ファイナルファンタジー(FF)の召喚獣まとめ
召喚獣とは、人気RPG『ファイナルファンタジー(FF)』シリーズに登場する異形の存在。作品によってはストーリーにも大きく影響を及ぼす。
召喚獣の姿は人型やモンスターなど多種多様であり、プレイヤーの心強い味方として戦ってくれたり、時には強敵としても登場し、ゲームを盛り上げてくれる。
『ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY、FF)』の概要
ファイナルファンタジー(FF)は、日本を代表するコンピュータRPGの1つである。
1987年に第1作目となる『ファイナルファンタジー』が発売されて以来、シリーズ作品が続々と発売されている。
ゲーム中に挿入される美しいCG、スタイリッシュなキャラクターや作品ごとに違う世界設定と難解なストーリー構成、作品ごとに変更される斬新なゲームシステムなど、従来のRPGからの差別化を図り、さらに『FF3』から登場した召喚獣システムにより独自の路線を確立した。
近年のシリーズでは、壮大で美麗なフル3DCGでFFのリアルな世界や登場人物が描写されており、世界中のファンを魅了している。
タイトルが『FINAL FANTASY』+ナンバーで構成されるタイトルを正式ナンバリングタイトルと呼び、それ以外のFFの名を冠したタイトル作品については外伝あるいは派生作品となる。
なお、各タイトルの略称は以下の通り。
・ナンバリングタイトル
『ファイナルファンタジー』~『ファイナルファンタジーXV』→『FF』~『FF15』
・ナンバリングタイトルの続編
『ファイナルファンタジーX-2』『ファイナルファンタジーXIII-2』『ファイナルファンタジーXIII LightningReturns』→『FF10-2』『FF13-2』『FF13LR』
『ファイナルファンタジーIV ジ・アフター -月の帰還- 』→『FF4TA』
『ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング』→『FF12RW』
・『FF7』の派生作品
『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII』→『BC FF7』
『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』→『DC FF7』
『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』→『CC FF7』
・『FF13』と同じ神話を共有する作品
『ファイナルファンタジー零式』→『FF零式』
・FFシリーズの外伝的作品で初のシミュレーションRPG。
『ファイナルファンタジータクティクス』『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』→『FFT』『FFTA』
『ファイナルファンタジータクティクス A2 封穴のグリモア』→『FFTA2』
・任天堂が発売したFFシリーズで従来のFFシリーズとは一線を画すアクションRPG。
『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル』→『FFCC』
・歴代のFFキャラクターを操作する、3Dの対戦アクションゲーム。
『ディシディア ファイナルファンタジー』→『DFF』
『ディシディア デュオデシム ファイナルファンタジー』→『DDFF』
召喚獣とは
召喚獣とは、FFシリーズに登場する、戦闘における切り札的存在である。
多くのFF作品の召喚獣は、異世界あるいは遠く離れた場所から召喚魔法によって呼び出され、プレイヤーに味方してくれる。
召喚獣は、呼び出されるとプレイヤーキャラクターに変わって、敵と戦ってくれる。
呼び出された召喚獣は、敵に対し固有の技を一度だけ使用して去っていく場合が多いが、『FF10』の召喚獣のように、プレイヤーキャラクターとして戦闘中に操作できるものもある。
召喚獣の固有の技とは、それぞれの召喚獣が持つ魔法や特技のことで、敵にダメージを与える高火力の攻撃技、味方の体力などを回復させる回復技、プレイヤーの能力を向上させる支援技などがある。
召喚獣を召喚するためには、まず召喚獣を獲得・あるいは召喚獣と契約をしなければならない。
そのためには、召喚獣と戦って勝利するなどの一定の条件を満たすことが必要となる。
ただし、『FF13』のように最初からそれぞれのキャラに専用の召喚獣が割り振られている場合もある。
