『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター&スタンドの元ネタまとめ

荒木飛呂彦の漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターやスタンド名は、作者の好きな洋楽を元ネタにしたものが多い。ここではジョジョのキャラクターやスタンドと、元ネタになった洋楽作品と合わせて紹介する。

スタンド:プラネット・ウェイブス
G.D.st刑務所の特別懲罰隔離房棟看守。囚人達に対して激しい差別意識を持つ。徐倫を始末するため、プッチ神父からディスクを与えられ、スタンドを発現した。名前の由来は、イギリスのファッションデザイナー「ヴィヴィアン・ウエストウッド」から。

「プラネット・ウェイブス」は、地球に落下する隕石を自分自身に引き寄せるスタンド。隕石は自分に当たる直前で燃え尽きるため本体はダメージを受けないが、隕石の延長上に物体があった場合はその限りではない。スタンド名の由来は、アメリカのミュージシャンであるボブ・ディランが1974年にリリースしたアルバム『プラネット・ウェイブス』から。

ヴィヴィアン・ウエストウッド

イギリスのファッションデザイナーおよび、ファッションブランドである。ブランドロゴは「王冠」と「地球」をモチーフにしたオーブ (ORB) 。反逆性とエレガンスを兼ね備えたアヴァンギャルドなデザインで知られる。

プラネット・ウェイブス

ボブ・ディランがアサイラム・レーベルに移籍し1974年にリリースした14枚目スタジオ・アルバム。初めてビルボード200チャートで1位となり、全英アルバム・チャートで最高7位を記録した。RIAAによりゴールド・ディスクに認定されている。ディラン初のアルバム売上全米第1位を上げたが、1年も足らずにディランが古巣のコロムビア・レーベルに戻ったため、本国ではあえなく廃盤。

Bob Dylan - Forever Young (Slow Version) [audio]

ミュッチャー・ミューラー(ミューミュー)/スタンド名:ジェイル・ハウス・ロック

ミュッチャー・ミューラー(ミューミュー)

スタンド:ジェイル・ハウス・ロック
G.D.st刑務所の女性主任看守。ホワイトスネイクの依頼で、スタンド使いの脱獄の防止役となる。通称の由来は、ファッションブランド「miu miu(ミュー・ミュー)」から。

「ジェイル・ハウス・ロック」は、脳が露出した様な頭部が特徴の人型スタンド。壁や鉄格子に潜行し、脱獄を試みようとそれに触れた者を3つの事柄しか記憶できなくさせる。同時に4つ以上の人や物を見た場合、視界に入っても脳が記憶として認識しないため、事実上4つ目以上は視認できない。スタンド名の由来は、エルヴィス・プレスリーの曲「ジェイルハウス・ロック(監獄ロック)」から。

出典: profashioneye.com

ミュー・ミュー

ミュウミュウはプラダの創始者であるマリオ・プラダの孫娘・ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)が1993年に創立。以来ミュウミュウは、強い個性が持ち味の、これまでにない斬新なスタイルを作り出すミウッチャ・プラダのヴィジョンを表現し続けている。そのヴィジョンは、官能的でモダン、アヴァンギャルド、そして時に刺激的とされる。

出典: 4.bp.blogspot.com

エルヴィス・プレスリー

1950年代にチャック・ベリーやバディ・ホリーらと共にロック・アンド・ロールの誕生と普及に大きく貢献した、いわゆる創始者の一人であり、後進のアーティストに多大な影響を与えた。その功績からキング・オブ・ロックンロールと称され、ギネスでは「史上最も成功したソロ・アーティスト」として認定されている。1950年代に、多くの若者をロックンロールによって熱狂させ、それは20世紀の音楽の中でも最大級のムーブメントを引き起こした。後に同じく世界を席巻したザ・ビートルズのメンバーが憧れ続けたことでも知られる。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第3位。

Elvis Presley - Jailhouse Rock (監獄ロック / エルヴィス・プレスリー)

歌詞の内容はラヴ・ソングではなく、州立刑務所のバンドをテーマにしたパーティー・ソング。2つのコードの半音進行によるイントロが印象的な楽曲で、全米チャートでは7週間に渡って1位、全英チャートでは3週間1位となり、イギリス史上初のシングル・チャート初登場で1位を獲得した曲となった。

