仮面ライダーキバ(Kiva)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組。人間を食らう敵ファンガイアと、人間を守る謎の戦士仮面ライダーキバによる戦いを描いた。ファンガイアのモチーフに吸血鬼を取り入れるなど西洋ホラーの要素を入れつつ、異種族間の恋愛や三角関係など複雑な人間ドラマも組み込んだ作品である。

『仮面ライダーキバ』の概要

『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組である。脚本は仮面ライダーシリーズの中でも人気が高い『仮面ライダー555』を手掛けた井上敏樹、監督は多くの仮面ライダーシリーズにかかわった田﨑竜太が担当した。石ノ森章太郎生誕70周年記念作品として数々の試みが実施され、これまでの仮面ライダーにはあまり見られなかったラブロマンスが導入された。また作中における現代の2008年と過去の1986年が何度も入れ替わり、現在と過去の戦闘が同時に描かれるなど独自の演出が話題を呼んだ。
1986年の日本には、人に擬態しながらその命を食らう怪物ファンガイアが跋扈していた。ファンガイアと戦っていた麻生ゆりはある不思議な男と出会う。紅音也と名乗る彼はゆりに一目ぼれしたといい、彼女に言い寄る中ファンガイアとの戦いにかかわっていく。
一方2008年。父が作ったバイオリン、ブラッディローズを超えるバイオリンを目指す青年紅渡は、仮面ライダーキバとしてファンガイアと戦っていた。しかし彼がゆりの娘でありファンガイアと戦っていた麻生恵を助けたことで、親子をつなぐ22年の物語が動き出すのだった。

『仮面ライダーキバ』のあらすじ・ストーリー

1986年の戦い

1986年、麻生 ゆり(あそう ゆり)は人を殺す怪物であるファンガイアと戦っていた。彼女はファンガイアに殺された母の仇を取るため、対ファンガイア組織「素晴らしき青空の会」に身を置いて、日夜ファンガイアを狙っていたのだった。そんな中天才バイオリニストの紅 音也(くれない おとや)と出会い、彼からひとめぼれされる。だらしない生活を送っていた音也に反発していたゆりだったが、音也の音楽に対する真摯な姿勢を知り、次第に交流を深めていく。音也も自分に対し一向に靡こうとしないゆりに惹かれていき、彼女のそばにいるため「素晴らしき青空の会」へ入会しようと試みる。会長である嶋 護(しま まもる)は音也に興味を持つが、ゆりは自分を狙う怪人から助けてくれたカフェの常連客、次狼(じろう)に惹かれていく。しかし次狼(じろう)の正体はウルフェン族のガルルであった。彼の一族はファンガイアによって滅ぼされおり、ゆりを妻にすることで一族の復興を狙っていた。次狼は知り合いのマーマン族のラモンとフランケン族の力(リキ)とともに、人を殺害しながら生活していたのだった。次狼の正体を知った音也は彼と激しく対立する。そんな中ゆりの母親によって考案された仮面ライダーイクサが開発される。ゆりは自分こそがイクサに選ばれると信じて疑わなかったが、選ばれたのは次狼だった。しかし次狼が人間を殺害し捕食する瞬間を見た音也はイクサを奪い、自分が仮面ライダーイクサになる道を選ぶ。しかし次狼とその仲間に襲われたことで再びイクサは次狼の手にわたってしまう。
そんな中新たなファンガイアが出現し、次狼とゆりは対処に向かう。ファンガイアの正体は、ゆりや次狼の仲間を殺したライオンファンガイアだった。ファンガイアの中でも最強と呼ばれるライオンファンガイアの力によって、次狼は大敗を喫してしまう。さらにゆりを守るため、音也と次狼は一時的に共闘する。しかしやはりライオンファンガイアにはかなわず、二人は敗北する。その後なぜか音也はゆりにイクサを渡し、ゆりがライオンファンガイアと戦えるようにするが、ゆりは恐怖から戦うことができなくなってしまう。音也は最初からゆりに自分の弱さを受け入れさせるためにイクサを渡していたのだった。彼の慰めを受け、ゆりと音也の距離は縮まる。その一方音也はある美女と出会う。音也は知る由もなかったが、彼女の正体はファンガイアの真夜(まや)だった。それからも音也は何度か真夜と出会う。次狼は音也に対抗するためゆりにプロポーズをするが、音也に惹かれつつあるゆりは快諾しなかった。この事態に危機感を抱いた次狼は音也を襲撃し重傷を負わせ、無理矢理ゆりと結ばれようとする。さらに乱入してきた音也と戦うも、自分が音也を愛していることに気づいたゆりに妨害されてしまう。これにショックを受けた次狼はゆりをあきらめ素晴らしき青空の会を脱退。その代わりに音也が素晴らしき青空の会に入会し、イクサの装着者に選ばれる。

