xxxHOLiC(ホリック)のネタバレ解説・考察まとめ
『xxxHOLiC』とは、CLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ。幽霊や妖怪などが多く登場するオカルト色の強い伝奇ファンタジー作品。自身の特異体質に悩む四月一日(わたぬき)は対価と引き換えに願いを叶える店を営む魔女・侑子と出会い、半ば強制的に彼女のミセで働くことになる。様々な受入れ難い過酷な現実に向き合いながら、四月一日が何を選び生きていくのかが物語の主軸となっている。また『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』と物語が連動しており、本作の見どころの一つとなっている。
『xxxHOLiC』の登場人物・キャラクター
主要人物
四月一日君尋(わたぬききみひろ)
CV:福山潤
アヤカシを引き寄せる体質に悩むつ高校生。私立十時学園に通っており、侑子に自身の体質を治してもらうことの対価として半ば強制的に彼女のミセでバイトをしている。業務内容は家事全般と仕事の手伝いで侑子にこき使われているが、愚痴を言いながらもしっかり対応してしまう。4月1日生まれで物語が進むにつれ、この誕生日が彼の存在を定義する上で重要な意味を持つことが明かされていく。両親はおらず、後継人が関しているアパートの一室に暮らしている。感情表現が豊かではきはきとしており作中ではツッコミ役を担う。情け深く誰にも優しく接するが、そのことにより自身を犠牲にしてしまう一面もある。同級生の百目鬼静とは出会った頃から犬猿の仲であったが、様々な不思議な出来事を共に乗り越えることで絆が生まれ親友となる。
侑子が自身の前から消えてしまった後は、ミセを引き継ぎ侑子との再会を100年以上待ち続けている。店主となった四月一日は以前のように豊な感情表現はしなくなり、侑子のように憂いを帯びた表情を浮かべるようになった。クロウに似た面影があり、後にミセの宝物置に残されていたクロウの眼鏡と鳥の羽根の花押を受け継いでいる。
テレビドラマ版で演じたのは染谷将太。幼少時代は小山颯が演じている。
壱原侑子(いちはらゆうこ)
CV:大原さやか
強大な力を持つ魔女。同等の単価を得ることで願いを叶えるミセを営んでいる。「壱原侑子」が偽名であることは判明しているが、本名は明かされていない。妖艶な雰囲気を持つ美女でミセにやって来る客それぞれが抱える願いに対し「対価は与えすぎても貰いすぎてもいけないという」ルールに基づき力を貸す。時には手助けが不十分のように見えたり、残酷な対価を要求しているように見えたりする場面があるが全ては世の理を崩さないためである。厳格な雰囲気とは逆に私生活ではおちゃらけており、かなりのマイペース。酒豪且つ美食家で四月一日を困らせる。花押は蝶。偉大な魔術師であったクロウ・リードとは親友でありライバルであった。実は本来侑子は遥か昔に亡くなっているはずの存在であった。しかし彼女がが亡くなる間際にクロウが死んでほしくないと一瞬思ってしまったことにより彼の強すぎる魔力が彼女の時間を止めとそのまま空間を切り取りこの世とあの世の狭間に留めてしまう。リンク作品の『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』中で起こる悲劇の原因が世の理を崩してしまった自分たちにあることから、侑子は壮絶な運命を辿ることとなった小狼やサクラたちに手を貸す。そして役目を果たすと動き始めた時間の中でようやく死を迎える。
テレビドラマ版で演じたのは杏。
黒モコナ/モコナ・ラーグ・モドキ
CV:菊地美香
黒いモコナ=モドキ。通称黒モコナ。侑子とクロウによって創られた存在。ウサギのマスコットのような見た目をしている。侑子と同様に酒豪で大食い。マル&モロと一緒になってはしゃいでいる。時折真面目になり自身の魔力で四月一日を助けることもある。
マルダシ
CV:こじまかずこ
