マネー・ショート 華麗なる大逆転 / The Big Short (film)

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マネー・ショート 華麗なる大逆転(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マネー・ショート 華麗なる大逆転(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マネー・ショート 華麗なる大逆転』とは2015年に公開されたアメリカの社会派ドラマ映画である。監督はアダム・マッケイ。空前の住宅ブームが起きていた2005年のアメリカ。しかし金融トレーダーのマイケル・バーリは住宅市場が近い将来に崩壊することを予見し「クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)」という金融取引に目をつけた。マイケルから始まり、社会の枠から外れた者たちが巨額の利益を手にするまでを描いた実話ベースのストーリー。銀行や政府の不正、成功に伴う痛みなどにも切り込んでいく。

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ダークナイト ライジング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ダークナイト ライジング(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

2012年に公開された、アメリカ・イギリス共同制作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。 ゴッサム・シティに平和が訪れ、ブルース・ウェインもバットマンを引退していた。しかしベインと名乗るテロリストが現れ、ゴッサムは再び壊滅の危機にさらされる。 バットマンとして復活したブルースが、窮地に陥りながらも、ゴッサムのために命を懸けて戦う姿が描かれる。

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ファイト・クラブ(Fight Club)のネタバレ解説・考察まとめ

ファイト・クラブ(Fight Club)のネタバレ解説・考察まとめ

『ファイト・クラブ』とは、1996年に発表されたアメリカの小説家チャック・パラニュークによる同名小説が原作となっている、1999年制作のアメリカ映画である。不眠症で悩む会社員「僕(エドワード・ノートン)」はある日火事が原因で住む家を失くし、謎の男タイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)の家に居候することになった。「泊めてもいいが条件がある。俺を殴れ」という突拍子ないタイラーの言葉をきっかけに、2人はお互いを殴り合う行為にハマっていく。

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ダークナイト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ダークナイト(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダークナイト』とは2008年に公開された、アメリカ・イギリス共作の実写アクション映画。監督はクリストファー・ノーラン。主演をクリスチャン・ベール、ヴィランをヒース・レジャーが演じた。バットマンとして世の犯罪者と戦ってきたブルース・ウェインが、新たに現れた敵・ジョーカーに翻弄されながら、ゴッサム・シティに必要なヒーローとは何かを模索する姿を描いた作品。

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ジョー・ブラックをよろしく(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ジョー・ブラックをよろしく(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョー・ブラックをよろしく』とは、1998年にアメリカで公開されたファンタスティック・ラブストーリーである。事故死した人間の姿を借りて地上に舞い降りた死神は、死期が迫っている大富豪のビル・パリッシュの元に現れた。ビルは自分の命の延長と引き換えに人間界の案内役を引き受ける。ビルの家族に友人だと紹介された死神は、ビルの娘であるスーザンに惹かれ、次第にスーザンも死神に恋をしてしまうのだった。死神と人間の切ない恋模様と家族愛が描かれている。監督は、マーティン・ブレストが担当している。

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ターミネーター4(T4)のネタバレ解説・考察まとめ

ターミネーター4(T4)のネタバレ解説・考察まとめ

ターミネーター4とは2009年公開のアメリカ映画。世界的大ヒットシリーズ『ターミネーター』の4作目にして初めて未来世界に迫り、これまでの原点を辿る終末への新たな船出となるSFアクション。審判の日以後の荒廃した未来を舞台に、機械軍に追いつめられたジョン・コナーら人類抵抗軍の存亡をかけた壮絶な戦いを圧倒的スケールで描く。主演はクリスチャン・ベール。監督は「チャーリーズ・エンジェル」シリーズのマックG。

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それでも夜は明ける(12 Years a Slave)のネタバレ解説・考察まとめ

それでも夜は明ける(12 Years a Slave)のネタバレ解説・考察まとめ

19世紀のアメリカで、自由黒人であるにも関わらず奴隷として売られ、12年間の奴隷生活を送ることとなったソロモン・ノーサップの実話を、彼が書いた体験記をもとにスティーヴ・マックイーン監督が映画化、2013年に公開された。主人公のソロモン・ノーサップをキウェテル・イジョフォーが熱演。監督の志に賛同したブラッド・ピットが制作段階から参加し、出演も果たしている。

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セブン・イヤーズ・イン・チベット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

セブン・イヤーズ・イン・チベット(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『セブン・イヤーズ・イン・チベット』とは1997年のアメリカの伝記映画。スイスの山アイガー初登頂で名高いオーストリアの登山家ハインリヒ・ハラーの自伝を映画化。彼がチベットで過ごした7年間、若きダライ・ラマ14世との交流によってもたらされる心の変遷をチベットのオリエンタルで美しい映像が映し出す。ジャン=ジャック・アノー監督作品。主演のハインリヒ.・ハラーに当時絶大な人気を得ていたブラッド・ピットを迎えた。複雑な中国とチベットの関係を描いている映画であることから、中国は中国での本作の上映を禁止した。

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ラ・ラ・ランド(La La Land)のネタバレ解説・考察まとめ

