愛がなんだ（小説・映画）のネタバレ解説・考察まとめ

テルコの親友。実家に暮らし。自分の父と母の関係を嫌っている。葉子は家庭内で圧倒的権力を持ち母に対していつも偉そうな態度を取る父と父の言いなりに使われている母の姿を見て育ち、自分は決して母の様になりたくないと思っている。年下の恋人であるナカハラがいるが、葉子はナカハラのことを呼んだらすぐ来る都合のいい相手と思っている。

また、葉子はテルコの相談相手でもあり、その都度的確なアドバイスを送っている。話を聞く限りマモルはダメ男だと思っている葉子は、テルコにマモルは関係を終わらせた方が良いと忠告をする。

ナカハラ（演：若葉竜也）

カメラマンのアシスタントしている。
いつも葉子の都合の良いように扱われているにもかかわらず、ナカハラは葉子のことが本気で好きである。しかし、その関係性を知ったすみれからは「葉子はナカハラのことを考えていない」と言われる。ナカハラは自分が葉子の近くにいることで葉子が悪く言われることが嫌で、関係を解消することを決める。自分の幸せより相手の幸せを考えるが、幸せになれない自分に対して複雑な気持ちを持つ。

塚越すみれ（演：江口のりこ）

奔放で自由な性格でクラブに通っているため友達が多い。もうすぐ35歳。ヘビースモーカーであり派手な見た目をしている。マモルはすみれのことが好きになるがすみれはそのような気は全く見せない。性格が反対のテルコやマモルと仲が良いのは、自分とは違う考えを持ち面白いと思っているからだ。三人で遊ぶこともある。すみれは自分の思ったことをそのまま他人に言うので、BBQの際は葉子のことを自分勝手であると悪く言いナカハラと言い合いになった。

その他

葉子の母（演：筒井真理子）

葉子の母であり、家によく遊びに来るテルコとナカハラとは仲が良い。年末、葉子とテルコとナカハラは一緒に年越しをしようと約束をするが当日に葉子が急遽会社のパーティーに行くことになり、葉子の母とテルコとナカハラの三人でなぜか餃子を食べ大晦日を過ごす。

テルコのアルバイト先の先輩（演：片岡礼子）

テルコが会社をクビにされ、新しく始めた銭湯でのアルバイトの時に仕事を教えてくれた。主婦であり、ママチャリに乗る。上手くいかない恋に悩んでいるテルコの心の中を表情から見抜き、仕事終わりに一緒に湯船に浸かりながら話を聞いてアドバイスをするテルコの人生の先輩的存在。

テルコの会社の後輩（演：穂志もえか）

テルコの会社の後輩。彼氏と婚約をしている。会社をクビになったテルコのことを少し気にかけている。

神林（演：中島歩）

テルコとマモルとすみれが会う約束をした際にすみれが呼んできた男の友達。四人で飲むが、この後マモルとすみれをふたりきりにさせてマモルの恋を手助けしようと考えたテルコは神林に「この後ふたりで飲みなおそう」と誘う。

『愛がなんだ』の用語

2人用の鍋

テルコがマモルとの同棲が始まるタイミング購入した鍋。
2人の幸せな生活を妄想して購入したが、結局その鍋は使われることはなかった。マモルと別れたタイミングでテルコが持ち帰り、ゴミ捨て場に捨てることとなった。