マネー・ショート 華麗なる大逆転（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

Mr.チャウ（演：バイロン・マン）

証券フォーラムにてジャレドに紹介されて面会したCDOを売っている男性。ハーディング社のマネージャー。ジャレドは彼を純正のバカという。CDOに組み入れるメリルリンチ絡みの債券選びをしている。彼はCDOを安全な商品と言い切り、合成CDOを販売していた。チャウと会話したことにより、マークは市場の崩壊を確信する。モデルはウィン・チャウ。

ジョージア・ヘイル（演：メリッサ・レオ）

吹替：有川知江
格付け機関「スタンダード＆プアーズ」の女性社員。サブプライムが危険であるにも関わらず、なぜ債券のランクを下げないのか問い詰めにきたマークとヴィニーに対し、オフレコでと言いながらジョージアは真実を話した。彼女の話から、競争相手に仕事を取られたくない為に、銀行の要望通りに格付けをAAAにしていたことが発覚する。こういったことは業界の常識であり、不当な格付けを行っているのは「スタンダード＆プアーズ」だけではないのであった。

キャシー・タオ（演：アデペロ・オデュイエ）

マークのファンドを担当しているモルガン・スタンレーの社員。妊活中であり彼に子供はできたのかを尋ねられ、体外受精で努力している旨を伝えている。リスク担当の社員とCDSの保険料を支払うことに関して揉め合いになりながらも、引かずにその根拠を尋ねるなどの強さを見せる。マークがCDSを売り払う直前に抱えた会社の損失が150億ドルにまで膨れ上がったていたことを彼に打ち明けた。

ローレンス・フィールズ（演：トレイシー・レッツ）

マイケルが部下に上位20位が所有するMBSの担保を調べ上げさせている間に、まず連絡した人物。ローレンスはマイケルが精神科医であった頃からの仲であった。てっきりマイケルがお薦めの株の話で電話をかけてきたと思っていたローレンスであったが、マイケルが住宅市場での空売りのことを話題に上げると、住宅は堅実だと言いローレンスは聞く耳を持たなかった。

イーヴィ（演：カレン・ギラン）

証券取引等監視委員会で働くジェイミーの兄の元恋人。彼女は証取委から投資銀への転職を考えていた。しかし証取委は大銀行を規制するところであり、ジェイミーはイーヴィに法律違反では無いのかと尋ねる。しかし彼女にその話を気にする様子は見られなかった。そして結局、彼女からモーゲージ債への投資が正しいか否かを聞くことは叶わず、ゴールドマンの男性のところに駆けていくイーヴィをジェイミーは呆然と見ていた。

住宅ローン・ブローカー（演：マックス・グリーンフィールド）

住宅ローンの仲介業者。マークたちが住宅市場調査の為にマイアミの住宅開発地を訪れた際、話を聞くことができた人物。彼の話によるとローンの審査は全員が通るようになっており、返済見込みの有無などはまったく見ていないことが発覚する。彼はストリップ・ダンサーに売っていたのであった。

住宅ローン・ブローカー（演：ビリー・マグヌッセン）

マークたちが住宅市場調査の為にマイアミの住宅開発地を訪れた際、話を聞くことのできた住宅ローンの仲介業者。彼は自身の紹介するローンを"ニンジャ・ローン"と呼んでいるが、その内容は非常にいい加減なものであった。収入欄が空欄でも問題は無く、審査や承認なども何も無いことが明らかになっていく。彼はどんなローンかも理解していない移民に売っていた。

本人役の人物

マーゴット・ロビー

吹替：兼田奈緒子
オーストラリアの女優、映画プロデューサー。本人役で登場。マイケルがローレンスに電話をかけた後、業界用語の多さに追いついていないであろう視聴者に向けた解説をする。低所得者向けのサブプライム・ローンができた背景や、その債券の65%が格付け機関によってAAAのランクを付けられていたことを疑問視した人物がマイケルであることを説明している。