リュウ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

リュウとは『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ犬。刺青を持つ囚人であり、熊撃ちの名手である二瓶鉄造に付き従い、小樽の山で猟をして暮らしていた。二瓶の死後は元第七師団の兵士である谷垣源次郎とともに小樽のコタン(村)へ身を寄せる。谷垣がアシリパを追ってコタンを出ると、谷垣の持つ二瓶の形見を追って彼を追いかけ北海道・樺太を旅する。頼りになる猟犬としてだけでなく、癒しキャラとしても読者を楽しませる存在。

リュウの概要

リュウとは『週刊ヤングジャンプ』にて連載されていた野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する犬。犬種は北海道犬。作中では「アイヌ犬」の名称で紹介されている。
『ゴールデンカムイ』は、網走監獄の「のっぺら坊」と呼ばれる囚人が隠したアイヌの金塊をもとめて、数々の勢力が熾烈な争奪戦を繰り広げる物語である。のっぺら坊は、24人の囚人らにアイヌの隠し金塊の在り処を示すとされる刺青を施した。その後、刺青を持つ囚人らがそろって脱獄し、北海道中に身を隠したことから物語が始まる。

リュウの主人である二瓶鉄造(にへいてつぞう)は、単独で200体以上の熊を仕留めた名手であり「悪夢の熊撃ち」の異名を持つ。二瓶は熊以上に獲物に執着する性格であったため、猟師を襲って獲物を横取りする盗賊に狙われた際に、彼らに過剰な報復を与えたことで網走監獄へ収容された刺青を持つ囚人である。
リュウは、網走監獄を脱獄後、山の中で猟師として生を全うすることを望んだ二瓶と出会い、彼を主人として忠義を尽くす。その忠誠心は二瓶の死後も続き、あまりの健気さに、かつて二瓶と敵対した主人公である杉元佐一(すぎもとさいち)だけでなく、読者も心を打たれた。
リュウの読者からの人気は高く、ツイッターで実施されたヤングジャンプ公式GKA(ゴールデンカムイオールスター)総選挙で、10位にランクインする大健闘ぶりである。この順位は、物語の中心人物であるアシリパを慕うエゾオオカミのレタラだけでなく、作中の重要人物の1人・土方歳三(ひじかたとしぞう)までをも抑えての順位である。

リュウのプロフィール・人物像

種犬:北海道犬(アイヌ犬)
性別:オス
出身:北海道小樽近辺
誕生日:4月23日
好物:熊肉
苦手なもの:狼
主人:二瓶鉄造

毛色は茶色で、二瓶によると年若いオスのアイヌ犬。アイヌの猟犬として育ち、二瓶と出会い行動を共にするようになる。よく訓練されており、羆も恐れない優秀で勇敢な忠犬。
しかし、作中序盤では見慣れない強敵のエゾオオカミには本能的に臆してしまう場面もあり、縄張り内でオロオロして使い物にならなくなり「湯たんぽ代わり」や「駄犬」と二瓶に罵られた。
主人の二瓶が窮地に追いやられると果敢に立ち向かう。二瓶の死後は遺品の猟銃と共にアシリパが引き取り、アシリパの住むコタンで保護された。

いつまでも主人のことを忘れておらず、元第七師団の兵士でありマタギの谷垣源次郎(たにがきげんじろう)が二瓶の形見の村田銃を持って旅に出た際には、村田銃を追いかけて単身で釧路までやってきた。その後も、谷垣が樺太島へアシリパを奪還しに先遣隊として乗り込んだ時には、アイヌの少年チカパシとともに鯉登音之進(こいとおとのしん)少尉の大量の荷物に紛れてやってきている。

リュウの犬としての優秀さは、二瓶の死後作中の要所で遺憾無く発揮されており、優れた嗅覚で刺青囚人の牛山辰馬(うしやまたつうま)を探し当てたほか、作中後半の樺太編でアシリパのマキリの匂いを頼りに、流氷を歩いていたアシリパ達に追いつく手助けをした。また、元は猟犬でありながら樺太編ではそり犬としても活躍し、後列の犬ぞりを引く隊列に加わり、先導犬が激しい吹雪で道を誤った際には隊列を元の道へ導こうと奮闘した。

