四月は君の嘘(君嘘)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『四月は君の嘘』とは、新川直司のピアノを題材にした漫画作品。2011年から2015年まで『月間少年マガジン』にて連載された後、アニメ化、実写映画化、舞台化、ミュージカル化もされている人気作品だ。母の死をきっかけに、ピアノの音が聴こえなくなった元天才ピアニストの有馬公生。暗い日々を過ごす中、圧倒的な個性を持つヴァイオリニストの宮園かをりと出会い、再び音楽を通じて成長する物語である。音楽に情熱を注ぐ演奏家たちや彼らを支える周りの人の言葉は、心を動かされるものが多い。
『四月は君の嘘』の概要
『四月は君の嘘』とは、新川直司によるピアノを題材にした漫画作品で、『君嘘』と略される。2011年5月号から2015年3月号の『月間少年マガジン』にて連載されていた。2012年度、マンガ大賞にノミネートされ、2013年には講談社漫画賞少年部門を受賞する。2017年6月時点でシリーズ累計発行部数が500万部を突破しており、多くの人に支持されている人気作品である。2014年秋から2015年春にかけてフジテレビの『ノイタミナ』と呼ばれる深夜アニメ枠で放送され、2016年には山崎賢人(やまざき けんと)と広瀬すず(ひろせ すず)を主演に実写映画化された。その他に、舞台化やミュージカル化もされている。また、その人気は国内で留まらず、海外にも多くのファンがいる。
主人公は中学3年生の元天才ピアニスト有馬公生(ありま こうせい)。ピアニストの母から毎日厳しく指導され、数々のコンクールで優勝した実績を持つ。楽譜に忠実な演奏スタイルから、『ヒューマンメトロノーム』、『母親の操り人形』と揶揄されていた。しかし、母の死をきっかけに、自分の奏でるピアノの音が聴こえなくなってしまい、音楽の世界から遠ざかる。そんなある日、天真爛漫で個性の強いヴァイオリニスト宮園かをり(みやぞの かをり)と出会い、彼女に振り回されながら再びピアノを弾くようになる。音楽と真剣に向き合った演奏家だからこそ出てくる説得力のある熱い言葉や、彼らを陰ながら支える友人や家族の優しい言葉は、多くの読者を感動させた。
有馬公生の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「母さんが僕に残したものを引っ張り出せ」
藤和音楽コンクール二次予選本番。途中から自分のピアノの音が聴こえなくなった公生は、ヒステリックに音をかき鳴らす。伴奏は乱れたままだったが、ふと「赤ちゃんの頭をなでるように」という母のアドバイスを思い出す。音が聴こえない代わりに音をイメージすると、ピアノの音色が優しく変化した。公生とかをりの個性をぶつけ合った演奏に会場は魅了され、大きな盛り上がりを見せる。人前での演奏を避けていた公生は、再び音楽の楽しさを思い出した。
「忘れられるはずないよ。僕は君と同じ演奏家なんだ」
藤和音楽コンクール二次予選後、かをりは体調を崩して検査入院する。無事に退院し、そのお祝いとして公生は一つ願いを聞くと約束する。かをりは、ピアノのコンクールに出場するようお願いするが、公生はすぐに首を縦に振らなかった。かつて楽譜を投げ捨てた公生は、自分のことを奏者として失格だと語る。だが、かをりと共演した際に舞台から見た観客の笑顔や降り注ぐ拍手、自分の音楽が人に届いた時の高揚感を公生は忘れることができなかった。話の途中、急にかをりが近くの川に飛び込んだ。すると公生も、勇気を出して川に飛び込む。この川に飛び込むという行為は、再びピアノの世界へ飛び込む公生の決心を表現している。
「僕の世界は鍵盤でさえ、カラフルになっていたんだ」
毎報コンクールへの出場を決め、練習に励む公生。楽譜通り正確に演奏することも大切だが、自分なりのその曲解釈して表現することで、より深みのある音色になる。公生は、選択課題曲『バッハ平均律NO.15 Gメジャー ショパン エチュード OP.25-5』のイメージ作りに苦戦し、毎日夜遅くまで楽譜と向かい合っていた。かをりは、無責任に「ピアノを弾いて」とお願いしたことに申し訳なさを感じていた。公生は確かに苦しんでいたが、かをりと出会ってから、モノクロの鍵盤がカラフルに色付いて見えるほど毎日が充実していると感じていた。鍵盤がカラフルに見えるという表現は、ピアニストの公生ならでは言葉である。
「君のために弾こう」
毎報コンクール一次予選。序盤は正確に弾けていた公生だったが、徐々にピアノの音が聴こえなくなり、乱暴な速弾きになっていく。どうにもならない状況に演奏を中止しようとするが、かをりからの言葉や思い出が浮かび、「君のために弾こう」と曲を弾き直す。かをりへの一途な想いをのせたメロディーで、会場は優しく温かな空気に包まれる。機械のような演奏をしていた公生が、自分の音を奏でるきっかけとなった。
「僕を伴奏者に据える宮園かをりはもっと凄い」
