岸辺露伴 ルーヴルへ行く(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』とは、荒木飛呂彦の漫画を原作にNHKが制作した実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズの映画化作品。主演はテレビ版に引き続き高橋一生が務め、日本映画史上2番目にフランスのルーヴル美術館での撮影が許可されたことで注目された。
荒木飛呂彦とルーヴル美術館とのコラボ企画のために描き下ろされた短編漫画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』をもとに、「ジョジョ」シリーズのアニメ脚本で知られる小林靖子が長編映画脚本を手掛けた。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の概要
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』とは、荒木飛呂彦の漫画を原作にNHKが制作した実写ドラマ『岸辺露伴は動かない』シリーズの映画化作品。主演はテレビ版に引き続き高橋一生が務め、日本映画史上2番目にフランスのルーヴル美術館での撮影が許可されたことで注目された。
荒木飛呂彦とルーヴル美術館とのコラボ企画のために描き下ろされた短編漫画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』をもとに、「ジョジョ」シリーズのアニメ脚本で知られる小林靖子が長編映画脚本を手掛けた。
公開から24日間で興行収入が10億円を突破し、観客動員数は72万人を記録した。これはNHKの実写ドラマとして史上初の快挙となる。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のあらすじ・ストーリー
黒い絵の謎
人気漫画家の岸辺露伴(きしべ ろはん)は、リアリティを求める芸術家だ。「ヘヴンズ・ドアー」という特殊能力を持っており、人間を本に変えて記憶や嘘のない本心を読むことができる。また、本にした人間に命令を書き込むこともでき、その命令は必ず実現する。
あるとき、露伴は忘れかけていた過去の記憶を夢に見たことをきっかけに、「黒い絵」について調べ始める。露伴の取材を取材してブログに載せるため、担当編集の泉京花(いずみ きょうか)も同行する。フランスの画家、モリス・ルグランが描いたという「黒い絵」をオークションで落札した露伴がその絵を持ち帰ると、絵を狙う謎の男たちが自宅に押し入り、絵を強奪されてしまった。絵を奪った男はすぐに絵の裏紙を引きはがしたが、そこに目当てのものはなかった。すると、男のすぐそばでバイクのエンジン音が鳴り響いた。道路のない山中であるにも関わらず、姿のないバイクは男を追い始め、男は絵を放り出して逃げ惑う。
落ちていた絵を回収した露伴と泉は、絵の裏に手描きのフランス語で「ルーヴル美術館で見た」「後悔」という文字を見つけた。モリスは模写を得意としている画家だったが、しばらく前に亡くなっていた。彼はルーヴル美術館で黒い絵を見て、その模写を製作したのだ。
絵を盗んだ男は人知れず山中で死んでいた。獣道すらない藪の真ん中で、全身にバイクのタイヤの跡がついていた。
遠い日の記憶
露伴が漫画家の肩書を得る前、連載に向けて制作に集中するため、祖母が営んでいた下宿に泊まり込んでいた時期があった。人嫌いの祖母の下宿には、奈々瀬(ななせ)という女性がひとり住んでいた。奈々瀬の美しさに心ひかれた露伴はこっそり彼女をスケッチしていたが、奈々瀬に見つかってしまい、それをきっかけに描きかけの漫画を見せることになる。
露伴の原稿を見た奈々瀬は、露伴に「この世で最も黒く、邪悪な絵」の話をする。「決して見てはいけない、触れてもいけない」その絵は江戸時代の絵師、山村仁左右衛門(やまむら にざえもん)が描いたもので、ルーヴル美術館にあるという。その話をすると奈々瀬は急に露伴を突き放し、追い払ってしまう。
露伴は何かに追い詰められたような奈々瀬の姿をモデルに原稿を完成させ、それを奈々瀬に見せに行く。露伴の顔を見るなり抱き着いてきた奈々瀬を抱き留め、露伴は「この世のすべての酷いことからあなたを守ってあげたい」と恋心を告白する。露伴は腕の中の奈々瀬にヘヴンズ・ドアーを使おうか迷うが、結局使うことはなかった。
露伴は奈々瀬を描いた原稿を見せる。そこには涙を流す、奈々瀬によく似た黒髪の女性が描かれていた。それを見た奈々瀬はとつぜん豹変し、「くだらなくてすごく安っぽい行為!」と叫ぶと鋏で原稿をめった刺しにしてしまった。呆然とする露伴を置いて、奈々瀬はその場を立ち去る。去り際に奈々瀬が何と言ったのか、露伴は思い出すことができなかった。
それっきり、奈々瀬は露伴の前から姿を消した。露伴は祖母に奈々瀬の行方を尋ねたが、「そんな人もいたかねえ」と要領を得ない答えしか返ってこなかった。
ルーヴル美術館
