CLOVER(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『CLOVER』とは、CLAMPが雑誌『Amie』に1997年から1999年にかけて連載したファンタジー作品および、それをもとにした映画作品である。機械技術が発達したサイバーパンク風の世界を舞台に「クローバー」と呼ばれる特殊能力を持つ少年少女達を巡る連作長編。この世で最強の能力を持つ「四つ葉」の少女スウ、「三つ葉」の双子兄弟CとA、自分の死んだ日が分かる「一葉」の歌姫織葉、そして「クローバー」と関わる人間達の物語である。時系列は現在から過去に遡るという構成になっている。
『CLOVER』の概要
『CLOVER』とは、1997年から1999年にかけてCLAMPが雑誌『Amie』に連載したファンタジー作品である。1999年には『劇場版カードキャプターさくら』との併映で短編アニメーション映画が公開された。
舞台は機械技術が発達したサイバーパンク風の異世界。その世界には「クローバー」と呼ばれる魔法の力を持つ人間が存在する。その中で最も最強の能力を持つ「四つ葉」の少女スウとその他の「クローバー」の人間達を巡る連作長編となっている。
時系列は現在から過去に遡るという構成になっており、またセリフやイラストが少なく、全編に渡ってヒロインの一人織葉(おるは)の歌う「CLOVER」という歌が流れる。元々全六部構成の予定だったが、掲載誌『Amie』の休刊で未完となるも現在は完結作品扱いとなっている。
『CLOVER』のあらすじ・ストーリー
和彦とスウの出会い
元軍人で現在は引退して探偵業を営んでいる和彦(カズヒコ)は、ある日元上司の絋(コウ)将軍から「運んでほしいものがある」という依頼を受ける。依頼を受けた和彦は、動物の姿をした殺人兵器達が警備する鳥籠のような施設を訪れる。殺人兵器の一体である兎に案内された和彦は、木の上で機械の羽根を背中に装着し、「あなたとしあわせになりたい あなたのしあわせになりたい」と歌う少女・スウと出会う。
スウを連れて和彦は軍人時代に所属していた部隊の元上司・銀月(ぎんげつ)の元を訪れる。スウをある場所へ連れて行くため、銀月の元で暮らす青年・藍(ラン)の協力を必要としていた。藍は対象物を別の場所へ移動する転送能力を持っており、彼は和彦の依頼を快く引き受ける。スウが行こうとしている場所は、廃墟となった遊園地「妖精遊園地(フェアリーパーク)」だった。藍は二人を妖精遊園地へ転送しようとするが、そこで何者かに妨害を受けてしまう。和彦とスウは「小猫(シャオマオ)」という義賊を気取る集団が支配する地区に転送され、身柄を拘束される。そこへ何者かが「小猫」の建物を襲撃してくる。「小猫」の首領は、和彦の「無駄な殺しはしない」という姿勢から二人を逃す。和彦とスウの様子を見守っていた絋将軍達「魔導師(ウィザード)」は、敵対するアズライト軍が動き出したことに気づく。
「小猫」の元から脱出した和彦はスウを連れて飛行船に乗る。スウは飛行船に乗るのは初めてで、飛行船の中でも「あなたとしあわせになりたい」と口ずさむ。飛行船から別の場所へ降り立った二人の前にアズライトの軍人バルスが現れる。アズライト軍もスウを狙っており、バルスは彼女を引き渡すよう要求してくる。和彦はスウを守るために一対一の勝負に出るが、戦いを見守っていたスウをバルスの部下が捕らえようとしていることに気を取られ、負傷してしまう。そこへ絋将軍の依頼で和彦達を密かに護衛していた銀月が駆けつけ、バルスもいったん立ち去る。
二人は銀月の手配した車で移動することになったが、ラジオから「しあわせになりたい」と歌が響き、スウも合わせて歌う。スウがよく歌うその曲は、和彦の亡くなった恋人・織葉(おるは)の曲だった。織葉の名前を知っているスウに、メジャーデビューしていない織葉を何故知っているのかと和彦は驚く。
