ゴールデンカムイの登場人物モデル&元ネタまとめ

北海道を主な舞台に、アイヌの隠し金塊を巡る苛烈な争奪戦を描いたサバイバル・バトル・グルメ・アドベンチャー漫画『ゴールデンカムイ』。アイヌ民族の姿をダイナミックに描いた人気漫画で、『北海道アイヌ協会』などからも評価される作品である。
そんな『ゴールデンカムイ』の登場人物の多くにはモデルが存在し、それを考察するのもファンの楽しみのひとつとなっている。公式の発言やファンの考察で明らかとなった「キャラクターのモデル」を紹介していく。
ゴールデンカムイ
『ゴールデンカムイ』は、野田サトルによる日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)2014年38号より連載中。明治末期の北海道を舞台にした作品。
「マンガ大賞2016」大賞受賞作。
目次
アシㇼパ(小蝶辺明日子)
アイヌ・砂金
杉元佐一
白石由竹
鶴見中尉
津山
第7師団(北鎮部隊)
二瓶鉄造
牛山辰馬
土方歳三
永倉新八
辺見和雄
鰊御殿
若山輝一郎
競馬の八百長
久寿田馬吉
山本理髪店
エディー・ダン
フォード・Tモデル
家永カノ
江渡貝弥作
江渡貝邸
和泉守兼定
月島軍曹
最後の晩餐(New!)
空知地方(New!)
熊岸長庵(New!)
参考HP
アシㇼパ(小蝶辺明日子)
■ 樺太の地名を音訳したもの
胡蝶別(コチョウベツ)→小蝶辺(こちょうべ)
出典: blog.livedoor.jp
胡蝶別は遠淵村の地名の一つ
遠淵という地名は、アイヌ語の「トウ・プツ」(湖の口)に由来。
出典: ja.wikipedia.org

出典: kam-r.sub.jp
日本陸軍が樺太を占領して間もない時期の樺太地図(明治38年)
コチエベツ
昭和時代の樺太知床半島西岸:胡蝶別(コチヨベツ)に該当、なかなか気が利いた当て字のアイヌ語地名である、原名はコツヨオホツペらしい谷がある深い沢からきた地名か。
アイヌ・砂金
アイヌ(Ainu)
人口 北海道 23,782人(2006年。北海道による「ウタリ生活実態調査」)、本州 約5,000人(東京2,700人、1988年)
姓数 約1,000個。もともと姓がなかったことから多様となったもの。今後も通婚が進めば姓は多様となっていくことになる。
出典: blog.livedoor.jp
北海道アイヌの改名
■ 1871年4月4日 戸籍法が公布。
■ 1872年5月 紋別で戸籍の作成を開始。
■ 1873年 長万部で戸籍の作成を開始。
■ 1875年 上川、岩内、静内で戸籍の作成を開始。
■ 1876年7月19日 根室支庁がアイヌに姓を使用するよう通達。
■ 1900年 特別訓令第355号『旧土人苗字設定注意』が出る。
出典: blog.livedoor.jp

出典: www.hoppou.go.jp
明治8年(1875年)にロシアとサンクトペテルブルク条約(千島樺太交換条約)を結びました。この条約によって、ウルップ島以北の18の島を日本が領土とし、雑居地とされていた樺太をロシアが領有することが決まりました。
(略)
樺太・千島の先住民族は、3年の間にロシアまたは日本のいずれかの国籍を選び、現住地と選んだ国籍が異なる場合には、その地を立ち去ることが求められたのです。しかし、たとえば、ロシアとの結び付きが強かった北千島に住んでいたアイヌが、ロシア国籍を選ぶとすると、現在住んでいる土地を離れなければならないことになります。
出典: www.jacar.go.jp
日露戦争時には、63人のアイヌが出征しました。ただし、前述のように、この出征も差別撤廃のための手段として選択されたという背景があったことに注意をする必要があります。
出典: www.jacar.go.jp
カムイ古潭の埋蔵金
カムイ古潭に近い山中に近辺の川から採集した砂金を先住のアイヌたちが和人の襲撃に備えて隠蔽したというもの。
カムイ古潭にほど近い”魔の谷”と呼ばれる沢。近くの監獄部屋で働いていた男が、病死した仲間の死体を捨てに行って、誤って魔の谷に落ちて発見した、といういわれが残っているそうだが、真偽のほどは定かでなし。
出典: komiyama.gr.jp
砂金掘り放浪記
www.kinoko-sannsai.com
この記はかって私が砂金を求めて北海道を放浪した記録です 北海道最後の砂金掘りと言われた 辻秀雄氏に師事し 日本の伝統的技法 流し彫りの伝承者の自負のもと 道内各地を荒らしまわりました きのこや山菜とはなんら関係無いのですが 冬場の暇つぶしにどうぞ つれづれなるままに書き連ねていきますが 春の山菜が出た時点で終了と致します 砂金とは 金を含んだ鉱石が川の流れ等によって粉砕されて 遊離した 砂状の金…
砂金の掘り方など参考に。
アイヌの伝統
www.frpac.or.jp
札幌アイヌ文化協会会長 豊川重雄
不死身の杉元・杉元佐一
二行目下に「杉本佐一」が確認できる
曽祖父は一等卒として 日露戦争に出征しており、
激戦地であった旅順攻囲戦の二百三高地、その後の 奉天会戦に参加していた。
疎いひとに簡単に説明するなら、数々の映画、ドラマ、小説にもなった有名な戦いで
とにかくムッチャクチャ死んだ。
(略)
曽祖父の名前は杉本佐一だ。
作者の野田サトルさんのブログ
脱獄王・白石由竹
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『ゴールデンカムイ』とは、『週刊ヤングジャンプ』で連載されている漫画。作者は野田サトル。2016年には「マンガ大賞」を受賞している。舞台は明治末期の北海道。主人公・杉元佐一は幼馴染・梅子の治療費を得るため大金を求め、一攫千金を目指してゴールドラッシュに湧いた北海道で砂金を集める生活を送っていたが、そんな杉元にあるアイヌ人が隠した埋蔵金の話が舞い込む。手がかりは、脱獄した囚人の体に掘られた入れ墨。一攫千金を巡るサバイバルバトルが開幕する。
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土井新蔵(どい しんぞう)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物である。埋蔵されたアイヌの金塊の暗号となっている刺青が体に彫られた24人の囚人の1人である。幕末に土佐藩の勤皇派におり、幕府の要人など何人も殺害した殺し屋であった。その後北海道・根室に流れ着きアイヌの女性と結婚するも、土井に恨みを持つ者が妻を拐った。妻を取り戻すために、妻を拐った人物を殺め、釧路の海岸で捉えられ囚人となった。妻が病で先が短いことを知り網走監獄を脱獄した。最期を看取った後は根室の漁場で働いている。
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- 鶴見中尉
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- めっちゃ絵がうまい・熊岸長庵
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