約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverlandのレビュー・評価・感想 (2/3)

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
10

絵、内容ともに素晴らしい作品。

まず、本作品の特徴として「バトル系、推理系どちでもあること」「主人公が少女であること」があげられる。

「バトル系、推理系のどちらでもあること」
少年誌の王道といえば、キャラクターの個性が光り内容としても迫力のあるバトル系、もしくは内容勝負でありバトル系とはまた違ったカッコよさのある推理系、と考えられるが、本作品はそのどちらも兼ね備えているといっても過言ではない。
作中の「鬼」と呼ばれるものと戦う場面においては、絵の作者である出水ぽすか先生の細やかかつ迫力もある、緊張感がこちらにも伝わってくるような描写がある。
そして、主人公たちが解き明かそうとしている謎については、序盤から伏線として描かれていたりする。この細やかな設定などを考えた白井カイウ先生の物語を作るセンスを出水先生に伝えて作品に反映したとなると、よほど作りこまれた作品なのだろうと感じられる。

「少女が主人公である」
週刊少年ジャンプで連載されており、その中では珍しく少女が主人公である。
しかし、この作品を読み進めていてわかるのが、この少女が主人公でなければ、この素晴らしい作品にはならなかっただろうということ。
その主人公の特徴として、天真爛漫で元気、そして誰よりも愛情深い。彼女の見ていて眩しくなるくらいの明るさ、そしてすべてを包み込むような深い深い愛は、彼女の周囲にいる登場人物だけでなく、読者である私たちもその世界にいる人間であるのかと錯覚してしまう程に引き込まれてしまう。
作品自体、かなり素晴らしい漫画であるが、この主人公なくしてこの素晴らしい作品はないだろうと感じられるほどである。
ぜひ、本作品を読んでいただき彼女の魅力に触れていただきたい。

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9

約ネバ、原作は最高。

人間の肉が鬼にとって欠かせない食べ物という世界線の話ですが、私たちも動物の肉を工場で量産し、命を食べているのでかなり考えさせられました。
物語は食肉工場から脱出を試みる子供達vs子どもたちを管理している人間の大人と鬼の闘いでスリリングな展開が多いです。子どもたちを鬼に提供している人間の大人の過去なども丁寧に描かれています。キャラクターそれぞれの個性が可愛かったり、細かく練り上げられた設定や展開が本当に手に汗握る素晴らしい作品でした。
原作の設定が凝っていた為か、短期間であの物語をアニメで魅せるというのはやはり難しかったのかもしれません…。そこが残念です。
アニメは絵が綺麗で声優さんも良く、工場を抜け出すまでは楽しく見れました。しかし後半に近づくにつれ、決められた話数内で綺麗に終わらせる為に駆け足で進んでいるように感じました。感情移入する暇なく終わってしまったなという印象です。原作が素晴らしかった分、もったいないです。もしアニメだけ見た方は是非漫画を手にとって読んでいただきたいです。
人間と鬼のそれぞれの立場や闘いの歴史など知れば知るほど胸が熱くなります。個人的には鬼にも家庭があり、人間を食べなければいけない事情があることを知ってしまった時はどうしたものかと一人で頭を抱えました。とにかく最高の作品です。

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7

1話みたら止まらない!

知人に勧められた時にはすでにテレビ放送が終了していたので、オンデマンド配信で見ました。
あらすじはおおまかに聞いていたのでとりあえず1話だけでも見てみるか〜という軽い気持ちで見ていたらとても面白く、ワンクールの12話を2〜3日で見終えることができました。
最初にあらすじを聞いたときにカズオイシグロの「わたしを離さないで」のような感じかなと思いましたが、被っているのは初期設定とメインの登場人物が3人というところぐらいでした。
小説のような物語の進み方で、次の展開がどうなるのかわからずどきどき・わくわくしながら最後まで見ることができました。
メイン登場人物のエマ、ノーマン、レイのお互いのことを思い合う気持ちや、子どもたちが脱走を試みて奮闘する姿にはグッとくるものがあり、イザベラとレイの関係性が明らかになる場面では涙なしには見れないと思います。
頭のいい子どもたちならではの駆け引きも見どころです。
脱走に成功した子どもたちが森の中を走り抜けていくシーンで第一期の放送は終了しています。
脱走した子どもたちは無事に生き抜くことができるのか、置いていった4歳以下の子どもたちを迎えに来ることはできるのか…
第二期の放送も決定しているようなので楽しみです。