和彦はスウと共に保安がしっかりしている高級ホテルに泊まる。目的地までに何が起こるか分からないため、今のうちに休むよう和彦はスウに言うが、スウは和彦を心配する。和彦は「寝たくなったら起こして代わってもらう」と安心付け、スウを寝かせる。スウはふと、織葉が死んだ時悲しかったかと和彦に尋ねる。その問いに頷く和彦に、スウは「私は独りだから、死んでもきっと誰も悲しまない」と呟いて眠りにつく。そこへ、突然武装した集団が現れる。応戦する和彦は、彼らがかつて自身が所属していた軍の人間であることに気づく。スウは和彦の手を握って外へ飛び出し、羽根の形をした飛行具を召喚する。
妖精遊園地(フェアリーパーク)
スウは普通なら召喚装置(モデム)が必要な飛行具を装置を使わずに呼び出し、和彦と共に地上へ降りると逃走する。二人の様子を伺っていたバルスは追跡しようとするが、追跡装置(サーチ)をスウによって破壊されてしまい二人を見失う。
一方藍は銀月から和彦に装着した追跡装置が破壊されたという連絡を受ける。藍も銀月も、二人を狙っているのがアズライト軍だけでなく、スウの強大な能力を独占したい魔導師も絡んでいることに気がついていた。藍は「二人を死なせたくない」と銀月と共に二人の行方を追う。
和彦とスウはなんとか追手から逃げ切ることに成功する。召喚装置を使わず飛行具を呼び出したスウに驚く和彦に、彼女は「私は『四つ葉のクローバー』だから」と返す。その言葉に、スウが繰り返し口ずさむ織葉の歌も「クローバー」だということを和彦は思い出す。和彦に怪我を負わせてしまったことから、スウは「やっぱり私は外に出ちゃいけなかったのかな」と呟く。悲しげな表情を見せるスウに和彦は、「目的地の妖精遊園地まで連れて行く」と告げる。手を差し伸べる和彦を見たスウは、自分の話を始める。
十年前、「白花苜宿計画(クローバー・リーフ・プロジェクト)」という計画が立ち上がり、国中から子供達を集めて試験が行われた。その中で特に「魔法」の力が強い子供をそれぞれ「三つ葉」「四つ葉」と名づけて育てた。「三つ葉」は当初三人だったが、現在は藍を含めた二人のみだった。そして、「四つ葉」に認定されたのはスウだけだった。「三つ葉」の力は魔導師五人でやっと相手にできるほどだが、スウは「三つ葉」を上回る強大な能力を持っていた。スウに想われた人間は強大な力を手に入れたことを意味するため、魔導師達は彼女が誰かと接触することを恐れて殺人兵器が配置された施設に独り閉じ込めていた。
絋将軍だけは同僚達と違いスウを孫のように接しており、スウの「最初で最後の願い」を叶えてあげたいと外に出ることを許可したのだった。一方二人の居場所を突き止めたバルスが現れ、軍用兵器を使用できない和彦はなすすべもなく、攻撃を受けてしまう。そこへ藍が魔法を使い二人を妖精遊園地へ転送する。
辿り着いた妖精遊園地で、スウは和彦に織葉との思い出を語る。スウが織葉を知ったのは、電波に乗って流れていた彼女の歌をキャッチしたことがきっかけだった。スウは織葉の歌を気に入り、彼女と電話を通じて仲良くなる。織葉はスウに自分の事や歌の事、そして和彦の事をよく話してくれた。電話で交流を重ねる中、スウは織葉と一つの曲を作り、『CLOVER』と名づけた。『CLOVER』は、大きなステージで歌うのが夢だった織葉の為にスウが絋将軍に頼んで世間に発表したのだった。
スウが妖精遊園地へ行こうとした理由は、織葉が遊園地が大好きだったこと、「いつか和彦も含めて三人で遊びに行こう」と織葉とよく話していたことがきっかけだった。「織葉はもういない」と呟く和彦にスウは彼の胸を指さし、「いるよ」と答える。
スウは四歳の頃に「魔法」の能力が判明し、多額のお金と引き換えに母親から引き離された。それからスウは研究や実験に参加する日々を送ったが、周囲が興味あるのはスウの能力だけだった。孤独な日々を過ごしていたスウは、自分が魔法使いじゃなくても好きでいてくれる人と妖精遊園地へ行きたいとずっと考えていた。スウは織葉に聞いてからずっと会いたいと考えていた和彦に「好き」と告白する。
