彩雲国物語(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『彩雲国物語』とは、雪乃紗衣によるライトノベル及びそれを基にした漫画・アニメ品である。原作は角川ビーンズ文庫より2003年10月から刊行されており、2006年4月からアニメ放送が開始された。またライトノベルの挿絵を担当していた由羅カイリにより、2005年7月から漫画の連載も始まっている。「彩雲国」という架空の国で、「官吏になりたい」という夢を抱く紅秀麗がその願いを実現させ、様々な困難を乗り越えていく中華風ファンタジー作品である。

『彩雲国物語』の概要

『彩雲国物語(さいうんこくものがたり)』とは、雪乃紗衣(ゆきのさい)によるライトノベル作品、およびそれを基にしたアニメ・漫画である。雪乃紗衣は第1回角川ビーンズ小説大賞にて『彩雲国綺譚』で奨励賞と読者賞を受賞。その『彩雲国綺譚』を修正した作品が『彩雲国物語』である。
アニメは第1シリーズが2006年4月から2007年2月まで、第2シリーズが2007年4月から2008年3月まで放送された。制作会社は「マッドハウス」である。漫画は2005年7月から2012年3月まで連載され、コミック全9巻で完結。
『彩雲国物語』はしっかりしたストーリーと、主人公が女性初の官吏を目指し、頑張る姿が共感を呼び、幅広い年代に支持された。またライトノベルの挿絵と漫画を担当した、由羅カイリが描くイケメンキャラクターも魅力のひとつ。
名門の生まれでありながらも、貧乏暮らしの主人公・紅秀麗(こうしゅうれい)が史上初の女性官吏となり、様々な混乱を乗り越えていくストーリー。前向きでどんな事にも一生懸命な秀麗の姿は、国王である紫劉輝(しりゅうき)をはじめ、周りの人々を変えていく。
中国風の架空の国「彩雲国」で、恋や友情、権力争いなどが繰り広げられる。

『彩雲国物語』のあらすじ・ストーリー

第1シリーズ

後宮へ

王の教育係を務めることになった秀麗(左)。

名門の生まれでありながらも貧乏暮らしの紅秀麗(こうしゅうれい)は、寺子屋の子供に勉強を教えたり、二胡を弾いたりして生計を立てていた。ある日家に王の次に権威のある朝廷三師の1人、霄瑤璇(しょうようせん)が、秀麗に後宮に入って王の教育係になってほしいと頼みに来る。秀麗はお金につられて依頼を引き受けてしまう。
後宮に入ったものの秀麗はなかなか王に会えずにいた。庭に出てお茶に浮かべる花びらを取ろうとした時、身分を隠し、違う名前を名乗った王・紫劉輝(しりゅうき)に出会う。秀麗はそれが嘘だと気付いていたが、王の嘘に乗ることにした。
劉輝の「王に何を望む」との問いに、秀麗は「王を支えに来た」と答える。劉輝は秀麗に正体を明かし、今まで行わなかった政(まつりごと)を行う決意をする。

ある日武闘大会が行われる。そこに秀麗の父に拾われ、一緒に暮らす茈静蘭(しせいらん)が出場する。静蘭は流罪となった劉輝の兄、第二公子・紫清苑(しせいえん)だということに劉輝は気付く。
劉輝が今まで馬鹿な振りをして政を行わなかったのは、大好きだった清苑を呼び戻してほしかったからだ。その事を劉輝は静蘭に打ち明けるが、静蘭は「自分は兄ではない」と否定する。それでも幼少の頃に自分を慕ってくれていた劉輝の気持ちを受け止めるのだった。

劉輝が王の仕事をしっかりとこなしているので、秀麗は自分の役目は終わったと悟る。秀麗が後宮に来たのは、劉輝に王としての役目を果たさせるためだったからだ。そして劉輝の護衛を務める藍楸瑛(らんしゅうえい)と劉輝に学問を教える李絳攸(りこうゆう)は、調査書により、静蘭が劉輝の兄だと知る。

