xxxHOLiC(ホリック)のネタバレ解説・考察まとめ
『xxxHOLiC』とは、CLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ。幽霊や妖怪などが多く登場するオカルト色の強い伝奇ファンタジー作品。自身の特異体質に悩む四月一日(わたぬき)は対価と引き換えに願いを叶える店を営む魔女・侑子と出会い、半ば強制的に彼女のミセで働くことになる。様々な受入れ難い過酷な現実に向き合いながら、四月一日が何を選び生きていくのかが物語の主軸となっている。また『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』と物語が連動しており、本作の見どころの一つとなっている。
サクラコ&カオルコ
CV:氷上恭子(2役)
双子の姉妹。姉は内気で自分に自信がなく、反対に妹は明るく社交的な性格。作中でどちらがどちらの名前なのかは明かされていない。姉は無意識に出てくる自身と妹の負の感情で縛られ何をしても失敗してしまうが、変わりたいと願い自身の髪を対価に呪縛から解放される。侑子とミセの外で会い、願いをかなえてもらう姉妹であるが、後に四月一日は彼女らに侑子についての記憶がないことを知る。
百合(ゆり)
CV:野田順子
写っている女性が少しずつ動く写真をどうにかしたいとミセに相談しにくる女性。その女性は百合が崖から突き落として殺した女性であり、その瞬間に向けてその写真が動いていたことが判明。侑子らに事実がバレてパニックになった彼女はこの写真をこの世から消してもらう。しかし今後防犯カメラなどを含む写真やビデオカメラに写ってはいけないという対価を侑子に要求されるのであった。それは今までのように自由には暮らしていけないことをを示唆していた。アニメでは原作では明かされていない殺した動機が明らかにされている。
茅乃(かやの)
CV:桑谷夏子
四月一日と同じ高校に通う下級生。自室に一人でいると怪しい物音や気配がするので解決してほしいと侑子の元に相談に来る。侑子は魔除けの鈴を渡すが、状況は悪化していきその度に侑子が魔除けの鈴の数を増やしていくことに苛立ちをぶつける。実は彼女自身が幽霊であり、魔除けの鈴を聞いて本来の住人が恐れて騒いでいる様子が彼女に聞こえていた。互いに存在やはっきりとした声は聞こえていない。住人の依頼で後に小羽の力によって成仏する。
料理を習いに来る女性
お見合い相手と結婚するため、料理を習いたいとミセに来た女性。侑子の代わりに四月一日が女性の自宅へ通い教えることになる。彼女は自身も他人も気持ち悪いと思っており、結婚相手もよく知ってしまうと気持ち悪いのでお見合いで数回あった人にしたという。自分を作った料理を味見もしたくないので、彼女の料理はそれなりに作られていても四月一日と同じようにはならなかった。四月一日は彼女が自身と向き合うように何度拒否されても自分の作ったおにぎりを渡しに行く。最終的に彼女が折れておにぎりを食べると、料理に込められた四月一日の気持ちに気がつき、同時に上辺だけ綺麗に整えて中身がない自分と向き合うことを恐れていたことを実感する。お見合い相手に正直に自身のことを話し結婚を取りやめようとするが、彼女の心がこもった料理が作れるようになるまで待つと言ってくれたため、料理を通し自分と向き合うことを決意する。
問題解決後、ミセを訪れた際に一緒にいたはずの侑子を見ていないという発言をしており、この出来事がきっかけで四月一日は侑子の存在に疑問を持ち始める。
三味線弾き
侑子がいなくなり、四月一日が店主となって間もない頃にやってきた盲目の女性。三味線弾きであり、彼女が大切にしている三味線の音が鳴らなくなってしまった為相談にやってくる。宝物庫にもともとあった蝶の絵が描かれた黒い撥の以前の持ち主と特別な関係にあった。その撥と三味線も特別な関係であり、その撥を使って演奏したところ三味線から音が出るようになるが、役目を果たした撥は砕けてしまう。彼女は対価としてその三味線を四月一日に渡すも、願いに対する対価が大きすぎると判断した四月一日は撥の欠片を三味線弾きに渡した。
大学の事務員
百目鬼が助手をしている大学の事務員。百目鬼に対して好意を通り越して異常なまでに執着をしており、彼を振り向かせたいとミセへやって来る。対価についても厭わず占いも呪術も試し続けたいと平然に話す。しかしミセに来ていた彼女は魂だけの状態であり、このままでは後戻りできなくなるという四月一日の言葉を聞いて全てを悟ったように消える。彼女の体は百目鬼の実家の前で倒れているのを発見される。
二人の女性(名前不明)
交互にミセに訪れるストレートヘアの女性と、ウェーブヘアの女性。
互いに親友と呼び合ってお揃いの猫と兎のストラップを持っているが、それはウェーブヘアの女性は恋人を取られた腹いせにストレートヘアの女性を呪うために渡したものであった。ウェーブの女性が猫のストラップに傷をつけると、同じ場所を怪我するストレートヘアの女性。ストレートヘアの女性は恋人が心変わりしただけなのにウェーブヘアの女性が自分を恨むのは筋違いだと侑子と四月一日に語る。そしてストラップを使って呪われていることにも気づいていており、「呪いって呪われるより呪った本人に返るほうが大きいんですよね」と微笑むのであった。すると彼女の兎のストラップの首が取れ、ミセには不穏な空気が流れる。ウェーブヘアの女性がどうなったかは描かれていない。
