白姫抄(CLAMP)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『白姫抄(しらひめしょう)』とは、CLAMPが光文社から1992年に出版した全編描き下ろしのファンタジー作品である。雪を司る美しい女神「白姫(しらひめ)」の伝承をもとに、プロローグとエピローグを挟み、雪の季節を舞台にした三編のオムニバスの物語が収録されている。
雪の降る中、一人の男が白い着物姿の女性と出会うところから始まる。「雪が降る日は白姫が泣いている」という白姫の伝承と共に雪の季節を舞台に人間と獣の間で起こった物語、恋人達の悲恋の物語が綴られる。

『白姫抄』の概要

『白姫抄(しらひめしょう)』とは、CLAMPが1992年に光文社から出版したファンタジー作品である。CLAMP初の全編描き下ろしで、プロローグとエピローグ、そして全三話の短編を収録した連作短編集となっている。父親の仇である狼と少女の交流と別れを描いた物語『牙狼の山』、氷の湖に身を沈め、三〇年も恋人を待ち続けた女性の物語『氷の花』、嫉妬から番の鷺の一羽を射殺した若武者が体験した不思議な物語『比翼の鳥』の三編のオムニバスとなっている。作風も全体的に和風テイストになっており、全編にわたって雪を司る美しい女神「白姫」の伝承が背景に語られている。

『白姫抄』のあらすじ・ストーリー

編笠を纏い、蓑を纏った一人の若い男が雪の積もった道を歩いていた。男は崖の上に白い着物を纏い、雪の舞う空を見上げる一人の女性と出会う。男は女性に「こんな雪の日に何をしておいでです」と声をかける。白い着物の女性は、男に「待っているのです」と答える。「雪の降る日は『白姫』が来る。早くお帰りになった方がいい」と言う男に、女性は「白姫?」と尋ねる。男は「白姫は雪の神。こんな雪の降る日は白姫が泣いた日だ」と女性に話す。

牙狼の山(がろうのやま)

少女吹雪(ふぶき)は、死んだ父親の仇を討つために父親を殺した狼の住む山の中を歩いていた。その狼は、闇色の毛並みを持ち人間を喰らう残忍な性格で恐れられていた。「父さんも勝てなかった狼にお前は勝てるのか」と母親は心配するが、「仇は討つ」と吹雪の決意に揺るぎは無かった。娘の決意が固いことを知った母親は「あの狼を殺して必ずここへ帰っておいで」と父親の愛用していた刀を吹雪に渡す。
仇である狼を探し林の中に入り込んだ吹雪の前に一匹の獣が現れる。吹雪は刀を構えるが、それは仇である狼では無く一匹の山犬だった。山犬は吹雪に襲いかかり、吹雪は刀で山犬を斬って倒すも林の中から山犬の群れが現れる。山犬達は一斉に吹雪に襲いかかり、多勢に無勢で吹雪は大怪我を負ってしまう。大怪我を負い意識が朦朧とした吹雪の耳に、狼の遠吠えが響き渡る。意識を失う直前、吹雪が見たのは父親の仇である闇色の毛並みを持つ狼だった。

目が覚めた吹雪は、洞窟の中にいた。驚く吹雪の前に、闇色の毛並みの狼が現れる。「父親の仇の狼だ」と吹雪は刀を構えるが、山犬に襲われた際に受けた傷が開いてしまう。刀を落とし、傷口を抑える吹雪を労わるように狼は傷口を舐める。それから傷口が塞がるまで吹雪は洞窟で過ごし、その間狼はどこからか食べ物を運んできては遠くから吹雪の様子を見守っていた。吹雪はそんな狼の様子が不思議でならなかったが、傷口がだいぶ癒えた頃「今ならあいつを殺せる」と父親の仇を取ろうと刀を取る。しかし狼は、洞窟の外にこの前の山犬の一匹がいることに気づき、吹雪を庇って山犬を倒す。吹雪は自分を助けた狼の姿に戸惑う。

