ちょびっツ(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『ちょびっツ』とはCLAMPによるSFラブストーリー漫画とそれを原作にしたアニメ作品。少女の容姿をしたパソコンと機械には疎い青年が織り出す恋愛模様を描いている。パソコンが人型で普及している東京で浪人生の本須和秀樹はバイト帰りにゴミ捨て場で人型パソコンの「ちぃ」を拾うがソフトが何もインストールされておらず、全てが謎に包まれていたパソコンだった。友人と共にちぃの素性に迫っていくうちに、プログラム通りに行動するパソコンとは違うChobitsという特殊なパソコンではないかという疑念が生まれる。
『ちょびっツ』の概要
『ちょびっツ』とはCLAMPによるSFラブストーリー漫画とそれを原作にしたアニメ作品。
漫画版は2000年9月から2002年10月まで『週刊ヤングマガジン』にて連載された。全8巻。テレビアニメは2002年4月から同年9月まで TBS系列にて放送されていた。
パソコンが人型で普及している東京が舞台。予備校通いの浪人生である本須和秀樹は、バイト帰りにゴミ捨て場で梱包テープを巻かれた少女の人型パソコンのちぃを拾う。金欠の秀樹には念願叶ったパソコンで、拙いながらも色々と詳細を調べてみるが、何もソフトがインストールされておらずちぃのスペックは全て謎に包まれていた。友人の力をかりながら、ちぃの素性に迫っていくうちに彼女は都市伝説だと囁かれているChobitsというパソコンではないかという疑念が生じ始める。秀樹はちぃとの生活が繰り広げられていくなかで、パソコンと人間との関係に葛藤を抱く人たちの苦悩に触れながら、自分にとってちぃは何なのかを真剣に考えるようになる。
そこでちぃの過去を知る人物が秀樹の前に現れ、衝撃の秘密を知ることになる。また、ちぃに隠されていた危険なプログラムは、政府が追う程世界的に危険な力を持ち、秀樹自身を脅かす。しかし、そのプログラムの行方は秀樹とちぃが出す結果に委ねられていくのであった。
今作は人間と人ではないものへの愛情は成立するのか、というSFを突き詰めたテーマが緻密に描かれている。
『ちょびっツ』のあらすじ・ストーリー
ちぃとの出会い
浪人生の本須和秀樹(もとすわひでき)は、予備校に通う合間に居酒屋でアルバイトをしながら、ギリギリの生活を送っていた。
そんなある日、ゴミ置き場で少女型のパソコンを発見した秀樹は、これを自宅に持ち帰ることにした。初めてのパソコンに戸惑いながら、恐る恐る足の付け根にあるスイッチを押すと、少女型のパソコンは起動し目を覚ました。
この少女型のパソコンは「ちぃ」としか発さないことから、秀樹はこのパソコンの名前を「ちぃ」と名付けた。ちぃの性能を調べようと、耳から引き出したケーブルをテレビに繋ぐも、表示されるのは「NO DATA」という文字のみ。
不思議に思った秀樹は、パソコンの本を読み直してみたところ、ちぃにはソフトが入っていない事が分かる。
同じ予備校に通う、パソコンに詳しい新保弘(しんぼひろむ)という友人に家に来てちぃを調べてもらうことにした秀樹。早速新保が所有する小型パソコンのすももに、ちぃをケーブルで繋いでみた。
しかし、ちぃのスペックをチェックしようとした途端、すももがフリーズして壊れてしまう。動かなくなったすももを抱えながら、「ちぃはどこの製品でもなく自作マシンだ」と断言する新保。
彼の手に負えなかった新保は、自作マシンに強いという国分寺稔(こくぶんじみのる)を秀樹に紹介する。
Chobitsかもしれない
次の日秀樹がちぃを連れて国分寺家に向かおうと家を出ると、アパート管理人の日比谷千歳(ひびやちとせ)に会った。
秀樹が千歳に初対面のちぃを紹介すると、千歳は優しく受け入れてくれた。秀樹とちぃが地図を頼りに歩いて着いた先は立派な豪邸だった。
戸惑いながら中へ進んでいくと、そこにはメイド姿のパソコンが大勢待ち構えており、その奥から国分寺稔と名乗る少年が現れる。ちぃに近づいた稔は「この子、Chobits(ちょびっつ)かもしれない」と呟き、早速性能を調べてみようという事になった。
しかし稔が所有する多くのパソコンは、ちぃに繋いだ途端に次々とフリーズしてしまう。残るは柚姫(ゆずき)というパソコンだけになり躊躇する稔だったが、柚姫は自ら調査に名乗り出た。