藤和音楽コンクールのガラコンサートに招待された公生とかをり。2人は、クライスラー『愛の悲しみ』を選曲し、練習を重ねる。しかし、本番当日にかをりは姿を現さなかった。時間になってもやってこないかをりのことを、他の演奏家が侮辱する。腹を立てた公正は、1人で舞台に立つことを決意する。自分が腕のあるピアニストであることを聴衆に見せ、その自分を伴奏者に据えるかをりはもっと凄いのだと証明するためだった。普段は保守的な公生が、自分の衝動に委ねて行動することは非常に珍しいことだ。
「僕は幸せだよ」
公生は一人で藤和音楽コンクールのガラコンサートに挑む。曲はかをりと弾くはずだった『愛の悲しみ』のピアノ編曲版。弾き始めは、自身の高等なテクニックを見せつける様な耳障りな演奏をする。だが、途中で母との思い出を頼りにピアノを奏でると、音がカラフルに色めきだした。公生の音色は、聴衆の胸に優しく響く。演奏中、母が音楽を教えてくれたから出会えた感動や人、想いがあることに気づかされる。「僕は幸せだよ」と公生は心の中で母に語りかける。公生の母である有馬早希(ありま さき)は、生前、自分がいなくなっても公生が幸せになれるかどうかを懸念していた。その答えを、公生が音にこめた感動的なシーンである。
「いてもいなくても一緒なら、一緒にいるよ。側にいるよ」
椿が悩み落ち込んでいる時、公生はドビュッシーの『月の光』を優しい音色で慰める。しかし、ピアノを奏でるだけで何も言わない公生に、椿は「いてもいなくても一緒じゃん」と泣いて怒る。すると公生は、「いてもいなくても一緒なら、一緒にいるよ。側にいるよ」と微笑む。椿はずっと気が付かなかった公生への恋心をようやく自覚し、ずっと側にいたいと願うのであった。
Related Articles関連記事
四月は君の噓(君噓)のネタバレ解説・考察まとめ
『四月は君の嘘』とは『月刊少年マガジン』(講談社)で2011年から2015年まで連載されていた、新川直司原作の音楽をテーマにした漫画、およびそれを基にしたアニメ作品である。数々のピアノコンクールで優勝したが、ピアノの音が聞こえなくなった有馬公生は、同い年の女の子でヴァイオリニストの宮園かをりと知り合った。現代の日本で、中学生のピアニストとヴァイオリニストが互いの才能に共鳴し合い成長する姿を描いている。
Read Article
宮園かをり(四月は君の嘘)の徹底解説・考察まとめ
宮園かをり(みやぞの かをり)とは、新川直司のピアノを題材にした漫画作品『四月は君の嘘』の登場人物である。個性の強いヴァイオリニストで、楽譜に忠実に弾くことよりも自由に表現する演奏で聴衆を魅了する。普段は明るく天真爛漫な女の子。いつもパワフルで笑顔を絶やさないかをりだが、実は幼少期から重い病気を抱えている。自分の命がそう長くないことを知り、天国に未練を残さないために思う存分人生を謳歌している。本作品の主人公である有馬公生は、かをりに振り回されながらも彼女の魅力に惹かれていく。
Read Article
山﨑賢人の徹底解説まとめ
山﨑賢人とは、日本の俳優。スターダストプロモーション所属。原宿の竹下通りで中学3年生の時にスカウトされ芸能活動を始めた。2010年にドラマ『熱海の捜査官』で俳優デビューを飾り、011年には『管制塔』で映画初主演を果たした。漫画を原作とした実写映画で度々主演を務めている為、2.5次元イケメンと言われるようになった。ドラマ、映画、舞台と様々な場で活躍し、更なる飛躍を期待されている若手俳優の一人。
Read Article
いきものがかり(バンド)の徹底解説まとめ
いきものがかりとは、女性ボーカルとコーラス・ギターを担当する男性2名による日本の音楽グループで、所属事務所はキューブ。レコード会社はエピックレコードジャパン。1999年から活動を始め、2006年にメジャーデビューを果たした。親しみやすいポップなサウンド、クセのない伸びやかでまっすぐなボーカルが特徴的。
Read Article
SUNNY 強い気持ち・強い愛(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』とは、韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』を原作とした2018年公開の青春音楽映画。90年代、社会の中心にいた“コギャル”たち。コギャルとして青春を共に過ごした“SUNNY”の6人は、ある事件の後バラバラになってしまう。20年以上の時を経て、あるきっかけから一人、またひとりと再会していく。光と影、理想と現実をそれぞれ抱えて生きてきた6人の複雑な思いが、懐かしい90年代ヒットソングに乗せて、90年代と2018年の場面が交差しながら展開される愛と青春の音楽ストーリー。
Read Article
