ウィザードリィ #5(Wizardry #5)のネタバレ解説・考察まとめ
『ウィザードリィ #5(Wizardry #5)』とは、1988年アメリカのサーテック社より発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は『災禍の中心(Heart of the Maelstrom)』。「ハック&スラッシュ」の元祖とも言える古典RPGシリーズ第5作。
世界を滅ぼす力を持つという「災禍」。これを制御できる力を持つ魔法使いゲートキーパーは、悪しき魔女ソーンに捕らえられた。冒険者たちは世界を救うためソーンを倒し、ゲートキーパーを救わねばならない。
『ウィザードリィ #5』の概要
『ウィザードリィ #5(Wizardry #5)』とは、1988年アメリカのサーテック社より発売された3Dダンジョン・ロールプレイングゲーム。副題は『災禍の中心(Heart of the Maelstrom)』。
開発担当はゲームのデザイナー兼プログラマーでもあるデイヴィット・W・ブラッドリー (David.W.Bradley) 。
日本語PC版への移植は1990年。1992年にはPCエンジン版(販売:ナグザット 開発:アクセス)。同年スーパーファミコン版も株式会社アスキー(現在は株式会社角川アスキー総合研究所)が販売。
2001年にプレイステーション1、2002年にWindows版の移植が行われており、『ウィザードリィ #4(Wizardry #4)』も同梱された『ニューエイジオブリルガミン』というタイトルで販売している。
これまでのオーソドックスな『ウィザードリィ』シリーズのスタイルを踏襲しながらも、前作まで20×20マスだったフロア枠を大幅に越えた広大な迷宮、NPC(ノンプレイヤーキャラクター)、鍵のかかったドアや隠しドア、新呪文、武器の射程、水泳といった新要素も加わっており、のちの日本産外伝シリーズに採用されたゲームシステムの大半は本作の影響を受けている。またファンタジーRPGベースの世界観としてゲーム自体の評価も高い。ただベルトコンベアやバッテリー等、ファンタジーらしからぬギミックも多数あり、続編以降より顕著となるSF要素は本作でもチラホラ見受けられる。
ブラザーフッド寺院の地下深くに封印されし、世界を滅ぼす力を持つという「災禍」。これを制御できる力を持つ魔法使いゲートキーパーは、新宇宙創造の野望を抱く悪しき魔女ソーンに捕らえられた。冒険者たちはソーンを倒し、ゲートキーパーを救わねばならない。というのが、大まかなストーリーである。
『ウィザードリィ #5』のあらすじ・ストーリー
かつて世界を救ったリルガミンの宝珠
今より数年前、この世界を襲った天変地異。その災いは冒険者たちによって持ち帰られた、偉大なる龍エル・ケブレスの力を秘めし「リルガミンの宝珠」により鎮められた。
(このエピソードは『ウィザードリィ #3(Wizardry #3)リルガミンの遺産』のストーリーである)
世界を破滅へ導く「災いの渦」
しかしそれから数年後。またもや様々な災いが国を襲い始めた。賢者たちは必死に原因を探る。
そして知った。災いの原因は自然界に存在する4つの力のバランスが壊され、そこに生じた「渦」が、この世界を飲み込もうとしているという事を。
囚われし魔術師ゲートキーパー
この危機を救う事のできる唯一の人物にして、力ある魔術師ゲートキーパー。だが彼は「渦」の中心に囚われてしまっていた。
ゲートキーパーの高弟にして、悪しき魔女ソーンが彼を罠にはめたのだ。
悪しき魔女ソーンの野望
ソーンは「災いの渦」を利用し、今ある世界を破壊し、己の意に沿う新たな宇宙を創造しようと目論んでいた。
誰かがソーンの野望を阻止しなければ、世界は破滅を迎えてしまうだろう。
災禍の中心
冒険者たちは賢者イェルダーブから、ブラザーフッド寺院の広大な地下迷宮を探索を依頼される。その奥深くには「災いの渦」が存在している。
地水火風4つの力の均衡を取り戻し、囚われしゲートキーパーを救い出した冒険者たちは、悪しき魔女ソーンを打ち倒す事に成功した。
ゲートキーパーの力により「災いの渦」は封印され、世界に平穏が戻るのだった。
『ウィザードリィ #5』のゲームシステム
リルガミンの街は『ウィザードリィ #2(Wizardry #2)ダイヤモンドの騎士』でも、『ウィザードリィ #3(Wizardry #3)リルガミンの遺産』でも冒険者の拠点として登場している。
本作は『ウィザードリィ #3(Wizardry #3)リルガミンの遺産』から数年後の話であり、冒険者たちはブラザーフッド寺院の地下にできた広大な迷宮に挑み、「災いの渦」の中心を目指す。
リルガミンの施設
ギルガメッシュの酒場(Gilgamesh's Tavern)
訓練場に登録したキャラクターの合流や解散ができる。性格が善と悪のキャラクターは同時に選択する事はできないため、混成パーティを組みたい場合は工夫が必要(「キャラクターについて・性格」の項目を参照)。