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10

このハラハラにきみはもう目を離せない

この作品は、生まれてこの方親がいない孤児院というのがコンセプトとなっています。そこのママことシスタークローネの下で、たくさんの子供たちが毎日楽しく生活をしていました。そこでもとびぬけて、ほかの子供たちよりもひと際目立つ3人が物語のキーパーソンとなっています。一人目はみんなのお姉さん、主人公のエマ、2人目は、誰もが認める天才ノーマン、3人目は謎の多き少年レイです。この孤児院では一人一人、買い取り先の親が見つかるとその孤児院からでて外の世界で暮らせます。それをみんなは悲しがることなく楽しみに毎日を過ごすのでした。しかしあるとき、コニーという一人の少女の親が決まり、荷物を持ち門の外へ向かうのを見送るママと少年少女たち。その時、コニーがいつも手にしていた人形を見つけた主人公のエマ。それを届けに行こうと門の外へ向かうコニーのもとへと向かいます。すると、そこにいたのは無残にも死んでしまっているコニーの姿、そしていやな気配を感じすぐさま身を隠すエマ。なんとそこには今まで見たこともない、悪魔のような存在、”鬼”の姿がありました。何とか見つかることなく、やり過ごせたエマ。そこで気付いてしまう。この孤児院を出てしまうと全員死んでしまう。そこで、エマはこの孤児院(グレイスフィールド)からの脱獄を決意するのであった。そこで立ちはだかるは最強、最愛のママ。果たしてエマたちは、ノーマン、レイその他多くの子供たちとともに外の世界に逃げることは出来るのか。そして外の世界でエマを待ち受けるものは何なのか。ハラハラしながらも続きが気になってしまい、目が離せないとても面白い作品となっています。

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8

子どもたちと、圧倒的強者との頭脳戦が熱い!「約束のネバーランド」のここが好き!

主人公エマが暮らしている「ハウス」。そこで、身寄りのない子供たちがみんなで仲良く暮らしているところから物語は始まります。何一つ疑うもののない、これ以上にない幸せな生活。そんな中でも、”出てはいけない”と言われている「外の世界」にだけは、少し疑問を感じていました。
その疑問が、ある出来事を境に明らかにされることになります。自分たちの今までの幸せな暮らしの裏を、知ってしまうのです。
全てを覆すほどの絶望。それでも、彼女は幼馴染のノーマンとレイとともに、そこから抜け出す術を考え始めるのでした。その絶望に抗うために。
これは、「週刊少年ジャンプ」に掲載されている作品には珍しく、女主人公です。
女の子ならではの愛嬌を持ちながら、それでも男の子と対等に渡り合えるほどの身体能力も兼ね備えている、ちゃんと「ジャンプの主人公」なのです。
そんな彼女たちが、ある出来事を境に、いかにして生き残り、立ち回るのかを考えることになるのですが、抜いては抜き返され、抜き返されては抜き、その押し問答のような頭脳戦に目が離せなくなります。
また、伏線も十分にちりばめられていて、読み進めるにつれ、歯車がかみ合っていく感覚を覚えたら、もう、次から次にページを読み進めることでしょう。
子どもたちが絶望に立ち向かっていく姿、ぜひ、目の当たりにしてみませんか。

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10

独特な世界観に引き込まれる

「グレイスフィールドハウス」で生活を共にしている子ども達とママ。ただしママとは本当の母親ではなく寮母のような立ち位置で、子ども達に惜しみない愛情をそそぎながら育てています。

最初はただの孤児院なのかと思いきや、実はこの世界に存在する「鬼」に提供する「食料」として、子どもを育て出荷する施設だったのです。ママの仕事とはよりよい質の良い「食料」を育てる事でした。

