マネー・ショート 華麗なる大逆転（映画）のネタバレ解説・考察まとめ

吹替：疋田高志
若手個人投資家。眼鏡を掛けている男性。ジェイミーと共に4年前に立ち上げた事業で3000万ドルを稼いでいた。ISDA同意書に拘りを見せるが、目論見書の用意もなく取得するための資本要件を把握していなかった為に、鼻であしらわれる結果となる。その後、銀行のロビーで偶然ジャレドの作成した資料を見つけたチャーリー。そこにはモーゲージ債のCDSや、住宅市場の破綻に関する内容が書かれていた。その銀行に来たことがチャーリーとジェイミーのその後を大きく変えることとなる。モデルはチャーリー・レドリー。

ジェイミー・シプリー（演：フィン・ウィットロック）

吹替：中村章吾
若手個人投資家。ベンの隣人。多くのコネクションを持つ元トレーダーのベンや、兄の元恋人である証券取引等監視委員会で働くイーヴィとの接触を図る。ベンの協力によってCDSに参入。そうして金融システムの腐敗や格付け機関の嘘などを目撃していく。大金を手にしたいという願望は叶ったが、多くの一般人が苦しんでいる惨状に心を痛める結果となった。モデルはジェイミー・マイ。

ダニー・モーゼス（演：レイフ・スポール）

吹替：岩城泰司
マークと行動を共にしている1人。優秀なトレーダー。ジャレドから会社にかかってくる間違い電話を5回も受けていた。途中で同じ建物の違う階にジャレドがかけようとしていたことにダニーは気付くが、実際のところジャレドはマークとコンタクトを取ろうとしていた。楽観的な人物であり、市場調査の為にフロリダへ行く際には、マイアミのキューバ料理は美味しいとはしゃぎ、ポーターに腹を立てられていた。

ヴィニー・ダニエル（ヴィンセント・ダニエル）（演：ジェレミー・ストロング）

吹替：根本泰彦
マークと行動を共にしている1人。数字に強い。父親を殺されているが何も語ろうとはしなかった。チームのメンバーの中でマークの右腕のような存在となっている。ジャレドの持ってきたCDSや住宅市場の話題に関して、最も反発し疑心暗鬼になっていたヴィニー。怒りを露わにする場面が多いが、マークからの信頼も厚い人物。

ポーター・コリンズ（演：ハミッシュ・リンクレイター）

吹替：宮本克哉
マークと行動を共にしている1人。ボートの元五輪選手。黒髪の男性。マークの考えは傾聴に値すると思っている。ダニーと組みフロリダの住宅地を回り調査を進めていくが、100軒中の96軒が空き家になっていた事実に愕然とする。その後、合流したマークが住宅ローンの仲介者である2人の発言の真意が理解できずに頭を抱えていると、マークが理解しやすいように助言をすることもあった。

クリス（演：ジェフリー・グリフィン）

ジャレドの助手。マークたちの前でジャレドがCDSの必要性を証明するためのプレゼンの補佐をする。またジャレドが言おうとしていることを汲み取り返答をする場面が見られ、付き合いの長さが窺える。常にジャレドと行動を共にしており、彼の右腕となっていた。

テッド・ジャン（演：スタンリー・ワン）

ジャレドの助手。金融市場のデータ分析やモデル開発を通じて投資判断やリスク管理を行うクオンツ・アナリスト。ジャレドがマークにジェンガを用いてCDSの必要性を説明する際、そばに控えていた人物。数学コンクールの優勝者であり、英語は話せないなどとジャレドは紹介するが、テッドに関する情報はデタラメであった。信憑性を高める為の方便であるとテッドは言う。モデルはユージーン・スー。

その他

シンシア・バウム（演：マリサ・トメイ）

吹替：槇原千夏
マークの妻。仕事に傾倒しいつも社会への怒りを露わにしながら暴走しているマークや家族関係を案じていた。彼に転職を勧めるがマークはそのまま仕事を続ける。証券フォーラムに参加した後、市場の崩壊を確信したマークはシンシアの前で弱音を吐く。弱々しく漏らす言葉にシンシアは耳を傾け、彼を励ました。モデルはヴァレリー・フェイゲン。