ちぃに繋ぐと、柚姫は不可解な音を出し、他のパソコンと同様にフリーズしかけていた。しばらくして、ぴたりとおとなしくなってしまった柚姫だったが、人格データは無事だった。柚姫の調査の結果で、ちぃにはプロテクトがかかっている事が分かった。
先ほど稔が呟いた「Chobits」とは何なのか、疑問に思っていた秀樹は稔に聞いてみた。稔の説明によれば「Chobitsとは、自分で考えて行動する事が出来るパソコンで、都市伝説のようなもの」だという。
ちぃがそんな凄いパソコンなのかどうか、もう少し詳しく調べる為、秀樹は稔に連絡先を伝える。
その後、突然顔を曇らせた稔は「もしこの子がどんなに良い子でも可愛くても、好きにならないほうがいいよ。あとで泣きたくないなら」と言い残し、国分寺家の扉を閉めた。
秀樹とちぃが家に帰ると、アパートの管理人の千歳がちぃの為に、自分が着なくなった洋服をいくつかプレゼントとして持ってきてくれた。どれもちぃに似合っており、秀樹もちぃも大いに喜んだ。
謎に包まれた写真
ある日2人が一緒に本屋に行くと、珍しくちぃが「だれもいない町」という絵本が気になっている様子だった。
秀樹はその絵本を買ってみることにしたが、その絵本の内容は哲学的で難しいものだった。それでもちぃは初めて買ってもらったこの絵本をとても気に入ったようだった。
その時秀樹のもとに稔から連絡が入り、2人はすぐに会うことになった。秀樹が待ち合わせの場所に着くと、稔は秀樹に1枚の写真を見せる。
ちぃの事をネット掲示板に書き込んだ後に送られてきたというその写真は、ちぃに姿がそっくりなパソコンが、様々な接続端子に繋がれ不穏な空気を纏っているものだった。
パソコンと人間との距離感
この画像を送ってきた人物は身元も分からず、連絡が取れないという。家に帰ってその写真をちぃに見せてみたが、ちぃが自分ではないと否定したことで秀樹は安心した。
すると、予備校の美人講師である清水多香子(しみずたかこ)が、「部屋に泊めて」と突然訪ねてきた。思わぬ事態に動揺した秀樹だったが、清水を迎え入れることにする。
清水から渡されたビールを飲みながら清水の話を聞く秀樹は、そこで初めて清水が既婚者であることを知った。清水は元々小学校の教師を志望していたが、家事をする時間がなくなってしまうという理由で、夫に反対されてしまった。しかし結局は夫の方が忙しくなってしまったと言いながら、清水は寂し気な表情を浮かべる。
翌朝、清水は「元々別の場所に泊まろうと思っていたが、勇気が出ずに秀樹の家に来てしまった」と、ここに来た理由を話し出した。
予備校に向かう為、一緒に外に出た秀樹と清水はアパートの前で千歳と会った。
初対面の清水と挨拶を交わした千歳は、見送りに出ていたちぃに「また良かったら洋服をあげたい」と声をかけた。秀樹とちぃは喜んでその厚意を受けることにした。
予備校に着くと新保は眠そうに机に突っ伏していた。事情を聞けば、昨日の夜一晩中すももと一緒に何かを探し回っていたらしい。
授業が終わり、昨日清水が秀樹の家に泊まりに来ていたことを秀樹が話すと、新保は驚き予備校に戻っていった。昨日どこかで泊まるはずだった清水と、一晩中何かを探していた新保という、この繋がりに秀樹は2人は何か隠しているのではないかと考えた。
その後秀樹は偶然会った、同じアルバイト先の後輩である大村裕美(おおむらゆみ)と一緒にカフェに行くことになった。
カフェの席に着くなり裕美から出た話題は、秀樹のパソコンの事だった。「パソコンってみんなかわいいから、ちょっとくやしいです。先輩もパソコンを一番好きになってしまうのかな」と裕美がつぶやくと、秀樹は咄嗟に否定した。
その事に安心した裕美は「明日どこかに遊びにいきませんか」と秀樹を誘う。秀樹はその誘いを承諾し、今日の言動や態度から「裕美は自分に気があるのでは」と考え、とても嬉しくなった。
一方ちぃは洋服をもらう為、千歳の部屋を訪れていた。1着のドレスを渡され着てみるように言われたちぃは、言われるままにドレスを着てみた。
すると千歳は「この服は元々あなたの服だからよく似合う」と言いながら笑った。ちぃの過去を知っているような素振りを見せる千歳は、2枚の写真を並べる。
その写真は1枚は稔が秀樹に見せた不穏な空気を纏うちぃに似たパソコンの写真、もう1枚はそれとよく似た写真だった。