ゆりはイクサへと変身し、母の仇であるライオンファンガイアを打ち倒す。

そんな中音也はライオンファンガイアと真夜に再会する。真夜がファンガイアであることを知らない音也はライオンファンガイアと戦うが、大きなダメージを受けたことで記憶喪失に陥る。人を愛するファンガイアが絶えないことに興味を持った真夜は人間を知るため、音也が唯一記憶していたゆりが自分であると偽り、音也と交流を持つ。真夜は音也がゆりとの約束を守ろうとする様子を見て、より一層音也への興味を強めていく。一方音也は無事に記憶が戻り、ゆりと同棲を開始するが、ゆりは自分の仇であるライオンファンガイアのことを忘れられずにいた。ゆりは一計を案じ、ライオンファンガイアにあえて負担が大きいイクサへ変身させ、弱ったところを狙う作戦に打って出る。目論見は成功し、ゆりはイクサへと変身してライオンファンガイアを撃退するのだった。その後平穏な生活を送る音也とゆりだったが、音也の前には幾度となく真夜が現れる。天才である自分を唯一理解してくれる真夜に対し、音也は徐々に惹かれていく。そして真夜と音也は音也の才能を引き出すバイオリンづくりをはじめ、ブラッディローズを完成させる。
しかしそんな二人の関係を先代キングは見逃さなかった。彼は仮面ライダーダークキバへと変身し次狼とラモン、力を圧倒する。そして彼らを見逃す代わりに、音也を殺すように脅迫する。次狼たちは音也を殺そうとするも情がわいてしまい、逃走を図る。しかし仕事に失敗した彼らを先代キングは武器の姿へと封印し、キバの道具にしてしまう。さらに先代キングは自ら音也を殺そうとするも、すでに音也を愛していた真夜によってかばわれる。真夜の態度に怒り狂ったキングは音也を処刑するために監禁し、真夜とゆりは音也を助けるためキングが住む城、キャッスルドランへ潜入する。二人は音也を取り戻すが、先代キングの手により真夜はファンガイアとしての力と地位をすべて奪われてしまう。そしてゆりは音也の気持ちが真夜に行ってしまったことを察し、音也に別れを告げる。