生まれながらの狩猟犬であるが、作中では愛嬌いっぱいにも描かれており、怒った顔や困った表情、凛とした顔立ちなど表情が豊かで「見ていて飽きない」「可愛い」という定評がある。主人の二瓶に言わせると「肛門が可愛い」とのこと。

リュウの能力・装備

猟犬としての優れた資質

白石の取り逃したタヌキを捕まえるリュウ

猟犬には、獲物を見つけ猟師に知らせる、獲物を藪から追い出す、犬が自ら仕留める、撃たれた獲物を回収するといった能力が求められる。
作中でも猟犬としてよく躾けられたリュウは、獲物を追うときも鉄砲玉のように追っていったまま戻らないといった欠点はなく、主人が付いて来ているか都度確認し、歩調を合わせることができる。また、牛山やアシリパといった特定の人物を追いかけたり、二瓶の村田銃の匂いを辿って単身で小樽から釧路まで谷垣を追いかけるなど、追跡能力の高さを見せた。

セタキラウ

セタキラウとは、犬ぞりの先頭に繋がれるリーダー犬である「イソホセタ」しかつけられない頭飾りである。樺太アイヌには犬ぞりの文化があり、この先頭犬には賢く勇気があって操縦者に忠実な犬しかなれない。作中では、先頭犬になるような良い犬はほかの犬たちよりも待遇が良く、主人と家の中で一緒に寝起きすると解説されている。
リュウはもともと猟犬として育てられたが、樺太編でそり犬として参加した際には、自身らのリーダー犬が道を誤った時にリュウだけが元の道へ戻ろうと隊列を乱す場面があった。このことをきっかけにそり犬としても優秀であると評価され、最終的に先頭犬に昇格し、セタキラウを獲得した。

リュウの来歴・活躍

狼狩りと主人・二瓶鉄造の死

重傷の主人(左)を庇い吠えるリュウ(右)

リュウは網走監獄を脱獄した二瓶鉄造(にへいてつぞう)と出会い、彼と山で狩猟をして過ごしていた。

主人公の杉元佐一(すぎもとさいち)は親友の妻の眼病を治療する資金を得るため北海道で砂金採りをしていたところ、アイヌの隠し金塊の情報を掴み、単独で金塊争奪戦へ参戦する。同じ頃、のっぺら坊に父ウイルクを殺された過去をもつアイヌの少女アシリパと出会い、二人は協力して囚人の刺青を集めるようになる。そこへ二人が協力して捕獲した刺青囚人・笠原勘次郎(かさはらかんじろう)を射殺し、横取りをしようと第七師団の軍人・尾形百之助(おがたひゃくのすけ)上等兵が現れ、杉元と戦闘となり、尾形は重傷となる。
第七師団は、北海道に軍事国家を樹立する資金としてアイヌの隠し金塊をもとめており、その第七師団を率いる鶴見篤四郎(つるみとくしろう)中尉は、尾形の加害犯捜索に谷垣源次郎(たにがきげんじろう)一等卒を派遣する。谷垣は山で出会った刺青人皮をもつアシリパを怪しみ追求するが、アシリパと親しくする白いエゾオオカミのレタラの襲撃により負傷した。このときアシリパが持ち歩いていたのが、上述する笠原の刺青人皮である。
アシリパはアイヌの信仰に法って殺人を忌避しており、自身だけでなくレタラにもそれを望んだため、レタラが谷垣にトドメを刺すことを良しとせず見逃した。これにより命拾いした谷垣は、のちに二瓶により救出される。

谷垣を助けたときに、エゾオオカミの生き残りがいると知った二瓶は、猟師としての本能を刺激され、レタラを狩ることに腐心するようになる。
かつて秋田阿仁のマタギであった谷垣もまた、山で過ごし猟師の二瓶と交流するうちにマタギに戻りたいと願うようになり、レタラを狩ることでケジメをつけたいと軍帽を捨て二瓶の狼狩りに協力する。

二瓶はレタラを誘き寄せる餌として鹿を用意するために猟犬のリュウに匂いをたどらせるが、リュウは自身らがレタラの縄張り内に居ることに気付き、怯えて動けなくなってしまう。二瓶は動けないリュウを引き摺りながらも、レタラの縄張りに居ることに興奮を顕にする。