秀麗は劉輝に後宮を去ることを告げるが、あまりにもあっさりと受け入られたため、少しがっかりする。しかし劉輝は本当はとても寂しがっていたのだ。
いよいよ秀麗が後宮を去る日が来た。劉輝は秀麗に逃げられないように男性が好きだと思わせていたが、本当は女性も好きだと打ち明け、秀麗に口づけする。劉輝のその行動に、秀麗はとても驚くのだった。

官吏の道

劉輝は次の国試から女性を導入することに決めた。そのため「国試女人受験制」の草案作りに励む。
秀麗は絳攸の提案で、1ヶ月間だけ戸部尚書の黄奇人(こうきじん)の元で雑用係として働くことになった。そこで働いたことにより、ますます官吏への思いが強くなっていく。
そしてついに女性の国試制度が導入された。秀麗は国試に見事合格し、初の女性官吏となった。
しかし試験の結果が第3位と上位だったにも関わらず、仕事は厠掃除と雑用ばかり。史上最年少で国試に第1位で合格した杜影月(とえいげつ)も、靴磨きと秀麗と共に雑用ばかりさせられていた。
秀麗と影月に対する周りの態度は冷たく、秀麗は礼部の尚書である蔡尚書(さいしょうしょ)により国試で不正を働いて合格したと噂を流されてしまう。秀麗は査問会において、不正は行っていないことを宣言する。蔡尚書は秀麗と影月が作成した不正を証明する書類により、様々な悪事を暴かれてしまうのだった。

査問会の翌日から、秀麗の能力を疑う者はいなくなった。
いよいよ秀麗の配属先が発表される。秀麗は影月と共に茶州州牧(さしゅうしゅうぼく)に任命された。そして現在茶州の州牧補佐を務めている鄭悠舜(ていゆうしゅん)と茶州出身の元茶州州牧である浪燕青(ろう えんせい)が2人の補佐として就くことになり、専属の武官に静蘭が任命された。

茶州への旅立ち

いよいよ秀麗達が茶州へ旅立つ時が来た。そして秀麗が後宮に入ったときに仕えた香鈴(こうりん)も自ら望んで同行することになる。
茶州を仕切る茶家(さけ)の当主の座を狙う茶仲障(さちゅうしょう)は、秀麗達が州牧の着任式に出席できないように、刺客を送り込む。そして宿でついに秀麗以外は刺客に捕まってしまう。
秀麗は皆で落ち合おうと約束した金華を目指す。そして街で琳千夜(りんせんや)という男性に出会い、金華に連れて来てもらうのだった。
しかしそこで琳千夜が茶家の人間、茶朔洵(ささくじゅん)だと知る。秀麗は無事に皆と合流したが、劉輝から贈られた蕾の簪を朔洵に奪われてしまうのだった。

秀麗達は州牧の着任式が行われる琥璉(これん)を目指す。茶家の妨害を退けて、なんとか琥璉にたどり着いた。
そこに朔洵から、茶家の当主選定に立ち会うよう要請する手紙が届く。秀麗は朔洵が迎えに来たため、朔洵と共に茶本家へ行く。そこで朔洵と秀麗の婚姻の話が出るが、秀麗はきっぱりと断る。
茶家当主選定式が行われる会場で、影月は茶家が今まで侵した罪により、茶家に関係がある者を捕縛すると発言する。茶家当主は一番重い罪を背負うことになるが、茶家の三男である茶克洵(さこくじゅん)が自ら志願し、当主を継ぐことになった。

静蘭は朔洵の元を訪れた。2人はどちらが先に毒を飲むかの賭けをする。テーブルには酒が入った沢山の杯が並べられていた。毒が入っている杯を飲めば負けだが、杯には全て毒が入っている。だが静蘭は賭けをする前に毒の中和剤を飲んでいた。朔洵は中和剤は飲んでいないが、毒に対する耐性がついている。静蘭は朔洵が秀麗の簪を本人に返したと聞き、目的は果たしたため、勝負を中断する。朔洵は秀麗の元に行くため、部屋を出て行く。静蘭は朔洵が用意した強い酒を飲んだため、朔洵を追うことができなかった。
朔洵は秀麗に簪を返し、自分で仕込んだ毒により死んでしまう。