2008年に持ち込まれた因縁

西暦2008年、紅 渡(くれない わたる)は仮面ライダーキバとして人を食らう怪物ファンガイアと戦っていた。同時に父の遺品であるバイオリンのブラッディローズを超えるバイオリンを作るため、知り合いの学生である野村 静香(のむら しずか)から紹介された修復の仕事をしながら働いていた。そんな中バイオリン作りに必要な材料を集める中で、麻生 恵(あそう めぐみ)と知り合う。当初は勝ち気で強引な性格の彼女を敬遠していたが、彼女との交流を通し、次第に外の世界に触れあっていくことになる。今の自分を変えたいと願う渡は恵の知人である名護 啓介(なご けいすけ)に弟子入りする。また恵と名護が人類を守るためファンガイアと戦う組織「素晴らしき青空の会」のメンバーであることと、彼らがキバを人類にとって脅威となる存在とみなしていることを知る。さらに渡は人間を襲わないファンガイアである大村とも知り合うが、彼はイクサに変身した名護によって殺害されてしまう。渡はなぜ自分はファンガイアと戦っているのか、思い悩む。渡は自分の意志で戦っているのではなく、音也がのこしたブラッディローズに導かれるままに戦っていたのだった。葛藤を抱えながらも渡は音楽を愛するロックミュージシャンの襟立 健吾(えりたて けんご)と友情を結び、一時的にバンドを組むなど人間的に少しずつ成長を重ねていく。一方名護はキバとの戦いに挑むが、成長を遂げた渡に敗北してしまう。初めての敗北を味わった名護は、精神的に不安定な状態へと陥ってしまう。
そんな折、渡は記憶喪失の青年に出会う。渡は彼を大ちゃんと名付け、世話を焼くようになる。大ちゃんはバイト先を見つけ人間と交流を深めていったが、次第に記憶を取り戻していく。大ちゃんの正体は22年前に音也たちによって倒されたライオンファンガイアだった。大きな傷を負ったライオンファンガイアは、眠りについている間に記憶を失っていたのだった。ライオンファンガイアは店主たち全員を殺害し、渡も敗北してしまう。渡は自分が知り合った人物が、人を殺すファンガイアだったことにショックを受ける。さらにイクサからの襲撃も重なり、戦うことを拒否するようになる。しかしかつて音也からレッスンを受けた倉沢マミから、音也の教えである「心の声に、耳をすませろ」という言葉を聞かされる。今までの自分の戦いも自分自身がやりたいと感じたから戦ってきたことに気づいた渡は、再びファンガイアとの戦いに身を投じる。
渡は健吾に付き合わされた合コン場所で、鈴木 深央(すずき みお)と知り合う。渡と同じく人見知りで気弱かつ、コミュニケーション能力に難がある深央に対し、渡は親近感を抱く。さらに深央も渡に好感を抱き、両者は仲を深めていく。そんな両者の前にファンガイアが出現し、深央を襲撃する。深央を傷つけられたことに激怒した渡は、キバの真の姿であるエンペラーフォームを覚醒させ、ファンガイアを撃退する。しかし深央の前にはチェックメイトフォーのビショップが現れ、彼女に使命を果たすように要求する。実は深央の正体はチェックメイトフォーの一員クイーンを継ぐファンガイアだった。クイーンとなる彼女には人を愛してはならない、という掟を破ったファンガイアを殺す使命が与えられていた。自分の事情に渡を巻き込まないため、深央は渡から離れようとする。そんな中、深央の力を目覚めさせるため、ビショップはファンガイアを深央に差し向ける。深央をかばい渡がファンガイアに傷つけられたことで、深央はクイーンとして覚醒。同時に渡への恋心を強めていく。