一方その頃、鹿を狩ることに成功した杉元とアシリパは、不自然に急かしてくるレタラの様子から付近に敵がいることに気付き警戒する。杉元とアシリパは狩った鹿の残骸をレタラが戻って来て食べられるようにとそのまま残していった。この時レタラが警戒したのが、二瓶と谷垣であり、彼らもまたレタラを狩るための餌となる鹿を探し求めて近くに迫っていた。
その鹿の残骸を見つけた谷垣は、周辺のオオカミの足跡とともにある鹿皮の靴の足跡がアシリパのもの、鹿を狩るために使われた銃が杉元のものだと気付く。

2人は水浴びをして自分たちの匂いを消すことで戦いの準備を始めた。
オオカミに怯えていたリュウも、接近の気配を察知したら2人に知らせることを期待されていた。一晩鹿の死骸を見張っていたが、レタラは現れなかった。死骸の上に狼の糞を見つけた二瓶は、水浴びの最中にレタラが現れていたことに気づく。二瓶は、賢く知恵の回るレタラに、今度は自分達がいけすかない侵入者だと執着心を植え付け誘き出すために、レタラの糞を燃やし狼煙を上げた。

二瓶と谷垣は、狼の習性を利用するため、縄張りから追い出そうと後ろを付いてくるレタラに対して、谷垣が自分の飯盒を道に置いて囮にする。レタラが木の傍から前足を覗かせると、顔を出したところを二瓶が仕留めようとするが、アシリパが弓矢を射ってそれを阻止した。さらに二瓶の背後から杉元と、杉元らと行動を共にする刺青囚人であり脱獄王の白石由竹(しらいしよしたけ)が現れる。

二瓶と杉元がにらみ合う中、主人を助けようと猟犬のリュウがとっさに杉元に飛び掛かる。リュウに飛びかかられて杉元が取り落とした小銃を白石が拾おうとするのを、リュウは吠えて妨害。杉元と二瓶、白石とリュウで対峙することになる。リュウも負けじと白石の手や頭に噛み付くなど応戦するも、首輪を掴まれ放り投げられてしまう。その隙に奪った小銃を手に、白石が二瓶を脅すも、谷垣によりアシリパを人質にとられた杉元らは、武器を捨てさせられる。「アシリパに自分が死ぬところを見せたくない」という杉元の意を汲み、谷垣はアシリパを連れ出すが、二瓶によって縄で繋がれた杉元と白石は一瞬の隙をついて逃走。谷垣は声が出せないようアシリパに猿轡をして逃げるも、アイヌ民族が獣を狩る為に使う罠に嵌り重傷となる。
そこへやってきた二瓶は、今度は彼女を囮に使ってレタラを誘き出す作戦に出ることにし、アシリパを拘束して連れ去る。
アシリパを拘束されて激怒したレタラは、二瓶の思惑通り襲いかかってくる。しかし、二瓶がレタラを仕留めるその時に、レタラの番であるメスオオカミが背後から現れ、二瓶の首元に噛み付き、大量出血の重傷となって木にもたれかかる。リュウは二瓶を傷つけたエゾオオカミ達に対してそれまでのしおらしい態度とはうってかわり激しく吠えて威嚇。

獲物との激闘の末に山で死ぬことにこだわっていた二瓶はとても満足げに最期を遂げた。この時、猟犬のリュウは主人の死を悲しみ、二瓶にすり寄って鳴いていた。
負傷した谷垣は、治療のためにコタンと呼ばれるアシリパの住む村へ身を寄せ、猟犬のリュウも共に連れて行くことになった。この際に、リュウと二瓶の愛用していた単発銃は谷垣が引き継いだ。

牛山辰馬の捜索

リュウ(上)を手懐けようとする白石(下)