翌日秀樹は裕美と待ち合わせした書店に時間より早く着いた為、陳列された本を眺めながら店内を歩いていた。
すると以前ちぃの為に購入した絵本「だれもいない町」の続編である、「アタシだけの人~だれもいない町~」を見つけ購入することにした秀樹。
待ち合わせ場所に到着した裕美と一緒に、公園に移動した秀樹はそこで稔に会った。稔と会話していた秀樹は、以前稔が言った「あとで泣きたくないならパソコンは好きにならない方がいい」という言葉を思い出した。
稔の柚姫に対する態度が他のパソコンとは違うように感じた秀樹は「柚姫は特別な存在なのか」と聞いてみた。
すると稔は「柚姫は2年前に亡くなった姉に似せて作ったパソコンで、姉の行動や言動などをデータとしてインプットしている。しかし一緒にいる時が楽しければ楽しいほど、いつか悲しい時がやってくることを考えてしまう」と話す。
もう一人のちぃ
部屋で秀樹の帰りを待つちぃの頭の中に突然「あなたの瞼に映像を送るから目を閉じて」という声が響く。その声に命じられるまま目を閉じるちぃ。するとフレイヤという名の、ちぃによく似たパソコンの姿が写し出された。
フレイヤは「ちぃが記憶を無くしたことや、ちぃの過去についても全て知っている」と言う。それからフレイヤは「これからちぃが感じること全てがワタシに伝わる」と言い、ゆっくりと姿を消した。
そこへ帰ってきた秀樹は、買ったばかりの本「アタシだけの人〜だれもいない町〜」をちぃに渡した。
嬉しさでいっぱいになった、ちぃの笑顔を見た秀樹は「人間にしか見えないけど、ちぃは人間じゃないんだ」と少し切なくなった。
後日お金に困る秀樹の姿を見たちぃは、アルバイトを探しに街へ出掛けた。街を歩いていると風俗店のスタッフから声をかけられ、そのまま連れて行かれてしまうちぃ。
そしてちぃの服を脱がそうとした店のスタッフが、誤ってちぃの足の付け根にあるスイッチを押してしまう。
一方秀樹はなかなか帰って来ないちぃを探しに街に来ていた。そこで新保と清水に出会い事情を話すと、すももが1通のメールを受信する。メールによれば、ちぃが怪しいアルバイトをしているとのことだった。
驚いた秀樹は新保からすももを借りて、稔に電話を掛けた。その時全てのパソコンが一斉にフリーズし街は騒然とする。周囲を見回した秀樹が目にしたのは、時計塔の上で意識が朦朧としながら立っているちぃだった。
秀樹がちぃの名前を呼ぶと、ちぃは力尽きたようにその場で倒れてしまう。すると、それまでフリーズしていたパソコンたちは瞬時に回復し、街は落ち着きを取り戻した。
千歳とちぃ
翌日いつも通り予備校に向かった秀樹。しかしそこに新保と清水はおらず、秀樹が疑問に思っていたところに新保から着信が入る。
電話の内容によると、新保と清水は駆け落ちしているとのことだった。清水の夫はパソコンに夢中で、やがて夫婦の会話も無くなったという。
秀樹の家に泊まりに来た日は、本当は新保のもとに引っ越すつもりだったが、急に怖くなって秀樹の家に来てしまったらしい。自分はパソコンに夢中になって妻を放っておくような人間にはならないという決意をもとに、新保は清水と結婚することにしたのだ。
後日ちぃは秀樹の紹介で、チロルというお菓子屋でアルバイトを始めることになった。
初めてのアルバイトではあるものの、順調に仕事をこなしていくちぃに植田(うえだ)店長は感謝し給料を渡した。アルバイトを終えた秀樹が書店に寄ると、「なんでもデキルけど〜だれもいない町〜」という絵本が目に入った。
これは以前ちぃに購入した絵本の続編だったが、内容がパソコンという存在について疑問を抱かせるようなものだった為、購入せずそのまま帰宅した。
自宅に戻った秀樹にちぃは、今日もらったばかりの自分の給料を秀樹に差し出した。しかし秀樹は「これはちぃのお金だから欲しいもの買っていいよ」と、ちぃの気持ちだけ受け取って返した。
翌日ちぃは書店で絵本を2冊購入し、公園のベンチに座り1人で読んでいた。読み進める度にどんどん夢中になっていき、この本を書いた人はどんな人なんだろうと、ちぃは思っていた。
アルバイトから帰宅した秀樹のもとに、稔からメールが届いた。そのメールには白衣を着た千歳と、ちぃに似たパソコンと一緒に写った写真が添付されていた。
秀樹は稔と会い、写真に写っている女性はアパートの管理人の千歳であることを伝える。すると稔はこの写真を送ってきた人物は、秀樹に見せる為に稔に送ってきたのではと推測する。その意図はまだ分からないが、十分に注意しておくように稔は秀樹に伝えた。