獲得した召喚獣は作品ごとにいろいろなアイテムに封印されていることが多い。
『FF6』では魔石、『FF7』ではマテリア、『DFF』『DDFF』では召喚石。
封印された召喚獣は、一部の例外を除いてほとんどの場合、召喚魔法を使用して召喚することができる。
作品によっては召喚魔法を使用するには召喚士や魔界幻士、幻術師等といった特定の職業(ジョブ)になる必要がある。
召喚獣には、「シルフ」「バハムート」などの精霊やモンスターなどの姿をしたものが多いが、「ギルガメッシュ」など、かつてFFシリーズ中に敵として登場したものもいる。
また、「ラムウ」など人の姿をし、ストーリー中に会話をするものなどもいる。
召喚獣は『FF3』で初登場したが、実は「召喚獣」と作中で呼ばれるようになったのは『FF5』からである。
召喚獣はシリーズによって呼称が変わる場合があり、初登場の『FF3』では精霊、あるいはモンスター、『FF4』と『FF6』では幻獣、『FF8』ではガーディアンフォース(G.F.)、『FF零式』では軍神となっている。
召喚獣の姿や名称は、世界中の神話や伝説上の生物、登場人物をモデルにしていることが多い。
FFシリーズに登場する召喚獣は、外伝や派生作品に登場するもの、敵として登場するもの、プレイヤーが操作不可能なものも含めると130体以上となる。
ここでは、プレイヤーが召喚可能なものを召喚獣として紹介する。
FFシリーズの召喚獣一覧
ア行
アーク(Ark)
『FF9』のヒロイン・ガーネットが召喚する、飛空艇に似た召喚獣。
敵全体に闇属性のダメージを与える「暗黒の運命」を使用する。
召喚すると戦艦型のアークが宇宙から登場し、地上へ突入すると人型へと変形して攻撃するという派手な演出が見られる。
ムービーによる召喚時の演出時間は2分弱とシリーズ中でも最長クラス。
この長時間の演出にプレイヤーはイライラさせられ、1度見たら2度目以降の演出はカットするというプレイヤーも多かった。
登場作品:『FF9』
アスラ(Asura)
3つの顔と6本の腕を持つ女性型の召喚獣。
3つの顔をランダムで使い、怒りの顔になった時は防御アップ魔法の「プロテス」、慈愛の顔の時は回復魔法「ケアルダ」、笑顔の時は蘇生魔法「レイズ」を味方全員にかける。
『FF4』では他の幻獣たちと共に幻界に住み、普段は人間の姿をしている。
幻界の王リヴァイアサンの妻である。
元ネタは仏教の守護神である阿修羅。
登場作品:『FF9』『DFF』
アトモス(Atmos)
召喚獣としては『FF9』が初登場で、同作のヒロイン・ガーネットが召喚する、巨大な口を持った召喚獣。
その大きな口で相手を吸い込むことができ、その後は吐き出す。
固有技は「重力物体199」という技で、敵の最大ヒットポイント(HP)に応じて一定のダメージを与える。
『FF5』では敵のボスキャラクターとして登場している。
登場作品:『FF9』『FF11』『FF12RW』『DFF』
アドラメレク(Adramelech)
『FF12』で初登場する山羊の頭を持つ竜の姿をした魔人型の召喚獣。
「憤怒の霊帝アドラメレク」と呼称される。
雷属性の魔法「サンガー」や「閃光咆」という技を持つ。
召喚時の固有技は「裁きの雷」であり、これは他のFFシリーズではラムウの固有技である。
登場作品:『FF12』『FFTA』
アニマ(Anima)
『FF10』に登場する、鎖で縛られたおぞましい姿の召喚獣。
固有技は単体にダメージ+即死技「ペイン」、必殺技であるオーバードライブ技は、全体に無属性ダメージを与える「カオティック・D」である。
「ペイン」を発する度に血が噴き出すという恐ろしさはプレイヤーのトラウマになりそうなほど。
隠し召喚獣であり、その強さもエース級。
元は『FF10』の敵ボスであるシーモアの召喚獣であり、ストーリー中にはシーモアに召喚された状態のアニマと戦うこともあった。
登場作品:『FF10』
アルテマ(Ultima)
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目次 - Contents
- 『ファイナルファンタジー(FINAL FANTASY、FF)』の概要
- 召喚獣とは
- FFシリーズの召喚獣一覧
- ア行
- アーク(Ark)
- アスラ(Asura)
- アトモス(Atmos)
- アドラメレク(Adramelech)
- アニマ(Anima)
- アルテマ(Ultima)
- アルテマウェポン(Ultima Weapon)
- アルラウネ(Alraune)
- アレクサンダー(Alexander)