それから雪が止むまで、吹雪は洞窟の中で仇である狼と暮らしていた。狼は吹雪のために毎回どこからか獲物を捕まえてくる。獲物を捕まえて戻ってきた狼を迎えた吹雪は、なかなか雪の止まない空を見上げ、父親から聞かされた雪の神「白姫」の伝説を思い出す。自身を山犬達から助け、さらに彼女のために獲物をどこからともなく捕まえてくる狼に吹雪は「本当にこの狼が父を殺したのだろうか」と疑問を抱くようになり、「父さんを殺したのがお前でなければいいのに」と呟く。そして、「名無しでは寂しいだろう」と吹雪は狼に「犬鬼(いぬき)」と名前を付ける。
ずっと降り続いていた雪が止んだことで、吹雪は犬鬼と共に洞窟から外へ出る。雪が積もった野原で吹雪は犬鬼と楽しく遊ぶ。犬鬼に心を寄せるようになった吹雪は「私はこのまま犬鬼と一緒に生きたい」と犬鬼に告げる。しかし、そこへ何者かが吹雪の目の前で犬鬼を射殺する。
犬鬼を射殺したのは、戻ってこない吹雪を心配して彼女を探しに来た母親だった。犬鬼を猟銃で討った母親に、「犬鬼は自分を助け、優しくしてくれた」と吹雪は訴える。しかし、母親は「それは夢だ。父親の仇であるお前を助けて一緒に暮らしたというのは、悪い夢だ」と否定する。吹雪は泣きながら、「あれは夢なんかじゃない!」と母親に怒鳴る。そんな吹雪の姿に母親は「なら、この狼は分かっていたのかもしれない。お前が自分が殺した男の娘だと。いつかお前に殺されるつもりだったのかもしれない」と告げる。吹雪は犬鬼を抱きしめながら泣き崩れるのだった。

氷の花(こおりのはな)

ある雪深い村に花鵺(かや)という美しい女性が住んでいた。花鵺の暮らす村には大きな湖があり、その湖は春になっても入った者の命を奪うほど冷たい水を湛えており、雪の神・白姫がその身を清めるために訪れるという伝説があった。ある日、花鵺は湖のほとりで恋人の旅立ちを見送っていた。「もう二度と会えないかもしれない」と言う花鵺に、恋人は「たとえ幾年月が過ぎようとも、必ずお前のもとへ帰ってこよう」と約束する。花鵺は湖に伝わる雪の神・白姫の伝説から「この春なお温むことのない湖のように変わらず貴方をお待ちすると誓いましょう」と恋人に誓う。
それから三十余年の月日が流れ、年老いた恋人は花鵺と約束を交わした場所である湖へ向かっていた。「花鵺はもう自分を待っていないだろう」と思いながらも、恋人は彼女と約束した湖へ辿り着く。湖も周辺の景色も三十年前と変わらず彼を迎えたが、そこに花鵺の姿は無かった。「やはり待てなかったか」と恋人が氷の張った湖を覗き込むと、彼は驚きの表情を浮かべる。
恋人が見たのは、氷の張った湖の下に沈む、眠るように息絶えた花鵺の姿だった。「この春なお温むことのない湖のように変わらず貴方をお待ちする」と約束した花鵺の言葉を思い出した恋人は、冷たい湖に身を沈めてまで自分を待ち続けた彼女の姿に涙を流すのだった。

比翼の鳥(ひよくのとり)