露伴は泉と共にフランスへ行き、ルーヴル美術館に取材許可を取って黒い絵を探し始める。露伴たちの案内を担当した職員のエマ・野口は、山村仁左右衛門が描いたという黒い絵の捜索を同僚に依頼した。モリス・ルグランはよくルーヴル美術館に来ていて、展示作品の模写を描いていたという。
ルーヴル美術館を見学する露伴に、ルーヴル美術館の鑑定士だという男性、辰巳隆之介(たつみ りゅうのすけ)が会いに来た。辰巳は「漫画は読まない」と言いつつ、「書店で表紙を見ただけで素晴らしい芸術家だと思った」と露伴に握手を求める。4人で館内を歩いていると、とつぜん、男性の叫び声が響き渡った。叫んでいたのはエマが黒い絵の捜索を頼んでいた男性だった。彼は誰もいない空間に向かって「来るな!」と叫び、何かから逃げようとするかのように階下へ落下してしまう。幸い、彼の命に別状はなかったが、露伴と泉は得体の知れないものの存在を感じる。
その後、山村仁左右衛門の絵が見つかったという知らせが入る。場所は「Z13」という、既に廃棄された倉庫だった。ルーヴル美術館は広大なため、古い倉庫から作品が「発見」されることはよくあるのだ。露伴は泉、エマ、黒い絵に興味を持った辰巳、そして安全のための消防職員2人と共にZ13へ向かう。
倉庫は空の棚が並んだ、照明のない場所だった。倉庫を探索していた一同は、一枚の絵を発見する。それは黒い絵ではなく、ヨハネス・フェルメールの未発見の作品だった。しかし辰巳はその絵を「フェルメールのタッチを再現した贋作」と判断する。それを聞いた露伴は辰巳の正体と、露伴が買った黒い絵が盗まれそうになった理由を悟った。
ルーヴル美術館の職員である辰巳は、美術品の窃盗団のリーダーだった。模写の得意なモリスに使われていない倉庫で贋作を作らせ、そちらを本物として登録する。本物の絵はモリスの絵の裏に隠し、オークションで安く落札させて売りさばく。露伴の家を襲撃した男たちは、モリスが隠したフェルメールの絵を探していたのだ。
そのとき、消防職員がとつぜん苦しみだした。見えない何かに襲われ、火気もないのに燃え始める。辰巳も「モリス」と叫びながら倒れ、コップ一杯の水すらない場所でエマは溺れ始める。通路の先には、一枚の真っ黒な絵がかけられていた。
露伴は泉にエマを任せて倉庫の外へ逃がし、黒い絵と対峙する。露伴は一連の出来事から、黒い絵が起こす現象について理解していた。絵は、見た者に「過去の罪や後悔」をもたらす。それは本人の罪や後悔だけでなく、血縁者や祖先のものも例外ではない。消防職員は祖父が起こした火事で死んだ人に襲われて焼死し、エマは幼い頃に水の事故で死んでしまった息子に再会して溺死しかけたのだ。
黒い絵と直面した露伴は、そこに奈々瀬が描かれているのを見た。美しい黒い髪に沈むように、青白い女の顔がこちらを見ている。すると、何者かが雄たけびをあげて露伴に襲い掛かった。それは袴を履いた人間のような姿をしており、斧を持っている。露伴は黒い絵の支配下に置かれ、手や顔が黒い塗料に覆われ始めた。絶体絶命のそのとき、襲撃者に飛びついた人影があった。それは、ここにいるはずのない奈々瀬だった。その瞬間、露伴はかつて奈々瀬が別れ際に言い残した言葉を思い出した。「すべて忘れて」。
露伴は手についた塗料で腕に走り書きをしてから、自身にヘヴンズ・ドアーを使った。本になった顔に「すべてを忘れる」と書き込む。その瞬間、露伴はすべての記憶を失う。過去の因縁から解き放たれた露伴の前から襲撃者が消え、露伴は燃える倉庫から逃げだす。腕に「カオヲコスレ」と書いてあることに気がついた露伴は、訳もわからないまま顔をこする。「すべてを忘れる」という命令がこすれて消えた瞬間、露伴は記憶を取り戻した。
奈々瀬の記憶
Z13倉庫での人々の乱心や火災は、「有毒な可燃性ガスが充満していた」ということで処理された。取材を終えた露伴は日本へ帰り、ある場所を探しあてる。それはほとんど朽ち果てた、山村仁左右衛門の墓だった。墓の前で、露伴は奈々瀬と再会する。奈々瀬に促され、露伴は彼女にヘヴンズ・ドアーを使う。
江戸時代、奈々瀬は藩主に仕えるお抱え絵師の跡取り息子である山村仁左右衛門に嫁入りした。仁左右衛門は情熱的な画家で、海外の絵の手法も積極的に学ぼうとする変わった人物だった。あるとき、仁左右衛門は海外風の絵を描くことを禁じる父と衝突し、奈々瀬と共に家を出てふたりで暮らし始める。仁左右衛門は妻の美しい黒髪が好きで、それを再現できる画材を探していたが、どうしても納得のいく黒は出せずにいた。
暫くは貧しくも穏やかな日々が続いていたが、あるとき奈々瀬が病に倒れる。治療費が必要になった仁左右衛門は、父に頭を下げて家に戻してもらうように頼み込んだ。父は「外国の絵を二度と描かず、自分を唸らせる絵を描けたなら許してやる」と条件を付ける。仁左右衛門は条件をのみ、絵の制作にとりかかった。ある日、快癒の神頼みをするために神社を訪れた奈々瀬はご神木が真っ黒な樹液を垂らしているのを発見する。この樹液こそ、仁左右衛門の理想とする黒い絵の具だった。