ラ・ラ・ランド(La La Land)のネタバレ解説・考察まとめ

『ラ・ラ・ランド』とは2016年公開のミュージカル映画。売れないジャズピアニストのセバスチャン(セブ)が弾くピアノに惹かれてバーに入った女優志望のミア。後日あるパーティ会場でミアはセブに再会する。2人は急速に恋に落ち、互いの夢のために励まし合いながら共に暮らすが、ミアの夢を叶えるチャンスを掴むために別れる決断をする。往年の名作ミュージカル映画をオマージュした美しい映像や楽曲、ミアとセブの表現力溢れる歌声やダンス、切ないストーリーで観るもの全てが恋に落ちる極上のエンターテイメント。

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ブルーバレンタイン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ブルーバレンタイン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ブルーバレンタイン』とは2010年公開のアメリカの恋愛映画。あるカップルの出会いから結婚、破局までを描く切ないストーリー。価値観の違い、気持ちの温度差、方向性の違い、仕事の格差から冷め切った夫婦をライアン・ゴズリングとミシェル・ウィリアムズが演じ、過激な性描写や体重増量も辞さない迫真の演技で、2人とも第68回ゴールデングローブ賞にノミネートされた。デレク・シアンフランス監督は10年かけて脚本を練り上げ、第63回カンヌ国際映画祭では「ある視点」部門に出品された。

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マネーボール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

マネーボール(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『マネーボール』とは、2011年にアメリカ合衆国で制作されたスポーツ映画。マイケル・ルイスによるノンフィクション『マネー・ボール 奇跡のチームを作った男』を原作としている。野球に統計学を用いて、弱小チームを常勝チームに変えていくゼネラルマネージャーのビリー・ビーンの栄光と苦悩が描かれていく。実在のゼネラルマネージャー役を演じたオスカー俳優ブラッド・ピットの演技が見どころである。

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テルマ&ルイーズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

テルマ&ルイーズ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『テルマ&ルイーズ』(Thelma and Louise)とは、1991年5月にアメリカで公開されたロードムービーである。平凡な主婦テルマが、友人のウェイトレス、ルイーズと共にドライブに出かけた。途中のドライブインで、テルマが見知らぬ男たちにレイプされそうになった時、ルイーズは男たちを射殺してしまう。二人はそのまま銀行強盗をして逃避劇を繰り広げる。二人の女性の日常から転落していく様を描いたバイオレンス作品。

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セブン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

セブン(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

1995年のアメリカ映画。監督はデヴィッド・フィンチャー。 舞台は犯罪がはびこるアメリカの大都会。キリスト教の「七つの大罪」に沿って人を殺していく猟奇殺人犯を、退職間近の老刑事サマセット(モーガン・フリーマン)と、血気盛んな若手刑事ミルズ(ブラッド・ピット)が追っていく。 独創的な映像センスと、人間の暗部を描いた脚本が魅力のサイコサスペンス。

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Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

Mr.&Mrs. スミス(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『Mr.&Mrs. スミス』とは、ダグ・リーマン監督による2005年公開のアクションムービーである。脚本を手掛けたのはサイモン・キンバーグ。主役となる夫婦の夫「ジョン・スミス」をブラッド・ピットが演じ、妻「ジェーン・スミス」をアンジェリーナ・ジョリーが演じている。本作はお互いに暗殺者という身分を隠して結婚したスミス夫妻の壮大な夫婦喧嘩の物語であり、2人の関係性の変化が見どころとなっている。 ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーは本作での共演がきっかけで親しくなり、2014年に結婚した。

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きみに読む物語(The Notebook)のネタバレ解説・考察まとめ

きみに読む物語(The Notebook)のネタバレ解説・考察まとめ

2004年制作。アメリカ映画。出演のジーナ・ローランズは本作でゴールデン・サテライト賞助演女優賞を受賞した。療養施設にいるデュークは、認知症の老女に物語の読み聞かせをしている。その物語とは、1940年代のある若いカップルの話だった。話を聞くうち、老女は時折記憶を取り戻す。原作はニコラス・スパークス。

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フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)のネタバレ解説・考察まとめ

フォードvsフェラーリ(Ford v Ferrari)のネタバレ解説・考察まとめ

『フォードvsフェラーリ』とは、アメリカ合衆国で2019年に公開された、”ル・マン24”でフォードとフェラーリがしのぎを削る実話を基にした作品である。キャロル・シェルビー、ケン・マイルズ、ヘンリー・フォード2世などの実在の人物が登場する。1965年の”ル・マン24”でマイルズがドライバーから外される描写があるが、実際はドライバーとして参戦(リタイア)しているなど、脚色されている部分もある。伝説といわれる、1966年の”ル・マン24”を描く。第92回アカデミー賞「音響編集賞」「編集賞」受賞作品。

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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』とは2019年公開のアメリカ・イギリス合作のドラマ映画である。監督はクエンティン・タランティーノ。1969年のハリウッドを舞台にかつてテレビスターであった俳優リック・ダルトンは、時代の変化に取り残されながらも再起を図ろうとしていた。一方親友であり専属スタントマンのクリフ・ブースは、ヒッピーのコミューンで盲目になり記憶に障害の出ているかつての旧友と再会をする。華やかな映画業界での葛藤や、ヒッピーの襲撃による事件に巻き込まれた2人の友情が描かれている。