その時、突然地響きが起こり妖精遊園地の施設が崩れ始める。二人の元へジェットコースターが崩れ落ちてきたところをスウが魔法を使い、回転木馬の天馬の像を動かして逃れる。「アズライト軍の仕業か」と言う和彦に対して、スウは「魔導師だよ」と答える。妖精の像がワイヤーで引き上げられていくのを見たスウは駆け寄ろうとする。その時妖精の目が開いてワイヤーが和彦とスウを襲い、スウを庇った和彦の身体を貫く。外から様子を伺っていたバルスはこの状況に息を呑み、映像を通して和彦が倒れるのを見た紘将軍は同僚の殊(シュウ)老師を睨み付ける。妖精遊園地を崩壊させ、妖精の像を操り和彦を攻撃したのは、殊老師だった。
スウは怪我を負った和彦を抱きしめ、謝りながら泣きじゃくる。
和彦は満身創痍の身体を起こすと、「手伝ってくれ」とスウの手を握りしめる。和彦はスウの力を借りて銃を召喚すると妖精の像へ向かってビームを発射する。ビームが妖精の頭部を撃ち抜いたことで、妖精の像は動きを止める。気を失った和彦を抱きしめるスウの前にバルスが現れ、捕らえようとするが銀月に止められる。怪我を負った和彦を銀月が引き取り、スウは藍へのお礼を銀月に伝える。
銀月とバルスを見送ったあと、スウは崩壊した妖精遊園地に残り、『CLOVER』を歌う。歌い終わったスウは、和彦へ感謝の言葉を呟くと妖精遊園地を爆破させ命を落とす。
治療を受けながら、和彦はスウとの思い出を回想する。スウがずっと「連れてって」としか言わなかったことを思い出した和彦は、スウを悼むのだった。
織葉
施設で暮らしていたスウは、ある日「綺麗な声で歌う妖精」の夢を見る。誰かが歌っているのをキャッチしたスウは、歌声の主に興味を持つ。歌声の主は、歌手(シンガー)の織葉(おるは)だった。織葉はプロを夢見るアマチュアで、歌と恋人の和彦を何よりも愛していた。織葉の歌を気に入ったスウは、彼女の歌を口ずさむようになる。ずっと独りで誰とも会話することなく過ごしてきたスウは、織葉の歌に惹かれたことで「織葉と話してみたい」と考える。
ある日、シャワーを浴びたばかりの織葉の元へ電話が鳴り響く。織葉は電話に出るも、受話器の向こう側からは沈黙が聞こえてくるだけで悪戯かと思い電話を切ろうとする。すると「待って」と声が響き、「貴方のファンなの」と続く。織葉が名前を尋ねると、声は「スウ」と名乗る。スウは織葉の家に直接電話したことを謝るも、織葉は気にしておらず「女の子のファンは嬉しい」と答える。
織葉とスウは、電話を通して交流を重ねる。
スウは織葉の歌を「ずっと歌って欲しくなる。もっとずっと聴いていたい」と言った。軍の施設に入れられてから、何かを欲しいと思ったことが無いスウにとって初めての感覚だった。スウの言葉に織葉は「ありがとう」と微笑む。「これって好きってこと?」と尋ねるスウに織葉は「心が好きって囁けばそれが好きよ」と伝える。「織葉は何が好き?」と尋ねるスウに、「歌あとは…和彦」と織葉は答える。織葉はこんな遅くに電話をかけてくるスウに「遅くまで起きてて叱られない?」と尋ねる。その問いにスウは「独りだから」と返す。スウが独りで暮らしていることを知った織葉は「会えるといいのにね」と言う。スウは織葉の恋人和彦の存在を羨ましく思うが、織葉は「ずっと一緒にいられたらいいのにね」と寂しげな表情を浮かべる。
スウが独りで暮らしていることから織葉は「スウの元へ行っちゃだめ?」と尋ねるが、スウは「それはできない」と答える。「私が死んでもきっと誰も悲しまない」と告げるスウに、織葉は「スウは私の大切な友達だから、スウが死んだら私が泣くわ」と返す。初めて聞く「友達」という言葉にスウは少し戸惑うも、「スウがいいと言ってくれれば私達は友達よ」と言う織葉にスウは笑顔を浮かべる。そこで織葉は一緒に歌を創ることを提案する。
スウは電話を通じて、織葉と歌を作る日々を送る。誰かと一緒に歌うという初めての体験にスウは「嬉しい」と思い、やがて歌が完成する。織葉はこの歌を明日の誕生日、スウと和彦のために歌うと告げる。さらに「終わりになる前に、スウと素敵な曲を作れて嬉しい」と謎めいた発言をする。
織葉の誕生日当日、織葉は本番前にスウと電話をする。スウは昨日の「終わり」という織葉の発言が気になっていた。織葉はスウに「私は今日死ぬの」と告げ、昔の話をする。