その事に気づいたエマ、ノーマン、レイの3人がハウスからの脱出を計画する所からストーリーが大きく動き出します。真実に気付いていないフリを続けながら、ひそかにママを出し抜いてハウスの子ども達を計画に巻き込んでいく様子は本当に手に汗にぎるといった緊張の連続で引き込まれます。

色々なキャラクターに隠している事情や裏の顔があり、騙しあいや探りあいの駆け引き、話の端々にちりばめられた伏線なども相まって、サスペンス要素も強いので何度も見返したくなります。最初気付いていなかった小さなストーリーが後に繋がっている、といった事もあるので。

世界に人間を食らう鬼がいるといった独特の世界観も、なぜ鬼が出現したのか、ハウス以外に(食用以外に)人間は存在するのか、そもそも世界全体の広さはどうなっているのか。謎が謎を呼び、一度見ると一気見してしまうぐらいオススメのアニメです。

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7

信じていた楽園が反転、そして…

『約束のネバーランド』は、少年ジャンプで連載していた漫画です。
実写版の映画も上映されました。
原作者は『白井カイウ先生』、作画担当は『出水ぽすか先生』です。
舞台はどこなのだろう。
欧米の思わせる風景の中。
謎の建物の中から、物語は始まります。
その建物は、孤児院。
生まれたての新生児から、12歳までの子供たちが共同生活を送っています。
主人公の『エマ』は明るく、元気で、沢山いる子供達の中では最年長のお姉さんです。
大勢の子供たちの中、見守っているのは大人の『ママ』。
エマをはじめとした子供たちは、いつも優しいママから愛情をたっぷり注がれ、健やかに暮らしていました。
どこにでもある孤児院の、ありふれた日常。
その中に、ただひとつ。
違和感が。
それは『お勉強』と呼ばれる、テスト。
それが、毎日毎日繰り返されているのです。
エマは同い年の少年、『レイ』と『ノーマン』とともに毎度フルスコア(満点)を叩き出し、ママから褒められていました。
いつまでも続く楽園。
綺麗な、小さな箱庭。
その世界は、ある日突然、些細な出来事で崩れ落ちてしまうのです。

現実は辛くて、苦しい。
その『些細な出来事』から、エマは自分たちが『何』であるか理解します。
決められた未来に抗うために。
待ち受ける現実から逃げ出すために。
エマたちの起こした行動がどうなるか、必見です。

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10

ぜひ観た方が良い

初めはタイトルや画風がそこまで自分好みではなかったので、アニメ、漫画共に見ようと思ったことはありませんでした。

ですがネットフリックスでアニメを観たところとても面白く、食い入るように見ました。

2日間でアニメ12話分を全て見終えました。1話が大体20分弱で見ることが出来るため、すらすらと最後まで見ることが出来ると思います。
2021年の1月からはシーズン2も放映されていたのですがまだ見ておらず、楽しみで仕方ありません。シーズン2の前にはまたおさらいのために見たいです。

内容で言えば、衝撃的な事実を突きつけられた12歳以下の子達が、生活している施設を抜け出してなんとか生きようとする物語?になるのかな?

くどくなく、スピード感ある話の進み方なので、見るのがめんどくさくなると言うことはないと思います。

アニメのほうは常に気になる終わり方をするので、切りどころがありません(笑)