ちぃがいなくなる
写真のことを確認したかったが、あれからずっと不在のようで千歳に会うことは出来なかった。
もやもやした気持ちを抱えたまま秀樹はアルバイトに向かう。アルバイト先でパソコンが店長を喜ばせるために働く姿を見て、これもプログラムされたものだと思い少し切なくなった。
アルバイトが終わり帰宅した秀樹だったが、ちぃはまだ帰宅しておらず疑問に思った。
その時ちぃのアルバイト先であるチロルの植田店長から連絡が来て、ちぃがアルバイトに出勤していないことが告げられる。心配になった秀樹はちぃを探すため外に出たが、ちぃの姿は見つからず、秀樹は焦りを感じた。
一方ちぃは小島良由起(こじまよしゆき)という名の男の部屋にいた。ちぃはアルバイトに向かう途中に書店に寄った時に、小島に誘拐されてしまったのだった。小島は以前ちぃに関する書き込みを読んだことで、ちぃが欲しくなって誘拐してしまったのだと言う。
ちぃが戻っているかもしれないと思い自宅に帰ってきた秀樹だったが、やはりちぃは帰ってきていなかった。植田店長にちぃが見つかっていない事を伝えると、一緒に探してくれることになった。
2人でちぃを探してみたが、やはり見つける事が出来ず秀樹は肩を落とした。そこで植田店長は、公園で座って話をしようと提案し、以前パソコンと結婚していた事を話し始める。
パソコンと恋愛
パソコン相手では実際に籍は入れられないが、事実上の結婚として成り立っていた。
類を見ないケースとしてニュースにも取り上げられたという。植田店長はチロルがオープンした当時、店で一目惚れしたというユミというパソコンを購入した。
ユミの為にチロルの制服を作ったこと、プロポーズして結婚式を挙げたことを話した。
しかし1年ほど経ったある日、ユミに記憶障害があることが分かり、遂には植田店長の事まで忘れてしまうようになった。型の古いユミは修理が出来ず、残る手段は記憶をリセットすることだけだった。
全ての記憶を無くしてしまうなど、植田店長にとっては耐えられない事だった。そんな中ユミと植田店長が買い物に出掛けたある日、植田店長が車に轢かれそうになったところを、咄嗟に動いたユミが植田店長を突き飛ばし代わりにユミが轢かれてしまった。
この事故でユミは修復不能になってしまった。そして植田店長は「ユミのことを忘れることが出来ず、今も彼女を大切に思っている」と秀樹に告げた。
無事にちぃが見つかる
後ろに気配を感じ秀樹が振り返ると、そこには祐美がいた。目に涙を浮かべる彼女を見た植田店長は「大村君」と名前を呼んだ。この2人が知り合いだったという事を知り秀樹は驚いた。すると裕美は走って行ってしまった。
家に帰ると秀樹は、稔から送られてきたメールに添付された画像を見てみた。しかしそれはいつもの写真ではなくパズルのような画像だった。
そこへ秀樹を心配して訪ねてきた新保に画像を見せると、これが地図のデータ画像である事が分かった。画像の地図を分析してもらう為、稔の家に来た2人を迎え入れた稔は早速作業に取り掛かる。
するとこの地図は「ドラゴンフライ」というハンドル名の人物が使う、アクセスポイントを示している事が分かった。
一方小島はちぃのプロテクトを解除しようと、家中のパソコンに繋ぎながら四苦八苦していた。
小島がちぃのスイッチに手を伸ばした瞬間、表情を険しくしたちぃは、自分に繋がれた無数のコードで小島を巻きつけた。
地図を頼りにドラゴンフライのいる場所へ向かっていた秀樹と新保。すると突然窓ガラスが割れる音が周囲に響き、不気味な光に包まれた家を発見する。2人がその家の中に踏み込むと部屋にはコードで巻きつけられて気絶している小島と、いつもと様子の違うちぃがいた。
秀樹を見つけたちぃは、身体から強い光を発した後に我に返った。ちぃは秀樹に抱きつき、「秀樹が来てくれて嬉しい」と言い再び意識を失った。
小島のパソコンである琴子には誘拐の一部始終が記録されており、小島がデータを消さないように秀樹が琴子を預かることにした。
植田店長と裕美
翌日秀樹とちぃはアルバイトを休んでしまった事の謝罪の為、チロルへ行き植田店長に会いに行った。
ちぃが見つかったことは電話で連絡を入れてはいたが、実際にちぃの姿を見て植田店長は安心した。アルバイトを休んでしまった事の謝罪をしたちぃは、その代わりに「今から働きたい」と植田店長にお願いする。