茶家の当主となった克洵は、罪に問われることはなかった。克洵がやらなければならないことは、茶家を立て直すことだからだ。
茶州州牧の着任式も無事に行われた。

年明けの朝賀のため、秀麗は貴陽へと戻って来た。
秀麗は朝賀で茶州を立て直すために、研究機関を設けたいと劉輝に申し上げる。劉輝はその案を、検討すると約束した。
秀麗は府庫にて手料理を振る舞う。そこに秀麗が関わった者が訪れ、料理を食べて行った。
そして秀麗は、劉輝と初めて会った場所へ向かう。そこには劉輝がおり、劉輝は永遠に秀麗を待ち続けると約束した。

第2シリーズ

謎の病と邪仙教

秀麗は茶州に研究機関を設ける案を実現させるため、走り回っていた。その頃茶州では、謎の宗教集団・邪仙教(じゃせんきょう)が活動を始めており、また奇妙な病も蔓延する。
正体不明の病が発生した茶州の虎林郡(こりんぐん)へ、影月は1人でも多くの命を救おうと向かうが、影月の命ももうすぐ尽きようとしていた。
邪仙教は、病を利用して人々の不安を煽っていた。

秀麗は病の治療法を、医師と共に見つける。そして朝廷や全商連の協力を得て、茶州を救う手立てと資金も調えた。様々な手順を飛ばして無茶な行動をした秀麗は、周囲に非難されるが、自らの地位と命をかけた覚悟を見せ、黙らせるのだった。
秀麗は医師達を連れて、茶州へ向かう。
虎林郡で病人の看病をしていた影月は邪仙教に捕われてしまい、香鈴は単独で行動し、影月を探していた
いよいよ病人の治療が始まる。様々な人の協力により、病人の状態は良くなっていった。

秀麗達は邪仙教のアジトに乗り込む。香鈴は秀麗と間違われ、邪仙教に捕まっていた。影月は一足早く到着した藍楸瑛の弟の藍龍蓮(らんりゅうれん)に助けられ、そこへ見張りを騙して牢屋から出た香鈴も駆けつけた。
秀麗はついに千夜(せんや)と名乗る邪仙教の教祖と対面する。教祖の正体は異能の力を持つ縹漣(ひょうれん)だった。
秀麗達は邪仙教が侵した様々な罪により、邪仙教に関わった者を捕縛する。
そしてついに影月の命が燃え尽き、影月の中にいたもう1人の人格、陽月(ようげつ)が現れた。陽月は影月が死んで悲しむ者の姿を見て、影月の寿命が尽きるまで、深い眠りにつくことにする。陽月により命をもらった影月は、復活するのだった。
茶州の混乱を収めた秀麗と影月だったが、無茶をやりすぎて州牧を解任。影月は官位降格だけで茶州に残ることになったが、秀麗は貴陽へ帰還命令が出て、官位も剥奪、謹慎処分となる。そして秀麗はたくさんの人に見送られながら、茶州を去るのだった。

貴陽へ帰還

秀麗と一緒に茶州から戻って来た悠舜は宰相(さいしょう)に、秀麗は冗官となった。
冗官達には厳しい処遇が発表され、1ヶ月以内にどこかの部署で必要とされないと、退官させられてしまう。秀麗は他の冗官達の面倒ばかりみて、自分のことは後回しになっていた。
いよいよ猶予期間の1ヶ月が終わろうとしている時、秀麗は冗官の振りをしていた監察御史の陸清雅(りくせいが)に手柄をに取られてしまう。しかし何とか御史台(ぎょしだい)の長官である葵皇毅(きこうき)に拾ってもらうことができ、秀麗は同じく冗官の榛蘇芳(しんすおう)と共に葵皇毅の元で働くことになるのだった。