織葉は小さい頃、「白花苜宿計画」に参加していた。織葉は四つ葉の内「一葉(ひとは)」に認定されており、判明した能力は「自分の死ぬ日がわかる」だった。その時から織葉は、誰といても何をしていても「もうすぐ死ぬ」という考えが頭を過っては、何かに夢中になれない絶望の思いを抱えながら生きていた。だが、その中で歌を歌う時と和彦と共に過ごす時は「幸せ」と感じていた。しかし和彦の「四つ葉のクローバー」にもなれず、友達のスウにも会えないまま死ぬ運命を織葉は受け入れていた。織葉はスウに「貴方は幸せになってね」と告げて電話を切る。
ライブハウスの舞台に立った織葉は和彦とスウへの想いを乗せて、スウと共に作った新曲『CLOVER』を披露する。そして、歌い終わった織葉を何者かが射殺する。
三つ葉の双子
藍は銀月と出会う以前、スウとは別の研究所で暮らしており「C(ツェー)」と呼ばれていた。Cはずっと暮らしていた研究所から出ることを決意し、弟のA(アー)に別れを告げる。
銀月は殊老師から「三つ葉のクローバー」が逃亡したという連絡を受け、捜索を引き受ける。その頃、街を彷徨っていたCの前に軍人達が現れ、Cを連行しようとする。サングラスに装備した追跡装置で「三つ葉」の行方を突き止めた銀月が現場へ駆けつけると、軍人達が電線に身体を貫かれ絶命していた。銀月は電線の下に佇むCと対峙するが、力を消耗したCはその場で倒れてしまう。殊老師にCを保護したことを報告した銀月は、研究所へ移送するか尋ねる。銀月の話を耳にしたCは「研究所には帰らない」と訴える。なぜ帰りたくないのかと銀月が尋ねると、「Aがいるから」とCは答え、殊老師と連絡を取る。Aは「二人一緒なら研究所から出られる」と言ったが、「三つ葉」二人が同時に魔法を使用すれば、魔導師達を凌ぐ力を発揮するためCはそれを望んでいなかった。Cにできることは弟のAのそばにいないことだった。行く場所の無いCを殊老師の命令で銀月が預かることになる。
銀月の家に滞在することになったCは、無口な銀月との付き合い方に苦労するも、無愛想だが優しい彼に少しずつ親しくなっていく。
だが、兄のそんな様子を弟のAは気に食わず、苛立ちや怒りを見せるようになる。その様子は魔導師である殊老師にも伝わっており、Aについて危惧する。
そして、Cと銀月の前にAが現れる。AはCに「僕がいないのにどうして悲しくならないの」と責める。研究所でずっと兄の思考を読んでいたAは、兄が銀月に心を開いているのに嫉妬して銀月を攻撃する。嫉妬から銀月を殺そうとするAに、Cは「これ以上Aが誰かを殺したら自分の命を絶つ」と叱責する。
そしてCは自分達が何故研究所に閉じ込められているのかAに話す。二人が研究所にずっと閉じ込められているのは一緒にいるからであり、研究所から出るには別々に離れなくてはならなかった。Aは兄の決意が固いことを察し、連れて帰るのを諦めて二人の元を去る。Aが去った後、Cは銀月を抱きしめたまま泣きじゃくる。
二人一緒にいた「三つ葉」が別々に生きることを選んだため、居場所と動向を把握するべくCは外部から隔離された施設への移送が決まる。しかし、銀月はCは自分が引き取ると殊老師に告げる。だが銀月は「二葉」のクローバーだったため、「二葉」と「三つ葉」を合わせれば魔導師(ウィザード)を凌ぐほどの力を発揮してしまうという懸念を殊老師は抱く。そこで銀月は自身の体内に自爆装置を設置することを提案する。
目を覚ましたCは銀月にお礼を言うと、殊老師と連絡を取ろうとするが銀月は「ここにいろ」と告げる。Cは驚くも銀月が「二葉」だということに気づいており、銀月に迷惑がかかってしまうと彼のことを案ずる。しかし、「他の場所がいいのか」と静かに尋ねる銀月の問いにCは「ここがいい」と答えるのだった。そして、銀月はCに自身が率いる秘色部隊のカラーから「藍(ラン)」と命名する。
施設からCをずっと見守り続けていたスウは「私も変わりたい。『四つ葉のクローバー』以外の何かに」と呟くと、寂しげな表情を浮かべるのだった。
『CLOVER』の登場人物・キャラクター
