約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

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約束のネバーランド(約ネバ)の鬼まとめ

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『約束のネバーランド』とは、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本の漫画作品である。 エマは孤児院でママや他の孤児たちと一緒に楽しく過ごしていた。ある日、コニーという孤児が里子に出されることとなった。エマはコニーが忘れていった人形を届けようとするが、そこで目にしたのは死亡したコニーと鬼だった。エマは孤児院が鬼の食料である人間を育てる農園だったことを知る。エマ達は安住の地を求めて脱走する。鬼の中でも社会が形成され、様々な鬼が登場する。

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約束のネバーランド(約ネバ)のラートリー家まとめ

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『約束のネバーランド』とは、白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本の漫画作品である。 エマは孤児院で幸せに暮らしていた。しかし、ある時、自分たちがいるのは孤児院ではなく、鬼の食料となる人間を育てる『農園』である事を知る。エマは仲間と共に農園を脱走し、人間の世界を目指す。ラートリー家は鬼と人間の間に立つ『門番』『調停役』の役割を持つ一族である。

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約束のネバーランド(約ネバ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

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『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

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約束のネバーランド(約ネバ)の五摂家まとめ

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原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって描かれた人気漫画『約束のネバーランド』に登場した、貴族階級のトップである「五摂家(ごせっけ)」。イヴェルク公、バイヨン卿、ドッザ卿、ノウム卿、プポ卿の5名が女王レグラヴァリマに仕えており、農園の管理や運営一任されている。五摂家の中でも、特にイヴェルク家は1000年前から治世に携わる重要な立場であり、五摂家の中でも別格の権力を与えられていた。一方で一家臣からの成り上がりであるドッザ卿は他の五摂家に対しても横暴な態度を示しており、評判が悪い。

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約束のネバーランド(約ネバ)の邪血まとめ

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原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって執筆された大ヒット漫画『約束のネバーランド』に登場した鬼の少女ムジカは、「人間を食べなくても人間の形態や知能を失わない」という非常に稀な性質を持った「邪血の一族」の生き残りである。「邪血」の効果は血を飲むだけで他の者に簡単に広めることができる為、「肉の供給量によって民を支配する」王家・五摂家からはその能力を危険視され、「邪血の一族」は滅ぼされた。ムジカは処刑寸前でソンジュに救われ、以降700年に渡る王家からの逃亡生活を送っている。

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約束のネバーランド(約ネバ)のグランマ・ママ・シスターまとめ

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原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって描かれた人気漫画『約束のネバーランド』に登場したイザベラは、子供たちの優しい「ママ」として彼らを世話していたが、その正体は「農園」の商品である子供たちを管理して出荷する「飼育監」だった。さらに「飼育監」をサポートするための「補佐官(シスター)」が存在しており、クローネがグレイス=フィールドハウスでの補佐活動を行っていた。ママ・シスターは全員が女性で構成されており、ハウスの外から一歩でも外に出ると心臓に電気を流されるチップを埋め込まれている。

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約束のネバーランド(約ネバ)の農園まとめ

約束のネバーランド(約ネバ)の農園まとめ

原作:白井カイウ、作画:出水ぽすかによって描かれた人気漫画『約束のネバーランド』において、非常に重要な役割を果たしている「農園」。本部の方針によって孤児院や村、学校などに偽装されているが、その実態は「約束」によって人間を狩ることができなくなった鬼に「人肉」を供給し、鬼社会を統治するための仕組みである。作中には4つの「高級農園」のほか、100以上ある「量産農園」、投薬や人体実験によって特殊な能力を持った子供を育てる「試験農園」などが登場している。

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約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverlandのレビュー・評価・感想

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10

意外なる伏線

約束のネバーランドば週刊少年ジャンプにて2016年から2020年まで連載されていた漫画だ。
漫画のみならずアニメ化や映画化までした作品である。

主人公は「エマ」「ノーマン」「レイ」の3人だ。
この3人はフルスコアと呼ばれていてすごく頭がいい。エマは頭がいいだけでなく運動神経も抜群だ。ノーマンとレイはエマよりも更に頭がいいのが特徴である。

この物語は、「シェルター」と呼ばれる施設から始まる。
最初は普通の施設のお話かなと思うが展開を追うごとに全く別物になっていくのがまた面白い。

原作には伏線がいっぱいある。
表紙だったり文字だったりと至る所に伏線が仕込まれている。
アニメ版では漫画版の大事なシーンや人物がなくなっていて少し原作ファンが荒れた。
映画はアニメに例えると1期の部分しか描かれてはいなかったが、とても素晴らしい作品となっている。再現率が高いので、まだ見た事がないという人にはぜひ見て頂きたい。
見て絶対に後悔はしないと言い切れるほどのクオリティだった。
しかし、役者さんの都合なのか監督の都合なのかは分からないが、キャラの年齢を上げたことに関しては原作ファンもアニメファンも荒れていた。
劇場版も多少荒れたが、それ以上に素晴らしい作品だったので評価はいいと自分は思っている。