制服に着替えたちぃを見て、植田店長は「これは前にいたアルバイトの子のために用意していた制服で、彼女が辞めたあとも捨てられなかったものだ」と言った。
その様子を店の外から泣きながら見ていた裕美に気づいた秀樹は、彼女のもとに駆け寄る。「あの制服、私のために作ってくれたのに」と、涙を流しながら呟く裕美を落ち着かせる為、秀樹は自宅へと招いた。
落ち着いた裕美はチロルでアルバイトをしていた時の話を始める。植田店長と関わっていく内に彼を好きになり、裕美が告白した事をきっかけに2人は付き合う事になった。
しかし裕美は、植田店長がユミという名のパソコンと結婚したという当時のニュースを見つけてしまった事で、前に結婚していたパソコンと自分が比べられていると思うようになったという。
するとドアが開き、そこにはちぃと植田店長が立っていた。植田店長は裕美に泣かせてばかりでいる事を謝り、「裕美ちゃんがパソコンだったとしても好きになってしまったと思う」と伝える。
その言葉に裕美の心は晴れて、2人は和解した。
秀樹にプレゼントしたい
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白姫抄(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『白姫抄(しらひめしょう)』とは、CLAMPが光文社から1992年に出版した全編描き下ろしのファンタジー作品である。雪を司る美しい女神「白姫(しらひめ)」の伝承をもとに、プロローグとエピローグを挟み、雪の季節を舞台にした三編のオムニバスの物語が収録されている。 雪の降る中、一人の男が白い着物姿の女性と出会うところから始まる。「雪が降る日は白姫が泣いている」という白姫の伝承と共に雪の季節を舞台に人間と獣の間で起こった物語、恋人達の悲恋の物語が綴られる。
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わたしのすきなひと(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたしのすきなひと』とは、『ヤングロゼ』(角川書店)にて休載を挟みながら連載されたアンソロジーコミック。作者は『カードキャプターさくら』などで有名な4人組の日本の女性漫画家グループ・CLAMP。1995年に同社からヤングロゼコミックスDXのレーベルで単行本が発売された。毎話異なる主人公が経験する恋愛エピソードを、短編漫画と作者のエッセイで綴った恋愛オムニバス作品となっている。コミック原作とエッセイは大川七瀬が、コミック作画は猫井椿が担当している。
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カードキャプターさくら(CCさくら)の呪文・魔法まとめ
『カードキャプターさくら(CCさくら)』とは、強力な魔力を持つ少女さくらを主人公とした、漫画家チーム「CLAMP」の漫画作品。大魔術師クロウ・リードが遺した魔法のカード「クロウカード」を封印するべく、魔法少女さくらが奮闘し、魔術師として、ひとりの人間として成長していく物語。 作中にはさくらを含めた様々な魔術師が登場し、魔法を使う。さくらが杖を解放する「レリーズ!」や、占い、攻撃、魔法を使った移動法など、あらゆる場面で魔法が使われることで物語が進んでいく。
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魔法騎士レイアースの魔法・呪文・必殺技まとめ
『魔法騎士レイアース』とは、異世界に召還された少女達の戦いを描いたCLAMPによるファンタジー冒険漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 日本の女子中学生・獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人は東京タワーから異世界セフィーロに召還され、魔法戦士としてセフィーロを救うために戦いを始める。 セフィーロには魔法が存在しており、召還された魔法戦士やその世界に住む人々が戦いの中で使う。それぞれの属性に適した魔法があり、作中では様々な魔法の呪文や必殺技が登場する。
