飽きないテンポ感と不気味さに引き込まれました
アニメ版「約束のネバーランド」のレビューです。
友人や家族に勧められて観たのですが、とても面白くて一気に見てしまいました。
孤児の子供達が集まる家でみんなが幸せそうに暮らしている様子から始まりますが、大人は唯一その家のママのみで、子供達に外の塀には近づかないよう教えていることから、きっとその外の世界の秘密を知ってしまい子供達が協力して逃げ出すような話なのかなと予想しますが、そこは予想通りでした。
しかし予想のできるストーリーであったにも関わらず一話目で一気に引き込まれたのは、間延びすることなく進むテンポ感と、タイトルや可愛らしい子供達のイメージとは正反対の不気味さでした。
外の世界とママの秘密、自分たちは何者なのか知ってしまうシーンは1話目にすぐ登場したのですぐにドキドキの世界に入ることができます。
脱獄計画はママの目を盗んで子供達で集まって話し合いをするのですが、そのシーンは毎回いつママが来てしまうのではないか、盗聴されてはいないのかとヒヤヒヤして見ていました。
メインキャラクターの子供達もよくある三人組(お転婆な明るい子、冷静沈着な頭脳明晰な子、穏やかで優しい子)ですが、みんなそれぞれの持ち味が出ていてどの子も魅力的でした。
最後の脱走劇は圧巻です。子供は思っている程子供ではないなと感じました。血は繋がっていなくても彼らは確実に家族でした。