花咲舞が黙ってない(ドラマ・漫画・小説)のネタバレ解説・考察まとめ
『花咲舞が黙ってない』とは、池井戸潤の小説『不祥事』、『銀行総務特命』を原作とするドラマ作品である。臨店先へ出向き、業務改善・指導する臨店班に所属する花咲舞と相馬健が、全国の支店で起こる数々の問題の解決に奮闘する痛快ストーリー。2014年にテレビドラマ第1シリーズの放送と講談社『Kiss』での漫画版が掲載。2015年に第2シリーズが放送された。銀行を舞台とし、女性銀行員が次々と行内の不正を暴いていくというストーリーであることから、女版『半沢直樹』と注目された。
『花咲舞が黙ってない』の概要
『花咲舞が黙ってない』とは、小説家・池井戸潤の経済小説『不祥事』や『銀行総務特命』などを原作とするメガバンクを舞台としたテレビドラマ作品及び漫画作品である。2014年にテレビドラマ第1シリーズ、2015年に第2シリーズが放送された。テレビドラマ版の主演は杏が演じ、一緒に銀行の不正を暴いていく花咲舞(はなさきまい)の上司を上川隆也が演じた。テレビドラマの他、2014年には講談社の『Kiss』にて六多いくみ作画で漫画化され、2014年7月号から2015年9月号まで連載された。単行本は全9巻。
メガバンクの1つ、東京第一銀行の行員である花咲舞は支店で「テラー」と呼ばれる窓口業務を担当していたが、本来の銀行業務とは異なる臨店班と呼ばれる部署に突然異動になり、元上司の相馬健(そうまけん)とコンビを組むことになる。臨店班とは問題や不祥事を起こした支店へ出向き、業務改善できるように指導・支援し、解決を図る部署の事。仕事柄、身内のあら捜しをするような行為で行員からうとましく思われることもしばしばある。行く先々で行員の協力が得られない中で、舞と相馬のコンビが問題解決に向けて奮闘。不正に対しては歯に衣着せぬ物言いで、次々と銀行内の様々なトラブルを解決してゆくというストーリー。
銀行を舞台とし、女性銀行員が次々と行内の不正を暴いていくというストーリーだったことから女版『半沢直樹』と言われ注目された。
第一シリーズの主題歌は西野カナ、第二シリーズの主題歌は福山雅治という人気歌手の楽曲が選ばれており、それぞれオリコンチャート最高順位は2位と1位である。
『花咲舞が黙ってない』のあらすじ・ストーリー
第1シーズン
臨店班の活躍と真藤本部長との対峙
花咲舞(はなさきまい)は東京第一銀行の支店で「テラー」と呼ばれる窓口業務を担当していたが、上司だった相馬健(そうまけん)の本店への異動に伴い、舞もまた本店へ異動になる。その異動先は本来の銀行業務とは異なる臨店班と呼ばれる部署。臨店とは、支店を訪問して業務の指導に当たることで、いわゆる支店の指導係になった訳である。
そんな舞たちはベテランテラーの中島聡子(なかじまさとこ)のミスを指導しに茅場町支店を訪れると、100万円紛失している現場に出会う。そして支店長の矢島俊三(やじまとしぞう)は慌てふためく。実はこの矢島は次期頭取候補と言われている本部長の真藤毅(しんどうたけし)の子飼いであり、茅場町支店の業績を上げるために、コストのかかるベテランテラーを次々パワハラで辞職に追い込む支店長であった。
舞と相馬は力を合わせて矢島のパワハラを追求し、見事左遷に追い込むのであった。こうして真藤派の支店長を退治してしまった臨店班の2人は、真藤本部長から目の敵にされることとなったのであった。
伊丹ジュニアとの対決
舞と相馬は、見合い相手を紹介しないという詐欺まがいの行為でクレームが上がっている融資先の結婚相談所の調査を行う。すると結婚適齢期の女性の顧客情報を相談所に漏らして見返りを受け取っていた青山支店の支店長新田隼雄(にったはやお)の悪事を突き止めて懲戒解雇に追い込む。ある時は、蒲田支店で詐欺師に架空口座を作られそうになり、すんでのところでそれを止める。その失敗を部下のせいにする蒲田支店の支店長須賀住夫(すがすみお)を追求して異動に追い込む。またある時は、融資を求めてきた息子の会社のライバル会社の稟議をわざと止めて、不渡りを出させて倒産に追い込み、息子の会社を少しでも有利にしようとした横浜西支店の支店長中村京子(なかむらきょうこ)の悪事を暴く。さらに夜の誘いを断った部下の昇進を邪魔した上に、女子行員にセクハラを繰り返す人事部の大前貢(おおまえみつぐ)を真藤本部長の前で追求するなど、次々と真藤本部長派閥の行員たちの悪事を暴いていく。そして真藤はますます臨店班を目の敵にするのであった。