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10

どんどん読み進めたくなるダークファンタジー

週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。
孤児院で幸せに暮らしていた子供たちとその子供たちに愛情たっぷりに世話をするママ。
でも実はその孤児院とは形だけで人間を主食とする”鬼”に食料を供給するための”農園”だったのです。
ママは育てた子供たちを里親に出すフリをして出荷していた。
それを知った子供たちが脱走を計画する…というところから物語が始まります。
読み手を惹きつける独特な世界観や気味の悪さ、ママとの巧妙なかけひき、ハラハラする展開がたまらないです。
そして勇気ある子供たちがママや鬼に立ち向かっていく姿、最初は鬼が悪だと思っていたけれど、
読んでいるうちに人間も他の動物を殺し食べて生きていること、命とは何なのかについても考えさせられる作品です。
食物連鎖のトップにいる私たち、もし私たちを食べる動物が現れたらあなたはどうしますか?
毎日当たり前のように食べている肉や魚、同じように人間が食べられる側になったらなんて考えるだけで恐ろしいです。
そんなことまで考えさせられる作品です。
アニメ化や実写映画化もされています。
それぞれに良い点はありますが、やはりところどころ内容や結末が違ったりするので漫画が一番おすすめです。

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9

とても考えさせられるアニメである。

見始めた時は、施設での子ども達が主要人物であり、マザーと呼ばれるお母さん的な存在の下で楽しく過ごしている描写だった為そこまで深く考えずに見ていた。
だが、3話あたりから実在しないモンスターが出始める。
子どもたちはある程度の年齢になると里親に出されることになっているが、実はモンスターの為の食用人間として出荷されていたという事実が見え隠れしてくる。
そして、母親的存在のマザーと呼ばれる女性たちは、子どもたちの前では良い母親だが、
実は頭の良い食用人間を育て、年齢、知識、学力などいい頃合になると出荷を手引きするという裏の顔があった。
その事実が分かればわかるほどミステリアスなファンタジー要素が強くなり一気に引き込まれる内容になっている。
子どもたちの中でも年上である3人が、ある日を境にその事実に気づき始める。
兄弟姉妹同様である下の子どもたちも含め、みんなを守るために施設からの全員での逃亡作戦を企て始める。
このアニメはここからがとても面白くなる。
マザーは子どもたちにバレないよう出荷を手引きする一方、子どもたちはマザーにバレないように逃亡を企てるという、互いの駆け引きのようなやり取りがとても面白い。
そして、2ndシーズンになると逃亡成功した後のストーリーになるのだが、その際モンスターの中でも人間を食さない良い種族が現れる。
そこからモンスターと人間の命の重さの違い、人間と同じように彼らにも家族が存在することなど、人種差別に繋がるような深い内容が盛り込まれている。
物語自体は子どもが主人公であり、その子どもらをモンスターが食べるという、一見グロ系のファンタジーアニメのようであるが、
1話1話とても考えさせられる素晴らしいアニメである。

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7

ハラハラドキドキの展開がたくさん!

ストーリーの設定が他にはなかなかない設定で、どうなっていくのか展開が掴めないので見ていてどんどん興味をそそる内容だと思う。
主人公エマの純粋で愛情深いキャラクターが物語をより感動させてくれる。
可愛らしい子供たちのシーンに癒されたと思えば子供とは思えない発想や表情を見せたり、大人との駆け引きがハラハラドキドキさせられる。
脱獄劇もなかなかのスリルとドキドキ感があったが、落ち着くことなく脱獄後も色々な敵が現れ、息付く暇もなく進むので消費カロリーが高い。
まだ子どもなのに、脱獄劇から一貫して家族想いで心底優しい主人公エマの姿に胸打たれる。
どんな時でも誰も傷つけないように考える純粋できれいな心に見ていて心が浄化されることが多々ある。
大人になってから忘れかけてしまう人に対しての愛情表現や、大切な人を大切にすることをこのアニメで改めて認知することができる。
脱獄後もスリル満点で面白いシーンがたくさんあったが、最終話になると急に走馬灯のように話が簡潔になっていて、
具体的な内容が分からなかったのが唯一残念に思った。
最終回以外は全部ハラハラドキドキの回だったから尚更、最後のセリフのない走馬灯のシーンになりいきなり穏やかな終わり方だったと思った。

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9

完結済み!考えながら読める奥が深い漫画!

皆さんは「約束のネバーランド」という作品を聞いたことはあるだろうか?
「約束のネバーランド」、通称「約ネバ」は少年ジャンプ作品ですでに完結済みである。
また、映画化もされており気になっている人も多いのではないだろうか。
以下ネタバレを含む。
■約ネバのあらすじ
鬼のいる世界に生まれた主人公は12歳になるまで孤児院で育てられていた。
孤児たちのママも孤児院もとても素晴らしく、楽しく生活していた。
しかし、あることがきっかけで孤児院は鬼たちの食料になる子供を養殖している場所だったと知る。
そして主人公らは孤児院からの脱出を計画する。
しかしママは実はこの鬼のいる社会で生き抜いてきた切れ者だった。
そのため主人公らは知恵を出し合い長い間にわたって計画を進めた。
そしてついに、ぎりぎりの脱出を果たす。しかし脱出した先に待っていたのは、鬼しかいない世界だった。
主人公らは人間の世界から極秘に送られてきたほんの少しの手がかりをもとに試行錯誤しながら何年もかけて人間の世界へ渡ろうとする…といった感じだ。

