【Fateシリーズ】冬木市の聖杯戦争の歴史まとめ!『Fate/stay night』『Unlimited Blade Works』『Heaven's Feel』で分岐

『Fate/stay night』や『Fate/Zero』の舞台となる冬木市では、第五次まで聖杯戦争が行われた。詳細が描かれたのは第四次と第五次のみだが、聖杯戦争の歴史が語られる中で第一次や第二次、第三次での様子も明らかになっている。ここでは冬木市の聖杯戦争がどのように行われてきたのか、その歴史をまとめた。

聖杯戦争とは

TVアニメ「Fate/stay night」PV第3弾

△TVアニメ「Fate/stay night」PV第3弾

「聖杯戦争」とは、あらゆる願いを叶えてくれるという願望機「聖杯」をめぐる争いであり、聖杯に選ばれた7人の魔術師(マスター)とそのサーヴァントが命をかけて戦う。

戦いには一定のルールが設けられており、最後まで勝ち残った1組のみが聖杯を手にし、願望を叶えることができる。

勝利するためにはマスターもしくはそのサーヴァントを倒す、あるいはマスターの令呪を無効化し、強制的にマスターとしての資格を失わせることが必要。

第一次聖杯戦争

元は「聖杯を完成させるという儀式を成功させるだけのもの」であったため、初回にはまともなルールは規定されていなかった。しかし参加者たちが、完成した聖杯の権利を独占しようと殺し合いを始めてしまう。さらには令呪のシステムすら存在していなかったこともあり、サーヴァントが制御不能になるなど大規模な混乱が生じ、儀式は失敗に終わってしまった。

大聖杯の起動には、リズライヒ・ユスティーツァ・フォン・アインツベルン、マキリ臓硯、遠坂永人、キシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグが立ち会い、ユスティーツァが大聖杯の核となる。

アインツベルン、遠坂、間桐(マキリ)は、聖杯戦争の成り立ちから関わっている御三家。
それぞれの提供や成した役割は、以下のとおりである。

・アインツベルン:聖杯が宿る器(小聖杯、大聖杯)、英霊召喚の基盤には第三法の一部
・遠坂:土地(教会の管理下ではない霊地)、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステム
・マキリ(間桐):サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、令呪を考案し編み出す(第二次から)

また、御三家のマスターはいくつかの特権を有する。

第二次聖杯戦争

出典: www.amazon.co.jp

聖杯降臨地は遠坂邸で、Fate/Zero BD-BOXの特典映像である「お願い!アインツベルン相談室」によれば、勝者が決することなく全滅したとのこと。

令呪などの細かいルールが設定され、「聖杯戦争」というシステムが機能し始めるが、大まかなルールしか決められていなかったため結局は無用な殺し合いが起きてしまい、儀式は失敗に終わる。

本来は御三家だけで行われる予定であったが、聖杯の起動式を知ることだけを報酬に外来のマスターが招かれた。
御三家が決裂していることを知った外来のマスターたちは、それをチャンスと見て聖杯獲得を狙ったのである。

第三次聖杯戦争

第三次聖杯戦争では第二次よりもさらに細かくルールが設けられた。

聖杯戦争を公正に監督させるため、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するように仕向けた。そして聖杯戦争で初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、言峰璃正(ことみね りせい)を監督役として置くこととなったのだ。

開催時期が第二次世界大戦の直前であったため、帝国陸軍やナチスなどの介入があり、帝都で戦いが繰り広げられることとなり、ユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生。

また、「聖杯の器」が途中で破壊されたことで、今回の聖杯戦争は無効となって終った。
その反省を活かし、ユーブスタクハイトは以後、「器」に自己管理能力を備えたヒトガタの包装を施す事にした。

アンリマユ

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アンリマユ

アインツベルンが召喚した非公式・八体目のサーヴァント。クラスはアヴェンジャー(復習者)。第三次聖杯戦争4日目に敗退するが、戦争終了後も大聖杯に留まり、聖杯と術式が密かに汚染される。
以降正式には英霊と呼べないモノまでサーヴァントとして召喚されるようになった。

エーデルフェルト姉妹

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エーデルフェルト姉妹

フィンランドに居を構える宝石魔術の大家。
第三次聖杯戦争にはエーデルフェルトの双子姉妹が参戦したが、妹が戦死してしまう。
姉はなんとか生還するもこの一件で同家は日本嫌いとなる。

エーデルフェルトはルネサンス期を発祥とする家系で、当主は代々双子であり「天秤」の二つ名で知られている。
世界中の争いに介入して美味しいところを掻っ攫い、秘法や魔術礼装を簒奪して成り上がって来た。このことから「地上で最も優美なハイエナ」ともいわれる。

魔術詠唱には英語を用いている。宝石魔術を得意とするが、厳密に言えば原典の宝石魔術とは異なり「魔力そのものの流動に宝石という媒体を使った、特殊なルーン魔術」。
その魔術の本質は「価値を誇ること」ではなく、「価値を流動させる事」にある。

第四次聖杯戦争(『Fate/Zero』)

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衛宮切嗣/セイバー(アルトリア・ペンドラゴン)

第三次聖杯戦争の反省から、アインツベルンはホムンクルスを「自己管理能力を備えた聖杯の器」としてホムンクルスを送り出した。聖杯の降臨地は住宅地の中にある冬木市民会館。
戦争の勝者は決まったが、その勝者が聖杯を破壊したため結局儀式は失敗に終わり、儀式終了時に冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。

第四次聖杯戦争終了後、臓硯(ぞうけん)が汚染された聖杯の欠片を回収し、後に加工して桜に埋め込んだ。
衛宮切嗣(えみや きりつぐ)は5回目の聖杯戦争を阻止しようと、大聖杯を破壊するために地道に仕掛けを施す。

この第四次聖杯戦争はほとんど魔力が使用されないまま終結したため、その魔力が持ち越され第五次聖杯戦争はわずか10年後に開始される事になる。

第五次聖杯戦争

セイバールート(『Fate/stay night』)

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Fate/stay night

第五次聖杯戦争には、史上最強のサーヴァントたちが集結した。また、マスターたちの平均年齢が最も若い戦争でもある。
聖杯の器はホムンクルスの心臓、または前回の聖杯の器の欠片を埋め込まれた人間であり、監督者は第四次聖杯戦争の参加者でもある言峰綺(ことみね きれい)だった。
ルートによって異なるが、どのルートを通っても最終的には大聖杯は破壊され、この戦いをもって聖杯戦争は幕を閉じることになる。

遠坂凛ルート(『Unlimited Blade Works』)

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