またある日、同期から紹介されたレストラン経営者の友田浩次郎(ともだこうじろう)を紹介された舞。舞と相馬はその従業員から友田が銀行員に賄賂を渡していることを聞かされた。品川支店を調べる内に、それは賄賂ではなく、牛肉の産地偽装に対する口止め料であったことを突き止めた。さらに舞のテラー時代の顧客にお見合いをセッティングされて京浜銀行に勤める秋本輝夫(あきもとてるお)と出会う。秋本は、京浜銀行破綻を知りながら老人たちから預金と偽って金を出させて着服していた。舞と相馬のコンビは東京第一銀行の外で起こった事件も解決していく。
そんな中、真藤は規模数千億円とも言われる銀座再開発プロジェクトを計画中の伊丹グループ会長・伊丹清吾(いたみせいご)との取引を成功させ、主幹銀行の座を獲得しようと躍起になっていた。その息子の伊丹清一郎(いたみせいいちろう)は東京第一銀行で社会勉強中であった。しかし伊丹ジュニアは、腰掛け銀行員だということを鼻にかけ、以前間違いを指摘した顧客に恨みを持ち続けて倒産させようとしたりとやりたい放題。そんな伊丹ジュニアに対し、舞は「大バカ者はあなたの方です!!あなたの稟議ひとつで会社が倒産したかも知れない。会社が倒産するということは大勢の社員が職を失い、その家族が不幸になるのだということを、考えてみたことがありますか?」と一刀両断。言葉を失う伊丹ジュニアは、憎々しげに舞を睨みつけるのであった。
銀座再開発プロジェクト
舞にこっぴどくやられた伊丹ジュニアは人事部預かりになっていた。それを恨みに思った伊丹ジュニアは銀行に仕返ししようと、父親の会社である伊丹グループの従業員への給与振り込みを凍結すべく、そのデータを盗んで隠していた。これは東京第一銀行始まって以来の不祥事であり、伊丹グループとの関係悪化を回避したい真藤は、即座にデータの発見と事態の収集を命じる。そして事件解決のために主要部署の精鋭が集められた。しかしなかなか成果は出ないのであった。
舞と相馬は監視カメラのデータから、給与データが保管されていた部屋に、伊丹ジュニアが認証システムを使わずにこっそり入ったことに気づき、本人に真相を問い詰めるとあっさりと白状する。悪びれることなく開き直る伊丹ジュニアであったが、その会話を真藤と伊丹会長が立ち聞きしていた。伊丹会長は部屋に入ると思い切りバカ息子を殴り飛ばす。伊丹グループの御曹司の立場を利用してやりたい放題の情けない息子に鉄拳制裁を与えたのだ。そして真藤に向かって深々と謝罪する。こうして伊丹会長の弱みを握ったことで、銀座再開発事業の主幹事銀行の地位を勝ち得た真藤なのであった。
第2シーズン
臨店班の活躍
真藤は常務取締役に昇進し、次期頭取候補としてニューヨーク支店帰りのやり手役員、堂島正吾(どうじましょうご)専務と争うまでに躍進していた。
舞と相馬は五反田支店の臨店にやって来ると、かつて相馬の部下だった松木啓介(まつきけいすけ)に出会う。間違っていることに対しては、歯に衣着せずに颯爽とに問題を解決する舞を見て、好意を寄せる松木であったが、鈍感な舞はそれに全く気付く様子はない。食事に誘っても、舞は相馬を誘ってしまい、結局3人で食事に行くという微妙な関係が続くのであった。
