仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー剣(ブレイド)』とは、「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作目に当たる東映制作の特撮テレビドラマ作品。本作の仮面ライダーのモチーフはトランプであり、スペード、ダイヤ、ハート、クラブの4人のライダーが活躍する。トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2~10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードでを用いて戦う。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。
ダイヤスーツのカテゴリーKに属する、ギラファノコギリクワガタの祖たる不死生物。コーカサスビートルと同様、体色が純金に近い。ヘルターとスケルターという名前の双剣と両腕の巨大な角と手榴弾にもなる腰のクワガタの角が武器。バリアも使用できるが、至近距離からの攻撃は跳ね返せなかった。ブレイドのオリハルコンエレメントを破壊し、ワイルドサイクロンを正面から受け止めることが出来るなど、非常に高い戦闘能力を誇る。眼鏡をかけた青年の姿に化身する。表向きには知性的で思慮深い性格だが、根底では人間を憎悪すると同時に見下している。その冷静な頭脳で早くからバトルファイトの矛盾に気付き内幕を探っており、天王路へと行き着いた。バトルファイトが天王路の思惑によって仕組まれたものだということを知った後は、仮面ライダーたちを利用して天王路の変身したケルベロスIIを撃破させ、最後に天王路を殺害してアンデッド吸収能力を持つケルベロスのカードを奪取。これを用いて始を封印することを狙い、最後の勝者になる寸前まで迫ったが、始を信じる仲間たちを信じた橘の捨て身同然の戦法に破れ、世界が滅びることを嘲笑いながら封印される。
『仮面ライダー剣(ブレイド)』の用語
人類基盤史研究所BOARD
2001年、チベットの洞窟内の太古の遺跡で発見された壁画に残されていた人類基盤史と、不死生物・アンデッドが封印された52枚のラウズカードが埋め込まれた結晶体ボードストーン。これらから得られた一万年前のバトルファイトの事実について解明する名目で、天王路博史が自ら理事長に就任し、自身の途方もない財力で日本政府のある機関を動かして巨大資本が投入されて設立させた研究機関。
アンデッド
本作品における敵怪人で、地球上に生息する様々な生物の始祖たる不死の生命体。いかなる方法を用いても死ぬことがないことからアンデッド(undead)と命名された。現代において人為的に発生した個体を除くと53体存在。また劇場版では54体目も登場する。1万年前に行われたバトルファイトの結果52体がラウズカードに封印されていたが、物語開始から2年余り前、封印が解かれ現代に蘇った。
ジョーカー
いかなる生物の始祖でもないアンデッドであり、バトルファイトにおいてもイレギュラーな存在とされている。腰部には他のアンデッドのアンデッドバックルではなく、バックル部分にスラッシュ・リーダーが設けられたベルト型カードリーダージョーカーラウザーが装備されている。基本カラーは黒と緑。他のアンデッドをモノリスもカードも必要とせず封印でき、ジョーカーラウザーによりその姿と能力をコピーする能力ラウズシステムを持つ特殊な個体である。戦闘能力も他のアンデッドとは比べものにならないほど高く、性格も極めて残忍である。刃状の緑色のエネルギー弾を放つことが可能なマンティスという名のダガーと右腕のカッターが武器。バトルファイトにおいてこのジョーカーが勝者となった場合には、「破滅の日」が始まり、ジョーカーの肉体やモノリスからダークローチと呼ばれる怪生物が無数に出現、地球上の生物が全滅するとされている。そのためジョーカーは、バトルファイトを影で支配する残酷な殺し屋として、他のアンデッドからも恐れられ忌み嫌われていた。1万年前のバトルファイトでは、ヒューマンアンデッドに敗北し、封印されていた。その正体は相川 始(あいかわ はじめ) / 仮面ライダーカリスである。
モノリス
バトルファイトの根源にして全生命体を管理する存在「統制者」が、自身の象徴として用いる捻曲がった漆黒の石板。
統制者
有史以前にアンデッドたちを生み出し、彼らが行う自身の種の繁栄を掛けたバトルファイトを管理していたゲームマスターにして創造主。
ラウズユニット
ラウズカードを読み込むためのシステム。
ラウズカード
アンデッドを封印するためのカードで、不死生物であるアンデッドの活動を停止させる唯一の方法である。現代におけるトランプのもととなっていると言われている。ラウズカードには大きく分けて3種類のものが存在する。
プロパーブランク・プライムベスタ
4種のスーツ(マーク)に分かれ、それぞれA - Kの13枚が存在する。アンデッドが封印される活性化前の専用カードをプロパーブランク、アンデッドを封印し、活性化されたものをプライムベスタと呼ぶ。各ライダーは特定のスーツのカードを1セットずつ持っており、ライダーの持つ覚醒機にプライムベスタをラウズすると様々な特殊能力を発揮する。プロパーブランクは、封印されるべきアンデッドと対峙すると発光し、相手がどのカテゴリーなのかを知ることができる。覚醒機とプライムベスタのスーツが異なる場合も、プライムベスタの効果は発揮される。
コモンブランク・ワイルドベスタ
スーツやカテゴリーナンバーが表記されていないカードであり、アンデッドが封印される活性化前の汎用カードをコモンブランク、自らのスーツとは異なるアンデッドを封印し活性化されたものをワイルドベスタと呼ぶ。手持ちのプロパーブランクとスーツ・カテゴリーナンバーが適合しないアンデッドを封印するような場合に用いられる。封印できるアンデッドがあらかじめ決められているプロパーブランクとは異なり、スーツやカテゴリーナンバーを問わずにアンデッドを封印できる便利なカードであるが、アンデッドを封印したワイルドベスタは「封印されているアンデッドと対応するスーツを持つ覚醒機でしか使えない」という点でプライムベスタに劣る。封印されているアンデッドと対応するスーツを持つ覚醒機やラウズアブゾーバーに1度近づけたり通したりすることでカードにスーツが加わり、ワイルドベスタからプライムベスタへと活性化させることができる。