個人的には最終話はあまり釈然としなかったが、とてもおもしろい作品で一つ一つの展開に伏線がありとても考えさせられる作品だった。
皆さんもぜひ読んでみてほしい。

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9

進むごとのハラハラ感

初めに視聴してみようと思ったのは、タイトルを見て惹かれるところがあったからです。
『約束のネバーランド』のネバーランドという部分は、小さい頃に夢見ていたピーターパンの世界だと想像しながら見ていたのですが、中々の独特な世界観に胸を掴まれました。
人間の世界と鬼の世界が存在し、対立し合う世界で、鬼に食べられる用の子供たちを育てる施設で生きる食幼児が主人公というところが今まで見てきたアニメにないスタイルでした。
最初は鬼に食べられることが決まっている定めを知らないまま健気に生活をしている子供たちですが、あることをきっかけに本当の自分の生きる道を知り、そしてその地からの脱走を試みるというストーリーです。
描写がホラー系で少し怖いのかな?と思っていたのですが、音とともにハラハラ感を味わいながら、一緒に冒険している気持ちになれる、そんなアニメでした。
ただ脱走しながら冒険するみたいな感じではなく、仲間との絆の大切さや、生命の尊さを感じることもでき、登場人物の子供たちに勇気や元気をもらえるような気がしました。
Season1は、今まで育ってきた施設からの脱走を描き、Season2は施設からの脱走後のストーリーが進んでいるところです。あまりアニメを見てこなかったのですが、絶賛のアニメです!

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10

最悪の状況を変えていく勇気に涙が止まらない!

グレイス=フィールドハウス孤児院
孤児院に暮らす子どもたちの年齢は11歳以下。 孤児院の決まりで、里親が決まって出ていく場合もあるが、12歳までには外の世界に出ることになっていた。
エマは11歳。そこで、同じ孤児であるレイやノーマン、ドン、ギルダたち、そして心優しいママ、イザベラと共に幸せに暮らしていた。そう。本当に幸せに。一緒に暮らすコニーの里親が決まり、この孤児院から去るあの日までは。
エマとノーマンはこの後、この孤児院とママであるイザベラの隠された関係を、知ることになります。そして、それは自分たち孤児の生きる意味、生まれてきた本当の理由を知ることにもなったのです。いきなり突きつけられた、そう遠くない残酷な未来。信頼していたママの裏切り。絶望と悲しみ、苦しさ、虚しさ、悔しさ。 様々な感情に何度も押し潰されそうになります。どんなに残酷な結果の未来が予測されても、エマを筆頭に子どもたちは諦めません。みんなで外にあるとされる人間の世界を目指す、脱走計画が始まります。
子どもたちと、ママ・イザベラとの手に汗握る頭脳戦や、新たに刺客として送られてくるクローネ、ノーマンの残酷な未来は?と怖くて悲しくて、切ないストーリーになっています!
また、ママであるイザベラ、ママになりたいクローネの過去にも注目して見てもらいたいです!

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10

お化け屋敷級のスリルが味わえる!TVアニメ「約束のネバーランド」

2019年1月からTVアニメが放送された「約束のネバーランド」。
原作/白井カイウ氏、作画/出水ぽすか氏がタッグを組み、週刊少年ジャンプ(集英社)で連載が開始された漫画が原作。この作品は連載当初から多くの漫画好きからの評価が高く、『このマンガがすごい!2018』オトコ版では1位を獲得するほど。そのような漫画がアニメ化するということで放送前から話題になっていた作品だ。

親のいない子供たちが集まる「孤児院」、グレイス=フィールド(GF)ハウス。ここでは院のシスタ—であるイザベラを「ママ」と呼び、血縁関係のない38人の子供たちが幸せに暮らしていた。朝は特殊な勉強とテストを行い、それが終わるとハウスの広い敷地内で遊ぶのが日課だった。そして6歳から12歳までの間に里親の元へと送りだされるというのがこのハウスの決まりであった。

主人公である11歳のエマ、ノーマン、レイはハウスの年長者であり、毎朝のテストでそろって満点を取ったり、兄弟姉妹と行う鬼ごっこでは最後まで捕まらないほどの運動神経を持っていたりと頭脳的・身体的にもハウス一の優秀さをほこっていた。ある夜、里親の元へ旅立つことになったコニーを見送った子供たちだったが、コニーの大切にしていたぬいぐるみを忘れていることに気が付き、それを届けるためにエマとノーマンは近づくことを禁じられていた門へ向かう。そこで2人は衝撃の真実を目にしてしまう。なんとコニーはハウスの外に住む「鬼」の「食肉」になるために出荷されていたのだ。そして「ママ」と慕っていたイザベラはそのための肉を育成して出荷するための人肉育成牧場の責任者であった。

この衝撃的な事実を知ったことにより平和そのものであったハウスで、「ママ」(イザベラ)とエマ・ノーマン・レイの水面下での激しい心理戦が始まる。エマやノーマンらは一刻も早くこの牧場を脱出しようと試みるが…。

ジャンプの正義のヒーローが戦うようなストーリー構成とは違うこの作品。若干11歳の子供が大人顔負けの頭脳と身体能力を使って脱出を試みる。その中で少しグロテスクな場面もあり、少々ブラック要素の強い作品だ。どちらかというとマガジン寄りのストーリーであるとも感じる。
物語が進むにつれて一見穏やかな生活を送る孤児たちの話のように見えるが、その裏に潜む登場人物の真の顔が徐々に明らかになる。毎回ハラハラする展開と予想を裏切る展開に引き込まれ、徐々に30分の枠が本当に短く感じる。
最終話まで見終わった後はこれまで当たり前に食してきた「家畜」や食について深く考えさせられるものであった。

気を付けた方がいいこととしてこのアニメは少しダークファンタジー要素が強く、怖いのが苦手な方は深夜に見るのはお勧めしない。
また他のアニメとは違ったキャラクター設定の表現方法が印象に残る。イザベラや後に出てくるイザベラの座を狙うシスター補佐のクローネが主人公たちの後ろから突然出てくる場面がある。その描写には恐怖心を覚えるものがあった。このようなお化け屋敷のようなスリルとそのキャラの魅力を身をもって味わえる点もこのアニメの特徴だ。

