Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-（FGOバビロニア）のネタバレ解説・考察まとめ

CV：島崎信長

本作の主人公で、原作『Fate/Grand Order』の男主人公に相当するキャラクター。
人理継続保障機関「フィニス・カルデア」のマスター候補生のひとりだが、ただの数合わせとして呼ばれた、魔術を少しかじった程度の素人。しかし、カルデアに突如として起きた爆発事故の中を生き延び、唯一生き残ったレイシフト適性を持ったマスターとして、特異点修復の旅路を歩んでいる。

前向きで若干能天気な性格だが、思ったことははっきり言う思い切りの良さも持ち合わせた性格をしている。そして、サーヴァントやその他の敵との戦いなどの恐怖の前には人並みに怯えたり足がすくむが、決して希望を忘れないポジティブな精神にして覚悟も持っている。

マシュ・キリエライト

CV：高橋李依

本作及び原作『Fate/Grand Order』のヒロイン。
元はカルデアで働くただのスタッフの少女だったが、カルデアの爆発事故で瀕死の重傷を負ってしまう。そんな中、カルデアの英霊召喚システム「フェイト」で最初に召喚された英霊の力によって、人間でありながら英霊の力を持った「擬似英霊（デミ・サーヴァント）」として復活を果たし、その後は藤丸と共に特異点修復の旅路を歩んでいる。

礼儀正しく真面目で温和な性格で、読書を趣味としているため知識は豊富。他人を思いやり、気遣う心を持つ優しい少女でもある。
そして、藤丸を「先輩」と呼んで思慕しており、彼の役に立ちたい一心のあまり極めて稀にだが勢い余って突っ走ることもある。

人理継続保障機関「フィニス・カルデア」

藤丸とマシュが所属する組織で、魔術王ソロモンによって奪われた人類史を奪還するために日々活動し続けている。

ロマニ・アーキマン

CV：鈴村健一

カルデアの医療部門のトップを務める青年医師。周囲からは呼びにくい名前のためか「Dr.ロマン」という通称をつけられている。
爆発事故以後、急遽暫定的な形でとなるがカルデアの最高責任者に選ばれ、藤丸とマシュたちの旅をカルデアからサポートし続ける。

賑やかな人物でノリが良く軟派な優男だが、普段は打たれ弱くヘタレ気味で、場合によっては容赦なく「軟弱」と切り捨てられることも。また、実は結構なレベルのアイドルオタクという一面もあり、ヴァーチャルアイドル「マギ☆マリ」のファンである。

レオナルド・ダ・ヴィンチ

CV：坂本真綾

魔術師の英霊で、カルデアにてフェイトが最初に召喚した3体の英霊のうち1体。自称「ダ・ヴィンチちゃん」。
かつて欧州を拠点にして多くの分野で業績を残した、人類史上最大の天才と名高い人物であり、生前は男性だったが自身の傑作である絵画「モナ・リザ」の美しさに心酔するあまり、その容姿を再現してサーヴァントとして現界した。

カルデア技術局の特別名誉顧問を務めており、フェイトを始めとするカルデアの施設の魔術機材の調整を一手に引き受けている。そして、カルデア内部に工房を与えられており、普段はそこで様々なアイテムの開発や研究に没頭しており、藤丸たちにもそのアイテムの提供はもちろん、レイシフトにおいては技術的なバックアップを担当している。

フォウ

CV：川澄綾子

マシュと共に藤丸が出会った、白い毛並みが愛らしい謎の小動物。
普段はカルデアの中を自由に散歩しているが、藤丸がやってくる前は滅多に人前に現れなかった。理由は不明だがマシュに懐いており、いつも彼女のそばにいる。ちなみに「フォウ」という名前はマシュが付けたもので、理由はおそらく「フォウフォウ」という鳴き声に関係していると思われる。

その正体はマーリンの使い魔であるキャスパリーグで、原作『Fate/Grand Order』では4番目の人類悪で、「比較」の理を司る災厄の存在であることが明かされている。本作及び原作の開発元であるTYPE-MOONシリーズでいう『真月譚月姫』の世界では「プライミッツ・マーダー（霊長の殺人者）」の異名を持ち、人間同士の競争と成長、そして妬みや悔しさを糧として成長する災厄の獣である。
フォウ本人はその災厄の獣として生きることは望まず、人間のいない桃源郷の世界にある「アヴァロンの塔」でひっそりと暮らしていた。しかし、「美しいものに触れてきなさい」とマーリンによって塔から追い出されて、最終的にカルデアに流れ着いてしまう（ちなみにこれが原因でマーリンに対して恨みに近い感情を抱いている）。
その後、本来なら世界に放たれた時点で魔獣として成長するはずが藤丸とマシュの善性に触れ続けることで、世界に満ちた魔力を吸収し蓄えつつも人類悪として覚醒することなく、無害な謎の小動物として在り続けている。

バビロニアの住人と英霊たち

藤丸たちが降り立った第七の特異点であるメソポタミアの世界に住む者たち。賢王ギルガメッシュと、彼が召喚したマーリンや牛若丸らサーヴァントを中心に抵抗勢力を築き、三女神同盟への抗戦を続けている。

ギルガメッシュ

CV：関智一

不老不死の旅より帰還した古代メソポタミア・ウルクを統治する賢王で、Fateシリーズに登場する英雄王ギルガメッシュが、弓兵から魔術師にクラスを変えて現界したもの。伝説において「すべてをみたひと」として語られている。
弓兵のクラスのギルガメッシュと同じく傲岸不遜かつ冷酷な態度と言動を主とするが、人情に厚い一面も持っており、厳しさこそ崩さないが王として民を導く姿勢を貫くため、民からも慕われている。

ウルクの地に三女神同盟が現れたことに対し、戦に出る英雄王として自らが前に出て戦えば国を守る者がいなくなって滅びてしまうと判断し、自ら国に残り、栄えさせながら守っていくことを選んだ。そして、英霊召喚の術式を知り、それを元にサーヴァントたちを召喚して戦力として従え、ウルクの王城から彼らに指揮を出して三女神同盟に対抗している。

マーリン

CV：櫻井孝宏

ギルガメッシュが英霊召喚によって呼び出した魔術師の英霊。白い髪と白いローブが特徴的な美青年で、彼が歩くたびに花がどこからともなく現れては散っていくことから、「花の魔術師」とも呼ばれている。
常に穏やかな笑顔を浮かべており、人間の営みと日々を愛でる好青年だが、その本性は機械的かつ客観的で、人間の幸福を守る為にはどんな手段を選ぶことも厭わない。

その正体はアーサー王伝説に登場するブリテンの宮廷魔術師であり、ブリテンの騎士王であるアルトリア（『Fate/stay night』のセイバー）ことアーサー王を生み出して導いた存在で、人間と夢魔の間に生まれた混血児でもある。魔術師としての能力は最高峰と言っても過言ではないレベルで、世界そのものを見通すことができる「千里眼」の能力を持つ。

アナ