わたしを離さないで(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたしを離さないで』とは、日系イギリス人のカズオ・イシグロが2005年に発表した長編小説で、日本ではTBS系列で放送された脚本・森下佳子によるテレビドラマである。「臓器提供」を目的としてこの世に誕生した「クローン人間」の子供時代から始まり、成長とともに人生を受け入れ、全うしていく姿がドラマの中で主人公の恭子、友彦、美和の姿を映しながら描いていく。見どころは、作品の中では、現実の人物に近いキャラの恭子が自分の人生を振り返りながらすべてを受け入れ「生きる」ことに前向きになるという作品になっている。
Read Article
怒り(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
2010年に国内の映画賞を総ナメにした大ヒット作「悪人」の原作者吉田修一と監督李相日が6年振りにタッグを組み、音楽に坂本龍一を加え、実力派のオールスターキャストで挑んだ感動のヒューマンミステリー。八王子の平静な住宅街で残忍な夫婦殺人事件が起こる。一年後のある日、千葉と東京と沖縄に素性の知れない3人の男が現れ、それぞれに重厚な人間ドラマが展開する。愛した人は、殺人犯なのか?2016年9月全国公開。
Read Article
美しい隣人(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『美しい隣人』とは、2011年1月から3月まで放送された、隣家に引っ越してきた異常な女性をテーマにしたサスペンスドラマ。主演は主人公の沙希を演じた仲間由紀恵。郊外の住宅地、美空野町に暮らす平凡な専業主婦矢野絵里子は、夫と息子の3人家族で平穏な日々を過ごしていた。ところがある日、絵里子の家の隣に引越して来た謎の美女・マイヤー沙希によって、彼女の平穏な生活は崩れ去っていくというストーリー。仲間由紀恵演じる沙希が、檀れい演じる絵里子の幸せな生活を崩壊させていく姿と、そこに潜んだ謎が見どころである。
Read Article
陸王(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『陸王』とは作家の池井戸潤が書いた小説『陸王』が原作のドラマで、脚本は八津弘幸、演出は福澤克雄と田中健太が担当。ドラマのストーリーは資金難に苦しむ老舗足袋屋の社長が、会社の未来を考え新規事業のランニングシューズ開発に乗り出し、たくさんの人の助けで苦難を乗り越え、マラソン足袋「陸王」を開発するまでの企業再生物語。ドラマの主人公である宮沢紘一を俳優の役所広司が演じ、たくさんのエキストラを使った駅伝シーンなどは臨場感のあるシーンに仕上がっている。大多数の人たちから感動したと大反響を呼んだ人気ドラマ。
Read Article
家政婦のミタ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『家政婦のミタ』とは、2011年10月から12月まで日本テレビ系で放送された、訳ありな過去を持つ完璧な家政婦を題材としたテレビドラマ。タイトルの由来は市原悦子主演で有名な『家政婦は見た!』のパロディ。頼まれたことは何でもやるが、常に無表情でミステリアスな家政婦・三田 灯が、一家離散の危機にある阿須田家に派遣される。命令されれば犯罪行為でもやってしまう三田だが、その行動によって家族は絆を取り戻していくというストーリー。最終回は40.0%を記録した。
Read Article
心が叫びたがってるんだ。(ここさけ)のネタバレ解説・考察まとめ
『心が叫びたがってるんだ。』とは、2015年公開のアニメ映画。社会的ヒット作『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』のスタッフにより作成され、様々なメディアに展開していった青春群青劇。幼い頃のトラウマでしゃべれなくなった高校生・順。地域交流会でミュージカルを披露することとなり、「歌なら言いたいことが言えるかも」とやる気になった彼女は、仲間たちとの様々な交流の中で成長していく。青春の爽快感と切なさが詰まった物語と、ミュージカルとして生まれ変わる懐かしいメロディーの数々を楽しめる映画作品である。
Read Article
シグナル 長期未解決事件捜査班(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『シグナル 長期未解決事件捜査班』とは、過去と現在が無線機による通信で繋がり、その無線機を使ってそれぞれの時代の刑事が事件を解決していくという刑事ドラマである。2018年にフジテレビ系で放送された連続ドラマで、韓国で数々の賞を受賞したドラマ『シグナル』の日本版リメイクとなっている。過去と現在が同時進行で描かれ、未解決事件を解決する現在の長期未解決事件捜査班と、その事件が実際に起こっている過去が繋がり、事件解決だけでなく謎や秘密が明らかになっていく。