毎日支店の臨店に駆け回り、次々とトラブルを解決していく舞と相馬。ある時、五反田支店の中北友康(なかきたともやす)支店長が、スーパーあづみ屋ストアから無理な融資回収を指示していた。何か裏があると感じた舞と相馬は、中北がライバル店であるカミングマートから賄賂を受け取って、あづみ屋を倒産に追い込もうとしていたことを突き止めて、懲戒解雇に追い込む。またある時は、町田支店の融資課長の小見山巧(こみやまたくみ)が取引先の青山建業が計画倒産することを知っていて、それを見過ごす代わりに500万円を受けとっていたことを突き止める。また、川崎支店の水原伍郎(みずはらごろう)支店長が襲われた事件の調査を行い、かつて水原のパワハラのせいで銀行を辞めることになった磯部隆彦(いそべたかひこ)を犯人だと突き止めた。磯部を自首させ、水原の過去のパワハラを告発して解決した。このように毎日支店の臨店へ駆け回り、真藤常務の子飼いの支店長たちを懲らしめていくのであった。また相馬は大学時代の友人である青井省一(あおいしょういち)と再会する。青井は自分の会社デジタルブルーの経営不振に陥っていた。青井は相馬を騙して5億円の融資を引き出そうとする。それを見抜いた相馬は融資した支店長たちに頭を下げて、さらに青井に自己破産させてヤミ金の取り立てをやめさせていく。こうして銀行外の問題も解決していく舞と相馬のコンビであった。
頭取更迭
舞と相馬は堂島専務に呼び出され、蔵中建設の賄賂問題について調査する。そして裏金が白水銀行の「真藤毅」の名義の口座に1億円が振りこまれていたことを突き止める。舞たちが当時の動きを調査すると、真藤常務は自分の口座に1億円が振り込まれた後、その口座から金を引き出して荒木誠(あらきまこと)支店長に渡していた。そして荒木はこの金は金塊に替えていたのだ。
そして役員会当日。臨店班の舞と相馬は、役員たちの前で調査結果を報告することになった。そこで舞は、真藤常務は利用されただけで1億円は荒木支店長に渡されたこと、金塊は芹澤龍一(せりざわりゅういち)頭取に渡されたことを暴露した。
堂島専務はすぐに頭取の解任を要求し、満場一致で芹澤頭取の解任がこの場で決定した。東京第一銀行はこの騒動で大きな損害を被ったが、なんとか経営の立て直しのために奮起しようと新しい頭取は堂島専務が引き継いだ。そして真藤常務は責任を取って子会社に出向になる間際に、舞に「わたしはすぐにもどるぞ」と言って去っていくのであった。
『花咲舞が黙ってない』の登場人物・キャラクター
主要人物
花咲舞(はなさきまい/演:杏)
優秀なテラーとして窓口業務を行なっていたが、突然臨店班に異動を命じられる。正義感が強く、不正行為や理不尽な慣習の犠牲になる行員を見過ごす事ができずに上司であっても徹底的に追及する。納得いかない命令に反論する時「お言葉を返すようですが」と切り出すのがお約束。母親を亡くしており、実家で父親と2人で暮らしている。
相馬健(そうまけん/演:上川隆也)
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『キングダム 運命の炎』とは、原泰久の漫画『キングダム』を原作とする2023年公開の実写映画作品。同シリーズでは3作目にあたるため『キングダム3』とも呼ばれる。キャッチコピーは「大いなる夢を、新しい時代を、その手で掴め―」。監督は佐藤信介が務め、主役の山﨑賢人や吉沢亮など主要人物の役者は全員が前々作から続投している。 趙の大軍に攻められた秦は、六大将軍の王騎を総大将にしてこれを迎撃する。将軍を志す剣士にして秦の若き王嬴政の友でもある信も従軍し、師である王騎から重要な作戦を託される。
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容疑者Xの献身(ようぎしゃエックスのけんしん、The Devotion of Suspect X)のネタバレ解説・考察まとめ
ある日川で発見された、顔をつぶされた死体。刑事たちに協力を求められた大学准教授の湯川学は、その犯人を追い求める中で、ある人物にたどり着く。それは、湯川が天才だと認めていた大学時代の同級生、石神哲哉だった。 東野圭吾のガリレオシリーズをテレビドラマ化したキャストとスタッフが再集結し、劇場版として公開されたミステリー映画。