世界にはそもそも宗教上の理由から肉を食べない人もいるが、それに加えて近年は「ヴィーガン」なるものが世界中で流行している。このような世界情勢にあったストーリーとなっている。久々に「飽きる」という言葉が似合わないテレビアニメだ。

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ドキドキが止まらない心理戦の連続

『約束のネバーランド』は週刊少年ジャンプに連載された人気作です。物語の舞台は孤児たちが住む孤児院から始まります。主人公はジャンプには珍しい女主人公「エマ」。ほかにメインキャラクターとして「ノーマン」、「レイ」という少年たちが登場します。この孤児院では赤子から11歳までの子どもたちが世話役のママと共に幸せに暮らしています。子ども達は皆等しく12歳の誕生日までに里親が決まり、里子に出されていました。
ある日、コニーという6歳の少女の里親が決まり、みんなと別れを済ませた後、ママに連れられ外へと通じる門へと向かいます。見送り終わったエマが食堂を訪れると、そこにはコニーが大切にしているウサギのぬいぐるみが置き去りにされていることに気づきます。そこで、ノーマンと共に門へとぬいぐるみを届けに行くことになり、そこでこの孤児院とママの秘密を知ってしまいます。なんと、外の世界には異形の姿をした鬼が住んでおり、ここに住む子ども達はその鬼の食料として育てられていたのです。そして、ママは鬼への協力者であることも発覚しました。この事実を知ったエマとノーマンは全員でここから脱走することを計画し始めるのです。
この物語で目を引くのは、頭脳明晰な子どもたちによる巧みな心理戦です。子ども達は毎日勉強の時間があり、高度な問題が次々と出されるテストをこなしています。そのテストで毎回フルスコアを取るのは、エマ、ノーマン、レイの三人でした。この三人の目線を中心に物語が進んでいくのですが、中でもママとの駆け引きは圧巻です。思わず手に汗握る心理戦の連続でハラハラしつつも、話が面白くページをめくる手が止まらないこと間違いなしです。
心理戦が好きな方、ファンタジーが好きな方ははまること間違いないです。

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スリルを味わいたい方に!

【あらすじ】母と慕う彼女は本当の親ではない。一緒に暮らす子供たちは兄弟ではない。主人公エマは、グレイス=フィールドハウスという孤児院で暮らす孤児だった…そう思っていたのだ。実際はグレイス=フィールドハウスは孤児院などではない。食人鬼のための食糧育成の場所、“農園“施設だった。それを知ったエマはこれ以上の犠牲を出したくない想いから、”全員“での施設脱出を考える。果たして、エマたちは施設を脱出することができるのか。
脱出計画がばれてしまうのか、本当に全員で脱出できるのか、非常にスリルある物語となっています。また脱出するために何が必要なのか、何をするべきか12歳にも満たない子供たちの知識や頭脳力にも驚かされる作品です。ハラハラドキドキしたい、スリルを味わいたいという方におすすめです。もし、自分が信じていた日常が突然“嘘”のものだと気づいてしまったら、絶望に打ちひしがれることなくエマのように行動できるでしょうか。エマの底抜けの明るさと行動力、仲間・家族を想う強い気持ちに感動することもしばしば。脱出するまでに数々の困難が待ち受けていますが、それを乗り越えていく姿は必見です。興味を持った方は是非読んでみてください。

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仲間と命の大切さ、そして何より、理不尽と理想が人を成長させるということを、子供たちがネバーランドで教えてくれる。