渡はキバへと変身し、ファンガイアとの戦いに身を投じる。

そんな中「素晴らしき青空の会」のメンバーが次々と逮捕されてしまう。狙われる名護の前には「素晴らしき青空の会」を陥れた黒幕、棚橋(たなはし)が現れる。彼は22年前、真夜をモデルに生涯最高傑作の絵を描こうとしていた。しかし音也が変身したイクサとファンガイアの戦いに巻き込まれたことで、昏睡状態に陥っていた。その間に真夜は姿を消し、絵が描けなくなった棚橋は「素晴らしき青空の会」に恨みを抱いていた。逃亡する名護の前に次狼が現れ、音也と交わした「素晴らしき青空の会」を守るという約束を遂げるため、名護を過去に飛ばす。そして過去で名護はイクサの変身者である音也と出会う。名護は音也からの遊び心を覚えろというアドバイスや、真夜への初恋など様々な経験を味わう。精神的に立ち直った名護は、棚橋がイクサの戦いに巻き込まれるのを防ぎ、過去を変えることに成功するのだった。しかし過去が変わったことで、本来音也によって倒されていたはずのファンガイアも生存。成長した名護はライジングイクサを使いこなしファンガイアを倒すが、健吾はファンガイアの攻撃により傷を負ってしまう。
名護は、自分が過去で真夜にプレゼントとして渡したボタンが渡の財布にあることを知り、渡の正体が仮面ライダーキバであることを察する。名護は渡を受け入れ自身の弟子になるように勧誘するが、このことを知り健吾はショックを受ける。また渡は健吾が二度とギターを弾けない体になったことを黙っていたせいで、健吾に絶交を言い渡されてしまう。一方恵も何度もライオンファンガイアと出会うが、何度も惨敗を喫していた。しかし恵はあきらめることなくライオンファンガイアの情報を集め続ける。そして、恵の気持ちをくんだ名護からイクサを渡され、かつて母のゆりが与えた傷を狙うことでついにライオンファンガイアを倒すことに成功するのだった。
渡は彼の初めての友人である登 太牙(のぼり たいが)と再会する。彼はチェックメイトフォーの一員で、すべてのファンガイアを統率するキングだった。太牙は掟に従い、クイーンの深央と婚約することを決め、そのことを渡は知ってしまう。失意の渡の前に「素晴らしき青空の会」に入会した健吾が現れる。豹変した健吾は渡に対して冷たい態度をとり、名護からイクサへの変身権利を勝ち取る。立て続けに起きた不幸に苦しむ渡は、自分の弱さや戦う理由について再び思い悩む。しかし、音也がブラッディローズに込めた「人の心にある音楽を守りたい」という祈りを知る。そして渡は自分の「自分の音楽で人を幸せにしたい」という願いを自覚したことで、悩みを打ち切る。一方深央は先代クイーンである真夜と出会い、渡への恋心を一層強めていく。その後深央は渡に愛を伝える一方、二人が愛し合っていることを太牙は知ってしまう。嫉妬に狂った太牙は、渡と深央を引き離そうとする。しかし渡は深央を守るため、ファンガイアの王族に伝わる最強の剣、ザンバットソードを手に入れる。当初はその強い力を制御できず暴走するが、次狼とラモン、力の三体が力を貸すことで制御に成功する。強大な力を手に入れた渡は仮面ライダーサガも圧倒するが、変身が解除されたことで深央、渡、太牙の全員がそれぞれの正体を知ってしまう。その後太牙に誘われた渡は自分の母親である真夜と出会い、自分たちの出自を知る。渡は真夜と音也の間に生まれ、太牙は真夜と先代のキングの間によって生まれた子であった。渡がキバの力を使えていたのは、ファンガイアと人間のハーフであったためであった。
自分の出自に悩む渡は「素晴らしき青空の会」のメンバーに自分の正体を打ち明ける。ファンガイアと人間の懸け橋になることを望む渡に対し、護と太牙はそれぞれの価値観から否定する。また深央も自分と渡が結ばれるため、キングである太牙を殺すように頼む。三すくみに苦しむ渡に対し、護は渡を殺すよう健吾に命じる。一方太牙は渡をファンガイア陣営に引き込むため、渡の中にある血を覚醒させる。暴走状態になった渡は恵を傷つけてしまったことでショックを受け、引きこもりとなってしまう。任務失敗により「素晴らしき青空の会」から追放された健吾は、自身の行いを反省し、渡に謝罪する。それでも外の世界に出ることを拒む渡だが、真夜からの励ましを受け、自分らしく生きるためにキバとして戦うこと選ぶ。反対に太牙は渡に対する敵対心を強め、本格的に行動を始める。手始めに彼は護をファンガイアへと変貌させつつ、苦しむ彼を殺害。さらに深央と結婚しようとするも、渡への恋心を捨てきれない彼女の反撃にあう。太牙は深央をかばいつつ渡と戦うも、護への仕打ちに激怒した渡によって追いつめられる。しかし深央は太牙をかばい、渡の攻撃を受けたことで絶命してしまう。自分のせいで深央が死んだと絶望した渡は過去へ行き、真夜と音也が結ばれないようにすることで、自分の誕生をなかったことにしようとする。

過去と現在の交わり

渡と太牙は協力し、復活したバットファンガイアを倒す。

過去へ飛んだ渡は音也と真夜の中を裂こうとするが、真夜はなぜかそれを受け入れ音也と別れようとする。その理由は、先代キングが真夜と音也が出会うのなら太牙を殺すと脅していたためだった。先代キングは真夜と音也、ファンガイアの敵になる渡を殺そうと企む。しかしダークキバへの変身を手伝うキバットバットII世は、真夜に対する仕打ちに愛想をつかし、先代キングを裏切る。さらに渡は音也と真夜、そして魂の深央による励ましを受け立ち直る。音也は家族を守るため命を懸け、仮面ライダーダークキバに変身し、渡との共闘で先代キングを打ち取る。死期の迫った音也は次狼たちに未来の息子である渡を守るように頼み、真夜に看取られながら命を落とす。
一方太牙はビショップからある真実を聞かされる。深央の死因は渡の攻撃によるものではなく、「キングである太牙を傷つけた深央はクイーンにふさわしくない」と判断したビショップによるものだった。激昂した太牙によってビショップは追放されるが、太牙を見放したビショップによって太牙はキングの座から追放されてしまう。さらビショップは先代キングを復活させようと暗躍するが、現代へ戻った渡は自分自身が新たなキングであることを宣言する。名護は、ビショップとの戦いで視力を失うも、恵とのコンビネーションでビショップを討伐することに成功する。そして視力を取り戻し恵との絆を深めるのだった。そして地位も恋人もなくした太牙は真夜からキバットバットII世を奪い、仮面ライダーダークキバへと変身。渡との最後の戦いに挑む。そんな中、密かに生存していた護は太牙に「渡がキングになることで、命を狙われていた太牙を守ろうとしていた」という真実を教える。いがみ合っていた渡と太牙は和解するが、二人の前にバットファンガイアが現れる。その正体はビショップの命を使うことで復活した、先代キングだった。自我を失ったバットファンガイアは暴れまわるが、渡と太牙に倒され2度目の死を迎える。
それから時がたち、名護と恵の結婚式が開催される。しかしそこに22年後の未来からやってきた渡の息子、紅 正夫(くれない まさお)が現れる。渡と仲間たちは正夫を狙う敵と対峙するのだった。