貴陽へ向かっていた燕青は、謎の男達に襲われていた秀麗にそっくりの女性を助ける。その女性は楸瑛の妹の藍十三(らんじゅうさん)だった。
十三は劉輝の妃になるために来たのだが、何者かに狙われているため、秀麗は十三の身代わりとなる。
十三が狙われたのは、兵部侍郎(ひょうぶじろう)の孟侍郎(もうじろう)が、自分の娘を王の妃にしたかったからだ。それには十三が邪魔だったので暗殺しようとしたが、秀麗に阻まれてしまう。しかし秀麗達の目の前で、孟侍郎も口封じのために殺し屋に殺された。

楸瑛は、劉輝から授かった花菖蒲の剣と左羽林軍将軍職を返上する。楸瑛の兄達は、楸瑛が王に仕えることに反対だったからだ。そして楸瑛は城を去り、藍州へ向かった。
楸瑛を諦めたくない劉輝は、十三と邵可と共に後を追う。そして秀麗は劉輝を連れ戻すために燕青と蘇芳を連れて藍州へ行く。
劉輝は苦労の末、楸瑛と再会する。また秀麗も劉輝と合流することができた。
楸瑛は三つ子の兄達と賭けをし、勝ったならば藍家から勘当してほしいと願い出る。楸瑛は見事に賭けに勝ち、劉輝の元へ戻るのだった。

貴陽へ戻った劉輝は、王としての強い自覚が芽生える。そして十三を、後宮を去ってしまった筆頭女官の縹珠翠(ひょうしゅすい)の後継人として、後宮に入れることにした。
劉輝は秀麗に、「いつまでも秀麗を待ち続けることはできないため、賭けをしよう」と持ちかける。賭けの内容は、期限を決めて秀麗が劉輝から逃げることができたら劉輝は秀麗を諦める。秀麗が劉輝と結婚してもいいと思ったら劉輝の勝ちというものだった。秀麗はその勝負を受けて立つのだった。

『彩雲国物語』の登場人物・キャラクター

主要人物

紅 秀麗(こう しゅうれい)

CV:桑島法子
この作品の主人公。国でも1、2を争う名門の生まれだが、貧乏で生活費を稼ぐために様々な仕事を行う。
猪突猛進型で、どんな困難にも持ち前の逞しさで立ち向かう性格。周囲の男性に好意を寄せられているが、本人は気付いていない。
お金につられて、王・紫劉輝の教育係をすることになる。
劉輝により女性の国試制度が導入され、夢だった官吏となる。そして影月と共に茶州州牧に就任した。しかし茶州の騒動を収めたものの無茶をやり過ぎて州牧を解任、冗官となってしまう。

紫 劉輝(し りゅうき)

CV:関智一、岡村明美(幼少期)
彩雲国国王で秀麗が好き。末の第6皇子であったが上5人の兄のうち4人が王位争いで共倒れし、残りの1人は遙か昔に流罪にされた為、予想外に玉座につく。兄弟の中で唯一優しかったが流罪となった第二公子・清苑に戻って来てほしかったために、あえて政治を臣下に丸投げしていた。
しかし秀麗に会い能力を発揮し、王としての仕事に励む。
秀麗には男性が好きだと思われていたが否定しなかったのは、本当の事を言えば秀麗に逃げられてしまうのではと思ったからだ。秀麗が教育係の役目を終え、王宮を去る日に女性も好きだと打ち明ける。

tkmyoko0
tkmyoko0
@tkmyoko0

Related Articles関連記事

東京ミュウミュウ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

東京ミュウミュウ(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

吉田玲子原作、征海未亜作画による漫画作品およびそれを原作としたアニメ作品。絶滅危惧種動物の遺伝子と合体した少女たちが変身し、強大な敵と戦う。女の子特有の、恋の悩みや敵との関わりなど子供向けアニメとしては深い内容となっている。それぞれの動物に即した衣装やアイテムに当時の子供たちは夢中となった。また当時連載していた雑誌「なかよし」が60周年となった時、再度注目されるなど幅広い年齢に愛されている。