Read Article
嫌われ松子の一生(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『嫌われ松子の一生』とは、2006年5月27日に公開された日本のコメディ映画である。山田宗樹の小説『嫌われ松子の一生』を原作としている。川尻笙は、夢をあきらめ、堕落した生活を送っていた。突如故郷の父が来訪し、笙の叔母である松子が死んだことを伝える。松子の住んでいたアパートの片付けを父に頼まれた笙は、会ったことのない叔母の松子の死の真相に迫るとともに、その波乱万丈な人生をたどっていく。ストーリーはシリアスな内容だが、華やかなミュージカルシーンやコミカルな演出が見どころの作品である。
Read Article
夜行観覧車(小説・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『夜行観覧車』とは、2010年6月に単行本が発行された原作者・湊かなえによる小説で、2013年にテレビドラマ化されている。主演は平凡な主婦・遠藤真弓を演じた鈴木京香。憧れの高級住宅街であるひばりヶ丘に一軒家を建てて引っ越してきた遠藤一家と、向かいに住む高橋一家。家族ぐるみで親しくなっていく内に起こった事件をきっかけに崩壊していく家族の様子を描いた主婦の愛憎劇。読み終わったあとにイヤな気分になるミステリー「イヤミス」の女王と称される湊かなえの代表作の一つである。
Read Article
99.9-刑事専門弁護士-(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『99.9-刑事専門弁護士-』とは嵐の松本潤が主演のTBSのテレビドラマである。『SEASON I』に引き続き、続編として『SEASON II』が放送された。物語は「99.9%有罪でも0.1%に真実が隠れているかもしれない」という考えを持つ弁護士の深山大翔が、事件の検証や調査をして真実を追求する。松本潤の他に香川照之、榮倉奈々、木村文乃などの俳優がドラマ出演している。IとIIの放送が終わった後にSPドラマの制作や映画化もされている。
Read Article
鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。
Read Article
海街diary(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「海街diary」とは、「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも評価の高い是枝裕和監督により映画化、2015年6月に公開された。原作は吉田秋生による漫画作品である。鎌倉を舞台に、異母妹を迎え4人となった姉妹の、共同生活を通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語。
Read Article
キングダム 運命の炎(キングダム3)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。
Read Article
ネメシス(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ネメシス』とは日本テレビ系列で2021年に放送された探偵事務所が舞台のミステリー・エンターテインメントドラマである。舞台は横浜にある小さな探偵事務所ネメシス。新たに看板探偵となった風真は、天才的な推理力を持つ助手アンナに助けられながら難事件を解決してゆく。2人の上司・栗田は行方不明になったアンナの父を探しながら、20年前の事件を追っていた。広瀬すず演じる”天才助手”美神アンナと、櫻井翔演じる”ポンコツ探偵”風真尚希の凸凹バディが、ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決してゆく。
Read Article
ひるなかの流星(漫画・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ひるなかの流星』とは「やまもり美香」による漫画作品。 2017年には、永野芽郁・三浦翔平・白濱亜嵐らによって実写映画化された。 主人公の与謝野すずめは、転校先の担任である獅子尾五月と関わっていくうちに、獅子尾に惹かれるようになる。 一方で、転校先のクラスメイトであり、すずめの初めての友達である馬村大輝はすずめに惹かれるようになる。 かわいいイラストで甘酸っぱい三角関係が描かれている。
Read Article
