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『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター＆スタンドの元ネタまとめ

荒木飛呂彦の漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターやスタンド名は、作者の好きな洋楽を元ネタにしたものが多い。ここではジョジョのキャラクターやスタンドと、元ネタになった洋楽作品と合わせて紹介する。

スタンド：スティッキー・フィンガーズ
「組織」のチームリーダーの一人で、ポルポの部下。組織に忠実でチーム内でも厳しく徹しているが根は優しく、時には自身より他人を優先して行動することがある。

「スティッキー・フィンガーズ」は、ブチャラティのスーツと同じジッパーが体に付いた人型のスタンド。殴った物体にジッパーを取り付け、物体を切断・接着したり、開いたジッパーの中に空間を作ることができる。スタンド名の由来はローリング・ストーンズのアルバム『スティッキー・フィンガーズ』から。

出典： i.telegraph.co.uk

ザ・ローリング・ストーンズ

ロック草創期の1960年代前半から現在まで半世紀以上、1度も解散することなく第一線で創作を続ける、ロックの代名詞的な存在である。1989年にロックの殿堂入りし、2004年には「ローリング・ストーン」誌の100組の偉大なアーティストで4位にランクされた。2008年には「ビルボード」誌の100組のトップアーティストで10位にランクされ、ビルボード ホット100では2番目に成功したアーティストに選出された。

出典： cdn-ak.f.st-hatena.com

スティッキー・フィンガーズ

1971年4月23日にリリースされたローリング・ストーンズのアルバム。本作は彼らが設立したローリング・ストーンズ・レコードからリリースした初のアルバム。本作のジャケットは「アンディ・ウォーホール」が手掛けた。2002年には「ローリング・ストーン」誌のグレーティスト・アルバム500で63位に、翌年のTVネットワークのVH1が本作を最も偉大なアルバム・ジャケットに選出し、グレーティスト・アルバムで46位となった。

the rolling stones brown sugar

レオーネ・アバッキオ／スタンド名：ムーディー・ブルース

レオーネ・アバッキオ

スタンド：ムーディー・ブルース
ブチャラティの部下。元は正義感溢れる警察官だったが、利益で悪人を見逃す社会に失望し、自らも収賄などの悪事に手を染めるようになる。後に、自身の汚職が原因で同僚が殉職、汚職も発覚し身も心も暗黒に堕ち、ギャングとなった。
「ムーディー・ブルース」は、人型のスタンド。額にデジタル表示のタイマーがついており、特定のスタンドや人間の行動をビデオ映像のように再生できる。スタンド名の由来は、イギリスのプログレッシブロックバンド「ムーディーブルース」から。

ムーディ・ブルース

1964年にデビューしたイギリスのプログレッシブ・ロック・バンド。1968年『失われたコードを求めて』、1969年『夢幻』、1971年『童夢』といったほとんどのアルバムが英米で大ヒットを記録。ピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、EL&P、ジェネシス等と共に1960〜70年代のプログレッシブ・ロック・ムーブメントを支えた。

The Moody Blues - I'm Just A Singer (In A Rock And Roll Band)

グイード・ミスタ／スタンド名：セックス・ピストルズ

グイード・ミスタ

ブチャラティの部下でチームのムードメーカー。愛用する撃鉄を覆ったリボルバー式の改造拳銃の弾が切れたときには、帽子の中や袖に隠し持った銃弾を瞬時に再装填する。

「セックス・ピストルズ」は、弾丸にとりついて発射後の軌道を操る小人のようなスタンド。弾丸に馬乗りになって軌道を曲げたり、弾丸を蹴る事で軌道を急激に変える、さらには複数体で力を合わせて弾丸を割り、複数の標的に命中させるといった芸当も可能。スタンド名の由来は、イギリスのパンクバンド「セックス・ピストルズ」から。

出典： pic.prepics-cdn.com

セックス・ピストルズ

1970年代後半のロンドン・パンク・ムーヴメントを代表するバンドである。世界のポップ・ミュージック・シーンで初めて、自国の王室や政府、大手企業を名指しで攻撃したことが有名である。エリザベス女王在位25周年祝典の日にテムズ川のボートでゲリラライヴを行い、英国国歌と同名の曲「ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン」を演奏し逮捕された。このプロモーションの成果は上々で、全英シングルチャートで最高2位（NMEチャートでは最高1位）を記録した。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第60位。

Sex Pistols - God Save The Queen (HD OFFICAL MUSIC VIDEO)

ナランチャ・ギルガ／スタンド名：エアロスミス

ナランチャ・ギルガ

スタンド：エアロスミス
ブチャラティの部下。満足な教育を受けていないことに劣等感を持っており、教養・知識の無いことを馬鹿にされると、キレてナイフを振り回す。

「エアロスミス」は、プロペラ戦闘機型のスタンド。殺傷力が高い機銃や爆弾の他、プロペラでも攻撃が可能。横に伸ばした両腕を滑走路に見立てて出し入れする。スタンド名の由来は、アメリカのロックバンド「エアロスミス」から。

出典： www.tvgroove.com

エアロスミス

1973年、当時は珍しかったアメリカ東海岸出身のハードロック・バンドとしてデビュー。2001年には「ロックの殿堂」入りを果たしており、第2回「MTV アイコン・アワード」にも選ばれている。これまでに「グラミー賞」4回、「ビルボード・ミュージック・アワード」4回、「アメリカン・ミュージック・アワード」6回、「MTV Video Music Awards」10回などを獲得している。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」においては第59位にランクインされている。

Aerosmith - Jaded

パンナコッタ・フーゴ／スタンド名：パープル・ヘイズ

パンナコッタ・フーゴ

スタンド：パープル・ヘイズ
ブチャラティの部下でチームのブレーン。普段は紳士的だが恐ろしく短気で、教師に対する暴行事件をきっかけに道を外れ、ギャングとなる。
「パープル・ヘイズ」は人型のスタンドで、ローマの甲冑を着ており、半透明のバイザーで顔を覆い、口は糸で縫われ常に涎を垂らしている。拳に搭載された数個のカプセルから殺人ウィルスをばら撒く。スタンド名の由来は、ジミ・ヘンドリックスの名曲「パープル・ヘイズ」から。

出典： 1.bp.blogspot.com

ジミ・ヘンドリックス

天才ギタリストとして多くのミュージシャンに多大な影響を与えたロックミュージックのパイオニアの一人。右利き用のギターを逆さまにして左利きの構えで演奏するスタイルで知られる。ギターを歯や背中で弾いたり、火を放ったり、破壊したりするパフォーマンスでも有名。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第1位、2011年の改訂版でも第1位に選ばれている。また、「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」においては第6位に選ばれている。

The Jimi Hendrix Experience - Purple Haze (Music Video)

「パープル・ヘイズ」は1960年代の"代表的なサイケデリックドラッグソング"となり、しばしばヘンドリックスの代表曲（シグニチャーソング）と言われることもある。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では17位に選出された。

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