xxxHOLiC(ホリック)のネタバレ解説・考察まとめ

『xxxHOLiC』とは、CLAMPによる漫画およびそれを原作としたアニメ。幽霊や妖怪などが多く登場するオカルト色の強い伝奇ファンタジー作品。自身の特異体質に悩む四月一日(わたぬき)は対価と引き換えに願いを叶える店を営む魔女・侑子と出会い、半ば強制的に彼女のミセで働くことになる。様々な受入れ難い過酷な現実に向き合いながら、四月一日が何を選び生きていくのかが物語の主軸となっている。また『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』と物語が連動しており、本作の見どころの一つとなっている。

小羽ちゃんは侑子さんの取り計らいにより、占いのお婆さんの家に住むことになった。小羽ちゃんは幸せへの一歩を踏み出したのだ。
お婆さんの家で小羽ちゃんと一緒に作ったご馳走を持って、四月一日と百目鬼は侑子さんの店へと向かっていた。

店へと向かう途中、四月一日は自分が過去の記憶をまったく覚えていないことを百目鬼に話す。そして、自分は“此処”に居てはいけないとずっと思っていたという。しかし今は、自分のことを覚えている人がいるのなら、“此処”に居たいと思うようになったと話す四月一日。その話を聞いた百目鬼は、「その気持は何があっても変わらないか」と問うのだった。

しばらくして、侑子は宝物庫に保管してあるペンダントの中の子供の頃の四月一日と彼の両親の写真を見ながら、店を守るために眠り続けるマルとモロの意識に向かって話していた。
侑子さんは、シャオランが願いを叶えるときに産まれたもう一人のシャオランが四月一日だと、マルとモロに教える。二人が名前も姿も違うのは、どちらも消さないために両親が望んだことなのだと。しかし四月一日は、シャオランを残すために無意識に自分を消そうとしていたというのだ。

四月一日が大好きだからずっと一緒にいたいと願うマルとモロに、今の四月一日はもう大丈夫と侑子さんはいう。今の四月一日は色んな人たちからの想いを受け止めて、“此処に居たい”と願っていると。そう語る侑子さんに、マルとモロは四月一日とずっと一緒にいられるように店を守ると誓うのだった。

消えた侑子と四月一日の願い編

四月一日はミセに来て侑子と面会しているはずの客が侑子のことを全く覚えていないことに気づかされる。

桜の樹の下で、四月一日は侑子さんと話をしていた。侑子さんは、「人は出逢うべきときに出逢うべき人と出逢う。そして別れも同じ。すべては必然だから」といいながら、渦巻く桜の花びらに巻き込まれるようにして消えてしまう。驚いた四月一日は叫びながら目を覚ました。夢を見ていたのだ。

嫌な予感がぬぐえないまま店に来た四月一日は、侑子さんの姿がどこにもない事に気づく。その後、事情を聞いた百目鬼とともに店に寝泊まりしたのだが、侑子さんばかりか黒モコナさえ姿を見せなかった。そして、今までに店を訪れた客が誰も侑子さんを覚えていないことを、外出先で偶然知るのである。

四月一日が店に駆け込んだとき、一瞬にして世界が暗転して目の前に侑子さんが現れた。そして四月一日は、自分がまったく動けない事を知る。
侑子さんは、自分はある人の強い想いによって時の止まった世界に留まり続けていた存在だと語りだす。四月一日の選択によって時は再び動き始めたため、自分はもうこの世界には留まれないのだと。
ただあなたが存在(い)てくれるだけでいいといいながら消えていく侑子さんに向かって、ずっと店で待っていると叫ぶ四月一日。
夢から覚めた四月一日は、百目鬼が侑子さんの事を覚えていると知りほっとするのだった。

その時、突然現れたマルとモロが、主(ぬし)様がいなくなったと泣きながら四月一日に抱きついて来た。店は主様が最後の力で留めたから、もう大丈夫といわれたという。それを聞いた四月一日は、夢でのことがすべてが本当なのだと知ったのだ。
四月一日は百目鬼に、この店を継ぐと話す。この店を守り、侑子さんに逢えるのを待つのだと。それが四月一日の決意であり、願いであった。

百目鬼も、右目を通して消えていく侑子さんを視ていた。だからあれは夢ではないことを知っていた。そして百目鬼は侑子さんに託された卵を取り出す。
それを見た黒モコナは、時はまだ来ていないと百目鬼に告げるのだった。

数年後、店に入り浸っている百目鬼は大学生となり、民俗学を学んでいた。中学生になった小羽ちゃんも店を訪ねてくる。店は侑子さんが居ない以外は何も変わっていない。黒モコナは店の中を跳ね回り、マルとモロも元気いっぱいである。
しかし四月一日は、願いを叶えるために自分の中の刻(とき)を対価にしていた。そのためもう店を出ることはできないし、歳もとらない存在となっているのだ。

そんな四月一日を見守りながら、黒モコナは心のなかで語りかける。
「みんないる。遠いひとも近いひとも。だから、ひとりだけど独り(ひとり)じゃないんだぞ」と。
四月一日は、自分にできることでお客の願いを叶えながら、ただ、侑子さんに逢える時を待ち続けるのだった。

『xxxHOLiC』の登場人物・キャラクター

主要人物

四月一日君尋(わたぬききみひろ)