坂道のアポロン(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『坂道のアポロン』とは、2007年から2012年まで小玉ユキが『月刊フラワーズ』(小学館)にて連載していたジャズと青春をテーマにした少女漫画、およびそれを原作としたアニメ、実写映画である。舞台は1966年の長崎県。主人公の薫が、横須賀から長崎の高校へ転入したところから始まる。父の仕事の都合で転校ばかりしていた薫にとって、学校は息苦しくストレスばかりの場所であった。しかし、そこで不良の千太郎と心優しい律子、そしてジャズに出会い薫の生活は一変する。美しい友情と交錯する恋心が魅力的に描かれている。
Read Article
離婚しようよ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『離婚しようよ』とは、TBS制作によるNetflixシリーズのドラマ。2023年6月22日から配信を開始。脚本は宮藤官九郎と大石静、主演は松坂桃李が務める。タイトルは吉田拓郎から許可を取り、楽曲「結婚しようよ」から着想を得た。結婚5年目にして夫婦仲が冷め切っていながらも、おしどり夫婦を演じている三世議員の東海林大志と、その妻で女優の黒澤ゆいが、周囲から反対されながらも離婚という目標に向かって共闘する姿を描くホームコメディ。
Read Article
カムカムエヴリバディ(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『カムカムエヴリバディ』とは、NHK連続テレビ小説の第105作目となるテレビドラマ。2021年11月1日から2022年4月8日まで放送された。 連続テレビ小説史上初となる3人のヒロイン、安子(やすこ)、娘のるい、孫のひなたの親子3世代にわたる家族の物語である。安子の生まれた1925年(大正14年)から物語はスタートし、ひなたがアメリカでキャスティングディレクターとして活躍する2025年までの100年を描いている。
Read Article
キングダム2 遥かなる大地へ(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム2 遥かなる大地へ』とは、古代中国で“天下の大将軍”となることを目指す少年の活躍を描いた、原泰久の同盟漫画作品の実写映画シリーズ第2弾である。公開翌年となる2023年には、同シリーズ第3弾となる『キングダム3』の公開が決定している。 500年もの間戦乱の中にある古代中国。魏国の軍勢の侵攻を受けた秦国は、これを迎撃するための軍を編成する。ひょんなことから秦国王宮内の人々と知り合った奴隷の少年信は、天下の大将軍になるという夢を叶えるためここに参戦。本物の戦場の中で剣を振るう。
Read Article
花咲舞が黙ってない(ドラマ・漫画・小説)のネタバレ解説・考察まとめ
『花咲舞が黙ってない』とは、池井戸潤の小説『不祥事』、『銀行総務特命』を原作とするドラマ作品である。臨店先へ出向き、業務改善・指導する臨店班に所属する花咲舞と相馬健が、全国の支店で起こる数々の問題の解決に奮闘する痛快ストーリー。2014年にテレビドラマ第1シリーズの放送と講談社『Kiss』での漫画版が掲載。2015年に第2シリーズが放送された。銀行を舞台とし、女性銀行員が次々と行内の不正を暴いていくというストーリーであることから、女版『半沢直樹』と注目された。
Read Article
VIVANT(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『VIVANT』とは、は2023年7月から同年9月までにTBS系「日曜劇場」枠で放送されたアドベンチャードラマ作品。サラリーマンの乃木憂助は、自身にかけられた誤送金の疑いを晴らすためバルカ共和国に向かう。バルカの地で乃木を巻き込んだ自爆テロ事件は、やがて暗躍する国際テロ組織、そして乃木の正体へと繋がっていく。国内外から集結した豪華俳優陣やモンゴルで撮影された大スケールの映像、そして、予想を超える展開が連続するストーリーが見どころとなっている。
Read Article
さよなら私のクラマー(さよクラ)のネタバレ解説・考察まとめ
『さよなら私のクラマー』とは2016年より新川直司が『月刊少年マガジン』で連載していた女子サッカー漫画である。2016年6月から2021年1月まで連載していた。中学時代、環境に恵まれなかったサッカー少女たちがサッカー弱小高校蕨青南高校で出会う。環境にとらわれず、直向きにサッカーに情熱を注ぐ少女たちの物語である。作者・新川真司の詩的な言葉と感情に訴えてくる演出によって、多くの読者の支持を受ける。累計発行部数は約500万部。海外版も出ている。 アニメ化・映画化されている。
Read Article
