乾青宗(東京卍リベンジャーズ)の徹底解説・考察まとめ
乾青宗(いぬい せいしゅう)とは、和久井健原作の『東京卍リベンジャーズ』に登場する人物。黒龍に強く執着しており、初登場時は十代目黒龍に所属して主人公たちとは敵対関係にあった。総長を倒されチームが瓦解してからは東京卍會に所属して、黒龍の時にも行動を共にしていた九井一と共に十一代目黒龍を継承し、花垣武道の部下となった。関東事変後には九井と別々の道を歩み、東京卍會が解散した後はカタギになっていたが、関東卍會と戦うことを意気込む武道に新チームに誘われて最終決戦に参加した。
乾青宗の概要
乾青宗とは、漫画・アニメ『東京卍リベンジャーズ』に登場する人物で、周囲からはイヌピーと呼ばれることが多い。初登場時は東京卍會に敵対するチーム十代目黒龍(ブラックドラゴン)の特攻隊長として現れる。初代黒龍に強い憧れを抱いており、いつか自分も初代黒龍を再興するのが夢。そのためにずっと自分に協力し続けてくれたココこと九井一(ここのい はじめ)には深く感謝している。
ココとは幼馴染で、自宅が火事になった時にはココが自分を命懸けで連れ出してくれたお陰で九死に一生を得た。しかし、姉である乾赤音(いぬい あかね)はその火事によって大火傷を負って死亡してしまう。その後、イヌピーは不良となり、当時の不良たちのたまり場となっていた初代黒龍の佐野真一郎(さの しんいちろう)の経営するバイク屋"S.S. MOTORS"に頻繁に出入りをするようになる。そこで初代黒龍のメンバーが楽しそうに現役時代のことを話している姿を見て、彼らに強い憧れを抱くようになる。
念願の黒龍に入れたのは八代目の時。黒川イザナ(くろかわ いざな)が総長の時であった。二つ年下でありながらイザナの側近を務め、イザナが引退する時には九代目のことを託される。しかし、九代目の時に警察に捕まり、少年院から出所した頃には九代目黒龍は東京卍會(トウキョウマンジカイ)に潰されてしまっていた。黒龍を途絶えさせたくないイヌピーはココの紹介で柴太寿(しば たいじゅ)と知り合い、太寿を新たな総長に据えて十代目黒龍を創設する。ところが、十代目黒龍も再び東京卍會に潰されてしまう。しかし、イヌピーはその際に戦った花垣武道(はながき たけみち)に初代黒龍の面影を見る。そこでココと二人で黒龍の十一代目を継承して東京卍會の傘下に入り、武道が率いる壱番隊についた。
その後、東京卍會伍番隊隊長のムーチョこと武藤泰宏(むとう やすひろ)が東京卍會を裏切り、敵対しているチームである天竺(テンジク)に移籍し、ココを連れ去ってしまう。イヌピーはココを取り戻すために東京卍會の一員として天竺との抗争に臨んだ。抗争自体には東京卍會が勝利を収めたが、ココとイヌピーは別々の道を歩むことを選択した。
武道が壱番隊隊長に就任した後の未来と、稀咲が東京卍會か追放された未来では、イヌピーはココと共に犯罪組織・東京卍會に所属している。天竺との抗争後に東京卍會が解散した未来ではカタギに戻っており、かつて東京卍會の副総長であったドラケンこと龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん)と共にバイク屋"D&D MOTORS"を経営している。この店の営業は武道が十年前にタイムリープした時には既に開始していたが、関東卍會(カントウマンジカイ)と戦うために自身で創設した新チームに入って欲しいと武道に頼まれると、イヌピーは二つ返事で引き受けた。
乾青宗のプロフィール・人物像
CV:榎木淳弥
通称:イヌピー
身長:177㎝
年齢:16歳(2005年)/28歳(2017年)
誕生日:1989年10月18日
星座:てんびん座
血液型:B型
イメージカラー:青紫
十代目黒龍の特攻隊長であったが、太寿がマイキーに敗北しチームが瓦解するとすぐに十一代目をココと二人で継承した。その後東京卍會の傘下に下ると、武道の下につきたいと自ら壱番隊に所属することを志願した。初代黒龍に強く憧れ、黒龍には八代目の頃から入隊している。
ココの幼馴染で親友。
関東事変の際にココが天竺に行くまではずっと行動を共にしてきた。
自宅が火事になったときに深い火傷を負い、顔の左上にその痕が残っている。
美人な姉に似て顔の造詣が端麗だが、仕草や言動は不良そのもの。
我慢が苦手で喧嘩っ早い。それを証明するように、太寿の弟の柴八戒(しば はっかい)と揉めた時にはすぐにナイフを取り出し八戒の首筋にナイフを当てた。武道が新しくチームを作るために勧誘にあった際には、見せられた特服のあまりのダサさに見た瞬間に唾を吐きかけた。