白井カイウ・出水ぽすか原作のコミック、約束のネバーランド。全世界累計発行部数は2500万冊を超え、アニメ化はもちろん実写映画化、小説化もされている人気コミックである。その魅力はどこにあるのか。読んでみると、どうやら12歳以下という非常に幼い子供たちのストーリーのようであるが、大人たちも熱狂するのはなぜなのか。今日はその魅力に迫る。
まずこのアニメは、人間はもちろん、人間を喰らう鬼が存在する。しかし、人間対鬼の構図が簡単にできている訳では無い。主人公であるエマ、ノーマン、レイという12歳目前の少年少女たちは、全員鬼のための食糧を育てる農園で育った。しかし、本人たちはそんなことも露知らず、「ママ」と呼ばれる優しい女性に愛情たっぷり育てられ、広々とした敷地で思う存分遊び、何不自由なく食事をし、綺麗なベッドで寝る、快適な施設で暮らしていると思っていた。それが肉としての旨味を引き出すため、ストレスをかけない措置だと知るのは、定期的に里親に出される仲間が、鬼によって命を奪われる現場を見てしまったエマとノーマンだった。妹のように可愛がってきた6歳のコニー。手紙を書くね、と泣き笑いで去っていった可愛いコニー。その彼女の胸元には残酷な赤い花が刺され、絶命した顔からは生気のかけらもない。周囲の鬼たちは、そのコニーを「出荷する肉」として扱う。そう、快適な施設は、ただの「鬼の食用肉を育てる農場」だった。1番美味な、12歳までの発達した脳とその肉を喰らいたい鬼たちのための、逃げ場の無い鳥かごだったのだ。
どうだろうか。人間対鬼、という簡単な構図ではなく、鬼の世界から逃げなければいけないと自覚した人間のストーリー。案の定、エマたちは脱走を企てる。
しかし、その決行日は、思いがけずノーマンの12歳の誕生日兼出荷日の後となってしまう。味が熟す限界の期限は12歳と言われ、通常はそれより幼いうちに出荷されていた。エマとレイとノーマンが12歳まで農園にいられたのは、定期的に行なわれるテストで常にフルスコアを取っていたため、脳をより発達させより良い肉になるまで出荷を見送られていたからであった。発達の限界の期限とされる12歳の誕生日、ノーマンは自分を犠牲にした脱出計画をエマとレイに託す。当然受け入れられない2人。しかしその抵抗虚しく当日は訪れ、ノーマンは出荷への道を歩き出すのだった。
ノーマンの思いを引き継ぎ、脱出計画を決行するエマとレイ率いる子供たち。冷静で現状分析が得意なレイは、成功させるなら自分とエマのみで脱出すべきと言い張っていた。当然施設には赤ん坊もいるし、現状を理解できない子供ばかり。足手まといだということだ。しかし、ひたすらに実直でただただ優しいエマは、全員助けたい、寧ろほかの農園の子供たちだって助けたい、と言い出す。実現不可能に見えたその計画だったが、脱出は、無事成功したのだった。脱出のために壁に登った時、レイはエマの後ろで笑うノーマンを感じる。
しかし、脱出が成功したからと言っても、そこは鬼の世界。人間の世界はないのか、人間はいるのかすら分からない。鬼に襲われたら、子供たちだけでなんとかできるのか。食料はどう用意するのか。生き残るためには、用意するためには、こちらもいつかは命を奪わなければいけない。迫る非情な選択。12歳以下の子供たちが、命を奪うことで生き延びる哀しさを、身をもって学んでいく。
この「約束のネバーランド」の尊さは、子供たちの仲間意識の強さだけでなく、命の奪い合いを経て、そこから「勝利」ではなく「命の尊さ」を子供たちが学び、切なく哀しい思いに打ちひしがれるという成長の過程にある。その過程で、生き残っていたノーマンと出会うのだが、彼はその天才さゆえに、ほかの子供たちとは違う考えで自分を偽り、ただ鬼への殺戮を繰り返す人間と化していた。旅の中で、人間の敵ではない鬼もいるし、鬼には鬼のコミュニティがあると知ったエマは、鬼すらも救いたいと言い出す。かつてエマの無理難題を理解し、脱出計画を作り上げたノーマンと対立するのである。
人間が生き残るのが正義なのか。どの生物も共存する道などあるのか。子供たちがそれを問いかけるヒューマンドラマが、約束のネバーランドの中にはある。結末はぜひ、あなたの目でご覧頂きたい。

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原作、アニメ、映画と多種多様なエンディング

2018年度注目度ナンバーワンコミックスに輝いた『約束のネバーランド』原作コミックスは2020年に無事全20巻で完結し、アニメも第一期も第二期とあり、第二期はかなり駆け足でありながらも、漫画とは異なるエンディングを迎えとても考えられる作品となりました。
『約束のネバーランド』とは孤児院グレイス・フィールドで育った主人公エマを主体とした一見アクション冒険漫画に見られますが、かなりの伏線がたくさんあり東大生が選ぶためになる漫画第9位に選ばれるほどの漫画であります。
人とは何か?生きるためには、何かを犠牲にして生きている。など人間の深層心理に深く刻み込まれる漫画です。鬼は人間の肉を食べないと知性や形を保てなく、女王と五摂家が管理する人間工場(孤児院)や量産型工場など生きていくためには何かを糧に生きていくしかない。そして、それを管理する農園、そこから脱出し世界を変えようとする主人公エマや仲間たち。一度は別れた親友と再会するも鬼を全て滅ぼそうとする親友にそれでは争いはなくならないと新たな約束を結びに7つの扉の先に待つ神のところに向かうエマとのギリギリの駆け引きがとても、心を揺さぶります。争いからは争いしか生まれない。それは現代社会にもおけるものであり住み分けた後の鬼の世界を邪血の少女『ムジカ』が民とともに収め種族は違えど、二人は心の底からの親友となり無事にエマ達、食用児は人間の世界へしかしここからがアニメ版と原作の違いがあり両方ともある意味正解であるようなしかし不正解のようなとても興味深い最終回となっております。

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絵柄、音楽、声優、お話すべてが素晴らしい

テレビ欄でたまたま見かけたので見始めたアニメです。話題になっているのは知っていましたが今までスルーしていて、見終わった後はなぜもっと早くに見始めなかったのかと大変後悔しています。絵柄は漫画の独特な感じよりすっきりとした印象です。映像も美しく、キャラ一人ひとりの動きや表情も作りこまれていて見入ってしまうほどです。1話序盤はほのぼのとした感じが一転、自分たちが鬼の食料だという事実を知ってしまったエマとノーマン。ハウスから全員で脱出するために幼馴染のレイを含め3人で試行錯誤をしていくのですが毎回いいところで終わってしまうので次の話を見たくてたまりませんでした。声優さんの演技も素晴らしく、主要人物であるエマ役の諸星すみれさん、ノーマン役の内田真礼さん、レイ役の伊瀬茉莉也さん、どなたの演技も素晴らしく、特に伊瀬さんはもともと声は高い方なのに自然に低い声を出されているのを聞いて声優さんてすごいと改めて感じました。ちなみに伊瀬さんはレイの声をだすために一度チューニングをされてから声を出しているのですがそのだんだん音程が下がっていく過程がとても好きです(約束のネバーラジオで聞けます)。内田さんは男の子役の声が初めてとは思えないほどノーマンにあっていてとても聞きやすかったです。エマ役の諸星さんはとにかく元気で明るいお声から絶叫までエマの心情をそのまま視聴者に届けてくれる素晴らしい演技だったと思います。ママ役の甲斐田裕子さんの演技もママのサイコパスぶりが大変出ていて見ていて怖かったです。また、オープニング、エンディング曲も世界観にあっており、飛ばさずに聞き入ってしまうほどオープニングはかっこよく、またエンディングは美しくもはかない感じがとても好きです。音楽の効果も素晴らしく、ほのぼのしたものから緊迫した状況、何か考えているときなど場面場面にとてもあっていて音楽でもその世界に引き込まれる感じがします。特に脱出するときの音楽とママの歌が大好きです。本当に一度は見てほしいアニメです。