主要人物
琉・F・和彦(リュウ・フェイ・カズヒコ)
主人公。元軍人で、現在は探偵業を営んでいる。短い三つ編みが特徴の眼鏡を掛けた男性。軍人時代は銀月率いる秘色(ひそく)部隊に所属しており、優秀だったが六回も軍法会議にかけられている程の問題児だった。しかし口が固く義理堅い性格なため、元上司の絋将軍からは信頼されている。フルネームで呼ばれることを嫌っている。恋人の織葉を目の前で喪ったことから、彼女を殺した犯人を見つけて殺すために軍を退役した。右手はアズライトの軍人バルスに切り落とされたことから義手を装着しており、軍用兵器を召喚することができる。
スウ
CV:坂本真綾
本作のヒロイン。銀髪のボブカットヘアにエバーグリーンの瞳が特徴の少女。名前は中国語で数字の「4」を意味する。この世でたった一人の「四つ葉」のクローバー。軍の施設で暮らしていたため極度の世間知らず。
「四つ葉」の能力は、特級クラスの超常能力者(ソーサラー)である「魔導師(ウィザード)」五人ですら相手にできないほどの強大なもの。作中では擬態化した猫を本物と見抜く、召喚用の装置を使わず飛行具を呼び出す、追跡用の装置を触れずに破壊する、有線電波(マイナーウェーブ)でしか流れていない織葉の歌をキャッチするなど多彩な能力を見せている。彼女に想われた人間は世界を手にするほどの力を持つことと同じであり、そのため鳥籠のような施設で殺人兵器である機械人形達と共に孤独に暮らしていた。ある日、和彦の恋人織葉の歌をキャッチしたことをきっかけに彼女のファンになり、電話を通じて交流する。実は織葉からよく和彦の話を聞いていて、名前だけは知っていた。
軍に引き取られる前は母親と二人暮らしだったが、母親はスウとの引き換えに莫大なお金が転がり込んでくることを喜び、別れの際もずっとお金を数えていたことからスウへの愛情はあまり無かったことが伺える。
銀月(ぎんげつ)
和彦がかつて所属していた秘色(ひそく)部隊を率いる軍人。銀髪の男性で、常にサングラスを装着している。和彦の元上司で親友。「二葉」のクローバー。研究所から出てきた藍を引き取り共に暮らしている。「三つ葉」である藍を引き取る際、殊老師との話し合いで頭には自爆装置を埋め込んでいる。
藍(ラン)
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すき。だからすき(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『すき。だからすき』とは、女子高生・旭ひなたと臨時教師・麻生史郎の恋愛を描いたCLAMPの漫画。とある事情から一人暮らしをしている主人子のひなたは、隣に引っ越してきて更に彼女の高校の臨時教師となった麻生に好意を抱き始める。純粋無垢なひなたは想いが募ってくいくにつれてはっきりと自分の気持ちを麻生に伝えていく。しかし麻生は過去のトラウマが理由でひなたとの関係に一線を引いているのであった。最終的にクールでそっけないがどこか優しい麻生の心を開くことに成功し、ひなたの恋が実るのかが見どころとなっている。
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白姫抄(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『白姫抄(しらひめしょう)』とは、CLAMPが光文社から1992年に出版した全編描き下ろしのファンタジー作品である。雪を司る美しい女神「白姫(しらひめ)」の伝承をもとに、プロローグとエピローグを挟み、雪の季節を舞台にした三編のオムニバスの物語が収録されている。 雪の降る中、一人の男が白い着物姿の女性と出会うところから始まる。「雪が降る日は白姫が泣いている」という白姫の伝承と共に雪の季節を舞台に人間と獣の間で起こった物語、恋人達の悲恋の物語が綴られる。
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わたしのすきなひと(CLAMP)のネタバレ解説・考察まとめ
