『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター&スタンドの元ネタまとめ

荒木飛呂彦の漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターやスタンド名は、作者の好きな洋楽を元ネタにしたものが多い。ここではジョジョのキャラクターやスタンドと、元ネタになった洋楽作品と合わせて紹介する。

シュガー・マウンテン

スタンド:シュガー・マウンテンの泉
ミシガン湖畔の「大木」に一人で住む少女。推定66歳。視力がほとんど無いが、杖を用いて「大木」の周囲を自由に走ることができる。「大木」の能力によって、およそ50年前から番人をさせられている。

「シュガーマウンテンの泉」は、「大木」を本体として、泉と共に発動するスタンド。「大木」の泉に物が落ちると、その落ちた物と対比して最高級のものが現れる。泉の番人は落とし主に対し、本当に落とした物はどちらなのかを尋ね、ここで落とし主が嘘をつくと、落とし主の舌が「大木」のツタに引き抜かれる。
名前とスタンド名の由来は、「ニール・ヤング」の曲「シュガー・マウンテン」から。

Neil Young - Sugar Mountain

ニール・ヤングが68年に発表した曲「シュガー・マウンテン」。ライヴ・アルバム『シュガー・マウンテン・ライヴ・アット・カンタベリー・ハウス・1968(Sugar Mountain – Live at Canterbury House 1968)』に収録。

第8部 ジョジョリオン

3月11日に起きた大震災後の杜王町に、突如出現した謎の隆起物「壁の目」が出現する。ある日物語のヒロイン広瀬康穂(ひろせやすほ)が「壁の目」の付近で、土に埋もれた青年を発見する。彼は病院に運ばれるが、自分に関わる記憶を全て失っており、2人分の瞳や舌が合わさり、睾丸が4つ存在していた。街の名士である東方(ひがしかた)家に居候することになり、東方定助(ひがしかたじょうすけ)と名付けられた彼は、康穂の協力を得ながら、僅かな手がかりから自分と因縁のある「吉良吉影(きらよしかげ)」の名を知り、そこから己の正体を探る。

東方 定助(ひがしかた じょうすけ)/スタンド名:ソフト&ウェット

東方 定助

スタンド名:ソフト&ウェット
主人公でPart8の「ジョジョ」。大震災から約半年後、「壁の目」付近で発見された謎の青年。全裸で地中に埋まっていたところを広瀬康穂に助けられた。記憶喪失に陥っており、自分が何者なのかを知ろうとしている。推定19歳。

「ソフト&ウェット」は、体の中央に碇のマークが描かれたロボットのような外見のスタンド。スタンドや、本体の指先や星型の痣から、「星マークのついたしゃぼん玉」を発生させる。
スタンド名の由来は「プリンス」のファーストアルバム「For you」の収録曲「Soft & Wet」から。

03 Soft And Wet

広瀬 康穂(ひろせ やすほ)/スタンド名:ペイズリーパーク

広瀬 康穂

スタンド名:ペイズリーパーク
震災でできた「壁の目」の近くをうろついていたところ、地面に埋まっていた裸の青年(定助)を助け、それが縁で彼の正体を突き止める調査に協力することになる。

「ペイズリーパーク」は全身に地図をあしらったデザインの遠隔操作女性(人)型のスタンド。携帯やカーナビ、町の防犯カメラやあらゆる情報システムを利用・干渉し、対象者のわずかな痕跡を探し当てて追跡して情報収集を行い、康穂や仲間を安全な方向へ誘導していく能力。
スタンド名の由来は、プリンスの85年のアルバム『アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ』の収録曲「ペイズリーパーク」から。さらにプリンスの自宅兼レコーディングスタジオ「ペイズリーパーク」から。

Prince and the Revolution "Paisley Park" (trippy!) music video (Official)

東方 常秀(ひがしかた じょうしゅう)/スタンド名:ナット・キング・コール

出典: cdn.kaumo.jp

東方 常秀

スタンド名:ナット・キング・コール
東方家の次男。康穂と同じ大学の一年生。18歳。康穂の幼馴染であり、彼女に思いをよせているが、一方的な片思いで非常に嫉妬深く、キレやすく、嫌味な性格。

「ナット・キング・コール」は体中にネジとナットを付けられた人型のスタンド。攻撃対象の人や物にネジとナットを埋め込み、ネジを外すことによってその部分をバラバラに分解できる。つけ外しも自由自在で、人体に用いると出血無で付け外しされる。異なる物同士をくっつけることも可能。スタンド名の由来は、ジャズピアニストで歌手の「ナット・キング・コール」から。

出典: 1.bp.blogspot.com

ナット・キング・コール

1930年代からピアニストとして活動。スウィング・ジャズ時代末期の傑出したピアニストとしての業績を残した。1939年にピアノ、ギター、ベースのシンプルな編成からなる「ナット・キング・コール・トリオ」を結成。 ビッグバンドの時代におけるコールの編成は革新的とみられ、トリオバンド流行の火付け役となった。

L-O-V-E/Nat King Cole by pongjigol ポンジゴルのラブ/ナット・キング・コール

四代目 東方 憲助(ひがしかた のりすけ)/スタンド名:キング・ナッシング

四代目 東方 憲助

スタンド名:キング・ナッシング
身寄りのない定助を引き取った東方家の家長。59歳。北米大陸横断レースの参加者だった日本人「初代東方憲助」(Part7『スティール・ボール・ラン』のノリスケ・ヒガシカタ)の曾孫で、フルーツの輸入事業で成功した曾祖父の後を継ぎ、フルーツ専門店「東方ふるうつ屋」を経営している。

「キング・ナッシング」は、ジグソーパズルが組み合わさってできた人型の遠隔操作型スタンド。対象の匂いを可視化、記憶して追跡する能力を持つ。パズルを組み替えて形を変えることもできる。スタンド名の由来は、「メタリカ」の96年のアルバム『LOAD』の収録曲「キング・ナッシング」から。

Metallica - King Nothing (Video)

東方 常敏(ひがしかた じょうびん)/スタンド名:スピード・キング

東方 常敏

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