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大人向けアニメ

人間の愚かさについて、考えさせられる内容でした。この作品は、人間を食べる鬼が存在する世界で食料として育てられた子供たちが、自由を求めて抗う内容です。私たちは普段様々なものを食べて生きていますが、その食べ物の中には人間と同じ感情を持った動物もいると思います。自分がその動物と同じ食料になったらどうなるか、恐らく大半の人間が「そんなのは嫌だ」と思うでしょう。ですが、自分が生きるためなら他の動物には食料となることを強要する。そうした犠牲のうえで、自分が生きていられるのだと再確認させられました。少し考えればわかることですが、私たち人間はそういった事実から目を背けがちなのかもしれません。かといって動物を食料とせず生きていくことは不可能でしょう。私たちも生きている以上何かを食べなくては生きていけないですから。しかし大量生産大量廃棄が放任されている日本で、この作品から学ぶべきことは多いと思います。食べることに困らない日本では、すぐに食料を廃棄しますが、その行いが愚かであることを自覚すべきだと思います。食べるために命を奪うのと、捨てるために命を奪うのとでは話が別です。そういった事実を受け止めるきっかけとしても、この作品は素晴らしい作品だと思いました。

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ハラハラとゾッとする体験をしたい人におすすめ!

約束のネバーランドは、原作が漫画のアニメシリーズです。
主人公の3人は、孤児を集めた施設で、他の孤児と一緒に生活をしています。しかしある日、恐ろしい孤児施設の裏側を知ってしまうのです。それは、孤児が鬼に食べられている、という衝撃の事実でした。しかもその暗躍者は、信頼していた孤児施設の管理者、つまり幼い頃から面倒を見ていてくれていた唯一の保護者であるママだったのです。
13歳が上限のこの施設では、年長者から順に鬼に食べられていました。しかし、週に何度か実施される成績テストのスコアが低い者から出荷されている例もありました。主人公の2人が12歳でこの施設の年長者にあったにも関わらず鬼の元に送られていなかったのは、3人とも成績が良かったからでした。
3人がこの施設の事実を知ったのちに取った決断とは、脱獄という選択肢でした。施設を脱獄して、人間が食べられない世界に向かうというものでした。第一シーズンでは、この脱獄までのストーリーが描かれています。
このアニメのおすすめポイントは、主人公3人の特徴的なキャラクターにあります。特に注目したいのは、天真爛漫なキャラクター、「エマ」です。彼女は、頭脳よりも運動が得意で、体力派の元気な少女です。何度か子供たちの間で鬼の恐怖に打ちひしがれそうになった時に、必ず先の道を明るく照らしてくれるのは、彼女の役割でした。彼女は、明るい未来を導いてくれる存在で、その光はいつもこの物語の鍵となっていくのです。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

絶対に読んで貰いたい漫画!絶対に続きが読みたくなるから!

最近の漫画の中で、一番次巻を楽しみにしていた漫画です。
初めの温かい雰囲気から一変、鬼が現れた時は子供たちの置かれた状況に恐ろしさしかなかったのですが、ここから始まる生きるための戦いが、本当にハラハラさせられて夢中で最新刊まで読んでしまいました。主人公エマの「みんなを救いたい!」という熱い仲間への想いに泣かされ、レイのクールかと思いきやエマとノーマンへの絶対に生き残って欲しいという想いに胸が熱くなり、ノーマンの緻密な作戦の数々に感動し…。
全ての登場人物が本当に魅力的でそれぞれ違った役割を担っていて(時には悪役も)、誰1人欠けてもこの漫画は完成しないんだと思わされます。1人1人が本当に生き生きと描かれていて、子供達が仲間を思いやり、立ち向かい、自分たちの未来を切り開いていく姿には、絶望的な世界なはずなのに希望に満ち溢れていて、とても勇気を貰う作品です。是非気になっている方にはまずは1巻から読んで貰いたいです。絶対に続きを読みたくなると思います。
アニメ化や映画化もされて、注目度も高い漫画ですが、どちらも世界観を崩す事無く素晴らしい作品にしてもらいたいと思います。(アニメの第1期はとても素晴らしい作品でした。)

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
8

新感覚の脱出ストーリー漫画

近未来の物語。0歳~14歳までの親のいない子供たちが30人前後のグループで暮らす施設。大人は“ママ”と呼ばれるシスターのみ。みな明るく、大好きなママを中心に、助け合いながら楽しい日々を過ごしています。
時々、仲間が里親のもとに引き取られていきます。少しの羨望と別れの淋しさ。その瞬間だけはいつもは明るい子供たちの心の中にも複雑な思いがよぎります。その大きな理由は、その施設を出て行った子供たちとは、例外なく音信不通となってしまうから。それは、外の世界がとても楽しく、施設での生活をすっかり忘れてしまうからだろう、と思い込んでいるのです。
しかし、その真実を偶然知ってしまった、年長者のエマとノーマン。この施設は、外の世界にいる“鬼”たちの食糧となるべき人間を育てる“ファーム”だったのです。
特に優秀な子供の脳が高値で取引されているらしく、成績優秀なエマ・ノーマン・レイは、貴重な商品だったのです。
大好きなママの裏切り、逃れようのない環境への絶望。そのすべてを乗り越えて、3人はこの“施設”から脱出して、未知の外界へ全員で脱出する計画を企てていくのです。
様々な障害を乗り越え、着々と準備をすすめ、決行の日は近づいてくるのでした。