小樽のコタンで身を寄せていたリュウは、白石により、刺青を持つ囚人・牛山辰馬(うしやまたつうま)の捜索に協力させられる。少し前に牛山の利用した娼館から牛山の靴下を回収していた白石は、谷垣に犬を従わせる技術を尋ね、それをリュウ相手に実行した。
谷垣により「犬に主導権を渡さず、毅然とした態度で一緒に歩く」という助言を得た白石を、リュウは自分より格上の存在と認め、白石に従った。
牛山を見つけた白石とリュウだったが、牛山の放つ強烈な殺気に恐れをなしたリュウは、白石を置いて一目散に逃げ出し、「クソ犬」と罵られた。
このあと、白石は牛山と手を組んでいた幕末の侍・土方歳三(ひじかたとしぞう)により、半ば脅される形で、杉元らと行動しながら土方とも内通することになった。

土方歳三もまた、のっぺら坊により金塊の在り処を示す刺青を施された網走監獄の囚人の一人であり、のっぺら坊から直接アイヌの金塊について聞いている人物でもあった。

主人の形見を追いかける旅

二瓶の銃を追って来たリュウの健気さに胸を打たれた杉元(右)とかつての主人の敵に反抗的に噛み付くリュウ(左)

父ウイルクがのっぺら坊に殺されたのではなく、のっぺら坊の正体そのものであるという噂を聞きつけたアシリパは、網走監獄に収容されているのっぺら坊の正体と囚人らに刺青を施した目的を知るため、杉元らとともに旅に出た。

アシリパが旅に出て暫く後、北海道を放浪して占いで生計を立てていたアイヌ女性インカラマッがアシリパのコタンに現れ、「アシリパの身に危険が迫っている」と予言したことでアシリパの祖母・フチが不安を募らせる。
フチに世話になって療養していた谷垣は、アシリパを連れ戻しフチを安心させたいと願い、アシリパを追いかける旅に出ることにする。この時に二瓶より受け継いだ村田単発銃を持ち出立した。

谷垣が主人の形見である村田銃を持って旅立ったことに気づいたリュウは、谷垣の旅路を単身追いかけ、釧路で谷垣・杉元らと再会する。
この時谷垣は、動物学者であり刺青囚人の姉畑支遁(あねはたしとん)により村田銃を奪われ、それを犯行に使われたために動物を穢して殺してまわっている犯人と間違われて釧路のアイヌのコタンに捉えられていた。
リュウは杉元・アシリパと協力し、村田銃を持つ姉畑を追いかけ奪い返した。またこの時に羆を相手とした姉畑の犯行現場を現地のアイヌ達も目撃したことで、谷垣の疑惑は晴れることになった。
無事アシリパと合流できた谷垣だが、アシリパは網走監獄に潜入しのっぺら坊の正体を明らかにする目的を果たすまでは小樽へ帰郷しないと決めたため、彼女の目的が達成するよう網走へ同行する。この際に自動的にリュウも一行の旅へ同行することとなった。

この時点での杉元一行には、アシリパ・白石・谷垣の他、占い師のインカラマッ、谷垣になついて小樽から追いかけてきたアイヌの少年チカパシ、アシリパの父ウイルクの旧友キロランケと、第七師団から離反した尾形百之助も加わっていた。

盲目の盗賊との戦い

都丹(左)に襲いかかり杉元達を援護するリュウ(右)

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辺見和雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

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辺見和雄(へんみ かずお)とは野田サトルの漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、体に刺青を掘られた24人の囚人のうちの1人。この刺青は埋蔵金の手掛かりとなっていて、多くの人や組織に狙われている。表向きでは人当たりがいいが、その正体は日本各地で100人以上を殺してきた殺人鬼。幼少期にイノシシに無残に食い殺された弟の死に方に憧れ、自分を残酷に殺してくれる人を求めている。辺見の刺青を狙う主人公・杉元佐一と死闘を繰り広げた後、シャチに海に引き摺り込まれた。想像を超える死に方ができて満足気だった。

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花沢勇作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

花沢勇作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

花沢勇作(はなざわ ゆうさく)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、尾形百之助の異母兄弟。清廉潔白な人格で周囲の人々に愛された美男子だ。日露戦争の二〇三高地で味方を鼓舞する旗手を務めていたが戦死し、物語の開始時点では既に故人となっている。敵に殺されたのではなく、後方にいた尾形が狙撃した。将校である父が芸者に産ませた子どもである尾形を、階級が下であるにも関わらず「兄様」と呼んで慕っていた。金塊争奪戦を引っ掻き回す尾形の前に、たびたび幻覚として現れる。