『わたしのすきなひと』とは、『ヤングロゼ』(角川書店)にて休載を挟みながら連載されたアンソロジーコミック。作者は『カードキャプターさくら』などで有名な4人組の日本の女性漫画家グループ・CLAMP。1995年に同社からヤングロゼコミックスDXのレーベルで単行本が発売された。毎話異なる主人公が経験する恋愛エピソードを、短編漫画と作者のエッセイで綴った恋愛オムニバス作品となっている。コミック原作とエッセイは大川七瀬が、コミック作画は猫井椿が担当している。
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カードキャプターさくら(CCさくら)の呪文・魔法まとめ
『カードキャプターさくら(CCさくら)』とは、強力な魔力を持つ少女さくらを主人公とした、漫画家チーム「CLAMP」の漫画作品。大魔術師クロウ・リードが遺した魔法のカード「クロウカード」を封印するべく、魔法少女さくらが奮闘し、魔術師として、ひとりの人間として成長していく物語。 作中にはさくらを含めた様々な魔術師が登場し、魔法を使う。さくらが杖を解放する「レリーズ!」や、占い、攻撃、魔法を使った移動法など、あらゆる場面で魔法が使われることで物語が進んでいく。
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魔法騎士レイアースの魔法・呪文・必殺技まとめ
『魔法騎士レイアース』とは、異世界に召還された少女達の戦いを描いたCLAMPによるファンタジー冒険漫画、およびそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品。 日本の女子中学生・獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風の3人は東京タワーから異世界セフィーロに召還され、魔法戦士としてセフィーロを救うために戦いを始める。 セフィーロには魔法が存在しており、召還された魔法戦士やその世界に住む人々が戦いの中で使う。それぞれの属性に適した魔法があり、作中では様々な魔法の呪文や必殺技が登場する。
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カードキャプターさくら(CCさくら)のカードまとめ
『カードキャプターさくら』とは、漫画家集団のCLAMPによる少女漫画およびそれを原作としたアニメ作品のことである。主人公の少女・木之本桜(きのもと さくら)が、強大な魔術師により作られたカード・クロウカードの封印を解いてしまった事をきっかけに起こるさまざまな問題を仲間達と共に解決しながら、散り散りになったカードを集めていく。作中にはクロウカード・さくらカード・クリアカードの3種類のカードが登場する。
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カードキャプターさくらに込められた裏テーマと作者CLAMPの想い
プロ女性漫画家集団CLAMPの代表作ともなったカードキャプターさくら。 アニメ化され、大人のファンも多いこの作品ですが、最初は小中学生向けの「なかよし」で連載されていた漫画でした。子ども向けだったからこそ伝えたかったCLAMPの想いとは!?今回はそこに注目してみたいと思います。
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『カードキャプターさくら』原作漫画とアニメの違いまとめ
カードキャプターさくらは1996年に、月刊少女雑誌「なかよし」で連載された。小学4年生のさくらがカードキャプターとして、身の回りに起こる不思議な出来事を解決していく話だ。20年経った今でも根強い人気を誇る。連載から2016年には、続編であるクリアカード編の連載がスタート。クリアカード編を機に、漫画を買った者も多い。アニメしか見たことしかない者には、漫画を読むと異なる点が多くある。カードキャプターさくらの原作漫画とアニメでの違いを解説していく。