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カードキャプターさくら(CCさくら)のカードまとめ
『カードキャプターさくら』とは、漫画家集団のCLAMPによる少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品のことである。主人公の少女・木之本桜(きのもと さくら)が、強大な魔術師により作られたカード・クロウカードの封印を解いてしまった事をきっかけに起こるさまざまな問題を仲間達と共に解決しながら、散り散りになったカードを集めていく。作中にはクロウカード・さくらカード・クリアカードの3種類のカードが登場する。
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カードキャプターさくらに込められた裏テーマと作者CLAMPの想い
プロ女性漫画家集団CLAMPの代表作ともなったカードキャプターさくら。 アニメ化され、大人のファンも多いこの作品ですが、最初は小中学生向けの「なかよし」で連載されていた漫画でした。子ども向けだったからこそ伝えたかったCLAMPの想いとは!?今回はそこに注目してみたいと思います。
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『カードキャプターさくら』原作漫画とアニメの違いまとめ
カードキャプターさくらは1996年に、月刊少女雑誌「なかよし」で連載された。小学4年生のさくらがカードキャプターとして、身の回りに起こる不思議な出来事を解決していく話だ。20年経った今でも根強い人気を誇る。連載から2016年には、続編であるクリアカード編の連載がスタート。クリアカード編を機に、漫画を買った者も多い。アニメしか見たことしかない者には、漫画を読むと異なる点が多くある。カードキャプターさくらの原作漫画とアニメでの違いを解説していく。
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テレビでは放送されなかったツバサ・クロニクルの物語
かつてNHK教育放送で夕方の時間に放送されていたCLAMP原作の「ツバサ・クロニクル」。 しかし、結局多くの謎が解決されないまま、テレビアニメの放送が終了した。 原作漫画は28巻もあり、テレビで放送された部分はその半分にも満たない。 テレビで放送されなかった部分は、DVD化、あるいはネット配信となっている。 そんなツバサ・クロニクルの後半部分についての解説。
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マガジンの歴代ヒロインまとめ
『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。 幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。
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カードキャプターさくら(CCさくら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『カードキャプターさくら』とは、CLAMPによる日本の漫画作品である。1996年6月号から2000年8月号まで、少女漫画雑誌『なかよし』にて掲載され、単行本は全12巻まで発売された。アニメやゲーム化もされている大人気作品である。 主人公・さくらが父親の書庫で不思議な本を発見する。本を開くと封印が解かれ、中からケルベロスという封印の獣が現れ物語がスタートする。本に封印されたカードを取り戻すため、さくらは「カードキャプター」として奮闘する。
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CLAMPキャラ総員で会社を立ち上げた結果…→「#株式会社四月一日」tweetまとめ
2013年のエイプリルフールに突如設立された「株式会社四月一日」って一体なに!?社長・木之本桜を筆頭に、個性豊かな社員達が働いている会社の一日に密着!その全容に迫ります!