- イクシオン(Ixion)
- イフリート(Ifrit)
- ヴァリガルマンダ(Valigarmanda)
- ヴァルファーレ(Valfor)
- エクスデス(Exdeath)
- エッグマン(Eggman)
- エデン(Eden)
- オーディン(Odin)
- カ行
- カオス(Chaos)
- カーバンクル(Carbuncle)
- カトブレパス(Catobleps)
- カルコブリーナ(Calcobrina)
- キュクレイン(Cuchulainn)
- キリン(Kirin)
- ギルガメッシュ(Gilgamesh)
- クーシー(Cu Sith)
- クジャタ(Kuyutha)
- グラシャラボラス(Glasya Labolas)
- クリュプス(Clops)
- ケツァクウァトル(Quetzalcoatl)
- ケッツクアトル(Quetzalcoatl)
- ケーツハリー(Quetzalli)
- ケット・シー(Cait Sith)
- ケルベロス(Kerberos)
- ゴーレム(Golem)
- コカトリス(Cockatrice)
- 黒龍(Black Dragon)
- コチョコボ(Child Chocobo)
- ゴブリン(Goblin)
- コモーグリ(Child Moogle)
- ゴルベーザ四天王(The big four of Golbez)
- サ行
- サジタリウス(Sagittarius)
- サボテンダー(Sabotender, Cactuar)
- サラマンダー(Salamander)
- ザルエラ(Zalera)
- シヴァ(Shiva)
- ジハード(Jihad)
- シュミハザ(Shemhaza)
- シルドラ(Syldra)
- シルフ(Sylph)
- セイレーン(Seiren)
- セラフィム(Seraphim)
- ゼロムス(Zeromus)
- ゾディアーク(Zodiark)
- ゾーナ・シーカー(Zone Seeker)
- タ行
- タイタン(Titan)
- ダーリンシヴァ(Darling Shiva)
- チョコボ(Chocobo)
- チョコボ&モーグリ(Chocobo & Moogle)
- ディアボロス(Diabolos)
- テュポーン(Typhon)
- ドラゴン(Dragon)
- トンベリ(Tonberry)
- ナ行
- ナイツオブラウンド
- ノーム
- ハ行
- ハーデス(Hades)
- ハシュマリム(Hashmal)
- バハムート(Bahamut)
- バブイルの巨人(Giant of Babil)
- パンデモニウム(Pandemonium)
- ビスマルク(Bismarck)
- ファムフリート(Famfrit)
- ファントム(Phantom)
- フェニックス(Phoenix)
- フェアリー(Fairy)
- フェンリル(Fenrir)
- ブリュンヒルデ(Brunhild)
- ブラザーズ(Brothers)
- ベイビーシヴァ(Baby Shiva)
- ヘカトンケイル(Hecatoncheir)
- ベリアス(Belias)
- ポーチカ(Pochika)
- ボム(Bomb)
- マ行
- マインドF(MindF)
- マジックポット(Magic Pot)
- マティウス(Mateus)
- マディン(Madin)
- マディーン(Madeen)
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- モーグリ(Moogle)
- ヤ行
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- ラ行
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- ライデン(Raiden)
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- ラミィ(Lammy)
- ラムウ(Ramuh)
- ランドウォーム(Landworm)
- リヴァイアサン(Leviathan)
- リッチ(Lich)
- レモラ(Remora)
- ワ行
- ワイバーン(Wyvern)
- 裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- オーディンが斬鉄剣を使う理由
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