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8

飽きないテンポ感と不気味さに引き込まれました

アニメ版「約束のネバーランド」のレビューです。
友人や家族に勧められて観たのですが、とても面白くて一気に見てしまいました。
孤児の子供達が集まる家でみんなが幸せそうに暮らしている様子から始まりますが、大人は唯一その家のママのみで、子供達に外の塀には近づかないよう教えていることから、きっとその外の世界の秘密を知ってしまい子供達が協力して逃げ出すような話なのかなと予想しますが、そこは予想通りでした。
しかし予想のできるストーリーであったにも関わらず一話目で一気に引き込まれたのは、間延びすることなく進むテンポ感と、タイトルや可愛らしい子供達のイメージとは正反対の不気味さでした。
外の世界とママの秘密、自分たちは何者なのか知ってしまうシーンは1話目にすぐ登場したのですぐにドキドキの世界に入ることができます。
脱獄計画はママの目を盗んで子供達で集まって話し合いをするのですが、そのシーンは毎回いつママが来てしまうのではないか、盗聴されてはいないのかとヒヤヒヤして見ていました。
メインキャラクターの子供達もよくある三人組(お転婆な明るい子、冷静沈着な頭脳明晰な子、穏やかで優しい子)ですが、みんなそれぞれの持ち味が出ていてどの子も魅力的でした。
最後の脱走劇は圧巻です。子供は思っている程子供ではないなと感じました。血は繋がっていなくても彼らは確実に家族でした。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

このアニメ、破壊的面白さ。

主人公は、児童施設で育ったエマ・ノーマン・レイの11歳の3人。
児童施設の子供たちが鬼の食用生物として殺されていることを知った3人は、子供たちを全員連れて児童施設から脱走することを計画する。
この物語で注目したいのは、以下の3点である。
1つ目に、主人公の1人、エマの成長。
2つ目に、脱走を計画する時の緻密な作戦の詰め方。
3つ目に、計画を阻止しようとする児童施設の主人、「ママ」の極悪非道な方法である。

1 主人公エマの成長
子供たちが食用生物として鬼の食事になっているという事実を知った後も、脱走計画を能天気に進めていたエマ。
しかし、ノーマンが出荷(児童施設から鬼へと移送)された後からエマの表情や態度がキリッとした。
以前よりも計画性と戦略的な言動は、見ているこちらも成長を感じることができる。
さらに、元来持ち合わせた大胆なビジョンへの執着は変わらずに彼女自身の言動を先鋭させているのだから、女性としてかっこいいなと感じる。

2 脱獄を計画するときの緻密な計画の詰め方
主人公レイとノーマンが得意とする計画の論理的な方針は、限られた情報源と行動範囲の中で編み出された鋭さをいつも含んでいる。
ママへの内部密告者を出し抜こうとした時のノーマンとレイの攻防も、アニメでみた時は2人の関係、さらには脱走計画全体が崩れるのではないかとドキドキした。

3 ママの卑劣な行動
子供達を鬼へと移送している本人、ママは脱走計画において一番の強敵である。
内部密告者を子供たちの中に潜ませていたり、ママの補佐役として呼んでいた人物も計画的に殺害したり、脱走計画の準備を進めるエマに容赦無く怪我を負わせたりと、人間の心が凍りついている様子に恐怖と怒りを覚えながらも目が離せない存在である。

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10

今まで見たアニメの中で五本の指に入る神アニメ

本作に大きく関わってくる三人、エマ・レイ・ノーマンは孤児院で毎日とても楽しい生活を送っていましたが、ある日突然三人はこの孤児院の大きな秘密を知ってしまいます。
三人は同じ孤児院の兄弟やママの裏切りや得体の知れない鬼に勇敢に立ち向かっていく。
そんなお話です。一話一話見れば見るほど数々の衝撃や感動で続きは明日なんて待ってられません。
そして一番驚いたのは私たち視聴者がどの目線でこのアニメを見ていいのかわからなくなってしまうところです。
はじめはエマ、レイ、ノーマンの視点で本作を見ていましたが徐々に自分たちは鬼の視点で日々生活をしていると感じました。
なぜなら本作に出ている孤児院の子供たちは実は鬼に食べられるために育てられていたからです。
私たちも生きていくために様々な生き物を飼育し食べています。
鬼たちとの一番の共通点です。そして何も知らず生活をしていてある日突然食用になってしまう。
これは本作の孤児院の子供たちと私たちが普段おいしいと言って食べる生き物との共通点かと思います。
そして私たちの視点が子供たちから鬼に変わったとき物語が大きく変化して様々なことを教えてくれると同時に私たちは今後どうするべきかを考えさせてくれる作品だなと思いました。

