約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland

『約束のネバーランド』とは白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画)による日本のダーク・ファンタジー・サスペンス漫画。2016年8月に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始された。GFハウスという孤児院で育てられた主人公のエマとその仲間達による、過酷な運命を自分の手で変えようともがき奮闘する物語である。ジャンプのセオリーである“友情、努力、勝利”を違う角度から描いている点や、独特な世界観、ミステリー要素を含むストーリー性などで人気を集め、テレビアニメ化や小説化、映画化と多岐にわたる支持を得ている。

teaspaceのレビュー・評価・感想

約束のネバーランド / 約ネバ / ネバラン / The Promised Neverland
8

新感覚の脱出ストーリー漫画

近未来の物語。0歳~14歳までの親のいない子供たちが30人前後のグループで暮らす施設。大人は“ママ”と呼ばれるシスターのみ。みな明るく、大好きなママを中心に、助け合いながら楽しい日々を過ごしています。
時々、仲間が里親のもとに引き取られていきます。少しの羨望と別れの淋しさ。その瞬間だけはいつもは明るい子供たちの心の中にも複雑な思いがよぎります。その大きな理由は、その施設を出て行った子供たちとは、例外なく音信不通となってしまうから。それは、外の世界がとても楽しく、施設での生活をすっかり忘れてしまうからだろう、と思い込んでいるのです。
しかし、その真実を偶然知ってしまった、年長者のエマとノーマン。この施設は、外の世界にいる“鬼”たちの食糧となるべき人間を育てる“ファーム”だったのです。
特に優秀な子供の脳が高値で取引されているらしく、成績優秀なエマ・ノーマン・レイは、貴重な商品だったのです。
大好きなママの裏切り、逃れようのない環境への絶望。そのすべてを乗り越えて、3人はこの“施設”から脱出して、未知の外界へ全員で脱出する計画を企てていくのです。
様々な障害を乗り越え、着々と準備をすすめ、決行の日は近づいてくるのでした。