Fate/stay night(フェイト ステイナイト)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『Fate/stay night』は2004年に有限会社ノーツから発売された伝奇活劇ビジュアルノベルゲーム、およびそれを原作とするアニメ・漫画作品。持ち主のあらゆる願いを叶える「聖杯」を巡って7人の魔術師とサーヴァント(使い魔)が戦う聖杯戦争を描いている。
聖杯戦争を戦うマスターやサーヴァントはそれぞれに強い信念や誇りを持っている。彼らの信念や誇りが垣間見える名言や名シーンは、多くのファンの胸を熱くさせる。
衛宮士郎「――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている」
”Fate”にて、士郎は聖杯戦争の監督役の言峰によって勝者と認められ、聖杯の使用を促される。聖杯に願えば、士郎のすべてを奪った10年前の大火災もなかったことにできるだろう。しかし士郎はそれを拒否して「起きたことはやり直せないし、そんなことはしてはならない」「――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている」と語る。言峰はその言葉に失望するが、同じくやり直しを求めていたセイバーの心を動かした。
セイバー「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」
セイバーは「自身の選定のやり直し」を求めて第五次聖杯戦争に臨んでいる。しかし士郎と絆を深めたセイバーは、過去を変えるという願いは間違いだと士郎に教えられる。セイバーは聖杯を使うことを求める言峰に対して「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」と返して過去への執着を振り切った。
セイバー「やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね」
セイバーの鞘、全て遠き理想郷(アヴァロン)は失われて彼女の手元になかった。実はそれは、コーンウォールから発掘された後、切嗣の手から士郎へと受け渡されていた。士郎の体内に自分の鞘があることに気づいたセイバーは「やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね」と言って彼を抱きしめる。
衛宮士郎「間違いなんかじゃない。何度だって言うぞ、セイバーが好きで、このまま離す事なんて出来ない」
決戦前夜、士郎はセイバーと心を通わせた。その際に放ったセリフが、「間違いなんかじゃない。何度だって言うぞ、セイバーが好きで、このまま離す事なんて出来ない」である。「嫌なら言ってくれ。俺とはマスターとサーヴァントの関係に過ぎないと断言して、否定してくれていい」と迫る士郎に、セイバーは「剣と鞘は共に在ればその力を取り戻しやすい」と言って彼の気持ちに応えた。2人の気持ちが通じ合った感動的なセリフ。
遠坂凛「士郎。やるからには死んでも勝ちなさい。わたしが起きた時、アンタがくたばってたら許さないから」
”Fate”にて、衛宮邸にいた凛は聖杯の器であるイリヤスフィールを言峰に奪われて怪我を負ってしまう。外から帰ってきた士郎とセイバーに上場を説明し、「士郎。やるからには死んでも勝ちなさい。わたしが起きた時、アンタがくたばってたら許さないから」と発破をかけて決戦に赴く彼らを見送った。不器用な凛の優しさが見て取れるセリフ。
セイバー「シロウ――貴方を、愛している」
”Fate”にて、すべてに決着がついた後、士郎とセイバーは最後の時を過ごしていた。消える直前、セイバーは「最後に、一つだけ伝えないと」と言ってから「シロウ――貴方を、愛している」と続けた。セイバーはサーヴァントであるがゆえに、現界し続けることはできない。2人の結末は「別れ」だった。
遠坂凛「そうよ。だからこれは私の失点。貴方よりわたしの方が強いから生じた油断かな。ま、言うなれば心の贅肉ね」