漫画の方は完結しているので、時間が有れば漫画喫茶にでも行って先に読んでみたいです。

映画はママ役の北川景子さんの演技がとても素晴らしかったです。

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10

物語に引き込まれないはずがない

漫画のタイトルからファンタジーを想像したそこのあなた、この物語はただのファンタジーではない。
細部への拘りが詰まった綿密に練られたストーリーと、作画の可愛さとのギャップに必ず全員が驚くはず。
物語はとある孤児院が舞台、主人公は3人の子供達。そこにはマザーと呼ばれる子供達の母親代わりの人物がいて、孤児院をしきっていた。
この孤児院にいる子供達には、一人一人の首もとにタトゥーのような番号がつけられていた。このタトゥーは一体なんだろうか。そして、ただの孤児院にはあり得ない、毎日脳の数値を測るテストが行われていた。何のために毎日テストがあるのか…。
子供達は外の世界を知らないまま育ち、最年長は主人公の3人達。
日々誰かが里親の元に行く日がやってくる。それは子供達からすれば幸せな事のはず…だが、主人公の3人達は“里親の元に行く”ことが本当はどういう事なのかを偶然知ってしまう。
とても子供とは思えないようなすごい頭脳を持った3人の主人公の子供達は、孤児院の子供達をある真実から守るため、凄まじい頭脳戦と心理戦を繰り広げていく。
読み進める中で、手に力が入り全てを読み終わった時には心拍数が上がってるのは間違いない。
大人にこそ読んで欲しい深い物語。
既に完結している漫画ではあるが、映画化もされて話題を集めている。

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10

ドキドキハラハラするアニメ

今までアニメに全く興味の無かった私ですが、CMで『約束のネバーランド』が実写映画化されたことを知り、とっても面白そうだと思ったのをきっかけに、まずはアニメをネットフリックスで検索して見始めました。
あらすじは、孤児院が舞台となり、そこで子供たちのお母さん代わりであるイザベラが成長した子供たちを鬼へ引き渡す…というもの。その現実を知った子供たちが、頭を使いその孤児院から脱走しようとするストーリなのですが、イザベラに見つからないように脱走の準備をするストーリー展開が、とってもドキドキハラハラして大変見ごたえがあります!
子供らしからぬ頭脳を持っていて、「頭良いな~」と関心してしまいます。イザベラと子供たちの心理戦に、とてもドキドキしました。イザベラと目を合わせたら嘘なんてつけないだろうに、必死で嘘をつきながら暮らしている場面は心が苦しくなりました。味方だと思っていた人がイザベラと繋がっていたり、色々な展開があって非常に楽しめました。
色んなアニメを見尽くした方やアニメに興味のない方も、ぜひ一度見ていただけたらハマること間違いなしです。映画を見るのも非常に楽しみです。

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7

海外ドラマ好きならオススメ!

物語冒頭から進んでいくにつれて明らかになっていく伏線や、様々な情報はもちろんのことながら、展開が進む感覚が海外ドラマをみているような気持ちになった。具体的にはある程度のエピソードの導入~起承転結が1セットになっており、そのエピソードが終わるタイミングで次への伏線が展開されるような流れがとても気持ちよかった。

とはいえ1話~読み進めていくと最後にはとても遠いところにたどり着いた感覚があるため、話の広がりについていけない方にはあまりおすすめできない作品であると言えるだろう。

個人的には主人公の成長と葛藤がとても感動的で、仲間の大切さや家族の大切さを感じることができた点はとても好感が持てた。
逆に途中のあるエピソードから登場する人物数名の言動があまりにも極端すぎて少し気が重くなることもあった。
すべての物に優しくしたい主人公との対立構造を描くための手法とはいえ、あまりにも過激な表現であったため、好き嫌いがどうしても発生してしまうような要素になってしまっているのではないだろうか?