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目次 - Contents
- 『ウィザードリィ #5』の概要
- 『ウィザードリィ #5』のあらすじ・ストーリー
- かつて世界を救ったリルガミンの宝珠
- 世界を破滅へ導く「災いの渦」
- 囚われし魔術師ゲートキーパー
- 悪しき魔女ソーンの野望
- 災禍の中心
- 『ウィザードリィ #5』のゲームシステム
- リルガミンの施設
- ギルガメッシュの酒場(Gilgamesh's Tavern)
- 冒険者の宿(Adventurer's Inn)
- ボルタック商店(Boltac's Trading Post)
- カント寺院(Temple of Cant)
- 街外れ(Edge of Town)
- ゲームの流れ
- キャラクターについて
- 能力値
- 種族
- 性格
- 年齢
- AC(アーマークラス)
- キャラクターの職業
- 戦士(FIG)
- 魔法使い(MAG)
- 僧侶(PRI)
- 盗賊(THI)
- ビショップ(BIS)
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- 宝箱と罠
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- ステータスドレイン
- 灰になる、ロスト
- 全滅
- スペシャルパワー
- ヒーリング
- リドル(謎かけ)
- キャラクターの転送
- 隊列と射程
- 水泳と水泳レベル
- ロックドア(鍵のかかった扉)
- シークレットドア(隠し扉)
- NPC(ノンプレイヤーキャラクター)
- 魅了呪文「カツ」
- 召喚呪文「ソコルディ」「バモルディ」
- 『ウィザードリィ #5』の登場人物・キャラクター
- NPC(ノンプレイヤーキャラクター)
- グブリ・ゲドック
- アイロノーズ
- 笑うヤカン
- ルビーウォーロック
- スパークのアヒル
- マッドストンパー
- ロード・ハインマイティ
- ルーン
- ビッグマックス
- スナッチ
- イビルアイズ
- マイティヨグ
- トランプの王たち
- 敵モンスター
- ハークルビースト
- 風の王デジン
- 氷の王ロブナ
- 火の王カンジ
- 火の女王ザナ
- マンフレッティ
- クローン
- ソーン
- ララ・ムームー
- その他
- ゲートキーパー
- 『ウィザードリィ #5』のアイテム
- 武器
- ロングソード
- ロバーズソード
- ナイトソード
- マスターソード
- カシナートの剣
- シルバーアックス
- デスアックス
- ブラックブレード
- ロビンソード
- ファイアーソード
- ソウルスティーラー
- オーディンソード
- 達人の刀
- 村正
- ましらのワンド
- 稲妻の杖
- 水の杖
- 炎の杖
- 空気の杖
- 大地の杖
- シルバーハンマー
- ホーリーバッシャー
- 聖なるフレイル
- ファウストハルバード
- 盗賊の弓
- 魔法使いの弓
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- 森の精の弓
- 防具
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- 豪華な革鎧
- 銀の鎖帷子
- 達人の鎧
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- マスタープレート
- 護りの鎧
- 白銀の鎧
- 金色の鎧
- 堅い丸盾
- タワーシールド
- 魔封じの盾
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- 魔法の頭巾
- ミルダールの小手
- その他の品
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- バッテリー
- 青いロウソク
- ラム酒
- 金鋸
- 聖なるタリスマン
- リルガミンの宝珠
- 懐中時計
- アブリエルのハート
- 『ウィザードリィ #5』の用語
- 石の中にいる
- *おおっと*
- *さわってしまった!*
- Marks
- A.C.
- Swim
- Rip
- NPC
- 『ウィザードリィ #5』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- やり直しの基本、リセット技
- ロストしたキャラクターの復活方法
- 経験値を稼ぐ方法
- NPCとのアイテム交換(SFC版のみ)
- NPCと仲直りする方法
- 佐山アキラ(馳星周)の執筆した二次創作
- ゲートキーパー=ワードナ(二次創作設定)