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10

アニメ「約束のネバーランド」

食用児と呼ばれる子供たちと鬼の戦いを描いた作品です。

あらすじとしては、舞台はグレイスフィールドハウスと呼ばれる孤児院から始まります。主人公のエマは活発で家族思いの優しい少女で、同い年のノーマン、レイと並びテストでフルスコアを出すぐらいの優秀な子供です。
ある日ノーマンと共に、里親が決まり引き取られて行ったはずの家族の死体を発見してしまいます。そして自分達は鬼の食料で、孤児院は農園であったと知ります。レイや他の子供達と協力し、飼育監であるママの目を欺いて脱出する方法を探るというお話です。

メインの3人を代表とする子供たちはとても賢いので、ママであるイザベラや、助っ人として呼ばれたシスタークローネと、レベルの高い駆け引きが展開されてドキドキします。また子供たちの同士のやり取りも注目ポイントです。
話が進むにつれ、農園からの脱出がいかに難しいかわかってくるのですが、それでも諦めず話し合って考えます。そこには前向きなエマの存在が大きいと思います。

結局ノーマンは出荷されてしまうのですが、残りの年長者たちで脱出に成功します。
その際、初めてイザベラの本音と思われる部分が垣間見えることになり、胸に迫るものがありました。

原作も読んでいるので先の展開も知った上で、オススメの作品です。

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8

独特な世界観に引き込まれていった

のどかな孤児院から話は始まります。その孤児院は子供ながらにテストなどが読み手からすると少し妙な感じがします。そこまでは平和な物語なんだなと誰もが思うと思います。ですが里親が見つかって孤児院を出ていく子がのちに忘れ物をしていったことにこの物語の主人公、エマとノーマンが気づき、入ってはいけないといわれているトンネルに届けに行きます。そこで彼らが見たものはさっき出て行った子供の死体と見たこともないような化け物(通称鬼)と呼ばれるものを見てしまい、頭の良かった二人はすぐこの孤児院の正体に気が付きました。ただの孤児院の物語だと思っていた私にとってはいい意味で裏切られたと思いました。孤児院の正体に気付いたエマ達がとった行動はここを逃げるというものでした。エマ、ノーマン、レイは運動神経抜群で頭もいい最年長組ということもあり逃げる計画はこの3人が話し合っていました。逃げる方法、人数、作戦を考えていく中での3人の衝突や物語の展開の仕方はとても面白く1話見終わると早く次が見たいと思ってしまうほどでした。アニメでは3歳児以下を残してエマ達は逃げることに成功します。エマ達の頭の切れの良さが見ていてすごいなと感じる作品でどの話を見ても引き込まれて行ってしまいます。

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8

ドキドキハラハラが好きな人におすすめ!

初めて読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。絵はとても細やかで、出てくる登場人物もかわいらしい人物ばかりなのに、その現実離れした作品内容に引き込まれました。
孤児院で幸せに生活する三人の主人公。小さなきっかけから自分たちのいる孤児院がそんなきれいな施設ではなく、鬼と称される化け物と関係を持つ組織だと知り脱出を心に決めます。脱出のために三人であらゆる方法を提案し考え、絆を深めていくシーンに心を惹かれました。この三人の主人公はいずれも最年長ではあるが、11歳という幼い年齢ながら自分たち以外の施設にいる全員をもつれて脱出しようと試みます。実際、脱出するまでにいくつもの困難が待ち受けているのですが、どんな時もお互いを信じ協力し合って成長していく彼らの姿にとても引き込まれました。またどのシーンも臨場感にあふれていて、読んでいるとどんどん話の世界に飲み込まれていく感覚でした。ハラハラするシーンだけでなく、友情と愛情を深く感じさせてくれる感動的なシーンも多々あり、泣いてしまった場面もいくつかありました。もともとスリルのある話が好きな私にとって今までで一番ハラハラする漫画でしたし、なにより漫画の世界観がとても素晴らしく読んでいてここまで引き込まれる漫画はほかにないと思います。この作品は漫画だけでなく、アニメも放送されたので漫画で読むのが少し億劫という方にはぜひアニメでもいいので見てほしい作品です。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

絵、内容ともに素晴らしい作品。

まず、本作品の特徴として「バトル系、推理系どちでもあること」「主人公が少女であること」があげられる。

「バトル系、推理系のどちらでもあること」
少年誌の王道といえば、キャラクターの個性が光り内容としても迫力のあるバトル系、もしくは内容勝負でありバトル系とはまた違ったカッコよさのある推理系、と考えられるが、本作品はそのどちらも兼ね備えているといっても過言ではない。
作中の「鬼」と呼ばれるものと戦う場面においては、絵の作者である出水ぽすか先生の細やかかつ迫力もある、緊張感がこちらにも伝わってくるような描写がある。
そして、主人公たちが解き明かそうとしている謎については、序盤から伏線として描かれていたりする。この細やかな設定などを考えた白井カイウ先生の物語を作るセンスを出水先生に伝えて作品に反映したとなると、よほど作りこまれた作品なのだろうと感じられる。

「少女が主人公である」
週刊少年ジャンプで連載されており、その中では珍しく少女が主人公である。
しかし、この作品を読み進めていてわかるのが、この少女が主人公でなければ、この素晴らしい作品にはならなかっただろうということ。
その主人公の特徴として、天真爛漫で元気、そして誰よりも愛情深い。彼女の見ていて眩しくなるくらいの明るさ、そしてすべてを包み込むような深い深い愛は、彼女の周囲にいる登場人物だけでなく、読者である私たちもその世界にいる人間であるのかと錯覚してしまう程に引き込まれてしまう。
作品自体、かなり素晴らしい漫画であるが、この主人公なくしてこの素晴らしい作品はないだろうと感じられるほどである。
ぜひ、本作品を読んでいただき彼女の魅力に触れていただきたい。

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