トドメの接吻(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『トドメの接物』とは、日本テレビ系で2018年に放送されたテレビドラマ。主人公の堂本旺太郎が、謎の女とキスをする度にタイムリープをする現代ファンタジーである。主演は山崎賢人、共演は門脇麦や新田真剣佑、新木優子、菅田将暉など、人気俳優が名を連ねた。タイムリープのためだけだったキスが、愛のあるものに変化していくところが見どころである。
Read Article
オールドルーキー(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『オールドルーキー』とは、2022年6月から9月まで放送されたスポーツマネジメントをテーマにしたテレビドラマ。主演はサッカー選手の新町亮太郎を演じた綾野剛。サッカーしか取り柄のない元サッカー日本代表選手の新町亮太郎が引退後にスポーツマネジメントの世界に飛び込み、様々なアスリートの代理人としてマネジメントに奮闘していくストーリー。スポーツ選手のセカンドキャリアへの挑戦がテーマとなっている。Jリーグと公益財団法人日本サッカー協会が製作協力として関わっており、随所に実在のスポーツ選手が出演している。
Read Article
PICU 小児集中治療室(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『PICU 小児集中治療室』とは、フジテレビの「月9」枠で放送された、北海道の小児医療をテーマにしたテレビドラマ。丘珠病院に勤務する小児科医の志子田武四郎は、集中治療を必要とする小児患者に治療を行う PICUへの異動を命じられる。広大な北海道ならではの小児医療の難しさを乗り越えて、武四郎が医師として成長していく。第1話で美瑛町から女児の患者を大学病院に運ぶシーンが放送されたが、医療体制の誤解を招くとして美瑛町がフジテレビに抗議するという騒動があった。
Read Article
御手洗家、炎上する(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『御手洗家、炎上する』とは、Netflixで配信されているサスペンスドラマで、原作は藤沢もやしによる漫画作品。主演は永野芽郁。その他、鈴木京香、中川大志などが出演している。 村田杏子は代々病院を経営する御手洗家の長女だったが、火事で家が全焼するという事件が起こり、両親が離婚してしまう。だが、杏子は後妻の御手洗真希子が火事を起こしたのではないかと疑っていた。そのため、杏子は御手洗家に家政婦として潜入し、火事の真相を暴く決意をする。杏子が家庭を壊した真希子に復讐する、復讐劇が繰り広げられる。
Read Article
どうする家康(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『どうする家康』とは、2023年に放送されたNHK大河ドラマ第62作。脚本家の古沢良太が新たな視点で主人公の徳川家康の生涯を描く。室町時代後期から江戸時代の日本が舞台。両親と離れ離れになり、駿河国大名・今川義元の人質として孤独な人生を送るものだと思っていた少年はやがて弱小国の主となる。様々な選択をしながら戦いのない世界を目指し、乱世に飛び込んでいく物語である
Read Article
ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴシップ #彼女が知りたい本当の〇〇』とは、2022年1月〜3月にフジテレビ系列で毎週木曜夜10時より放送していた連続ドラマである。大手出版会社であるクスノキ出版が運営するインターネットニュースサイト「カンフルNEWS」に閉鎖の危機が訪れる。そこに現れた黒木華演じる瀬古凛々子(せこりりこ)は、カンフルNEWS編集部員と共にサイト閉鎖の危機に立ち向かう。その中で巻き起こる“人と人とのつながり”を描く、社会派風完全オリジナルドラマである。
Read Article
麒麟がくる(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『麒麟がくる』とはNHK大河ドラマの59作目として、2020年1月19日から2021年2月7日まで放送された作品である。裏切り者や悪人として描かれてきたことの多い明智十兵衛光秀(あけちじゅうべえみつひで)を主人公にしている。平和な世の中になると現れる「麒麟(きりん)」を呼べる人物を探しつつ足利義昭(あしかがよしあき)や織田信長(おだのぶなが)に仕え、戦のない大きな国を作ろうとする十兵衛の一生が描かれている。定説とは全く正反対の側面から描かれた十兵衛や、戦国武将たちの姿が見どころの1つである。
Read Article