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ジョジョの奇妙な冒険を愛してやまない漫画家まとめ
独特のセリフまわし、「能力バトル」という概念、個性的なキャラクターなど、ジョジョの奇妙な冒険にまつわる魅力はつきる所がありません。やはりそんな作品に影響された漫画家さんも多いようです。そこで、ジョジョを愛してやまない漫画家をまとめてみました。
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意外と知らない人気漫画家のネット活動まとめ【公式未公開イラスト多数】
「ブログ」「Twitter」「Facebook」「インスタ」他、多種多様なツールでイラストを公開している漫画家が増えている昨今。今回は、筆者が気になる7人の漫画家のネット活動についてまとめてみました。
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人気漫画家集団CLAMPのイラストTweetまとめ
ここでは人気漫画家集団CLAMPのイラストTweetをまとめた。CLAMPは大川七瀬、いがらし寒月、猫井椿、もこなの4人からなる女性漫画家集団で、『カードキャプターさくら』、『XXXHOLiC』といった人気作を生み出している。
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目次 - Contents
- 『ちょびっツ』の概要
- 『ちょびっツ』のあらすじ・ストーリー
- ちぃとの出会い
- Chobitsかもしれない
- 謎に包まれた写真
- パソコンと人間との距離感
- もう一人のちぃ
- 千歳とちぃ
- ちぃがいなくなる
- パソコンと恋愛
- 無事にちぃが見つかる
- 植田店長と裕美
- 秀樹にプレゼントしたい
- ちぃだけのヒト
- 幸せでいない人が誰もいない町
- 『ちょびっッ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 本須和秀樹(もとすわひでき)
- ちぃ
- フレイヤ
- 秀樹を取り巻く人々
- 新保弘(しんぼひろむ)
- すもも
- 清水多香子(しみずたかこ)
- 大村裕美(おおむらゆみ)
- 国分寺稔(こくぶんじみのる)
- 柚姫(ゆずき)
- 日比谷千歳(ひびやちとせ)
- 植田弘康(うえだひろやす)
- 小島良由起(こじまよしゆき)
- 琴子(ことこ)
- 登場人物の過去に関わる人々
- ユミ
- 三原一郎(みはらいちろう)
- 謎のパソコン二人組
- ジーマ
- ディタ
- 『ちょびっツ』の用語
- Chobits
- パソコン
- 絵本(だれもいない町)
- ロボット三原則
- 『ちょびっツ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 秀樹とちぃとの出会い
- 応答していないパソコンの位置を割り出すちぃ
- ちぃのアタシだけの人は「ヒデキ」
- 『ちょびっツ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 他のCLAMP作品にも『ちょびっツ』のキャラが登場
- 原作と展開が異なるアニメ版
- 『ちょびっツ』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):ROUND TABLE featuring Nino『Let Me Be With You』
- ED(エンディング):田中理恵『Raison d'être』(※第1話-14話)
- ED(エンディング):田中理恵『ニンギョヒメ』(※第15話-25話)
- ED(エンディング):田中理恵、杉田智和『かたことの恋』(※第26話)