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プレステージ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

プレステージ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『プレステージ』とは2006年に公開されたアメリカの映画である。監督はクリストファー・ノーラン。主演をヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが務める。第79回アカデミー賞において撮影賞と美術賞にノミネートされた。1995年に発売されたクリストファー・プリースト作の小説『奇術師』が原作となっており、2人の奇術師による因縁の戦いが描かれている。彼らのショーの舞台裏で起きていることを観客は知らない。映画には様々な仕掛けが施されており、人知を超えた世界へと誘われていく。

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【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】

【トリビア・伏線】ファイト・クラブの徹底解説・考察まとめ【ネタバレ】

『ファイト・クラブ』とは1999年公開のアメリカ映画。鬼才と呼ばれるデヴィッド・フィンチャーが監督を務めた。不眠症の”僕”は自分とは正反対の自信家でマッチョな男タイラーと出会い、男同士が素手で殴りあう「ファイト・クラブ」と言う組織を結成していく。殴り殴られることで自分の存在意義を確認するが、やがて組織はテロリズムに傾いてき、”僕”は衝撃の事実を知ることとなる。 巧妙に張り巡らされた伏線とサブリミナル効果、ラストシーンの解釈、製作時のトリビアなどをネタバレ解説していく。

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ラ・ラ・ランドのオマージュしたミュージカル映画まとめ

ラ・ラ・ランドのオマージュしたミュージカル映画まとめ

2016年に全米で公開されたミュージカル映画「ラ・ラ・ランド」。 母国アメリカをはじめ世界中で大ヒットを記録し、アカデミー賞では監督賞をはじめ6部門で賞を受賞しました。そんな「ラ・ラ・ランド」にはミュージカル映画の名作のオマージュがちりばめられていて、それも見どころになっております。 今回は、「ラ・ラ・ランド」でオマージュされている映画について紹介します。

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【トム・クルーズ】この渋さがたまらない!海外のカッコイイおじさま俳優まとめ【ブラッド・ピット】

【トム・クルーズ】この渋さがたまらない!海外のカッコイイおじさま俳優まとめ【ブラッド・ピット】

海外の俳優たちを見てみると、けっこう歳がいっているはずなのにめちゃくちゃカッコイイ人っていますよね。ヒゲや長髪など、日本人男性がやるとあまりウケが良くないビジュアルも、海外だとなぜか魅力的に映るのが不思議です。この記事では、アラフォー以上の海外の俳優についてまとめました。いやぁみんなカッコイイですね!このシブさ、そして全身から溢れ出る大人の余裕と色気がたまらん。

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マネー・ショート 華麗なる大逆転 / The Big Short (film)のレビュー・評価・感想

マネー・ショート 華麗なる大逆転
10

世界経済が破綻したリーマンショックの中、そのシステムが破綻することを見抜き、手持ち資金を賭けた一握りのアウトサイダーたちの活躍

なにより脚本、原作の面白さに尽きる。最初に、誰もが住宅バブルに浮かれていたアメリカで、低所得者向けの住宅ローン債権が債務不履行や住宅価格の大幅な下落によって紙くずと化すという見通しをみんな信じようとしない。ファンド担当者が債権を多額の資金で購入した後に、自分たちで実地調査に乗り出し、破綻の前触れを強く認識した時でもまだ大手投資銀行やS&Pなどの大手格付け会社はラスベガスで値上がりの公的見解を発表している。ブラッドピット演じるトレーダーが浮かれている若手の投資家相手に、「あんまり調子に乗るな。俺たちはアメリカ経済が破綻したくさんの失業者が出て、アメリカの資産が大幅に目減りし大手銀行が破綻する方向に賭けているんだ。」とたしなめるシーンがあるが、良識ある金融関係者の貴重なコメントだろう。大手銀行や格付け会社の担当者の態度の変わりようがすごい。最初は自分たちの利益拡大を信じ強気と傲慢な態度でアウトサイダーたちを見下しているのだが、自分たちの損失が巨額に膨れ上がっていくにつれ段々血の気が引いていく。連帯責任に持ち込もうとするが結局公的資金の投入という国民の税金目当ての救済策になってしまう。頼れるものは国家でもなく大手金融機関でもなく、自分個人の経済を見通す眼力にかかっているということを改めて感じさせられた。警告している主人公のファンドマネージャーたちも債券を売らずにプールしている(カラ売りを仕掛けない)が最後になって経営者でもあるため債権を処分して何十億もの利益を稼ぎ出す。1大ドラマを見ているようで圧巻だった。何しろ映画のフィクションではなく実話のノンフィクションなのだから。映画のヒットメーカーが興行成績を稼ぎ出す作品を作るコツはできるだけ現実に近づける作品を作ることだとコメントしていたのを思い出す。事実は小説より奇なり、これを地で行く傑作だった。

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