リッチマン、プアウーマン（リチプア・RMPW）のネタバレ解説・考察まとめ
『リッチマン、プアウーマン』とは2012年にフジテレビ系列で放送された、若くして億万長者となった男性と、高学歴ながら内定がもらえない女性の恋愛模様を描いた恋愛ドラマである。若き社長日向徹と就活難民の夏井真琴が出会い立場が違いながらも会社のために奮闘していく中で互いに惹かれあっていく物語。お互いが素直になれなくてすれ違うが互いへの思いを伝えるために人間的にも成長していく。企業ものとしての要素も多く盛り込まれており恋愛とビジネスの両方の観点から楽しめる作品である。
日向「大丈夫だ、心配するな。打つ手なんていくらでもある。しかも嘘じゃない。僕をなんだと思ってる」
窮地に立たされながらもあっけらかんと話す日向（左）と真琴（右）
第7話でネクストイノベーションが業務停止になり、社員たちは休暇をとらされ海に行った際にそこから帰ってきた真琴が日向のオフィスに貝殻のおみやげを渡しにきた。
日向を心配して真琴が「大丈夫ですか？」と聞くと日向が「何が？ハハハ。お前に心配されるようになったら僕も終わりだな」と言った。続けて「大丈夫だ、心配するな。打つ手なんていくらでもある。しかも嘘じゃない。僕をなんだと思ってる」と言う。窮地であるにも関わらず放った名言だ。
青山「新しいことをやろうとすれば、かならず失敗する。かならず非難される。でも、モノ作りはそこから始まるんだ」
青山（右）の映像を見て感銘を受ける日向（左）
第5話で有名なデザイナーとして成功した経歴がある現トマト農家の青山は、ボールペンを作る時に何度も壁にぶつかった。その経験から「新しいことをやろうとすれば、かならず失敗する。かならず非難される。でも、モノ作りはそこから始まるんだ」と日向に語った。今壁にぶつかり過ぎて成功している姿が見えなくてもそこを乗り越えて努力し続けた先に新しいものを生み出す力があるということ。
真琴と日向がNIを辞めた場面
NIのビルの前で新しく2人でスタートとして写真を撮った真琴（左）と日向（右）
朝比奈の裏切りによってNIを退社となった日向。真琴は朝比奈に告白され会社に残ってほしいと言われたが「すいません、でも気持ちは決まってますから。私、日向さんのことが好きです。お世話になりました」と日向についていく決意をしてNIを退社する。
そして日向を追いかけた真琴は「私、一緒に行きます！一時の感情です、でもいいんです。私がそうしたいと思ったから。例え間違ってても後悔はしません。全部断ってきました！研究所も、朝比奈さんも断ってやりました！！見られたくない？あなたのプライドなんて、んなもん、どうでもいいです！私は、日向徹に付いていきたい！」と熱い思いを日向に告げた。
そして日向も真琴の思いを受けて2人で新しくスタートしようと決意する。そしてNIの入っているビルの前で真琴は2人で記念撮影をしようと言い日向に「今日は記念すべき最初の日ですから。
今日は何かが終わる日じゃない。二度目のスタートの日です。だから、その記念の日に写真を撮りましょう！で、今度隣に写ってるのは、私なんです」と告げた。
日向「地球の裏側？それがなんだ。そんなものは僕がどうにかしてやる。18590km？関係ない。まるで隣にいるように、顔が見える、声が聞こえる、いま一緒に笑えるようにしてやる。それが僕の仕事だ」
空港で日向（左）が真琴（右）を引き留めて告白するシーン
最終回、ブラジル行きが決まり日向のことを想いながらも出発ゲート近くで待機していた真琴の元に日向が現れる。そして日向が「僕はお前のことが好きだ。だから僕のそばにいろ」という。
真琴は「でもブラジルに行かなきゃ」という。それに対して日向は「ブラジルにいけ」という。
真琴は「知ってますよね？ブラジルって地球の裏側ですよ。18590キロ離れているんですよ」と日向に告げる。
すると日向は「地球の裏側？それがなんだ。そんなものは僕がどうにかしてやる。18590km？関係ない。まるで隣にいるように、顔が見える、声が聞こえる、いま一緒に笑えるようにしてやる。それが僕の仕事だ」と真琴に言った。