通称はマル。侑子と共にミセに住んでいる少女。通称はマル&モロ。ミセを護るため侑子に創られた存在であるため敷地から出られない。お調子者な性格をしている為モコナと一緒にはしゃいで四月一日の手を焼かせる一方で、お願いされれば家事の手伝いもしている。
テレビドラマ版で演じたのは川島鈴遥。
モロダシ
CV:こじまかずこ
通称はモロ。侑子と共にミセに住んでいる少女。ミセを護るため侑子に創られた存在であるため敷地から出られない。お調子者な性格をしている為モコナと一緒にはしゃいで四月一日の手を焼かせる一方で、お願いされれば家事の手伝いもしている。
テレビドラマ版で演じたのは畠山紬。
百目鬼静(どうめきしずか)
CV:中井和哉
四月一日の高校の同級生で寺の息子。一見ぶっきらぼう且つ鉄面皮であるが、内面は仲間想いで優しい性格。天然な一面もある。勉強も運動もこなす才色兼備で女子からの人気が高い。ひまわりと共に学級委員長を務めている。生まれながらにして清浄な気を持っており、百目鬼と一緒にいると近寄ってくる妖が減るため四月一日にとって貴重な存在。ただ百目鬼自身に妖を見る力はない。またひまわりの他人を不幸に導いてしまう体質の影響を受けない数少ない人物でもある。四月一日の手料理を気に入っていて食べたいお弁当の具を強引にリクエストしているが、四月一日も文句を言いつつ何だかんだしっかりとお弁当を用意している。高校卒業後は大学と大学院で民俗学を専攻し、そのまま民俗学教授の助手をしながら店主となりミセから出られなくなった四月一日の生活のサポートしている。
テレビドラマ版で演じたのは東出昌大。
九軒ひまわり(くのぎひまわり)
CV:伊藤静
四月一日の同級生。可愛らしい笑顔と明るく優しい性格で四月一日を和ませる存在。百目鬼と共に学級委員長を務めている。天然であり、ひまわりには強くツッコミできない四月一日を困惑させることもしばしばある。肝が据わっており怪奇現象などに物怖じしない。生まれながらに両親以外の他人を不幸へ導いてしまう体質を持っており、他人と関わることに一線を引いている。四月一日が大怪我を負ったことをきっかけに隠してきた自身の体質についてカミングアウトし、自ら縁を切ろうとしたが四月一日は友達でい続けることを選ぶ。この時、償いとして四月一日の背中に残るはずだった背中の傷跡を引き受けた。四月一日がプレゼントした彼女の体質に影響を受けない蒲公英(たんぽぽ)と言う名の黄色い小鳥といつも一緒にいる。
高校卒業後は離れた場所にある大学に通い、最終的には主婦となっている。四月一日が店主になった後はミセがひまわりの体質に悪影響を与える可能性を考えて年に一度だけ会う事にしている。結婚相手は登場しないが夫婦で交流がある模様。
テレビドラマ版で演じたのは宮崎香蓮。幼少時代は原菜乃華が演じている。
五月七日小羽(つゆりこはね)
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目次 - Contents
- 『xxxHOLiC』の概要
- 『xxxHOLiC』のあらすじ・ストーリー
- 侑子さんとの出逢い編
- 異世界からの訪問者編
- 百目鬼との縁(えにし)編
- 百目鬼の選択と四月一日の右目編
- 小羽との出会いとひまわりの涙編
- 百目鬼の変化ともう1つの卵編
- 夢の中のさくらと四月一日の記憶編
- 小羽の想い、そして記憶の在りか編
- 四月一日の真実編
- 消えた侑子と四月一日の願い編
- 『xxxHOLiC』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 四月一日君尋(わたぬききみひろ)
- 壱原侑子(いちはらゆうこ)
- 黒モコナ/モコナ・ラーグ・モドキ
- マルダシ
- モロダシ
- 百目鬼静(どうめきしずか)
- 九軒ひまわり(くのぎひまわり)
- 五月七日小羽(つゆりこはね)
- 百目鬼遥(どうめきはるか)
- 百目鬼清(どうめき さやか)
- 人以外
- 座敷童(ざしきわらし)
- 鴉天狗(からすてんぐ)
- 雨童女(あめわらし)
- 無月(むげつ)