その他
クロウ・リード
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目次 - Contents
- 『xxxHOLiC』の概要
- 『xxxHOLiC』のあらすじ・ストーリー
- 侑子さんとの出逢い編
- 異世界からの訪問者編
- 百目鬼との縁(えにし)編
- 百目鬼の選択と四月一日の右目編
- 小羽との出会いとひまわりの涙編
- 百目鬼の変化ともう1つの卵編
- 夢の中のさくらと四月一日の記憶編
- 小羽の想い、そして記憶の在りか編
- 四月一日の真実編
- 消えた侑子と四月一日の願い編
- 『xxxHOLiC』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 四月一日君尋(わたぬききみひろ)
- 壱原侑子(いちはらゆうこ)
- 黒モコナ/モコナ・ラーグ・モドキ
- マルダシ
- モロダシ
- 百目鬼静(どうめきしずか)
- 九軒ひまわり(くのぎひまわり)
- 五月七日小羽(つゆりこはね)
- 百目鬼遥(どうめきはるか)
- 百目鬼清(どうめき さやか)
- 人以外
- 座敷童(ざしきわらし)
- 鴉天狗(からすてんぐ)
- 雨童女(あめわらし)
- 無月(むげつ)
- 狐の親子
- 蟲(コ)/羽
- 灯(あかり)
- 女子高生達
- 大蛇
- 繭子(まゆこ)
- 紫陽花の下で見つかった少女
- ハサミ
- 本の虫
- 桜の霊
- 少年の幽霊
- 猫娘
- 女郎蜘蛛
- 八百比丘尼(やおびくに)
- 雷獣
- 夢カイ
- 蒲公英(たんぽぽ)
- 羅宇屋(らうや)
- 三味線
- 蝶の撥
- 赤ん坊
- 着物の女性
- 幣串(へいぐし)
- 『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の関係者
- 小狼(シャオラン)
- サクラ
- ファイ・D・フローライト
- 黒鋼(くろがね)
- 白モコナ/モコナ・ラーグ・モドキ
- 飛王・リード(フェイワン・リード)
- ミセの客
- 凛(りん)
- ハナハナ
- なな未(ななみ)
- サクラコ&カオルコ
- 百合(ゆり)
- 茅乃(かやの)
- 料理を習いに来る女性
- 三味線弾き
- 大学の事務員
- 二人の女性(名前不明)
- その他
- クロウ・リード
- 風疾(かざはや)
- 陸王(りくおう)
- 占い師
- 占いの館の占い師
- 老人
- 美絵(みえ)
- 五月七日里恵(つゆり さとえ)
- アニメ・小説オリジナルキャラクター
- 彩花(あやか)
- 蘭(らん)
- 櫛田塗絵(くしだ ぬりえ)
- 『xxxHOLiC』の用語
- アヤカシ
- マヤカシ
- 対価
- 百物語
- 『xxxHOLiC』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 侑子「百目鬼君もね選んだのよ、あの女を射る事で四月一日を傷つけても恨まれても四月一日が消えないように、だから四月一日もまた選べばいいわ百目鬼君とこれからどう接するのか」
- 百目鬼「半分ずつだな」
- ひまわり「四月一日君の嘘ツキ、泣かせないって言ったのに、でも会えて幸せだって言ってもらえたのは初めてだったよ」
- 四月一日「おれが覚えてなくても、おれのことを覚えててくれるひとがいるなら此処に居たいなって思うようになったんだ」
- 黒モコナ「心の記憶と躯の記憶、心も大事だけど躯もすごく大事なんだ、時には、心が忘れても躯が覚えていることもある」
- 『xxxHOLiC』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』のストーリー展開を追い越さぬように調整していた
- ミセのイメージは和洋折衷
- 『xxxHOLiC』の主題歌
- アニメ
- OP(オープニング):スガシカオ『19歳』(第1期)
- OP(オープニング):スガシカオ『NOBODY KNOWS』(第2期)
- ED(エンディング):Fonogenico『Reason』(第1期 第1話-第13話、外伝)
- ED(エンディング):BUCK-TICK『蜉蝣 -かげろう-』(第1期 第13話-第23話)
- ED(エンディング):SEAMO『Honey Honey feat. AYUSE KOZUE』(第2期)
- 映画
- 主題歌:スガシカオ『サナギ 〜theme from xxxHOLiC the movie〜』
- オリジナルアニメーションDVD
- OP(オープニング):スガシカオ『sofa』(『xxxHOLiC春夢記』)
- OP(オープニング):スガシカオ『あだゆめ』(『xxxHOLiC・籠 あだゆめ』)
- ED(エンディング): AZU『CHERISH』(『xxxHOLiC春夢記』)
- ED(エンディング):スガシカオ『風(かざ)なぎ』(『xxxHOLiC・籠』)
- ED(エンディング):Tiara『「ごめんね。」』(『xxxHOLiC・籠 あだゆめ』)
- テレビドラマ
- OP(オープニング):スガシカオ『アイタイ』(『CLAMPドラマ ホリック〜xxxHOLiC〜』)
- ED(エンディング): chay『You tell me』(『CLAMPドラマ ホリック〜xxxHOLiC〜』)