ウンガロ/スタンド名:ボヘミアン・ラプソディー

ウンガロ

スタンド:ボヘミアン・ラプソディー
DIOの息子の1人で、母親はDIOの食料となり死亡した。人々に希望を与える絵画やコミック等のキャラクターを嫌悪している。名前の由来は、フランス出身のファッションデザイナー「エマニュエル・ウンガロ」から。

「ボヘミアン・ラプソディー」は、漫画や絵画など世界中のあらゆるキャラクターを実在化させ、そのキャラクターに心惹かれた者の魂を、物語の世界へ引きずり込むスタンド。スタンド名の由来は、イギリスのロックバンド「クイーン」の曲「ボヘミアン・ラプソディー」から。

出典: toffsworld.com

エマニュエル・ウンガロ

エマニュエル ウンガロが自身の名を冠したブランド「エマニュエル ウンガロ」を設立。現在はサルヴァトーレ・フェラガモ傘下にある。

Queen - Bohemian Rhapsody (Official Video)

クイーンが1975年10月31日に発表した、フレディ・マーキュリー作の楽曲。アルバム『オペラ座の夜』に収録。シングルカットされ世界中で大ヒットした。本国イギリスの全英シングルチャートでは9週連続1位を獲得した。アメリカのビルボード誌では、1976年4月24日に週間ランキングの最高位第9位を獲得。ビルボード誌1976年年間ランキングは第18位。ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では163位。2010年現在、この曲はビートルズやレッド・ツェッペリン、エルトン・ジョンなどの楽曲を抑えて、イギリスで最も売れた曲とされている

リキエル/スタンド名:スカイ・ハイ

リキエル

スタンド:スカイ・ハイ
DIOの息子の1人。母親はウンガロ同様DIOの食料とされている。生きる目的を無くして暴走族に入り、さらに左の瞼が勝手に閉じてしまうパニック障害を患っていた。名前の由来は、フランス出身のファッションデザイナー「ソニア・リキエル」から。

「スカイ・ハイ」は、リキエルの手首に出現する両生類の様な姿の小さなスタンド。視認が不可能な程のスピードで飛行し動物の体温を奪って活動する未確認生物ロッズ(スカイフィッシュ)を操る事ができる。スタンド名の由来は、イギリスのポップグループ「ジグソー」の曲「スカイ・ハイ」から。

ソニア・リキエル

普段着だったニットをファッショナブルに変貌させた「ニットの女王」である。1983年にフランス文化省から芸術文化勲章を受勲した。自らの名前と同名のブランドを持つ。

ジグソー

当初はかなり野性的なイメージ戦略をとっていたが、やがて音楽性はポップな方向へと傾く。しかしセールスは芳しくなく、インディーズのレーベルへ移籍。移籍直後の1975年、「スカイ・ハイ」をリリースし全米3位の大ヒット。当初レコード会社は大して売れるはずもなかろうと数百枚しかプレスしなかったという。印象的なイントロで始まるドラマチックな構成のこの曲は日本でもオリコン週間総合2位と大ヒットした。

スカイハイ / ジグソー / 歌詞

印象的なイントロで始まるドラマチックな構成のこの曲は日本でもオリコン週間総合2位と大ヒットした。プロレスラーのミル・マスカラスの入場曲や、元北海道日本ハムファイターズの二岡智宏、元阪神タイガースの八木裕の登場曲、ガイナーレ鳥取の試合出場選手紹介時のBGMとして使われたほか、CM音楽などでも多用されている。

ドナテロ・ヴェルサス/スタンド名:アンダーワールド

ドナテロ・ヴェルサス

スタンド:アンダーワールド
DIOの息子の1人。母親はジョルノ同様健在であったが、遊び人な上に再婚するとドナテロを完全に放置した。名前の由来はイタリアのファッションデザイナー「ドナテラ・ヴェルサーチ」

「アンダーワールド」は、地面が記録している「飛行機が墜落する」「道路を人や車が通行する」といった過去の出来事を、地面から掘り起こして再現できるスタンド。人型で自意識を持つ。スタンド名の由来は、イギリスのテクノデュオ「アンダーワールド」から。

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『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』に登場する漫画家・岸辺露伴。舞台となる杜王町に集う「スタンド使い」の一人として一度は主人公達に立ちはだかるも、やがて仲間の一人として町で起こる事件へと挑んでいく。数々のスピンオフ作品でも描かれる、彼の「奇妙な冒険」について、解説する。

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