『ジョジョの奇妙な冒険』のキャラクター&スタンドの元ネタまとめ

荒木飛呂彦の漫画シリーズ『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するキャラクターやスタンド名は、作者の好きな洋楽を元ネタにしたものが多い。ここではジョジョのキャラクターやスタンドと、元ネタになった洋楽作品と合わせて紹介する。

出典: www.magisystem.net

アンダーワールド

メンバーはカール・ハイド (Karl Hyde)とリック・スミス (Rick Smith)。1995年のシングル『Born Slippy』のB面(カップリング曲)に収録された「Born Slippy Nuxx」が、1996年公開の映画、『トレインスポッティング』のラストシーンに使われ、メジャー音楽シーンでもその名前が知られるようになる

Underworld Born Slippy

サヴェージ・ガーデン(鳩)

サヴェージ・ガーデン

SPW財団が承太郎のスタンドディスクの受取人として派遣した伝書鳩。ヤドクガエルの雨をすり抜けて中庭に辿り着き、承太郎のスタンドディスクを持ち帰る。
名前の由来は、オーストラリアのポップデュオ「サヴェージ・ガーデン」から。

サヴェージ・ガーデン

1996年、地元オーストラリアのレーベル「ロードショー・ミュージック」よりデビューシングルとなる「I Want You」をリリース。2枚目のシングル「To the Moon and Back」は、1997年1月にチャート1位を記録してまたしてもヒットとなった。3枚目のシングル「Truly Madly Deeply」の後、デビューアルバムとなる『Savage Garden』を発表。このアルバムは同年3月にオーストラリアでチャート1位になり、17週にわたってトップの座を維持していた。

Savage Garden - I Want You

緑色の赤ちゃん/スタンド名:グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム

緑色の赤ちゃん

スタンド:グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム
DIOの骨が特別懲罰隔離房棟の38人の囚人を植物化し、その魂を吸収した事で生まれた謎の存在。かつてジョナサン・ジョースターから奪ったDIOの肉体の特徴であるジョースターの血統者特有の「星型のアザ」をこの赤ん坊も引き継いでいる。

スタンド「グリーン・グリーン・グラス・オブ・ホーム」は、この赤ん坊に触れようと近づく存在のサイズを、赤ん坊との距離に比例して縮小させる。
スタンド名の由来は、カントリーの名曲「思い出のグリーングラス」から。

Green Green Grass Of Home - Tom Jones

テネシー州のナッシュヴィルを中心に活動をしていたカーリー・プットマン・ジュニアが、1965年に発表した「Green, Green Grass Of Home」(思い出のグリーングラス)は、その翌年に大西洋を越えてイギリスでシングルが大ヒット、全英シングル・チャートでは7週間も1位に輝いた。歌ったのはトム・ジョーンズ、映画『007 サンダーボール作戦』や『何かいいことないか子猫チャン』の主題歌を歌ったことで知られる、ダイナミックで声量と表現力が豊かなシンガーだった。その後、全米チャートでもまずまずのヒットとなり、フォークやロック、カントリーの大物シンガーによってカバーされた。

第7部 スティール・ボール・ラン

舞台は19世紀末のアメリカ。6,000kmにも及ぶ、過酷きわまる北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」に参加する冒険者達の姿を描く活劇である。物語は、主人公ジョニィ・ジョースターの視点から、謎の男ジャイロ・ツェペリを中心に波乱の巻き起こるレース展開や、レースの裏に潜む陰謀との対決を描きながら、ジョニィの「青春から大人へ」歩き出す人間ドラマである。

ジョニィ・ジョースター/スタンド名:タスク/愛馬:スロー・ダンサー

ジョニィ・ジョースター

スタンド:タスク
愛馬:スロー・ダンサー
第7部の主人公の1人。かつては有名な天才騎手で、その名声の影響で高慢な性格だったが、その性格が災いしてトラブルを起こした際に銃撃を受け、下半身不随となる。名前の由来は、アメリカのギタリスト「チャック・ベリー」の曲「ジョニー・B・グッド」から。

「タスク」は、自身の爪を高速に回転させて弾丸のように発射したり、物体を切り裂くスタンド。スタンド像は「チュミーン」と鳴き声のようなものを発するほか、ジョニィがジャイロから回転の極意を学ぶことにより成長していく。スタンド名の由来は、イギリスのロック・バンド「フリートウッド・マック」のアルバム『Tusk(牙)』から。
愛馬の名前はアメリカのミュージシャン「ボズ・スキャッグス」のアルバム『スロー・ダンサー』から。

出典: www.siruzou.jp

チャック・ベリー

特徴的なギターリフを使ったその音楽のスタイルは、後のロックミュージシャン達に多大な影響を与えた。ロックンロールの創始者の一人と言われている。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第41位。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第5位。「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のギタリスト」において2003年は第6位、2011年の改訂版では第7位。

チャック・ベリー - ジョニー・B.グッド/Chuck Berry - Johnny B. Goode

1958年にシングルとして発売されたチャック・ベリーの楽曲。ロックンロールのスタンダード・ナンバーの一つとして知られる。『ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌が選んだ「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」と「オールタイム・グレイテスト・ギター・ソングス100」に於いて、それぞれ7位と1位にランクイン。SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で使用されている。

出典: www.eventim.co.uk

フリートウッド・マック

40年を超えるキャリアを誇り、デビューから1970年代初頭までは主にブルースをベースにした音楽スタイル、1970年代半ば以降はポップバンドに転身し、そのいずれでも大成功を収めた。1977年には、最大のヒット作となるアルバム『噂』を発表。1,700万枚といわれる史上空前のセールスを記録する。マックは一躍スーパースターの座に上り詰めた。

タスク

1979年にフリートウッド・マックが発表した2枚組アルバムである。アメリカ国内でダブル・プラチナム(200万枚)の売り上げを達成した。

Fleetwood Mac - Tusk (Official Music Video)

出典: sanmarie.me

ボズ・スキャッグス

1970年代後半から1980年代にかけて流行した、アダルト・コンテンポラリーを代表するシンガー。R&B色が濃い音楽を発表し続けていたボズであったが、1976年、ファンキーでクロスオーバー的な洗練されたサウンドの『シルク・ディグリーズ』を発表。これが全米2位を記録し、500万枚以上を売り上げた。アルバムからも「ロウ・ダウン」(全米第3位)、AORのスタンダード曲「ウィ・アー・オール・アローン」の大ヒットを放つ。

スロー・ダンサー

AORシンガー、ボズ・スキャッグスの1974年発表、通算5枚目のアルバム。「つのる想い」「スロー・ダンサー」「エンジェル・レディ」他、全10曲を収録。

Boz Scaggs - Slow Dancer (2023 Remaster)

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