一人の青年が吹雪の道を彷徨っていた。戦場から離れ、さらに所属していた軍からも逸れてしまった青年は吹雪の中、木の上に寄り添う番の鷺に目を止める。
鷺を見た青年は、故郷に残してきた恋人雪野(ゆきの)のことを思い出す。雪野は戦を快く思っておらず、青年の身を案じる。青年は雪野を抱きしめ、「戦で手柄を立てることができれば雪野の父上もきっと許してくれるだろう」と雪野への想いを胸に戦いに行くことを告げる。
雪野とのやり取りを回想した青年は、「このまま道も分からず彷徨えば自分は死ぬかもしれない」と愛する雪野と再会できなくなるかも知れないという不安から、番の鷺に怒りと嫉妬心を抱き、弓を構えて片割れの鷺を射ってしまう。
吹雪の山中を彷徨う青年だったが、一向に麓に近づく気配もなく体力も限界に近づきつつあった。よろけて雪の上に倒れてしまった青年は、その間から自分が射殺した片割れの鷺の死骸を発見する。鷺の死骸を見た青年は何度も同じ場所を彷徨っていたことに気がつき、もう二度と雪野とは会えないかもしれないと意識が朦朧とする中、雪の神白姫の話を思い出す。「雪は白姫の涙」と白姫の話を青年に教えたのも雪野だった。
力尽きそうになった青年の前に、鳥の翼のような着物を纏った髪の長い女性が現れる。女性はなぜか悲しげな瞳で青年を見つめており、青年は「この女は死神なのか」と思う。女性は青年に一つの方向を指し示す。この時、青年は女性が髑髏を抱えていることに気づく。青年が驚きの表情で女性を見ると、そこには女性の姿は無かった。

青年は「あの女はやはり死神だったのか」と慄くもここで死ねば雪野と会えなくなることから、「絶対に死なない」となんとか立ち上がり女性が指差した方向へ向かって歩き出す。それから二日が過ぎるも、麓まで中々辿り着けずにいた。青年は既に体力も限界を超えていたが、「雪を噛み獣を食っても雪野の元へ必ず帰る」という執念から、青年は弓を構えて草むらに隠れていた獣を射殺する。その獣の正体は、鷺だった。鷺を見た青年は自分が嫉妬心に駆られて射殺した鷺のことを思い出し、「あの鷺の片割れは今頃どうしているだろう」と鷺を抱えた時あるものに目を止める。
死んだ鷺の片羽に、鷺の頭蓋骨が出てきた。その頭蓋骨を見た青年は、この鷺の正体があの時の番の片割れだということを知る。死んだ片割れの骨をずっと抱き続けた鷺に「すまない」と青年は謝罪する。それから青年は、山の麓に灯りが見えるのを見つける。
あの頭蓋骨を抱えた女性を思い出した青年は、女性がこの鷺が人間に化生した姿だったのだと気づく。鷺は片割れの仇である青年を助けるために人間の姿に化生して青年を導き、そして青年に討たれることで片割れの後を追ったのだった。

男は女性に「『白姫』の涙が降る日は悲しい出来事が起こると言います」と空を見上げながら話す。男の言葉に女性は「雪は『白姫』の涙ではありません」と返す。すると、天空の彼方から狼の群れが現れる。女性はその一体の背中に乗ると男に「雪は私の涙ではありません。人の子の悲しみが雪を呼ぶのです。雪は人の子の涙なのです」と告げ、天空の彼方へ去っていく。男は、彼女が雪の神「白姫」だと気づき、去っていく白姫の姿を見送るのだった。

『白姫抄』の登場人物・キャラクター

白姫(しらひめ)

純白の着物を纏い、身長と同じくらいの長い黒髪を持つ女性。雪のように白い肌をしており、唇と目尻に紅をさしている。狼を従えている。雪を司る神で、雪が降るのは白姫が泣いているからだという言い伝えがある。

『序』と『終』に登場する若い男性。名前は不明。背に薪を背負い編笠を被り、足には藁履を履いている。雪が積もった道を一人歩いている時、白姫と出会う。

犬鬼(いぬき)

『牙狼の山』に登場。漆黒の体毛を持つ巨大な狼で、人間を襲う。物語の開始前、吹雪の父親を殺害しており、そのため吹雪からは憎まれている。しかし冬の山で山犬に襲われ怪我を負った吹雪を助け、共に洞窟で暮らすことになる。洞窟で暮らす内吹雪と親しくなるも、最期は吹雪の身を案じて山へ来た彼女の母親に射殺される。

吹雪(ふぶき)

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