リボンの騎士(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ
『リボンの騎士』とは、手塚治虫による少女漫画、およびそれを原作にしたアニメや舞台などのメディアミックス作品。1953年から1956年まで連載された『少女クラブ』版、1963年から1966年まで連載された『なかよし』版、1967年連載の『少女フレンド』版の3種類がある。異世界を舞台に、男女の心を持ってしまった主人公サファイアが、悪人たちと戦う物語がファンタジックに描かれている。少女向けストーリー漫画の先駆け的な存在として知られており、後続作品に多大な影響を与えた。
CV:大山のぶ代
シルバーランドの森に棲む眠りの精。プラスチックのわがままを聞き入れようとナイロン卿が送り込んだ兵士たちに森を荒らされたことに激怒して、シルバーランドを襲撃した。
ジェム
サファイアと瓜二つの容姿をしているジプシーの孤児。サファイアの提案で、一日だけ服を取り換え入れ替わることになる。
ブラン公爵
シルバーランドの南の谷に棲む白薔薇の妖精。妖精と植物たちを統率しており、ジュラルミン大公が計画している谷の要塞建設計画の中止をサファイアに嘆願した。
ルージュ公爵
南の谷に棲む赤薔薇の精で、ブラン公爵の弟。ブラン公爵とは真逆の性格の持ち主で、新しい土地で生活することを画策してジュラルミン大公に取り入り、兄の味方をするサファイアと対峙した。
『リボンの騎士』の用語
シルバーランド
出典: tezukaosamu.net
『リボンの騎士』の主舞台でサファイアの母国。彼女の父シルバーランド王が国をまとめ平和を保ってきたが、サファイアが産まれたことで「男子しか王位に就けない」という封建的な一面が浮き彫りにされた。
棺桶塔
サファイアと王妃、そして側近の者たちが幽閉された場所。劣悪な環境だったが、サファイアたちの心が折れることはなく、やがて彼女は「リボンの騎士」になって国を取り戻す行動に出た。
リボンの騎士
棺桶塔に幽閉されたサファイアが、仮面を着けて変装した姿。彼女はこっそりと塔を抜け出してはリボンの騎士になり、ジュラルミン大公とナイロン卿一味と戦った。
『リボンの騎士』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
サファイア「私だって晴れ着を着たらみんなくらいにきれいになるのに……私もあんなドレスを着てみんなと踊りに町へ行きたいわ」
出典: tezukaosamu.net
王子としての生活と強いられているサファイアは、祭の様子をうらめしく見ながら「私だって晴れ着を着たらみんなくらいにきれいになるのに……私もあんなドレスを着てみんなと踊りに町へ行きたいわ」とつぶやいた。女子になれない苦悩と、下々の生活ができない息苦しさが表現されている。
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『鉄腕アトム』とは、手塚治虫による漫画作品。テレビアニメ版や実写版など様々なメディアミックスが行われていることでも有名であり、手塚治虫の代表作の1つに挙げられている。『鉄腕アトム』の原作漫画は、光文社の月刊漫画雑誌『少年』にて1952年から1968年まで連載された。コミックスは、『講談社手塚治虫全集』全18巻をはじめ様々なバージョンが存在する。人間に似た心を持つ少年型ロボットアトムが、人間とロボットとの関係の狭間で地球の平和のために数々の難事件や敵に挑む姿を描いたSF作品である。
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『ユニコ』とは手塚治虫がサンリオより出版の『リリカ』で1976年11月から1979年3月まで、小学館より出版の『小学一年生』で1980年5月号から1983年7月号まで連載した児童向けファンタジー漫画である。1981年には『ユニコ』、1983年には『ユニコ 魔法の島へ』のタイトルで映画化した。 一角獣の子どもユニコは、いじわるなビーナスに神の国を追い出され、西風の精に運ばれ様々な時空を旅することとなる。不思議な魔法を使えるユニコは、訪れる先で様々な人々と交流し、彼らに愛と友情を届けていく。
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シュマリ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ
『シュマリ』とは、手塚治虫による明治時代初頭の北海道を舞台にした歴史漫画作品。『ビッグコミック』誌上にて、1974年から1976年まで連載された。手塚作品の中でメディアミックスされていないが、ファン人気の高い作品として知られている。骨太の主人公を中心に激動だった明治初期の北海道を描き切った大河ドラマ的作風は、手塚漫画の魅力をさらに広げたとも評されている。主人公の元旗本は、自分から逃げた妻と間男を追って北海道へやって来た。そこでアイヌの人々と文化に魅せられて「シュマリ」と名を変え生きていく。
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上を下へのジレッタ(手塚治虫)のネタバレ解説・考察まとめ
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目次 - Contents
- 『リボンの騎士』の概要
- 『リボンの騎士』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- 数奇な運命の子サファイア
- 運命の出会いと罠
- サファイアの投獄
- 魔女ヘル夫人の陰謀と海賊ブラッドの登場
- すれ違う2人
- ビーナスの暴走と結末
- 『リボンの騎士』の登場人物・キャラクター
- メインキャラクター
- サファイア
- チンク
- フランツ・チャーミング
- 『少女クラブ』版初出
- 王様
- 王妃
- ジュラルミン大公
- ナイロン卿
- プラスチック
- うらなり博士
- ばあや
- ガリゴリ
- ガマー
- 魔王メフィスト
- ヘケート
- 『なかよし』版初出
- ブラッド
- 魔女ヘル夫人
- ビーナス
- エロース
- ウーロン侯
- フリーべ
- テレビアニメ版初出
- エックス
- チビ
- バロン
- ギロチーヌ
- バグーン
- 天馬
- 眠りの精サンド
- ジェム
- ブラン公爵
- ルージュ公爵
- 『リボンの騎士』の用語
- シルバーランド
- 棺桶塔
- リボンの騎士
- 『リボンの騎士』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- サファイア「私だって晴れ着を着たらみんなくらいにきれいになるのに……私もあんなドレスを着てみんなと踊りに町へ行きたいわ」
- フランツ「もうきみを離さないよ これからきみをお城へつれてたっぷりおきゅうをすえてやるよ きみのそのいたずらっぽいかわいいハートへね」
- フランツ「白鳥よおまえに人間のことばがわかったら私のこの心の苦しみを打ち明けたい」
- 『リボンの騎士』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『リボンの騎士』の元ネタは宝塚歌劇団
- 日本初の男装する女の子を描いた漫画
- 『少女クラブ』版続編にはサファイアとフランツの子供たちが登場
- 『リボンの騎士』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):フール・サウンズ「リボンの騎士(インストゥルメンタル)」(第1話-数話)
- OP(オープニング):前川陽子、ルナ・アルモ二コ「リボンの騎士(王子編)」(おそらく第5話-第25話)
- OP(オープニング):前川陽子、ルナ・アルモ二コ「リボンの騎士(王女編)」(第26話-第52話)
- ED(エンディング):前川陽子、ヤング・フレッシュ 「リボンのマーチ」