エンディングを迎えたときの感動はとても素晴らしかったのと、その後日談が読みたいと感じたので、アニメ化やオリジナルコンテンツの展開などを期待する。

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9

脱出劇とママの生涯、2倍楽しめるアニメ

グレイス=フィールドハウスと呼ばれる孤児院で育つ子供たちが主人公。
最年長のエマ、ノーマン、レイはハウスで行われるテストで高得点を獲得する秀才。
ある日、一緒に暮らすコニーが里親の元へ行くことになるのだが、エマとノーマンはそこでグレイス=フィールドハウスの真実を知ってしまう。
グレイス=フィールドハウスは孤児院ではなく、「鬼」たちに食料として人間を提供するための牧場だったのだ。
真実を知ったエマとノーマンはレイを引き込み、ハウスからの脱出を計画する。
子供たちを愛して、子供たちに愛されているハウスのママ、イザベラは真実を知ったエマたちの脱出計画を阻止するために動き出す。
ハウスの子供たち全員を連れて脱出をしようとするエマたちは、様々な作戦を立てて脱出の決行の日まで準備を進めていく。
困難を乗り越えついに迎えた脱出の日、エマたちは年少者を残しながらも脱出に成功する。
脱出したエマたちを見ながら、茫然と立ち尽くすイザベラ。
イザベラもその昔ハウスで育てられたのであった。ハウスで育てられたイザベラは、生きるためにママになる道を選んだ。
ママとなったイザベラの、子供たちに対する愛情は本物の愛だと思う。
自分が生きるために、愛をもって子供たちを育て、食料として「鬼」に出荷する。
エマたちの脱出劇だけでなく、イザベラに心を寄せることで2倍楽しめるアニメである。

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9

面白い作品です。

20代女子がおすすめしてたので読みました。全巻購入して一気に読みました。
1分1秒が惜しいほど読み進める手が止まらないのは久しぶりの体験です。
可愛い絵柄ですが疾走感と緊迫感が凄まじく、手に汗握るとはこのこと。「いいから読んでくれ」と試し読みを勧めた人は全員その日のうちに既刊を読了しました。気になった人には絶対読んでほしいです。

何も知らずに読んでいたら、まさかこんな鬼のような展開とは。
子供と母親の駆け引きの幕が開くという1巻の内容は、物語の始まりとしては文句ありません。
3人の子供のうち、ノーマンとレイの特徴やキャラがやや被っているようには感じられるけれど(本当に三者三様を描くならレイはもう少し違うキャラにできるはず)、それが意図的なものなのかどうなのか、それも気になります。

ジャンプで連載していたダークファンタジー漫画です。設定・作画ともにとてもレベルが高く、作品に引き込まれます。また緊張感のある展開が多くハラハラしながらも楽しむことができています。
逃亡劇が好きな方やダークファンタジーが好きな方にはおすすめの作品です。非日常的でスリリングです。考えさせられる要素と絆があります。
読み物として普通に面白いです。機会があれば、読んでみて下さい。

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8

途中でやめられない!続きが気になる脱獄ミステリー

アニメから入り、気づけばのめり込んでしまい、漫画まで全て読みました。物語は、一つの孤児院から始まります。優しいマザー(孤児の母代わり)がいて、子供たちは可愛く、幸せな生活を送っています。子供達は定期的に頭脳テストを受け、頭のいい子が多く、特に天才的な3人の子供が後々物語を進めていきます。実は、孤児院には秘密がありました。子供は里親が見つかると出て行くのですが、実はその里親は本当は居らず「出荷」として鬼の手元に渡っていた。。。孤児院は、鬼に食べさせる子供を育てるための農場だった。。。人間は、鬼社会での「食料」であり「家畜」だった。。。この時点で、かなり度肝を抜かれます。読者は、人間が食べられる側になるという事実を突きつけられ、弱肉強食の世界に思いを馳せるでしょう。また面白いのは、その後、孤児院から脱走しようとする子供達の作戦や、マザーとの駆け引きです。ハラハラドキドキする展開で、つい話を読み進めてしまいます。天才3人のうちの1人エマ(女の子)は、行動力があり、明るく、仲間思いで諦めない性格がとても好感を持てます。またそのエマをサポートする男の子2人が、全く違うタイプで格好いいので「どっち派?」と盛り上がれるでしょう(笑)ハラハラドキドキ驚異の脱獄ミステリーです。

