東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙〜のネタバレ解説・考察まとめ

『東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙〜』とは2022年より『マガジンポケット』で連載が開始された『東京卍リベンジャーズ』の公式スピンオフ作品である。原作『東京卍リベンジャーズ』の作者・和久井健全面監修のもと、夏川口幸範が漫画を担当。中学へ進学した松野千冬は不良たちに襲撃されるが、その際、場地圭介に助けられた。その日から、場地についていくと決める。しかし、場地は佐野万次郎をトップとした東京卍會と芭流覇羅の抗争で命を落としてしまう。場地と松野の出会いから別れまでを描いた作品である。

場地に懐いた松野は毎日彼の元へ通うが、外見が不良丸出しのため怒られてしまう。
着崩していない制服、眼鏡、長髪を纏めるガリ勉姿の場地の元へ、松野が通っていることに対しクラスでは噂が絶えない様子。
松野は尊敬する場地の言葉を受け自身の髪形を模索するのであった。
このストーリー中では、松野が自分の髪形を変えようと右往左往する。
しかし、結局自分の力ではどうすることもできず、最後は場地が「一生そうしてろ、タコ!!」と 言って、松野の髪形を決めた。
本編中でもほとんど髪形が変わらない松野が、どうしてその髪型を一貫しているのかがわかるシーンでもある。

『東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

松野髪形七変化エピソードは爆笑必至

画像左側・場地圭介(後ろ姿)/右側・松野千冬

中学に入学した頃の松野千冬の髪型は、ヤンキーらしいリーゼントだった。
しかし、校内では不良という事を大っぴらにしたくない場地圭介はそのことが気にかかっていた。
自分がしっかりガリ勉スタイルなのに対して、ヤンキー感丸出しの松野が毎日のように自分のもとにやってきては話をしている。
そんな光景をクラスメイトは「場地くんが不良に絡まれている」「留年までしてヤンキーにからまれるなんて」と憐れんでいた。
自分がもう留年できないこと、そして東卍を放り出すこともできないことを告げた場地は、松野に「学校でオレに絡む時、普通の格好してくれ」と言い残して去っていく。
しかし松野には普通の格好がわからず、彼は場地と同じようにガリ勉スタイルになったり、佐藤によって特大リーゼントにされたりと迷走する。
その姿を場地に見られた松野は正直に「オレは一体どんな髪形にすれば」と助けを求める。
松野の困った様子を見た場地はあきれたように笑うも、無造作ヘアへと松野の髪形を決めたのだった。
髪形を尊敬する場地にキメてもらった松野は『東京卍リベンジャーズ』本編ではその髪型を守り続ける存在として描かれている。
タイムリープにより過去、現代と行き来し、大人になった東京卍會メンバーの多くが髪形を変えている中、松野は髪形を変えない数少ないキャラクターとなっていた。
その理由が本作『東京卍リベンジャーズ~場地圭介からの手紙~』で明かされたのだった。

黒猫・ペケJの由来は場地の一声

本編『東京卍リベンジャーズ』にも登場する黒猫のペケJも実は登場している。
もともとはエクスカリバーという名で松野が飼育していたことが本作では描かれている。
しかし、病院へ遊びに行ったペケJは佐藤に見つかりロナウジーニョと呼ばれている所を松野が発見。
自身が飼っている猫が懐いているし、悪い奴ではないと思うも、ペケJの事を「ロナウジーニョ」と呼んだことで喧嘩勃発。
病院という事も気にせず大騒ぎをするが、そこに現れた場地にげんこつをお見舞いされる松野と佐藤。
そして「こいつはペケJ。ウチにたまに遊びに来てン猫だぞ」と場地のもとにもペケJが遊びに行っていることが判明。
そして鶴の一声ならぬ場地の一声でエクスカリバーやロナウジーニョと呼ばれていた黒猫はペケJへと正式に名前が決まったのであった。

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