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箱入り息子の恋(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『箱入り息子の恋』とは、2013年公開の日本の恋愛映画。この物語の主人公、天雫(あまのしずく)健太郎、35歳は市役所勤務で性格は内気。そして、彼女いない歴=年齢という持ち主。結婚願望がない健太郎を見て、心配した両親は代理見合いに出席する。代理見合いをきっかけに健太郎は奈穂子と出会うが、奈穂子は目が見えなかった。健太郎との恋愛を反対する奈穂子の父と、立ちはだかる障害という壁。もどかしい恋と2人の純粋な気持ちに胸を打たれた人が続出。日本映画監督協会新人賞を受賞した市井昌秀が送る感動のラブストーリー。
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目次 - Contents
- 『花咲舞が黙ってない』の概要
- 『花咲舞が黙ってない』のあらすじ・ストーリー
- 第1シーズン
- 臨店班の活躍と真藤本部長との対峙
- 伊丹ジュニアとの対決
- 銀座再開発プロジェクト
- 第2シーズン
- 臨店班の活躍
- 頭取更迭
- 『花咲舞が黙ってない』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 花咲舞(はなさきまい/演:杏)
- 相馬健(そうまけん/演:上川隆也)
- 花咲幸三(はなさきこうぞう/演:大杉漣)
- 東京第一銀行本部
- 真藤毅(しんどうたけし/演:生瀬勝久)
- 辛島伸二朗(からしましんじろう/演:榎木孝明)
- 芝崎太一(しばさきたいち/演:塚地武雅)
- 児玉直樹(こだまなおき/演:甲本雅裕)
- 堂島正吾(どうじましょうご/演:石橋凌)
- 芹澤龍一(せりざわりゅういち/演:村井國夫)
- 東京第一銀行の行員
- 松木啓介(まつきけいすけ/演:成宮寛貴)
- 伊丹清一郎(いたみせいいちろう/演:平岡祐太)
- 中島聡子(なかじまさとこ/演:木村佳乃)
- 矢島俊三(やじまとしぞう/演:羽場裕一)
- 新田隼夫(にったはやお/演:飯田基祐)
- 須賀住男(すがすみお/演:神保悟志)
- 中村京子(なかむらきょうこ/演:戸田恵子)
- 大前貢(おおまえみつぐ/演:堀部圭亮)
- 中北友康(なかきたともやす/演:金田明夫)
- 春日直道(かすがなおみち/演:山田純大)
- 水原伍郎(みずはらごろう/演:半海一晃)
- 橋爪藤一(はしづめとういち)
- 荒木誠(あらきまこと/演:大高洋夫)
- 北原有里(きたはらゆり/演:片瀬那奈)
- その他の人物
- 伊丹清吾(いたみせいご/演:船越英一郎)
- 友田浩次郎(ともだこうじろう/演: 姜暢雄)
- 青井省一(あおいしょういち/演:石黒賢)
- 秋本輝夫(あきもとてるお/演:桐山漣)
- 磯部隆彦(いそべたかひこ)
- 『花咲舞が黙ってない』の用語
- 臨店班
- テラー
- バンカー
- 東京第一銀行
- 伊丹グループ
- 『花咲舞が黙ってない』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 花咲舞「お言葉を返すようですが」
- 相馬健「ときどき、思うことがあるんですよ。誰も味方がいないとき、花咲みたいな奴がそばにいてくれたら、楽になれんじゃないかなって」
- 堂島専務「東京第一銀行は間違っていた。銀行の中でしか通用しない悪習は正さなければならない。それができない腐った銀行はつぶれてしまえばいい!それを教えてくれたのは一人の女子行員だ」
- 『花咲舞が黙ってない』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 原作となったのは『不祥事』と『銀行総務特命』の2冊
- ファン必読のコミック版
- 続編の放送は未定
- 『花咲舞が黙ってない』の主題歌・挿入歌
- 第1シリーズ
- ED(エンディング):西野カナ「We Don't Stop」
- 第2シリーズ
- ED(エンディング):福山雅治「I am a HERO」