仁左右衛門の制作を快く思わない者がいた。仁左右衛門の弟で、仁左右衛門が勘当された後は跡取りになるはずだった男だ。彼は町の奉行所に「仁左右衛門がご神木を傷つけている」と嘘の通報をし、仁左右衛門と奈々瀬は役人に捕らえられる。仁左右衛門は必死に身の潔白を訴えるが聞き入れられず、仁左右衛門を庇おうとした奈々瀬は役人に暴力を振るわれ、発作を起こして死んでしまう。怒りで発狂した仁左右衛門は役人たちを殺し、斧でご神木を切り刻み、ありったけの樹液を使って絵を描き始めた。事切れた奈々瀬の傍らで筆を走らせ、仁左右衛門は愛する妻の美しい黒髪を再現した絵を描き上げた。そうして仁左右衛門は事切れ、絵は仁左右衛門の怨念が宿った「この世で最も黒く、邪悪な絵」となった。
奈々瀬は夫をとめるため、肉体を失ってからもこの世に留まり続けていたのだった。彼女の嫁入り前の旧姓は、「岸辺」といった。
『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の登場人物・キャラクター
主要人物
岸辺露伴(きしべ ろはん/演:高橋一生)
『岸辺露伴は動かない』シリーズの主人公で、集英社が誇る人気漫画家。代表作は『ピンクダークの少年』。リアリティのある作品を生み出すため、日々情報収集や取材に励む。取材のためならどんな危険も、どんな非常識も厭わないトリッキーな人物。
人を本にして、経験してきた人生や嘘のない心を読むことができる「ヘヴンズ・ドアー」という特殊能力を持っている。彼はこれを「天からのギフト」と呼んでいる。
泉京香(いずみ きょうか/演:飯豊まりえ)
岸辺露伴の担当編集をしている若い女性。本人はファッション誌の仕事を志望している。軽く明るいノリで露伴を辟易とさせるが、どんなに邪険にされてもめげないタフな人物。
「この世で最も黒い絵」を見るためルーヴル美術館を取材する露伴に同行する。
ルーヴル美術館の関係者
エマ・野口(エマ・のぐち/演:美波)
ルーヴル美術館の職員。露伴の取材に同行し、ルーヴルを案内する。
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何曜日に生まれたの(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『何曜日に生まれたの』とは野島伸司の脚本のオリジナルドラマである。2023年8月から10月まで放送された。主人公のすいは、学生時代にバイク事故に遭い人生が大きく変わってしまう事になる。その後部屋に閉じこもってしまう、こもりびととして10年間過ごし、父親の仕事がきっかけで、第2の人生を歩みだす。高校時代の仲間や恋愛模様が描かれたヒューマン物語で、すいがこもりびとを卒業できるきっかけになる。またバイク事件の真相や、こもりびとになった経緯などが徐々に明かされる為、早く続きが見たくなると話題になった。
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引っ越し大名!(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『引っ越し大名!』とは、土橋章宏原作小説の『引っ越し大名三千里』をもとにした、2019年に公開された時代劇映画である。監督は犬童一心。姫路藩の書庫番・片桐春之介は、藩の国替えに伴い「引っ越し奉行」に任命されてしまう。しかし春之介には国替えの経験が全く、幼馴染の鷹村源右衛門や前引っ越し奉行の娘・於蘭の力を借りて引っ越しの成功へ向けて奔走する。この作品は、引っ込み思案な春之介が国替えという一大事に直面し、成長していく姿がコメディ調に描かれている。
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目次 - Contents
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の概要
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』のあらすじ・ストーリー
- 黒い絵の謎
- 遠い日の記憶
- ルーヴル美術館
- 奈々瀬の記憶
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 岸辺露伴(きしべ ろはん/演:高橋一生)
- 泉京香(いずみ きょうか/演:飯豊まりえ)
- ルーヴル美術館の関係者
- エマ・野口(エマ・のぐち/演:美波)
- 辰巳隆之介(たつみ りゅうのすけ/演:安藤政信)
- 露伴の過去の関係者
- 青年期の岸辺露伴(演:長尾謙杜)
- 奈々瀬(ななせ/演:木村文乃)
- 山村仁左右衛門(やまむら にざえもん/演:高橋一生)
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の用語
- この世で最も黒い絵
- ルーヴル美術館
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 泉京花「きっと少しだけ、お母さんのそばにいたかったんですよ」
- 岸辺露伴「人の手に負える美術館じゃない」
- 『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 入場者プレゼントとして荒木飛呂彦の描きおろしイラストが配布
- 黒と白を基調とした衣装