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テレビでは放送されなかったツバサ・クロニクルの物語
かつてNHK教育放送で夕方の時間に放送されていたCLAMP原作の「ツバサ・クロニクル」。 しかし、結局多くの謎が解決されないまま、テレビアニメの放送が終了した。 原作漫画は28巻もあり、テレビで放送された部分はその半分にも満たない。 テレビで放送されなかった部分は、DVD化、あるいはネット配信となっている。 そんなツバサ・クロニクルの後半部分についての解説。
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マガジンの歴代ヒロインまとめ
『少年マガジン』は、日本でもっとも長く続いている週刊の少年漫画誌の1つである。その長い歴史の中で幾多の傑作を生み出し、日本の漫画文化を支えていった。「少年漫画」という縛りがあるため主人公の多くは少年だが、その活躍を支えるヒロインたちもまた物語に欠かせない存在として魅力たっぷりに描かれている。 幼馴染に学生、人外や異世界人と設定も様々なら、その関係性も恋人から友人、ライバルまで多種使用である。ここでは、マガジン作品を彩ったヒロインたちを紹介する。
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カードキャプターさくら(CCさくら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『カードキャプターさくら』とは、CLAMPによる日本の漫画作品である。1996年6月号から2000年8月号まで、少女漫画雑誌『なかよし』にて掲載され、単行本は全12巻まで発売された。アニメやゲーム化もされている大人気作品である。 主人公・さくらが父親の書庫で不思議な本を発見する。本を開くと封印が解かれ、中からケルベロスという封印の獣が現れ物語がスタートする。本に封印されたカードを取り戻すため、さくらは「カードキャプター」として奮闘する。
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【大倉忠義】「クローバー」ってどんな映画?あらすじ・ストーリー・キャスト・主題歌・感想を徹底解説!【武井咲】
稚野鳥子原作の大人気少女漫画『クローバー』。職場恋愛を題材にしたこの物語は2014年に実写映画化され、主演を武井咲、相手役を関ジャニ∞の大倉忠義が務めたことで話題になりました。この記事では、そんな本作についてあらすじ・ストーリー・キャスト・主題歌などを感想を交えて解説していきます。まだ観ていない方はネタバレにご注意ください。
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【新宿スワン】綾野剛らに野次馬殺到で浜松での撮影が一時中止…関ジャニ∞大倉忠義のロケにも不安の声【クローバー】
2015年に公開された映画『新宿スワン』。その撮影が浜松で行われることになった際、綾野剛ら映画の出演者たちに野次馬が殺到しました。当然、現場は大パニック…撮影が一時中止されるほどの騒ぎになりました。浜松では関ジャニ∞の大倉忠義が出演する映画『クローバー』の撮影も予定されており、こちらにもファンが押し寄せるのではないかと不安視されています。芸能人を見かけてテンション上がる気持ちはわかるけど、彼らは仕事で来てるんです。どうか邪魔しないであげてください。
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CLAMPキャラ総員で会社を立ち上げた結果…→「#株式会社四月一日」tweetまとめ
2013年のエイプリルフールに突如設立された「株式会社四月一日」って一体なに!?社長・木之本桜を筆頭に、個性豊かな社員達が働いている会社の一日に密着!その全容に迫ります!