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8

舞台は孤児院だけど涙なんて出ません。スリル満載!心理・頭脳戦の物語

毎日が平和で穏やかな暮らし。自分たちは幸せなんだ。これからも幸せであろうと信じて疑ってこなかった孤児院で暮らす子供が、ある出来事をキッカケに一瞬にして天国から地獄に落とされる。
平和で穏やかな暮らしどころか、とてつもなく高い塀で隔離され、里親の元で幸せに暮らせると思っていたのに実は自分達はただの食糧だったのです。自分たち以外の周りは全部敵と嘘で囲まれていた世界だと知って絶望しますが、そこから子供たちが団結し最低な世界から生き抜くために必死で這い上がっていく様子を見ると、全力で応援したくなります。周りの大人たちはみんな敵で、大好きだったママも子供を食糧として出荷している張本人。ママと子供たちの心理戦が一番楽しめます。毎回、子供にはとても無理難題な試練がやってきます。でも、天使のような笑顔で意思が強くとても仲間思いのエマ、癒し系の顔で孤児院の中でも断トツの頭脳を持つ天才のノーマン、いつもクールでどんな時も冷静なレイの最強三人が孤児院の他の子供達をまとめ上げ、ギリギリの所で試練を乗り越えるので見終わるたびに清々しい気分になります。演出がサスペンスで謎の多いストーリーなので続きが早く見たくなる作品です。

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孤児院で元気に育てられた子供が絶望の淵に突き落とされながらも這い上がるアニメ

初めて見た時になんなのこれ??
となって一気見してどハマりした作品です。
とにかく引き込まれます。

主人公は孤児院に住む特に成績優秀な子供達3人、エマ、ノーマン、レイ。

この孤児院では、子供たちはマザーによって大切に育てられ、里親が見つかるか12歳になったら孤児院を旅立つことになる。

ある日、エマとノーマンは一人の子供が旅立った後でその子の忘れ物を届けに出口に向かったところ、その子供が鬼に殺されているのを見つけてしまう。

自分達は食料で、この孤児院は食料を育てるための農場なのだと理解し、絶望する。

エマ、ノーマン、レイの3人は孤児院に住む子供達全員を連れて孤児院を脱走するための計画を立てる。しかしマザーは脱出の計画を企てていることを知り、それを阻止しようとする。

という流れなのですが、とにかく絶望感がすごいですこれ。

子供達は「自分は食べられるために生まれてきた」といういきなり厳しい現実を受け止めないといけないこと、体には発信器が埋め込まれていて、居場所が常にわかるようになっていること、孤児院は高い壁に囲まれていて外の世界がどうなっているか全くわからないこと、など仮に脱出しても生きられるのかどうかすらもわからない、不安なことだらけの状況です。

子供達は自分自身と葛藤しながら、或いは仲間を支え合いながら、或いは自らを犠牲にしながら、この困難な状況を一つ一つ乗り越えていこうとするのですが、この中で発生するマザーと子供との騙し合い、駆け引きが面白いです。

とにかく先読みができない展開にアニメを見ているとハラハラしてしまいます。超オススメのアニメです。

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次の展開が読めない!!

原作は漫画ですが、ここではアニメについてレビューします。
まず、オススメは映像のクオリティが高いという点です。原作の写実を再現しつつとても綺麗な映像に仕上がっています。また、次の話への繋ぎがいいタイミングで終わるので、次話も見たくなるというように引き込まれやすいです。漫画原作にあるような引き伸ばしなどもなく、スムーズに見ることができます。内容については、子供達が主人公となりますが、その3人の主人公がそれぞれ魅力的であり、途中様々な試練がありますが、それを乗り越えて目的を達成するというストーリーです。ホラーとサスペンスの要素があり、また難題をどう乗り越えって行くのを考えながら見ていくと、より楽しめる作品だと思います。
多少のネタバレになりますが、第一シーズンはサスペンスや謎解きに近い要素が多く、第二シーズンはおそらく戦闘シーンなども描かれるような気がします。

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まさかの展開で面白い

普段はどちらかと言うと少女マンガを読むことが多く、あまり少年マンガは読みません。しかし「絵がかわいいな」と思って試し読みしてみたら、ストーリーにすごく意外性がありとても面白くて一気にハマってしまいました。孤児院だと思って幸せに生活していた子ども達が、実は鬼に食べられるために生かされていたという設定です。私は怖いものやグロテスク系が苦手なのですが、鬼の絵もそこまで怖くなかったり主人公のキャラクターも可愛いかったりとドキドキしながらも楽しめる感じです。キャラクター達がみんなすごく賢くて感心します。特に主人公の子ども達はみんなまだ小さいのによくそこまで頭が回るなぁというくらい色んなことを考えて行動しています。相手との頭脳戦が多く読み応えがあります。鬼という存在もただただ怖いだけではなく、優しかったり知性が高かったりと様々な鬼がいます。また鬼の普段の生活が描かれることもありそこも面白いポイントです。とにかく読んでいくとどんどん続きが気になるマンガです。ストーリーが面白くてスピード感があります。どうなるんだろう?とついつい一気に読み進めてしまいます。2020年時点ではまだ続いているので続きが本当に気になります。周りにも勧めたいです。