CV:福山潤
アヤカシを引き寄せる体質に悩むつ高校生。私立十時学園に通っており、侑子に自身の体質を治してもらうことの対価として半ば強制的に彼女のミセでバイトをしている。業務内容は家事全般と仕事の手伝いで侑子にこき使われているが、愚痴を言いながらもしっかり対応してしまう。4月1日生まれで物語が進むにつれ、この誕生日が彼の存在を定義する上で重要な意味を持つことが明かされていく。両親はおらず、後継人が関しているアパートの一室に暮らしている。感情表現が豊かではきはきとしており作中ではツッコミ役を担う。情け深く誰にも優しく接するが、そのことにより自身を犠牲にしてしまう一面もある。同級生の百目鬼静とは出会った頃から犬猿の仲であったが、様々な不思議な出来事を共に乗り越えることで絆が生まれ親友となる。
侑子が自身の前から消えてしまった後は、ミセを引き継ぎ侑子との再会を100年以上待ち続けている。店主となった四月一日は以前のように豊な感情表現はしなくなり、侑子のように憂いを帯びた表情を浮かべるようになった。クロウに似た面影があり、後にミセの宝物置に残されていたクロウの眼鏡と鳥の羽根の花押を受け継いでいる。
テレビドラマ版で演じたのは染谷将太。幼少時代は小山颯が演じている。

壱原侑子(いちはらゆうこ)

CV:大原さやか
強大な力を持つ魔女。同等の単価を得ることで願いを叶えるミセを営んでいる。「壱原侑子」が偽名であることは判明しているが、本名は明かされていない。妖艶な雰囲気を持つ美女でミセにやって来る客それぞれが抱える願いに対し「対価は与えすぎても貰いすぎてもいけないという」ルールに基づき力を貸す。時には手助けが不十分のように見えたり、残酷な対価を要求しているように見えたりする場面があるが全ては世の理を崩さないためである。厳格な雰囲気とは逆に私生活ではおちゃらけており、かなりのマイペース。酒豪且つ美食家で四月一日を困らせる。花押は蝶。偉大な魔術師であったクロウ・リードとは親友でありライバルであった。実は本来侑子は遥か昔に亡くなっているはずの存在であった。しかし彼女がが亡くなる間際にクロウが死んでほしくないと一瞬思ってしまったことにより彼の強すぎる魔力が彼女の時間を止めとそのまま空間を切り取りこの世とあの世の狭間に留めてしまう。リンク作品の『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』中で起こる悲劇の原因が世の理を崩してしまった自分たちにあることから、侑子は壮絶な運命を辿ることとなった小狼やサクラたちに手を貸す。そして役目を果たすと動き始めた時間の中でようやく死を迎える。
テレビドラマ版で演じたのは杏。

黒モコナ/モコナ・ラーグ・モドキ

CV:菊地美香
黒いモコナ=モドキ。通称黒モコナ。侑子とクロウによって創られた存在。ウサギのマスコットのような見た目をしている。侑子と同様に酒豪で大食い。マル&モロと一緒になってはしゃいでいる。時折真面目になり自身の魔力で四月一日を助けることもある。

マルダシ

CV:こじまかずこ
通称はマル。侑子と共にミセに住んでいる少女。通称はマル&モロ。ミセを護るため侑子に創られた存在であるため敷地から出られない。お調子者な性格をしている為モコナと一緒にはしゃいで四月一日の手を焼かせる一方で、お願いされれば家事の手伝いもしている。
テレビドラマ版で演じたのは川島鈴遥。

モロダシ

CV:こじまかずこ
通称はモロ。侑子と共にミセに住んでいる少女。ミセを護るため侑子に創られた存在であるため敷地から出られない。お調子者な性格をしている為モコナと一緒にはしゃいで四月一日の手を焼かせる一方で、お願いされれば家事の手伝いもしている。
テレビドラマ版で演じたのは畠山紬。

百目鬼静(どうめきしずか)

CV:中井和哉
四月一日の高校の同級生で寺の息子。一見ぶっきらぼう且つ鉄面皮であるが、内面は仲間想いで優しい性格。天然な一面もある。勉強も運動もこなす才色兼備で女子からの人気が高い。ひまわりと共に学級委員長を務めている。生まれながらにして清浄な気を持っており、百目鬼と一緒にいると近寄ってくる妖が減るため四月一日にとって貴重な存在。ただ百目鬼自身に妖を見る力はない。またひまわりの他人を不幸に導いてしまう体質の影響を受けない数少ない人物でもある。四月一日の手料理を気に入っていて食べたいお弁当の具を強引にリクエストしているが、四月一日も文句を言いつつ何だかんだしっかりとお弁当を用意している。高校卒業後は大学と大学院で民俗学を専攻し、そのまま民俗学教授の助手をしながら店主となりミセから出られなくなった四月一日の生活のサポートしている。
テレビドラマ版で演じたのは東出昌大。

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不思議の国の美幸ちゃん(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ

不思議の国の美幸ちゃん(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ

『不思議の国の美幸ちゃん』とはCLAMP作品の漫画及びOVAアニメ。奇妙な世界に迷い込みやすい性質を持った主人公の美幸が、さまざまな異世界に迷い込み、不可思議な女性キャラクター達にひたすら服を脱がされそうになったりするなど、お色気要素や百合展開のあるファンタジー艶笑コメディ。初期の2エピソードはルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリスが』元ネタとなっており、美少女・美女化したキャラクターが次々と登場するパロディのほか、同一作者による別作品が題材になっているものもある。

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