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いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

いご草ちゃん(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

いご草(いごぐさ)ちゃんとは漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物である。第七師団で鶴見篤四郎の腹心である月島基の幼馴染で元恋人である。将来を誓い合う仲だったが、両親に騙され、三菱財閥幹部の息子と結婚。東京へ移住し、幸せな家庭生活を送る。だが真実を知らない月島は、実の父親が「彼女を殺した」と誤解し、父親を殺害して死刑囚となってしまう。いご草ちゃんは月島にとってかけがえのない存在だった。それに目を付けた鶴見は彼女の存在を利用し、月島を忠実な部下に育て上げ、共に金塊争奪戦に身を投じていく。

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牛山辰馬(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

牛山辰馬(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

牛山辰馬(うしやま たつうま)とは、『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、アイヌの隠し金塊の在処を示す刺青を施された囚人の1人にして柔道の達人である。大柄で屈強な肉体に石頭、独特な耳の形状が特徴的な人物である。金塊を狙う土方歳三に協力し活動する。「不敗の牛山」の異名を持ち、様々な強敵をその卓越した柔術と怪力で組み伏せる。白兵戦では作中最強の男である。普段は紳士的だが極度の女好きでもあり、一定期間女を抱かないと男だろうと老人だろうと見境なく襲い掛かる一面を持つ。物語序盤から終盤にかけて活躍した。

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土方歳三(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

土方歳三(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

土方歳三(ひじかたとしぞう)とは、漫画『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、刺青の囚人の頭目にして「新撰組鬼の副長」と恐れられた男。函館戦争で死亡したと思われていたが、極秘で監獄に収監されていた。蝦夷共和国樹立を叶えるため、アイヌの隠し金塊を狙う。同じく金塊を狙う大日本帝国陸軍第七師団を最大の障害と見なし、主人公・杉元佐一や彼の仲間たちとも一時共闘する。普段は穏やかな老人だが、戦闘時には鬼のような気迫を見せて敵と戦う。利害が一致すればどんな人物とも手を組むが、敵と見なす者には一切容赦しない。

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ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ウイルク(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

ウイルクとは『ゴールデンカムイ』に登場するアイヌ民族の男性である。アイヌの隠し金塊の所在を唯一知る人物であり、金塊争奪戦の原因となった。メインヒロインであるアイヌの少女アシリパの父親であり、娘と同じ独特な青い目をしている。作中では網走監獄に幽閉され、顔の皮が無い「のっぺら坊」として登場。アイヌの金塊を隠し、その場所を示した暗号を24人の凶悪な囚人達に刺青として彫った。金塊を巡る様々な勢力が網走監獄を襲撃した際にかつての仲間のキロランケの差金で暗殺された。

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フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

フチ(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

フチとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、アイヌの老婆にしてヒロイン・アシリパの祖母。 アイヌの古い教えを大切にしながら日々を生きる一般人で、作中で繰り広げられる熾烈な金塊争奪戦とは無縁の立場にある。一方で家族の多くが金塊争奪戦の渦中にあり、たびたびその関係者の来訪を受ける。中でも陸軍兵士の谷垣源次郎とは、瀕死の重傷を負って彼女の家に担ぎ込まれてから交流を重ね、実の家族のように互いを大切に想う間柄。主人公・杉元佐一を気に入り、アシリパを嫁にもらってほしいと考えている。

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鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鯉登音之進(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

鯉登音之進とは野田サトル原作の漫画・アニメ『ゴールデンカムイ』に登場する人物で、大日本帝国陸軍第七師団歩兵第27聯隊に所属する陸軍少尉である。鶴見篤四郎中尉を崇拝しており、彼からも「お気に入り」とされている。銃器が多く登場する本作において、薩摩に伝わる日本剣術・自顕流を実践で通用するレベルにまで鍛え上げた一流の使い手。海軍少将の鯉登平二を父に持ち、裕福な家庭で育ったいわゆる「ボンボン」。様々な場面で月島基軍曹の補佐を必要としたが、最終的には一人前の将校へと立派に成長した。

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門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