Read Article

蟲師(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

蟲師(漫画・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

蟲師(むしし)は漆原友紀の手による漫画作品。1999年から2002年にかけてアフタヌーンシーズン増刊にて連載された。見慣れた動植物とは異なる生き物「蟲」と人々の営みを蟲師・ギンコの視線を通して描く。第30回講談社漫画賞・一般部門賞受賞。2005年フジテレビ系列にてアニメ化、数々の賞に輝き、2007年オダギリジョー主演で実写化されている。

Read Article

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコのネタバレ解説・考察まとめ

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコのネタバレ解説・考察まとめ

『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』とは、2021年11月に公開されたすみっコたちと魔法使いの5人きょうだいとの夢と魔法の物語。サンエックス株式会社の人気キャラクター『すみっコぐらし』の劇場アニメ第2弾である。前作に続き、井ノ原快彦と本上まなみがナレーションを担当した。「5年に1度おとずれる、青い大満月の夜。魔法使いたちが町にやってきて、夢をかなえてくれる」という伝説は本当だった。すみっコたちが暮らす街を舞台に、夢と魔法が描かれた心温まる作品。

Read Article

ウルトラマニアック(吉住渉)のネタバレ解説・考察まとめ

ウルトラマニアック(吉住渉)のネタバレ解説・考察まとめ

『ウルトラマニアック』とは吉住渉による少女漫画。ジャンルはマジカル学園コメディ。集英社『りぼん』で連載され、テレビアニメ化もされた。魔法王国から留学してきた魔女っ子佐倉仁菜(さくら にな)と、彼女に翻弄されるクールな女子中学生立石亜由(たていし あゆ)の友情と恋を描く。作品の特徴として、魔法を使用する際に、マジックパソコンなどの未来的な道具が頻繁に登場する。この他、主要人物の人柄や、魅力的なキャラクターの登場、また切ない恋愛要素もあり、読者からの人気を集めた。

Read Article

悪魔のリドル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

悪魔のリドル(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『悪魔のリドル』とは高河ゆん(原作)、南方純(作画)による漫画・アニメ作品。ミョウジョウ学園に存在する、特別な時期にしか開講されないクラス・10年黒組。一ノ瀬晴は自身の一族の試練として黒組に転入する。その試練とは「自身の命を狙う12人の暗殺者がいるクラスを生きて卒業すること」だった。そんな中、刺客の1人・東兎角は暗殺対象の一ノ瀬晴に心を惹かれ、彼女を守ることを決意。兎角と晴は、11人の暗殺者達との戦いに身を投じて行く。登場人物のほとんどが女子高生であり百合描写も描かれている。

Read Article

東京ミュウミュウの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

東京ミュウミュウの名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『東京ミュウミュウ』とは、『なかよし』で連載されていた少女漫画で、アニメ化もされている作品だ。主人公の桃宮いちごを始めとする5人の女の子たちが、絶滅危惧種の動物の力を持つ戦士である『ミュウミュウ』に変身し、宇宙から東京の街へとやってきたキメラアニマと呼ばれる怪物から日々街を守っている。 戦う女の子たちのかわいらしくもカッコイイセリフの数々が、当時の読者である女の子や女性たちに勇気や感動を与えた。今回は、そんな『東京ミュウミュウ』に登場する名言や名セリフを紹介する。

Read Article

蟲師の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

蟲師の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『蟲師』とは、漆原友紀による漫画作品およびそれを原作としたアニメ、実写映画、ゲーム作品である。1999年から2008年まで『月刊アフタヌーンシーズン増刊号』にて連載。蟲師を生業としている主人公ギンコが、旅をしながら蟲とヒトを繋いでいく。時にヒトに寄り添い、時に蟲に寄り添い、ヒトがどうあるべきかを模索していく物語である。蟲に翻弄されるヒトの無力さや愚かさを生々しく描かれており、それでも逞しく生きていくヒトのしたたかさに読者は共感を覚える作品である。

Read Article

目次 - Contents