乾青宗の強さ
女にも容赦しないうえに、鉄パイプやナイフなどの武器の使用にも一切の躊躇いのない武闘派タイプ。十代目黒龍では特攻隊長を務めたほど。自分がボスと認めた相手には忠誠を誓うが、その兄弟などには一切遠慮しない。八戒が隊員と揉めた時には、即座にナイフを取り出して首元に当てて牽制した。
関東卍會との最終決戦では敵側のモブ隊員の集団を武器を使わずに一瞬で蹴散らした。また、元初代黒龍で当時日本一強いと称されたワカこと今牛若狭(いまうし わかさ)とベンケイこと荒師慶三(あらし けいぞう)のコンビ相手にも、たった一人でしばらくの間戦い続けたことからかなりの実力者であることがわかる。
乾青宗の来歴・活躍
姉の死と友情の変貌
小学生の頃に自宅が火事で全焼する。ココが助け出してくれたお陰で顔にやけど跡が残る程度で済み九死に一生を得るが、ココが本当に助けようとしていたのは姉の赤音であった。家に取り残された赤音は全身に大火傷を負ってしまい、意識不明の重体になってしまう。治療には四千万円かかると医者から宣告され、イヌピーの両親は治療費の捻出が出来ずに絶望した。赤音に恋をしていたココはその治療費を稼ごうと、あらゆる手段を学び、犯罪にも手を染める。そのかいあってココは不良界隈で”金を作る天才”とまで言われるほどの存在にまでなったが、あえなく赤音は死んでしまう。イヌピーは不器用ながらもココを気遣うが、その想いは届くことなく、この件を機に二人の関係性は長きに渡って歪んでゆく。
初代黒龍との出会い
初代黒龍の総長であった真一郎と知り合い、それ以降彼の経営するバイク屋"S.S. MOTORS"に頻繁に出入りするようになるイヌピー。初代黒龍のメンバーが当時の話を楽しそうに話す姿を見て、初代黒龍の再興をする夢を抱く。その際に八代目黒龍である黒川イザナと出会い、二歳年下でありながら側近として行動を共にする。イザナが黒龍を引退する時に九代目も支えるように託される。しかし、イヌピーはその九代目の時に警察に捕まってしまい、少年院から出所した時には九代目黒龍は東京卍會に潰され、残党も六本木の灰谷兄弟こと兄の灰谷蘭(はいたに らん)と弟の灰谷竜胆(はいたに りんどう)による新興勢力に潰されてしまい跡形もなくなっていた。
太寿との出会い
九代目黒龍が他チームに潰されたことで、ココから黒龍のことはもう諦めるように進言されるが諦められないイヌピーは一人ででも再興させることを宣言する。すると、ココから異次元の強さを誇るという太寿を紹介される。すぐさま会いに行き、タイマン勝負を持ち掛けるも手も足も出ずに完敗するイヌピー。ところが、太寿はココが仲間になることを条件に十代目黒龍を継承することを引き受けたたため、黒龍は復活した。それ以降、イヌピーは十代目黒龍の特攻隊長兼、太寿の側近として行動を共にするようになる。
聖夜決戦(クリスマスけっせん)
東京卍會と十代目黒龍は東京卍會弐番隊隊長である三ツ谷隆(みつや たかし)の計らいで和平協定を結ぶ。しかし、未来を見てきた武道によって八戒が太寿を暗殺していることが判明する。その暗殺が決行されてしまうと、未来の東京卍會に黒龍が流入し、東京卍會が巨悪化してしまうため、武道は東京卍會に黙って行動を起こすことにする。それに東京卍會壱番隊副隊長である松野千冬(まつの ちふゆ)と、参番隊隊長である稀咲鉄太(きさき てった)と副隊長の半間修二(はんま しゅうじ)が協力を申し出る。ところが、稀咲と半間が途中で裏切ったことによって、武道たちは絶対絶命に陥る。それでも絶対に諦めずに戦い続ける武道に、イヌピーは真一郎の面影を見る。
すると、そこへ奇跡的に東京卍會総長のマイキーこの佐野万次郎が駆けつけ、形勢が逆転する。東京卍會が勝利した上に、武道は見事太寿の暗殺の阻止にも成功した。一方で、十代目黒龍は太寿が引退し、解体される。その後、イヌピーとココは十一代目黒龍を新たに継承しつつも、東京卍會の傘下に下り、武道が隊長を務める壱番隊へ自ら入隊した。
武道に託した十一代目黒龍
イザナが創設した横浜に拠点を置いているチーム・天竺との抗争を控えている最中、ムーチョによって武道とイヌピーとココの三人は拉致されてしまう。ムーチョは東京卍會の伍番隊隊長でありながら天竺の創設メンバーでもあり、今回の抗争を機に東京卍會を裏切ることを宣言する。そして、イザナの要望によりココを天竺に引き入れるために、ムーチョはココへ武道とイヌピーを殴り殺されたくなければ天竺へ入るように脅した。ココを守るために必死に抵抗する二人であったが、どんどんと自分のためにボロボロになっていく二人に耐えきれず、ココは天竺の仲間になることを了承してしまう。