キングダム(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『キングダム』とは、原泰久の同名漫画を原作とする2019年公開の実写映画作品。映画としての『キングダム』シリーズの最初の作品である。キャッチコピーは「すべて、奪還する」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮などの主要な役者は以降の作品でも続投した。 奴隷の少年信は、「天下の大将軍になる」という夢を共有した親友の漂を殺され、その仇を追う中で秦国の若き王嬴政と出会う。嬴政は政敵に狙われており、漂が彼の身代わりとなって散ったことを知った信は、親友の想いを継いで秦国の闇に立ち向かう。
Read Article
ゴールデンカムイ(実写映画版金カム)のネタバレ解説・考察まとめ
実写版『ゴールデンカムイ』とは、野田サトルの同名漫画を原作とする2024年公開の映画作品。山﨑賢人、山田杏奈、玉木宏、舘ひろしといった豪華俳優陣が出演し、監督は久保茂昭が務めた。キャッチコピーは「猛き者達よ、奪い合え」、「果たすべき、使命はあるか」。 明治末期の北海道。戦争帰りの兵士杉元佐一は、「アイヌがどこかに隠した莫大な金塊」の噂を耳にする。金塊を巡る陰謀の中で父を失ったアイヌの少女アシリパと出会った杉元は、彼女と組んで金塊探しに挑み、その情報を持つ脱獄囚たちや陸軍との争奪戦を繰り広げる。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『四月は君の嘘』の概要
- 有馬公生の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「母さんが僕に残したものを引っ張り出せ」
- 「忘れられるはずないよ。僕は君と同じ演奏家なんだ」
- 「僕の世界は鍵盤でさえ、カラフルになっていたんだ」
- 「君のために弾こう」
- 「僕を伴奏者に据える宮園かをりはもっと凄い」
- 「僕は幸せだよ」
- 「いてもいなくても一緒なら、一緒にいるよ。側にいるよ」
- 「これはきっと恋って言うんだ」
- 「さよなら」
- 宮園かをりの名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 藤和音楽コンクール一次予選
- 「悲しくてもボロボロでもどん底にいても、弾かなきゃダメなの。そうやって私達は生きてゆく人種なの」
- 「私がいるじゃん」「私をちょっぴり支えてください。くじけそうになる私を支えてください」
- 「音楽が自由なんだよ」
- 「アゲイン」
- 「何かに突き動かされて演奏するのだ」「そうやってもっとも美しい嘘が生まれる」
- 「君はどうせ君だよ」「君の人生でありったけの君で真摯に弾けばいいんだよ」
- 「星は君の頭上に輝くよ」
- 「ほら、奇跡なんてすぐ起こっちゃう」
- 「有馬公生君。君が好きです。好きです。好きです」
- 澤部椿の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「彼と出会った瞬間私の人生が変わったの。見るもの聞くもの感じるもの。私の風景全部がカラフルに色付きはじめたの。世界が輝きだしたの」
- ソフトボール部の引退試合
- 「あんたは私と恋するしかないの」
- 渡亮太の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「心魅かれるコに好きな人がいるのは当然。恋をしてるからそのコは輝くんだ。だから人は、理不尽に恋に落ちるんだ」
- 「無理かどうかは女の子が教えてくれるさ」
- サッカー部の引退試合
- 「スーパースターに挫折はつきものさ。逆境でこそそいつが本物かどうかわかる。だってよ星は夜、輝くんだぜ」
- 相座武士の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺ら演奏家だからよ。ものは音楽で語らねーとな」
- 井川絵見の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「私のピアノ、響け」
- 「今、言葉は蛇足だ。想いは全部、ピアノに込めんだから」
- 有馬早希の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「ピアノはあなたなのよ」
- クライスラー『愛の悲しみ』
- 相座凪の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- くるみ音楽祭
- 瀬戸紘子の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「音楽家は師から学ぶ過程で生まれた違和感を大切にするべきだわ。その違いこそ個性なんだもの」
- 「『音が聴こえなくなる』それはおくりものだよ」
- 三池俊也の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「僕もあそこまで身も心も捧げてみたい。燃焼してみたい。進めって響いてくる」