のちにこれが元でヤクザに追われることになった。
生い立ちのため、日本語・アイヌ語の他、ロシア語・ウイルタ語・ニヴフ語を使いこなすマルチリンガル。

基本的におおらかで優しい人柄であり、とくに馬など動物に対する愛情深さは目を見張るものがある。テロ活動や日露戦争に出兵しただけあり、荒事に十分慣れているものの、集団での戦闘となると、爆弾を使うなどの後方支援が多く、杉元のように最前線で近接格闘に頼るような場面は少ない。
テロリストとして活動した過去があるものの、冷静沈着で合理主義のウイルクとは対照的に、行く手を阻むものを徒らに殺めることを良しとしない節があり、彼の裏切りに気づいたインカラマッを偶発的に負傷させた際には、「刺すつもりはなかった」とこぼした。また、造反をもちかけた第七師団の狙撃手・尾形百之助(おがた ひゃくのすけ)が予定外に杉元を狙撃したことについても、苦言を呈している。
ぽっちゃりを通り越して肥満と言えるほどふくよかな女性がタイプ。作中では、覚えたての日本語でカタコトに「ワタシ デブ女 好キデース」と言ったり「女は抱き心地」と豪語する場面もあった。もちろん彼の妻も、かなりのふくよかな体型である。後述するソフィア・ゴールデンハンドと再会したときは、人相まで変わるほどのふくよかな体型になった彼女を「めちゃくちゃいい女になった」と真顔で評した。

キロランケの装備・能力

喫煙具

「タンパクオプ(煙草入れ)」と「ニキセリ(木のきせる)」。
アイヌの煙草入れの箱は頑丈で、喧嘩では武器にもなったと扉絵で紹介された。アイヌの男性は初対面の挨拶をする時には必ず煙草を喫煙し合う。作中でもキロランケが初対面した際、白石にきせるを差し出す様子が描かれている。

マキリ(小刀)

アイヌのマキリは自身で紋様を彫る手製の一品ものであり、女性はこのマキリの出来で、男性の手先の器用さを推測し結婚相手を選んだという。キロランケもマキリを腰に差して持ち歩いている。
のちに裏切りを働いたことをインカラマッに問い詰められ、重傷を負わせた際にはこのマキリが証拠となった上、谷垣によって「返してやった」と腹部に突き立てられ負傷することになる。
作中のマキリは実物のモデルがそれぞれあり、キロランケのものは平取町二風谷在住のアイヌ工芸家、アイヌ民族工芸展北海道知事賞などを受賞している貝澤徹の手によるもの。相場は10万円~15万円とのこと。
漫画作品では描き込みが丁寧なため華やかにも見えるが、実物は真っ白で繊細な印象の作品である。

爆弾

ザラザラした金属棒を薬品に差し込み、荷物を持ち上げた際に紐についた金属棒が抜けて点火される仕組みであり、原理はマッチによく似ているとキロランケ自身が解説している。
手投げ弾として使うことが多く、作中では旅立ち早々に山賊で襲われた際に威力を小さく加減したものを使用し隙を突くことで相手をボコボコにしたり、樺太島で鯉登少尉と戦闘になった際にも投げつけた。
仕掛け爆弾としても使うことがあり、作中では、ウイルタ族の食器入れや小銃などを囮にして相手に紐を引かせて爆破した。

ロシア皇帝暗殺に使用した手投げ爆弾

作中では名称を明かされてはいないが、ロシアに実在した革命家ニコライ・キバリチチが「人民の意志」のため製作した「キバリチチ式手投げ爆弾」に相当する。
実在した「キバリチチ式手投げ爆弾」は、中に十字型のガラス管が入っており、縦のガラス管に硫酸、横のガラス管に鉄球が入っている。投擲して衝撃を与えることで、鉄球がガラス管を割って硫酸が噴き出し、爆薬に点火する仕組み。移動による衝撃での誤爆を防ぐため、安全装置として針金で鉄球が固定されており、使用時には針金を引き抜くことで安全装置を解除した。
作中でもキロランケが針金を引き抜いて安全装置を解除した後、ロシア皇帝の乗る馬車へ投げつけている。

モシン・ナガン M1891

樺太編でロシアの国境警備兵を仕掛け爆弾で戦闘不能にさせた際に奪ったもの。
戦闘では手製の爆弾を使うことが多く、銃の腕前を披露することは殆どなかったが、アシリパを取り戻すため追いかけてきた鯉登少尉に応戦する際に使用した。鯉登少尉の放つ必殺の自顕流の太刀を銃床で受けたため、即死を免れた。

キロランケの来歴・活躍

ロシアでのテロ活動と逃亡生活

パルチザンとして活動中の若き日の3人。左からウイルク、ソフィア、キロランケ

自身の出自である少数民族の未来を憂いたキロランケは、ロシア・サンクトペテルブルクでパルチザンの一派、反体制過激派組織「人民の意志」とその首謀者ソフィア・ゴールデンハンドと出会い、少数民族の存続を果たすため、彼らを利用しようと参加する。
1881年、南樺太アイヌ出身のウイルクと共に、帝政ロシアの皇帝・アレクサンドル2世を手投げ爆弾を使用し暗殺する。キロランケが爆弾を仕込んだブリーフケースを投げつける手はずであったが狙いが外れ、馬に当たり地面に落下。それをウイルクが破裂前に拾い上げ、皇帝の乗る馬車に投げ入れることで目的を達成する。ウイルクはその際に顔に大きな傷を負った。
1891年、皇帝暗殺後ウイルクやソフィアとともに逃亡を続けた末、アイヌの金塊をもとめて北海道へ渡るため、日本語を習得する。その際、ウラジオストクで写真館を営む日本人・長谷川幸一(はせがわ こういち)から日本語を学んだ。
長谷川の自宅を訪れていたときにオフラーナ(=革命家など反政府分子を取り締まる秘密警察)が現れ、自身らテロリストを追ってきたと早合点し銃撃戦を繰り広げるも、実際には、日本軍のスパイである長谷川を狙ったものだとわかる。
この激しい戦闘で、実家へ避難する道中だった長谷川の妻フィーナと子オリガを死なせてしまう。
また、自身らの手配書が極東のウラジオストクまで出回っていることを知ったキロランケとウイルクは、北海道へ渡る計画を一部変更し、流氷を渡ることで大陸から樺太島を経由し、北海道へ移動した。ソフィアは、大陸に残り、革命家として二人の帰還を待つことになった。
この際、誰の銃弾が長谷川の妻子を死に至らしめたかは明らかにされていなかったが、約17年後、金塊争奪戦の最中に「ウイルクの拳銃によるもの」だと長谷川からソフィア、アシリパにだけ告げられた。
二人が逃亡先を北海道へ決めたのは、1867年に沈没したロシア軍艦カレバラ号の沈没事故に起因する。幕末、北海道アイヌの過激派が幕府に対して蜂起するために、帝政ロシアの海軍大佐から横流しされた軍艦や武器弾薬を購入しようとした。しかし、取引直前になってロシア側関係者が乗船していたカレバラ号がウラジオストク沖で客船と衝突して沈没し、計画は頓挫。金塊は使われぬままアイヌの手元に残った。この情報をロシア政府から漏れ聞いたウイルクは、極東ロシア・樺太・北海道を極東連邦国家として独立させることを考え、その資金を求めて北海道へ渡ることになった。

ウイルクとの断絶

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フチ(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

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フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

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ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルク(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

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いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

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門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスール(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(ゴールデンカムイ)とは【徹底解説・考察まとめ】

土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。

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