ギルドラウズカード
ブレイドがキングフォームになると同時にスペードスーツのプライムベスタが変化したもの。表面はキングフォームのアーマーと同じディアマンテゴールドでコーティングされ、絵柄も若干変化し、カテゴリー2 - 10のFP/MP値が200ずつ上昇している。実体あるカードとして収納されているわけではなく、使用に際して手元に現れる形になっている。
ラウザー
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目次 - Contents
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』の概要
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』のあらすじ・ストーリー
- 人間を襲い始めたアンデッド
- ライダーたちの奮闘
- 剣崎の決意
- 最後の戦い
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』の登場人物・キャラクター
- ライダーシステム適合者
- 剣崎 一真(けんざき かずま)/ 仮面ライダーブレイド(演:椿隆之)
- 相川 始(あいかわ はじめ)/仮面ライダーカリス/ジョーカー(演:森本亮治)
- 橘 朔也(たちばな さくや)/仮面ライダーギャレン(演:天野浩成)
- 上城 睦月(かみじょう むつき)/仮面ライダーレンゲル(演:北条隆博)
- 人類基盤史研究所「BOARD」メンバー
- 広瀬 栞(ひろせ しおり/演:江川有未)
- 烏丸 啓(からすま けい/演:山路和弘)
- 桐生 豪(きりゅう ごう)/仮面ライダーレンゲル(演:増沢望)
- 広瀬 義人(ひろせ よしと)/改造実験体・トライアルB(演:春田純一)
- 天王路 博史(てんのうじ ひろし)/ ケルベロスII(演:森次晃嗣)
- その他の関係者
- 白井 虎太郎(しらい こたろう/演:竹財輝之助)
- 栗原 遥香(くりはら はるか/演:山口香緒里)
- 栗原 天音(くりはら あまね/演:梶原ひかり)
- 深沢小夜子(ふかさわ さよこ/演:粟田麗)
- 山中 望美(やまなか のぞみ/演:宮澤亜理沙)
- 栗原 晋(くりはら しん/演:渡祐史)
- アンデッド
- ダークローチ
- 改造実験体(トライアルシリーズ)
- ティターン
- ケルベロス
- ケルベロスII
- マンティスアンデッド
- スパイダーアンデッド
- ヒューマンアンデッド
- 上級アンデッド
- 伊坂(いさか)/ ピーコックアンデッド (演 :本宮泰風)
- 高原(たかはら)/イーグルアンデッド (演 :林泰文)
- 新名(しんめい)/ウルフアンデッド(演 :加々美正史)
- 大地(だいち)/エレファントアンデッド(演 :成田浬)
- 矢沢(やざわ)/カプリコーンアンデッド(演 :是近敦之)
- 吉永 みゆき(よしなが みゆき)/オーキッドアンデッド(演:肘井美佳)
- あずみ /サーペントアンデッド(演:福澄美緒)
- 城 光(じょう ひかる)/タイガーアンデッド(演:浜崎茜)
- 嶋 昇(しま のぼる)/タランチュラアンデッド(演:相澤一成)
- キング /コーカサスビートルアンデッド(演:上條誠)
- 金居(かない)/ギラファアンデッド(演:窪寺昭)
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』の用語
- 人類基盤史研究所BOARD
- アンデッド
- ジョーカー
- モノリス
- 統制者
- ラウズユニット
- ラウズカード
- プロパーブランク・プライムベスタ
- コモンブランク・ワイルドベスタ
- ギルドラウズカード
- ラウザー
- ラウズアブゾーバー
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 剣崎 一真(けんざき かずま)/仮面ライダーブレイド「例えカードが一枚もなくても、お前を封印できるはずだ! 俺に…ライダーとしての資格があるのなら! 戦えない、大勢の人たちの代わりに…俺が戦う!」
- 剣崎 一真(けんざき かずま)/ 仮面ライダーブレイド「俺は運命と戦う。そして勝ってみせる。お前は…人間たちの中で生き続けろ」
- 相川 始(あいかわ はじめ) / 仮面ライダーカリス / ジョーカー「本当に強いのは…強いのは…人の思いだ!」
- 橘 朔也(たちばな さくや)/ 仮面ライダーギャレン「君との思い出は、数えるほどしかない。でも、君を思い出させるものは、数え切れないほどある。遅いかな、今頃言うのは。俺は…俺は、君が好きだった」
- 白井虎太郎「それでいいじゃない。100回人を裏切ったヤツより、100回人に裏切られて馬鹿を見た人間の方が、僕は好きだな 」
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 俳優陣の活舌の悪さから生まれたオンドゥル語
- 剣とスートの関係
- 『仮面ライダー剣(ブレイド)』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):相川七瀬「Round ZERO〜BLADE BRAVE」(第1話ー第30話)
- OP(オープニング):RIDER CHIPS Featuring Ricky「ELEMENTS」(第31話ー48話)
- 挿入歌:Ricky「覚醒」(第2話ー第21話)
- 挿入歌:橘朔也(演:天野浩成)「rebirth」(第23話ー第30話、第47話)
- 挿入歌:相川始(演:森本亮治)「take it a try」(第31話ー第44話)