- 狐の親子
- 蟲(コ)/羽
- 灯(あかり)
- 女子高生達
- 大蛇
- 繭子(まゆこ)
- 紫陽花の下で見つかった少女
- ハサミ
- 本の虫
- 桜の霊
- 少年の幽霊
- 猫娘
- 女郎蜘蛛
- 八百比丘尼(やおびくに)
- 雷獣
- 夢カイ
- 蒲公英(たんぽぽ)
- 羅宇屋(らうや)
- 三味線
- 蝶の撥
- 赤ん坊
- 着物の女性
- 幣串(へいぐし)
- 『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』の関係者
- 小狼(シャオラン)
- サクラ
- ファイ・D・フローライト
- 黒鋼(くろがね)
- 白モコナ/モコナ・ラーグ・モドキ
- 飛王・リード(フェイワン・リード)
- ミセの客
- 凛(りん)
- ハナハナ
- なな未(ななみ)
- サクラコ&カオルコ
- 百合(ゆり)
- 茅乃(かやの)
- 料理を習いに来る女性
- 三味線弾き
- 大学の事務員
- 二人の女性(名前不明)
- その他
- クロウ・リード
- 風疾(かざはや)
- 陸王(りくおう)
- 占い師
- 占いの館の占い師
- 老人
- 美絵(みえ)
- 五月七日里恵(つゆり さとえ)
- アニメ・小説オリジナルキャラクター
- 彩花(あやか)
- 蘭(らん)
- 櫛田塗絵(くしだ ぬりえ)
- 『xxxHOLiC』の用語
- アヤカシ
- マヤカシ
- 対価
- 百物語
- 『xxxHOLiC』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 侑子「百目鬼君もね選んだのよ、あの女を射る事で四月一日を傷つけても恨まれても四月一日が消えないように、だから四月一日もまた選べばいいわ百目鬼君とこれからどう接するのか」
- 百目鬼「半分ずつだな」
- ひまわり「四月一日君の嘘ツキ、泣かせないって言ったのに、でも会えて幸せだって言ってもらえたのは初めてだったよ」
- 四月一日「おれが覚えてなくても、おれのことを覚えててくれるひとがいるなら此処に居たいなって思うようになったんだ」
- 黒モコナ「心の記憶と躯の記憶、心も大事だけど躯もすごく大事なんだ、時には、心が忘れても躯が覚えていることもある」
- 『xxxHOLiC』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』のストーリー展開を追い越さぬように調整していた
- ミセのイメージは和洋折衷
- 『xxxHOLiC』の主題歌
- アニメ
- OP(オープニング):スガシカオ『19歳』(第1期)
- OP(オープニング):スガシカオ『NOBODY KNOWS』(第2期)
- ED(エンディング):Fonogenico『Reason』(第1期 第1話-第13話、外伝)
- ED(エンディング):BUCK-TICK『蜉蝣 -かげろう-』(第1期 第13話-第23話)
- ED(エンディング):SEAMO『Honey Honey feat. AYUSE KOZUE』(第2期)
- 映画
- 主題歌:スガシカオ『サナギ 〜theme from xxxHOLiC the movie〜』
- オリジナルアニメーションDVD
- OP(オープニング):スガシカオ『sofa』(『xxxHOLiC春夢記』)
- OP(オープニング):スガシカオ『あだゆめ』(『xxxHOLiC・籠 あだゆめ』)
- ED(エンディング): AZU『CHERISH』(『xxxHOLiC春夢記』)
- ED(エンディング):スガシカオ『風(かざ)なぎ』(『xxxHOLiC・籠』)
- ED(エンディング):Tiara『「ごめんね。」』(『xxxHOLiC・籠 あだゆめ』)
- テレビドラマ
- OP(オープニング):スガシカオ『アイタイ』(『CLAMPドラマ ホリック〜xxxHOLiC〜』)
- ED(エンディング): chay『You tell me』(『CLAMPドラマ ホリック〜xxxHOLiC〜』)