原作、アニメ、映画と多種多様なエンディング
2018年度注目度ナンバーワンコミックスに輝いた『約束のネバーランド』原作コミックスは2020年に無事全20巻で完結し、アニメも第一期も第二期とあり、第二期はかなり駆け足でありながらも、漫画とは異なるエンディングを迎えとても考えられる作品となりました。
『約束のネバーランド』とは孤児院グレイス・フィールドで育った主人公エマを主体とした一見アクション冒険漫画に見られますが、かなりの伏線がたくさんあり東大生が選ぶためになる漫画第9位に選ばれるほどの漫画であります。
人とは何か?生きるためには、何かを犠牲にして生きている。など人間の深層心理に深く刻み込まれる漫画です。鬼は人間の肉を食べないと知性や形を保てなく、女王と五摂家が管理する人間工場(孤児院)や量産型工場など生きていくためには何かを糧に生きていくしかない。そして、それを管理する農園、そこから脱出し世界を変えようとする主人公エマや仲間たち。一度は別れた親友と再会するも鬼を全て滅ぼそうとする親友にそれでは争いはなくならないと新たな約束を結びに7つの扉の先に待つ神のところに向かうエマとのギリギリの駆け引きがとても、心を揺さぶります。争いからは争いしか生まれない。それは現代社会にもおけるものであり住み分けた後の鬼の世界を邪血の少女『ムジカ』が民とともに収め種族は違えど、二人は心の底からの親友となり無事にエマ達、食用児は人間の世界へしかしここからがアニメ版と原作の違いがあり両方ともある意味正解であるようなしかし不正解のようなとても興味深い最終回となっております。