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ジョジョの奇妙な冒険を愛してやまない漫画家まとめ
独特のセリフまわし、「能力バトル」という概念、個性的なキャラクターなど、ジョジョの奇妙な冒険にまつわる魅力はつきる所がありません。やはりそんな作品に影響された漫画家さんも多いようです。そこで、ジョジョを愛してやまない漫画家をまとめてみました。
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目次 - Contents
- 『CLOVER』の概要
- 『CLOVER』のあらすじ・ストーリー
- 和彦とスウの出会い
- 妖精遊園地(フェアリーパーク)
- 織葉
- 三つ葉の双子
- 『CLOVER』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 琉・F・和彦(リュウ・フェイ・カズヒコ)
- スウ
- 銀月(ぎんげつ)
- 藍(ラン)
- その他の登場人物
- 絋将軍(コウしょうぐん)
- 殊老師(シュウろうし)
- バルス
- 小猫の首領(シャオマオのしゅりょう)
- 桃花(タオファ)
- 主要人物の関係者
- 織葉(おるは)
- A(アー)
- 『CLOVER』の用語
- CLOVER(クローバー)
- 四つ葉(よつば)
- 三つ葉(みつば)
- 二葉(ふたば)
- 一葉(ひとは)
- 白花苜宿計画(クローバー・リーフ・プロジェクト)
- 妖精遊園地(フェアリーパーク)
- 魔導師(ウィザード)
- 超常能力者(ソーサラー)
- モデム
- ムーブ
- サーチ
- 秘色部隊(ひそくぶたい)
- 小猫(シャオマオ)
- アズライト
- 『LOVE』(ラブ)
- 『CLOVER』(クローバー)
- 『CLOVER』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- スウの願いを叶える和彦
- 銀月を心配して忠告する和彦
- スウ「私しあわせになれたよ ありがと和彦」
- 銀月「…灯りがないなら自分で灯せばいい」
- スウに「好き」という感情について教える織葉
- 織葉「終わりがわかってる幸せは幸福(しあわせ)かしら?それとも不幸福(ふしあわせ)かしら?」
- スウに対する思いを語る藍
- 義理堅い一面を見せる小猫(シャオマオ)の首領
- 桃花(タオファ)「デートの続きを」
- 初めて自身の願いを語ったスウの願いを叶えようと思う絋将軍
- バルス「俺あ 惚れたら一途なんだよ!」
- 殊老師「言っただろう 人は分からんもんだ 愛情が絡むとな」
- A(アー)「もしC(ツェー)が他の誰かを一番好きになったら僕はそいつを殺す もしC(ツェー)が死んでもそいつは許さない」
- 『CLOVER』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 『ツバサ』への外部客演
- ミュージッククリップ『CLAMP in Wonderland』への外部客演
- 『CLOVER』の主題歌・挿入歌
- 音楽:橋本一子『CLOVER』