門倉利運(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

門倉利運(かどくら としゆき)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、のっぺらぼうを収監していた網走監獄の看守部長。冴えない中年男だが、実は土方歳三の内通者として情報を流していた。網走の攻囲戦の後は土方と行動を共にする。のっぺらぼうが隔離される前に最後に刺青を入れた男だが、刺青はすべてが揃わなくても解けるため、門倉の刺青はさほど重要ではないと思われていた。しかし最終局面で、思わぬ鍵が隠されていたことが判明する。

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岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

岩息舞治(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

岩息舞治(がんそくまいはる)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、屈強な肉体と暴力への飽くなき欲求を併せ持つ男だ。樺太にあるロシア人の村で、男たちが集団で殴り合う競技「スチェンカ」に参加していた。キロランケやアシリパを追跡する杉元と出会い、拳を通して心を通わせる。刺青は剥がずに書き写された後、強者との出会いを求めてロシアへ渡っていった。

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マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マンスール(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

マンスールとは、『ゴールデンカムイ』のキャラクターで、ロシア皇帝の暗殺にも加担したパルチザンのソフィア・ゴールデンハンドの仲間の1人にして砲撃手である。 アイヌの隠し金塊を手に入れるため、ソフィアや仲間たちと共に北海道に乗り込み、主人公の杉元たちに協力。金塊を我が物にせんとする第七師団と壮絶な戦いを繰り広げ、敵の駆逐艦を旧式の大砲で撃破するという大殊勲を挙げた。突如鳴り物入りで登場し、作品の内外からその力量に疑問を持たれるも、鮮やかな活躍で評価を覆したキャラクターである。

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二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

二階堂浩平(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

二階堂浩平(にかいどう こうへい)とは、『ゴールデンカムイ』の登場人物で、アイヌの隠し金塊争奪戦に参加している大日本帝国陸軍第七師団の兵士である。双子の兄弟の二階堂洋平を返り討ちにした杉元佐一に激しい殺意を抱くようになり、復讐を果たさんとたびたび死闘を演じた。戦いを経る毎に両耳や手足を失って行き、治療の際に使用したモルヒネによって薬物中毒者と化し、その副作用で子供のような性格の異常者となった。最終的に武器の仕込まれた義手や義足を装備し、心も体も壊れていきながら金塊争奪戦の最前線で戦い続けた。

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菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

菊田杢太郎(きくた もくたろう)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、鶴見中尉率いる第七師団の一員。作中では珍しく、比較的常識的な言動をする男だ。日露戦争で倒したロシア将校の銃を奪い、戦争が終わった後でも持ち歩いている。金塊争奪戦には途中から参戦したが、その正体は軍中央から鶴見中尉に差し向けられたスパイ。また、かつて故郷を出たばかりの杉元佐一(すぎもと さいち)と出会い、軍に入隊するきっかけを作っており、「不死身の杉元」の生みの親とも言える。

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津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

津山睦雄(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

津山睦雄(つやま むつお)とは、野田サトル原作の漫画・アニメ作品『ゴールデンカムイ』に登場する刺青の囚人のうちの一人で、「三十三人殺し」と呼ばれている。本編には登場せず、第七師団の鶴見中尉が刺青人皮を持っている。津山から剥いだ刺青人皮をベストのように着こなす鶴見中尉の姿は、多くの読者に衝撃を与えた。「三十三人殺し」という経歴から、モデルは「津山三十人殺し」の都井睦雄(とい むつお)であるという見方が一般的だ。

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江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(ゴールデンカムイ)の徹底解説・考察まとめ

江渡貝弥作(えどがいやさく)とは、野田サトルによる漫画作品『ゴールデンカムイ』の登場人物で、北海道・夕張で剥製工房を営んでいる青年である。剥製職人としての腕は良いが、人間の死体の皮で革細工を作るという歪んだ趣味を持っている。自分の実の母親を剥製にして所有。母親の偏った教育の下で成長したが、母を慕うなどマザコン気質の持ち主である。鶴見の依頼により贋物の刺青人皮を作成したが、刺青を狙う尾形や杉本に狙われる。初めて自分を受け入れてくれた鶴見を慕っており、最期は鶴見の為に自らの命を犠牲にした。

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