Fate/stay night(フェイト ステイナイト)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『Fate/stay night』は2004年に有限会社ノーツから発売された伝奇活劇ビジュアルノベルゲーム、およびそれを原作とするアニメ・漫画作品。持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」を巡って7人の魔術師とサーヴァント(使い魔)が戦う聖杯戦争を描いている。
聖杯戦争を戦うマスターやサーヴァントはそれぞれに強い信念や誇りを持っている。彼らの信念や誇りが垣間見える名言や名シーンは、多くのファンの胸を熱くさせる。

セイバー「――甘い!先ほどのデザート、白玉あんみつチョコ饅頭なみに甘い!そのような考えだからこそ、キャスターなどというド外道に誑かされたあげく、アーチャーのような性根の捻れ曲がった野郎に罵倒されるのです!」

キャスターによって攫われてしまった士郎は、それを反省する。セイバーとのやり取りを妄想する中で、セイバーが「――甘い!先ほどのデザート、白玉あんみつチョコ饅頭なみに甘い!そのような考えだからこそ、キャスターなどというド外道に誑かされたあげく、アーチャーのような性根の捻れ曲がった野郎に罵倒されるのです!」という。士郎の妄想なのでセイバー本人が言ったセリフではないのだが、多くのプレイヤーにインパクトを残した。

衛宮士郎「いや――来い、セイバァァァアアア!!!!!」

士郎たちの学校が生気を吸い取る結界に覆われると、怪物も出現し始めた。自分たちだけでは心もとないと判断した士郎は「自分がサーヴァントを呼ぼうか」と言う凛を制して「いや――来い、セイバァァァアアア!!!!!」と叫んでセイバーを呼んだ。このセリフには残る令呪の画数が少ない凛を気遣う士郎の優しさが含まれている。

衛宮士郎「だから制服を脱げ。上着だけじゃなくてシャツもだ」

凛と同盟関係を結んだ士郎は、彼女から柳洞寺に住む柳洞一成がマスターとして怪しいと言われ、自分で確かめてみることにする。マスターであれば体のどこかに令呪があるはずである。そこで士郎は一成に「だから制服を脱げ。上着だけじゃなくてシャツもだ」と迫って令呪の有無の確認を行った。士郎からしてみれば、親友の疑いを晴らすための切羽詰まった行動であったが、一成の反応もあって本作屈指のギャグシーンとなっている。

遠坂凛「――言ってない。頭にくるぐらい聞いてない」

キャスターのマスターを探す過程で教師の葛木が怪しいと睨んだ士郎と凛の2人は、葛木に軽い攻撃をしてみる。するとキャスターが現れてその攻撃を防いだ。2人はキャスター陣営と戦い、一時は不利をとるものの、士郎が投影魔術を使ったことで形成の逆転に成功する。戦闘が終わった後、凛は思わず士郎に投影魔術のことを問い詰めた。投影魔術は「強化」「変化」の最上位に位置する魔術系統であり、士郎はそれを非常に高いレベルでこなして見せたからだ。「言ってなかったっけ」という士郎に対して凛は「――言ってない。頭にくるぐらい聞いてない」と不機嫌そうに返した。凛の魔術師としてのプライドが見て取れる。

衛宮士郎「それは単に失敗しただけだろ。遠坂は間違えてなんかない。間違えていないなら、失敗しても胸を張れると思う」

自分のサーヴァントであるアーチャーが、キャスターの側へつくという裏切りに遭った凛は落ち込んでいた。士郎は「それは単に失敗しただけだろ。遠坂は間違えてなんかない。間違えていないなら、失敗しても胸を張れると思う」と励ます。「失敗」と「間違い」は違うものだと教えてくれる名言である。

アーチャー「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」

アーチャーはかつて切嗣が語った理想に憧れ、正義の味方を目指した。しかしその果てにたどり着いたのは絶望であった。アーチャーはかつての自分である士郎に対して「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」とその行為を偽善だと責め立てる。彼の後悔は薄々そのことを理解していた士郎の胸に突き刺さった。

衛宮士郎「いくぞ英雄王─武器の貯蔵は充分か」

「Unlimited Blade Works」の最終盤で、士郎はギルガメッシュと対峙する。すべての英雄が持つ宝具の原典を所持するギルガメッシュに対して、士郎は固有結界「無限の剣製」を発動させる。世界最強の存在に士郎は「いくぞ英雄王─武器の貯蔵は充分か」と言って反撃の狼煙を上げた。

アーチャー「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから」

「Unlimited Blade Works」では、かつての自分である士郎をアーチャーは殺そうとする。しかし「養父から受け継ぎ、胸に抱いたそのユメだけは間違いではない」と信じる士郎に負けて、自分が忘れていたことを思い出した。終盤、消えかけるアーチャーに凛は再契約を望むが、アーチャーは断って「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから」と昔の彼を思わせる穏やかな笑みを見せた。

衛宮士郎「俺が桜を守るよ。 俺は桜の為だけの正義の味方になる」

士郎は「Fate」「Unlimited Blade Works」の2つのルートで正義に味方になろうとしてきた。しかし「Heaven's Feel」では自分の信念を曲げ、桜だけを守ることを決意する。その決意が「俺が桜を守るよ。 俺は桜の為だけの正義の味方になる」という言葉に表れている。

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