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『約束のネバーランド」の魅力

この物語の主要キャラクターはエマ、レイ、ノーマンという3人の子どもたち。エマは元気で明るく、レイは冷静沈着、ノーマンはとにかく頭脳が冴えている。3人は孤児院で他の子どもたちと一緒に幸せに暮らしていた。しかし、とあるきっかけでこの孤児院の残酷な真実を知ることになる。この孤児院で育った子どもたちは鬼の食料になり鬼の食用児として育てられていた。育て親のママも敵だということを知る。エマ、レイ、ノーマンは他の子どもたちを連れて脱走しようと計画を立てるがさまざまな困難があり、それでも諦めず絶対に脱走を成功させるという強い気持ちと家族の絆が最大の魅力になっている。また、子どもたちVSママ、シスターの頭脳戦も魅力でハラハラドキドキが止まらない内容になっている。

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転スラ観て損することはない!

主人公が不慮の死をとげて、意識が朦朧とする中、機械的な女性の声がずっと喋り続け、目が覚めるとスライムになっていたという、めちゃくちゃ奇想天外なスタートにまず驚きました。
スライムが主人公...どんな展開になるのか全く予想がつかず、面白くなかったら正直数回観て終了かなくらいの気持ちで観始めたのに、回を重ねるごとに次回が待ちどおしくてたまらくなっていました。
スライムが勝てるわけないと思う敵や、対象に身につけたスキルを駆使して勝っていく様子や、転生前にかなり仕事ができて、後輩からも信頼が厚く、できる建設会社!?ゼネコン!?社員だったときの発想やビジネスで戦略の立て方・交渉術などが、ただの弱いスライムでなく統治者にまでなるスライムになれた所以が私の中でかなり良かったです。
また、登場するキャラクターも魅力の1つです。どこか憎めない抜けたところのある敵や、魔王だけど可愛い蜂蜜好きの女の子、モンスターという括りなのに愛らしい姿や性格の登場人物。好きになるキャラクターがてんこ盛りでした。それを演じる声優さん達の配役もぴったりで、魅力に溢れていました。
スライムの特殊スキルで好きだったのは、「捕食」で捕食したモンスターのスキルを使えるようになったり、中盤では人間の姿にもなれたというのが、面白く観れた理由です。

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ちょうどいいホラー感

噂の約束のネバーランド、見てみたら本当におもしろい!アニメを一気見してしまいました。
ハウスに住む孤児たちと、孤児をお世話するママの和気あいあいとした生活シーンから物語は始まります。孤児たちは兄弟、姉妹のように過ごし、みんながママのことを大好き。毎日美味しい食事を食べ、よく遊び、そして勉学に励みます。
物語の主人公はエマ。そしてノーマン、レイの11歳の年長児たち。3人は勉学テストでもフルスコアの逸材。運動神経や戦略を練ることも得意とする3人です。エマはハウスの家族が大好き、ママも大好き。しかしそんな平和に似合わない、孤児たちの首元のナンバー。一人一人違う番号が印字されています。ある日、里親が見つかり、ひとりの少女とのさよならの日がきます。そういえば今までに出ていった家族からは一枚も手紙がない、と外の世界を不思議に思う子どもたち。幸せなハウスでの生活に少しずつ違和感が芽生え始めます。そして里親の元へいく少女の忘れ物に気がつき、届けにいったエマとノーマンは見てしまうのです。急激に変わる子どもたちの生活。大好きなママは実は敵だった。怖いけど、怖すぎないホラー感がたまらなくて、子どもたちの幸せを願ってしまう、そんなアニメです。

