どんどん読み進めたくなるダークファンタジー
週刊少年ジャンプで連載されていた漫画です。
孤児院で幸せに暮らしていた子供たちとその子供たちに愛情たっぷりに世話をするママ。
でも実はその孤児院とは形だけで人間を主食とする”鬼”に食料を供給するための”農園”だったのです。
ママは育てた子供たちを里親に出すフリをして出荷していた。
それを知った子供たちが脱走を計画する…というところから物語が始まります。
読み手を惹きつける独特な世界観や気味の悪さ、ママとの巧妙なかけひき、ハラハラする展開がたまらないです。
そして勇気ある子供たちがママや鬼に立ち向かっていく姿、最初は鬼が悪だと思っていたけれど、
読んでいるうちに人間も他の動物を殺し食べて生きていること、命とは何なのかについても考えさせられる作品です。
食物連鎖のトップにいる私たち、もし私たちを食べる動物が現れたらあなたはどうしますか?
毎日当たり前のように食べている肉や魚、同じように人間が食べられる側になったらなんて考えるだけで恐ろしいです。
そんなことまで考えさせられる作品です。
アニメ化や実写映画化もされています。
それぞれに良い点はありますが、やはりところどころ内容や結末が違ったりするので漫画が一番おすすめです。