『リッチマンプアウーマン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
日向徹のキャラクターのモデルはスティーブ・ジョブズ
高校中退という経歴ながら、ITビジネスで常に時代の最先端を切り開いてきたベンチャー企業・NEXT INNOVATIONの創設者であり、現社長である日向徹。
バイタリティにあふれ、おもしろいことや新しいことが大好き。プレゼンテーションの天才で、人を惹きつける能力に長けていますが、傍若無人な態度。このキャラクターは世界的に有名なビジネスマンがモデルとなっています。アップル社の創設者であり元CEO・会長のスティーブ・ジョブズです。
日向徹を演じた小栗旬もまた、日向のキャラクターを連想させる人物としてジョブズの名前を挙げています。一見、豪快で天真爛漫な天才肌の青年を思わせる日向ですが、実生活は独自のこだわりと美学に貫かれています。仕事面でも、その好き嫌いの激しい性格と徹底した実力主義は、ジョブズに通じるところがある。
朝比奈のキャラクターのモデルはビル・ゲイツ
NEXT INNOVATIONや日向を語る上で欠かせない存在である朝比奈。日向と共にNEXT INNOVATIONを立ち上げ、副社長として活躍する朝比奈ですが、彼のキャラクターはスティーブ・ジョブズの永遠のライバルでもあると言える、マイクロソフト社の創設者・ビル・ゲイツだ。
日向とは対照的な温厚な性格、穏やかな笑顔に映える丸眼鏡と、朝比奈のキャラクターはビル・ゲイツを連想させる。
『リッチマンプアウーマン』の主題歌・挿入歌
主題歌：miwa「ヒカリへ」
主題歌「ヒカリヘ」（ソニー・ミュージックレコーズ）は、miwaによる楽曲である。miwaはドラマの台本を読んだ上で作詞作曲した書き下ろし作品である。また、この作品ではそれまでの彼女の曲にない4つ打ちのダンスエレクトロサウンドに挑戦した。編曲とプロデュースはNaoki-T。
製作にあたって増本プロデューサーは「前向きで疾走感のある楽曲でドラマを盛り上げたい」と考え依頼した。またmiwaが制作当時、就活中のヒロインと同じく現役の大学4年生であったことから「ヒロインの気持ちを我々よりも近いところで感じて、詩に投影してくださいました」と語っている。
同曲はシングルがオリコンチャート最高4位をはじめ、単独楽曲の配信においてもレコチョクでの4部門1位、着うた月間ランキングの2か月連続1位など、配信開始後長期間にわたって高い支持を集めてロングランヒットとなった。
挿入歌となった「Napa」「HiKARiE Remix 〜English version〜」（「ヒカリヘ」の英語詞版）も同じくmiwaによるもので、「ヒカリヘ」にカップリング曲として収録された。
スペシャル版では挿入歌としてmiwaの新曲「Delight」が制作、使用された。この曲もレコチョクの着うたランキング2013年4月2日付で1位を獲得している。
挿入歌：miwa「ヒカリへ(acoustic guitar version)」
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目次 - Contents
- 『リッチマン、プアウーマン』の概要
- 『リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク』
- 『リッチマン、プアウーマン』のあらすじ・ストーリー
- 最悪の出会い
- 惹かれあう二人
- 結末
- スペシャルドラマ リッチマン、プアウーマン in ニューヨーク
- 『リッチマン、プアウーマン』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 日向 徹（ひゅうが とおる／演：小栗旬）
- 夏井 真琴／澤木 千尋（なつい まこと／さわき ちひろ／演： 石原さとみ）
- 朝比奈 恒介（あさひな こうすけ／演：井浦新）
- 朝比奈 燿子（あさひな ようこ／演：相武紗季）
- NEXT INNOVATION
- 安岡 倫哉（やすおか みちや／演：浅利陽介）