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ファンタジー感のある世界観の中で、サスペンドやホラーの要素が盛り込まれたスリルがたまらない

独特な世界観の中で繰り広げられる心理戦が非常に面白い。
大人や鬼など明らかに格上の相手とのやりとり、先の読めない展開、銃やナイフといった武器を使用したバトルの臨場感など楽しめる要素がつまっている。相手をいかに少ない戦力で騙し、打ち倒すのか。度々の「絶望」に立ち向かい打ち勝っていくその頭脳戦がたまらなく面白い。
心理戦にありがちである、文字数の多さがまったく感じられず、要点を絞って簡潔に記載されており非常に読みやすく、ストーリーの進行が比較的スムーズで、数巻読んだだけ非常に充実感がある。

とある孤児院で育てられた主人公の女の子エマと、その友人ノーマンとレイが中心となって話が進んでいくのだが、それぞれ愛嬌があり、個性的である。主人公たちはみんな仲間想いで、信頼と愛情がヒシヒシと伝わってくる。全体的に暗いストーリーだが、主人公たちの純粋さと清々しさが暗い雰囲気をいい具合に中和してくれる。『約束のネバーランド』の心理戦は、仲間と力を合わせて、考え抜き、準備して、勝利する。ジャンプの漫画では、主人公が強敵を打ち倒すケースが散見されるが、約束のネバーランドでは、敵の強さが圧倒的であることから主人公ではなく、仲間で力を合わせて状況を打破していくため、ヒヤヒヤ感が他の漫画と比較して強く感じられる。

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ママの正体は?

寄宿学校のような孤児院で育つ子どもたちと、その子どもたちが「自分たちの母親」だと慕う美しく優しいママ。そのママが隠している秘密を知ってしまう頭の良いエマ、ノーマン、レイの三人の子どもたち。
読めない展開とハラハラドキドキする物語に、毎回興奮します。実は恐ろしいママの内通者であったレイが一番好きです。優しさのあるエマやノーマンとは違って、物事をハッキリと伝えるレイは私とは真逆の性格なのでとても憧れます。子どもたちが里親のもとへ連れていかれるのは全くのデタラメで、実際はお腹を空かせた鬼たちのエサになるとは視聴者として想像もしていなかったので驚きましたし、体中に鳥肌が立ちました。面白いのにゴールデンに放送しない理由が何となく分かった気がしました。ママとは別に、途中で孤児院にやって来るシスターのクローネの表情が豊かで、途中何かのギャグなのではないかと思うくらいに笑ってしまいます。そんなシスターが鬼に殺されてしまうところは、思っていたよりもあっけらかんとした終わり方だと思いました。物語の最後まで登場してくれそうなのにと思いました。エマ、ノーマン、レイ、その他の孤児院の子どもたちの運命が気になるアニメです。

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このアニメは面白い!と率直に感じました!

友人に勧められてアニメを視聴しました。原作は未読です。ひさびさにこのアニメは面白い!と率直に感じました。最近はどのコンテンツもネタ切れなのかな…と思ってしまうことも増えてきたのですが、約束のネバーランドは、ありそうでなかった切り口で「そうきたか!」と思わせてくれました。

とある孤児院で平和な日常をおくるエマ・ノーマン・レイの3人。優しいママとたくさんの子供達と一緒に幸せな毎日を送る3人だったが、とある出来事がきっかけで恐ろしい真実を知ってしまう…。
各話の展開がスムーズでストーリーもしっかり作り込まれているので、気付いたら最新話まで夢中になって観てしまっていました。これからどんなストーリーが待ち構えているのか非常に楽しみです。おそらく今事実となっていることもいずれひっくり返るような展開があるのではないかと期待しています!特にママの存在はあの世界の中でも異質に感じるので今後どんな動きをするのかにも注目しています。
子供達にとってどこがゴールなのか、どうなることが本当の幸せなのか、サスペンス好きには気になる伏線が山ほどあります(笑)。続きがとにかく気になるので原作もぜひ読んでみようと思っています!