『仮面ライダーキバ』の登場人物・キャラクター

現代の主要人物

紅 渡(くれない わたる)/仮面ライダーキバ (演:瀬戸康史)

本作の主人公にして仮面ライダーキバの変身者でもある。優れたバイオリン職人であり、父の残したブラッディローズを超えるバイオリンを作るため日夜バイオリンを作り続けている。父親譲りの演奏技術もあり、音楽に対する姿勢や自分と同じく音楽を愛する人には好感を抱くことが多い。その反面極度の人見知りかつ気弱な性格であり、物語当初は自分を「この世アレルギー」であると錯覚するほど外の世界と触れ合うことを拒んでいた。しかし恵との出会いをきっかけに外の世界や様々な人間と関わることで、精神的な成長を遂げる。
彼は仮面ライダーキバとして戦っているが、当初はなぜ自分が仮面ライダーになれるかも知らず、ブラッディローズの音色に従って戦っていただけだった。しかし戦いを重ねるうちに「人の心にある音楽を守りたい」という意識が芽生えるようになり、自分の意志で戦いを選択するようになった。
実はファンガイアである真夜と人間の音也の間に生まれた子であり、人間とファンガイアのハーフである。真夜から自分の出自を聞かされた際には自分の存在について思い悩み、深央を傷つけたことや太牙との確執から、自分の存在を否定するまでに追い詰められてしまう。しかし両親からの励ましを受けたことで立ち直り、2008年に戻った際には太牙とも和解した。

名護 啓介(なご けいすけ)/仮面ライダーイクサ (演:加藤慶祐)

素晴らしき青空の会のメンバーで、ファンガイアや指名手配犯を捕まえることを生業とするバウンティーハンター、さらに仮面ライダーイクサの変身者も兼ねている。一見すると正義感にあふれ面倒見もいい好青年だが、他者の価値観を認めることなく、自分が絶対に正しく周りはそれに従うべきと考えるエゴイストである。この性格は生まれついてのものらしく、過去には書類の不備という小さなミスを犯した政治家の父親を告発し、自殺に追い込んでしまった。その時父と揉めボタンを奪い取ったことで、捕まえた犯罪者からボタンを集める癖を身に着ける。
物語ではキバに負けたことで精神に異常をきたし、ファンガイアを無視してキバを攻撃する、犯罪者に過剰な暴力をふるい警察に捕まるなどの異常行動を見せる。しかし過去に訪れた時に交流した音也や真夜の影響を受け、心の余裕とノリの良さ、そして他者の気持ちを重視する考えを身に着けた。一時は健吾にイクサへの変身権利を奪われるも、これを受け入れて健吾のコーチに転身。さらに再びイクサへの変身権利を取り戻し、護がいなくなった際には自分が素晴らしき青空の会の会長になろうと邁進していた。その後ビショップとの戦いで視力を失った際には素晴らしき青空の会を引退しようとしていたが、恵とのコンビネーションでビショップを撃破する。その後は視力も回復し、恵と結ばれることになる。

麻生 恵(あそう めぐみ/演:柳沢なな)

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『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)』とは、2019年に公開された特撮ヒーロー映画である。特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』の単独映画作品。興行収入11.7億円、観客動員数78.0万人を記録した。ソウゴは仮面ライダージオウとして平成ライダーの力であるライドウォッチを集めていた。全てのライドウォッチを集めた時、平成をやり直そうとする集団クォーツァーが現れた。平成に築いた人々の暮らしを守るため、ソウゴと仲間達がクォーツァーに立ち向かう。

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平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)のネタバレ解説・考察まとめ

平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)のネタバレ解説・考察まとめ

『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』とは、2018年に東映系で公開された平成最後の仮面ライダーコラボ映画である。『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』のクロスオーバー作品となっている。仮面ライダージオウまでの歴代の平成ライダーが集結するファンも多い。常盤ソウゴと桐生戦兎の仲間の記憶がなくなっていく事件が発生していた。二人の前に現れたティードという男と彼に狙われる少年・久永シンゴを追いながら真実を解明していく特撮ヒーロードラマである。