”Unlimited Blade Works”にて、バーサーカーとの戦いで傷を負った士郎を、凛は彼の家まで運んだ。この時点ではまだ正式に同盟を結んでおらず、2人は敵同士だった。その点を士郎が指摘すると凛は「そうよ。だからこれは私の失点。貴方よりわたしの方が強いから生じた油断かな。ま、言うなれば心の贅肉ね」と独特な言い回しをする。それを聞いた士郎は思わず「つまり遠坂が太ってるってことか?」と聞いてしまい、逆鱗に触れることになる。
ライダー「…そう。私のマスターと違って勇敢なのですね、貴方は」
”Unlimited Blade Works”にて、ライダーは女の子を囮にして凛の命を狙った。しかし士郎に防がれて、士郎と1対1の状況になる。士郎はサーヴァントのライダー相手でもセイバーを呼び出さずに果敢に戦う姿勢を見せた。それに対してライダーは「…そう。私のマスターと違って勇敢なのですね、貴方は」と発言しており、自身のマスターとなっている間桐慎二に対する不満があらわとなっている。
アーチャー「理想を抱いて溺死しろ」
柳洞寺にて、理想ばかり語る士郎にイラついたアーチャーは「理想を抱いて溺死しろ」と言って彼の背中を斬りつける。かつて自らが選んだ理想の途轍もない「重さ」を知っているからこそ、士郎の言葉に腹が立ったのだ。
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目次 - Contents
- 『Fate/stay night』の概要
- 『Fate/stay night』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 衛宮切嗣「誰かを助けるという事は、誰かを助けないという事。正義の味方っていうのは、とんでもないエゴイストなんだ」
- セイバー「問おう。貴方が私のマスターか」
- セイバー「これより我が剣は貴方と共にあり、貴方の運命は私と共にある。――ここに、契約は完了した」
- セイバー「戦闘は私の領分なのですから、シロウは自分の役割に徹してください」
- セイバー「私はただ、やり直しがしたいだけなのかもしれません」
- アーチャー「ああ。時間を稼ぐのはいいが─別に、アレを倒してしまっても構わんのだろう?」
- セイバー「それでは、展開によっては体がぶつかってしまうというか――」
- セイバーの入浴中に風呂場に入ってしまう士郎
- 衛宮士郎「――その道が。今までの自分が、間違ってなかったって信じている」
- セイバー「判らぬか、下郎。そのような物より、私はシロウが欲しいと言ったのだ」
- セイバー「やっと気づいた。シロウは、私の鞘だったのですね」
- 衛宮士郎「間違いなんかじゃない。何度だって言うぞ、セイバーが好きで、このまま離す事なんて出来ない」
- 遠坂凛「士郎。やるからには死んでも勝ちなさい。わたしが起きた時、アンタがくたばってたら許さないから」
- セイバー「シロウ――貴方を、愛している」
- 遠坂凛「そうよ。だからこれは私の失点。貴方よりわたしの方が強いから生じた油断かな。ま、言うなれば心の贅肉ね」
- ライダー「…そう。私のマスターと違って勇敢なのですね、貴方は」
- アーチャー「理想を抱いて溺死しろ」
- セイバー「――甘い!先ほどのデザート、白玉あんみつチョコ饅頭なみに甘い!そのような考えだからこそ、キャスターなどというド外道に誑かされたあげく、アーチャーのような性根の捻れ曲がった野郎に罵倒されるのです!」
- 衛宮士郎「いや――来い、セイバァァァアアア!!!!!」
- 衛宮士郎「だから制服を脱げ。上着だけじゃなくてシャツもだ」
- 遠坂凛「――言ってない。頭にくるぐらい聞いてない」
- 衛宮士郎「それは単に失敗しただけだろ。遠坂は間違えてなんかない。間違えていないなら、失敗しても胸を張れると思う」
- アーチャー「故に、自身からこぼれおちた気持ちなどない。これを偽善と言わずなんという!」
- 衛宮士郎「いくぞ英雄王─武器の貯蔵は充分か」
- アーチャー「答えは得た。大丈夫だよ遠坂。オレも、これから頑張っていくから」
- 衛宮士郎「俺が桜を守るよ。 俺は桜の為だけの正義の味方になる」
- 間桐桜「そうだ、外に出さなければ良いんだ」
- 衛宮士郎「─ついて来れるか、じゃねえ。てめえの方こそ、ついてきやがれ─!」
- ライダー「承知しました。貴方を信頼し、一時の主人と認めましょう」
- 士郎とセイバーの再会