- 小川 智史（おがわ さとし／演：中村靖日）
- 細木 理一（ほそき りいち／演：植木紀世彦）
- 宮前 朋華（みやまえ ともか／演：八木のぞみ）
- 立石 リサ（たていし リサ／演：舞川あいく）
- 吉田 一雄（よしだ かずお／演：鹿内大嗣）
- 山上 芳行（やまがみ よしゆき／演：佐野史郎）
- 東京大学
- 小野 遙香（おの はるか／演：野村麻純）
- 久賀 友紀（くが ともき／演：古川雄輝）
- 真琴の家族
- 夏井 歌子（なつい うたこ／演：鷲尾真知子）
- 夏井 真二郎（なつい しんじろう／演：螢雪次朗）
- 夏井 真一（なつい しんいち／演：夙川アトム）
- その他
- 乃木 湧太（のぎ ゆうた／演：丸山智己）
- 笛木 匡正（ふえき ただまさ／演：中原丈雄）
- ゲスト
- 複数話登場ゲスト
- 藤川 真沙子（ふじかわ まさこ／演：大地真央）
- 坂口 哲也（さかぐち てつや／演：中野裕太）
- 澤木 千尋（さわき ちひろ／演：萬田久子）
- 遠野 秋洋（とおの あきひろ／演：綾野剛）
- 伊藤 正敏（いとう まさとし／演：岩寺真志）
- 刑務官（演：ベンガル）
- 宇田川 昇（うだがわ のぼる／演：石坂浩二）
- 単発ゲスト
- 山脇 勝（やまわき まさる／演：小浜正寛）
- 田中 好人（たなか よしと／演：村上大樹）
- 青山 誠人（あおやま まこと／演：片岡鶴太郎）
- 酒井 貴宏（さかい たかひろ／演：菅田将暉）
- 警備員（演：不破万作）
- 松永 秀人（まつなが ひでと／演：山本栄治）
- 『リッチマン、プアウーマン』の用語
- デスメール
- パーソナルファイル
- 『リッチマンプアウーマン』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 日向「常識？ああ、凡人が仲良く生きるためのルールのことか」
- 日向「大丈夫だ、心配するな。打つ手なんていくらでもある。しかも嘘じゃない。僕をなんだと思ってる」
- 青山「新しいことをやろうとすれば、かならず失敗する。かならず非難される。でも、モノ作りはそこから始まるんだ」
- 真琴と日向がNIを辞めた場面
- 日向「地球の裏側？それがなんだ。そんなものは僕がどうにかしてやる。18590km？関係ない。まるで隣にいるように、顔が見える、声が聞こえる、いま一緒に笑えるようにしてやる。それが僕の仕事だ」
- 『リッチマンプアウーマン』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 日向徹のキャラクターのモデルはスティーブ・ジョブズ
- 朝比奈のキャラクターのモデルはビル・ゲイツ
- 『リッチマンプアウーマン』の主題歌・挿入歌
- 主題歌：miwa「ヒカリへ」
- 挿入歌：miwa「ヒカリへ(acoustic guitar version)」
- 挿入歌：miwa「ヒカリへ(piano version)」
- 挿入曲：林ゆうき「Late Night」
- 挿入曲：林ゆうき「up」
- 挿入曲：林ゆうき「next innovation」
- 挿入曲：林ゆうき「Freezeenjoy」
- 挿入曲：林ゆうき「elastic」
- 挿入曲：林ゆうき「pinch」
- 挿入曲：林ゆうき「daily life」
- 挿入曲：林ゆうき「trauma」
- 挿入曲：林ゆうき「waver」
- 挿入曲：林ゆうき「rich-man」
- 挿入曲：林ゆうき「program」
- 挿入曲：林ゆうき「Rock4you」
- 挿入曲：林ゆうき「T-D-W-P」
- 挿入曲：林ゆうき「poor-woman」
- 挿入曲：林ゆうき「business」
- 挿入曲：林ゆうき「bamboo grove」
- 挿入曲：林ゆうき「momoiro!」
- 挿入曲：林ゆうき「poor-woman(PfMix)」
- 挿入曲：林ゆうき「accident」
- 挿入曲：林ゆうき「workaholic」
- 挿入曲：林ゆうき「poor-woman(FlowMix)」
- 『リッチマンプアウーマン』のオリジナルサウンドトラック