ゴジラ×メカゴジラ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ゴジラ×メカゴジラ』とは、2002年に公開された日本の怪獣パニック映画である。ゴジラシリーズ第26作品目になる。監督は手塚昌明、主演を釈由美子が務めた。
館山に45年ぶりにゴジラが出現、対特殊生物自衛隊がゴジラを迎え撃つも歯が立たない。日本政府は科学者たちを集結させ、機龍(メカゴジラ)を完成させる。システムに問題を抱えながらも改良を重ね、再び現れたゴジラと戦うのであった。
女性主人公や女性総理が登場し、当時の時代性を反映した映画になっている。
柘植 真智子(つげ まちこ/演:水野久美)
先代の内閣総理大臣で58歳。
対G特殊兵器開発法案を通したことで様々な問題を抱えるも、「世界を説得するためにどこへでも行く」と公言する。
2002年の退任時に、五十嵐へ首相の座託した。
五十嵐 隼人(いがらし はやと/演:中尾彬)
柘植前首相の下では科学技術庁長官を務めていた。
2002年に柘植の跡継ぎとして、総理大臣に就任した57歳。
機龍プロジェクトの総責任者であり、機龍の出動決定権も持っている。
機龍の暴走で、八景島周辺にかなりの被害を出した際、総辞職を考えていた。しかし再度ゴジラ出現で、機龍や特生自衛隊を信じて出動許可を出した。
強いリーダーシップと信念を持ち、決断力のある人物である。
その他
松井 秀喜(まつい ひでき/演:松井秀喜)
少年野球チームの特別コーチとして、指導に来ていた巨人軍の松井選手である。松井選手役は本人が務めた。
指導中に警報が鳴り、見事なバッティングを披露した後子供たちと避難した。
『ゴジラ×メカゴジラ』の用語
機龍
正式名称は「3式多目的戦闘システム」と言う。これは2003年に完成したという設定の為、3式の名を持っている。
一般的に機龍と呼ばれるが、湯原親子は機龍をメカゴジラと呼んでいた。
日本政府によって、東京湾の千葉県館山沖の海底から1999年に引き揚げられた初代ゴジラの骨格をメインフレームとして作られる。操縦はしらさぎと呼ばれる、支援用航空機から遠隔操作で行われる。機龍本体に入り操作も可能ではあるが、操縦時の加速や衝撃が大きい為事実上は不可能とされている。
全長60m、総重量4万t、最大稼働時間2時間程度とされている。機龍はロケット弾とミサイル、メーサー殺獣光線や目標を一瞬で凍結・粉砕する最終兵器アブソリュート・ゼロを搭載している。
伝達システムに、DNAコンピュータが利用されていた為、ゴジラの咆哮に共鳴したことで暴走した。のちにDNAコンピュータの塩基を修飾塩基に変えてゴジラと違うものにすることにより、暴走を回避する。
アブソリュート・ゼロ
機龍の胸部ハッチに内蔵された、最終兵器である。絶対零度兵器で、摂氏マイナス273.15度の極超低温の光弾を発射して原子のレベルで目標を一瞬で凍結、粉砕させる。
完成披露で、ビル一棟を完全粉砕する実験映像に世界中の人が驚愕した。低温物理学の権威で開発の第一人者である菅野吾郎博士も「まさに機龍の最終兵器です!」と自信をもって世界に発信した。しかし一発撃つのに全エネルギーの約40%を使用してしまう。
しかし目標との間に海水などが入ってしまうと、分子破壊に至らないことが、品川戦にて判明した。
特生自衛隊
対特殊生物自衛隊の通称である。特殊生物からの防衛を目的として作られた。
設立は1966年、司令部所在地は千葉県習志野である。
隊員数は4072名。
AC-3しらさぎ
特生自衛隊に所属する支援用航空機である。3機で構成され、機龍の輸送、操作、エネルギー補給を行う。最大乗員は2名。全高6m全長30m、全幅25mである。重量は35t、巡航速度時速750㎞、最高飛行速度930㎞。
2003年4月に、3式機龍運用部隊である第1機龍隊発足時に6機が納入された。1号機は作戦司令機、2号機は機龍の遠隔操作用、3号機は機龍のエネルギー供給用として使用。残りの4号機から6号機は予備機である。機龍の輸送は2号機と3号機がワイヤーアームによって行われた。
『ゴジラ×メカゴジラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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目次 - Contents
- 『ゴジラ×メカゴジラ』の概要
- 『ゴジラ×メカゴジラ』のあらすじ・ストーリー
- 45年ぶりのゴジラ上陸
- 機龍の誕生
- ゴジラ対機龍
- 『ゴジラ×メカゴジラ』の登場人物・キャラクター
- 特生自衛隊(機龍隊)の隊員たち
- 家城 茜(やしろ あかね/演:釈由美子)
- 富樫(とがし/演:高杉亘)
- 葉山(はやま/演:友井雄亮)
- 一柳(いちりゅう/演:中原丈雄)
- 葉山(兄)(はやま/演:森末慎二)
- 関根(せきね/演:水野純一)
- 湯原親子
- 湯原 徳光(ゆはら とくみつ/演:宅麻伸)
- 湯原 沙羅(ゆはら さら/演:小野寺華那)
- 技術研究所の科学者たち
- 赤松 伸治(あかまつ しんじ/演:白井晃)
- 菅野 吾郎(かんの ごろう/演:六平直政)
- 山田 薫(やまだ かおる/演:萩尾みどり)
- 政府関係者
- 菱沼(ひしぬま/演:加納幸和)
- 土橋(どばし/演:上田耕一)
- 柘植 真智子(つげ まちこ/演:水野久美)
- 五十嵐 隼人(いがらし はやと/演:中尾彬)
- その他
- 松井 秀喜(まつい ひでき/演:松井秀喜)
- 『ゴジラ×メカゴジラ』の用語
- 機龍
- アブソリュート・ゼロ
- 特生自衛隊
- AC-3しらさぎ
- 『ゴジラ×メカゴジラ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 沙羅「水爆でゴジラを生んで、今度はゴジラのサイボーグ。一番悪いのは人間よ」
- 茜「あなたに力をもらったわ。生きてちゃいけない命なんてない。あなたの言葉を信じてみるわ」
- 茜の覚悟
- リスクを恐れない五十嵐の決断力
- 『ゴジラ×メカゴジラ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- リアルな映像
- 主人公を演じる上での苦労
- 『ゴジラ×メカゴジラ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):大島ミチル「オープニング」