ココを連れ去られた後、ゴミ捨て場に放置されてしまった武道とイヌピー。この件を機に、武道は元は敵対チーム所属であった二人のことを心から仲間として認める。そのことをイヌピーに告げると、傷の手当てができる場所に行こうと自分とココのアジトへと武道を案内した。そこはかつて真一郎が営んでいたバイク屋であった。イヌピーはこれまで自分を支え続けてくれたココへの深い感謝の気持ちを武道へと語ると、ココと自分を救うために十一代目黒龍総長の継承を懇願する。困惑する武道だったがココの話に加えて、さらにイヌピーが初代黒龍へ強い憧れを抱いてこれまで初代黒龍の再興を目指してもがいていたことを聞き、自分もまたヒナを救うためにもだいている最中であることからイヌピーの気持ちに深く共感する。武道は十一代目黒龍総長の継承を東京卍會壱番隊隊長との兼任という形で受け入れ、イヌピーとこれから迎える天竺との抗争へ意気込んだ。
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灰谷竜胆(東京卍リベンジャーズ)の徹底解説・考察まとめ
灰谷竜胆(はいたにりんどう)とは『東京卍リベンジャーズ』の登場人物である。兄・灰谷蘭とは対照的な、つり上がった眉としっかりした体型が特徴。蘭と一緒に不良の道を歩み、六本木のカリスマとして名を馳せていた。また、灰谷兄弟と六本木狂極というチームとの抗争灰狂戦争後は、少年院に入所した。そこで出会った黒川イザナが総長を務めるチーム・天竺に兄とともに所属。作中では、兄と抜群のコンビネーションを見せ、対戦相手を倒す姿が描かれている。
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柴柚葉(東京卍リベンジャーズ)の徹底解説・考察まとめ
柴柚葉(しばゆずは)とは『東京卍リベンジャーズ』の登場人物である。センター分けの明るいロングヘアで、短めのスカートにルーズソックスというギャル風な外見をしている。男勝りで強気な性格をしており、作中で攻撃シーンのある女性キャラの1人である。兄は黒龍の総長・柴大寿、弟は東京卍會の弐番隊副隊長・柴八戒。また、八戒と同じ隊の隊長である三ツ谷隆は幼馴染で兄弟のような存在と語っている。若干ブラコン気味な性格であり、携帯の待ち受けは八戒である。
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林田春樹/パーちん(東京卍リベンジャーズ)の徹底解説・考察まとめ
林田春樹(はやしだはるき)とは『東京卍リベンジャーズ』の登場人物。通称はパーちんで、金髪のモヒカンとがっちりとした体形が特徴。東京卍會創設メンバーの1人で、参番隊長を務めている。8・3抗争のきっかけとなった長内を刺したことにより、少年院へとはいることになる。副隊長である林良平とは幼馴染であり親友で、2人とも佐野の事を尊敬している。
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目次 - Contents
- 乾青宗の概要
- 乾青宗のプロフィール・人物像
- 乾青宗の強さ
- 乾青宗の来歴・活躍
- 姉の死と友情の変貌
- 初代黒龍との出会い
- 太寿との出会い
- 聖夜決戦(クリスマスけっせん)
- 武道に託した十一代目黒龍
- 関東事変(かんとうじへん)
- 関東卍會VS二代目東京卍會
- 乾青宗の関連人物・キャラクター
- 九井一(ここのい はじめ)
- 乾赤音(いぬい あかね)
- 柴太寿(しば たいじゅ)
- 黒川イザナ(くろかわ いざな)
- 花垣武道(はながき たけみち)
- 佐野真一郎(さの しんいちろう)
- 龍宮寺堅(りゅうぐうじ けん)
- 乾青宗の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「オレ一人でも黒龍を甦らす」
- 「”花垣”は黒龍総長の器だ」
- 「ココの為ならオレは死んでもいい…」
- 「この命 オマエに預ける」
- 「オレがオマエを選んだんだぜ」
- 「早く手ぇ貸せ!!!マブだろ!!?」
- 乾青宗の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ファッション
- 時代ごとのビジュアルの変化