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仮面ライダーストロンガー(Stronger)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーストロンガー(Stronger)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーストロンガー』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1975年に全39話がTBS系列にて放映された。『仮面ライダーシリーズ』第5弾であり、同シリーズ昭和第1期最終作として知られている。西部劇風のストーリー展開を見せる序盤と、歴代仮面ライダーとの客演が豊富な終盤との対比が鮮やかであり、高い人気と評価を得てきた。主人公の城茂は、悪の組織ブラックサタンに殺害された親友の仇を討つためあえて同組織で改造手術を受け、仮面ライダーストロンガーとなりブラックサタンに立ち向かう。

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仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)』とは2020年に劇場上映、BD/DVDが発売された特撮ヒーローオリジナルビデオ作品である。『仮面ライダージオウ』のテレビシリーズの後日談で、主人公は仮面ライダーゲイツに変身する明光院景都。普通の高校生・明光院景都は謎のロボットに襲われ、戦いに巻き込まれてゆく。”守るために戦う”ことを決めた景都は仮面ライダーゲイツに変身した。景都が”救世主”を目指すきっかけとなった物語が描かれる。

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仮面ライダーBLACK RX(ブラックRX)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーBLACK RX(ブラックRX)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーBLACK RX』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1988年から1989年まで放映された。放映時期が昭和と平成に跨っており、初の平成テレビ放映『仮面ライダーシリーズ』であるが昭和ライダーに分類されている。武器や銃を用いて戦う戦闘スタイル、別のライダー形態への変身など多くの新機軸が盛り込まれて人気と高評価を得た。前作『仮面ライダーBLACK』で暗黒結社ゴルゴムを滅ぼした主人公の南光太郎が、仮面ライダーBLACK RXに転生して新たなる敵クライシス帝国と戦う物語である。

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仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダー剣(ブレイド)』とは、「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作目に当たる東映制作の特撮テレビドラマ作品。本作の仮面ライダーのモチーフはトランプであり、スペード、ダイヤ、ハート、クラブの4人のライダーが活躍する。トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2~10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードでを用いて戦う。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。

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仮面ライダーBLACK(ブラック)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーBLACK(ブラック)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダースーパー1』終了から6年振りのテレビシリーズのコンセプトは「原点回帰」。 「仮面ライダー0号」と位置付け、主要スタッフの大幅な刷新を行い、これまでとは全く違ったスタイルの仮面ライダー像を得た。漆黒のボディの自由の戦士は、30年を経た今もなお、我々を魅了する。 人間文明破壊をたくらむ暗黒結社ゴルゴムに対し、南光太郎が仮面ライダーBLACKへと変身し、その身と青春をかけ戦う。

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仮面ライダーディケイド(Decade)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーディケイド(Decade)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーディケイド』は『平成仮面ライダーシリーズ』10作目の作品にして異色作と呼ばれる。門矢士/仮面ライダーディケイドは「世界の破壊者」と作中で呼ばれ、数々の並行世界を駆け抜けていく。その先にあるのは救済なのか、破滅なのか。それまでの平成ライダー世界を再構成(リ・イマジネーション)する作風は賛否両論を浴びつつも、多くの派生作品でも重要な役割を果たす、欠くことのできない存在である。

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サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ

サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ

『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』(通称平ゼロ)とは『仮面ライダー』と並ぶ石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』の3作目のTVアニメ。サイボーグに改造されてしまった009こと島村ジョーがそれぞれ違った特殊能力を持つ仲間と共に世界中で暗躍する「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」と戦う。2001年10月から2002年10月まで全51話が放送された。

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コンセント(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

コンセント(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

田口ランディ原作の小説が中原俊監督によって映画化、2002年に公開された。ねじれた家族愛と男女の関係、愛とはいったいなんなのか、男と女のサガについて、霊的なものと精神的なものの両方の面から描く。兄の失踪から「死の臭い」を嗅ぎ分けるようになった主人公がめくるめく変身を遂げて、男を癒すシャーマンになる話で、自らの感応力について考えさせられる作品。

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仮面ライダーW(ダブル)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーW(ダブル)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーW』とは、2009年9月6日から2010年8月29日にかけて全49話が放送された特撮テレビドラマ作品であり、『平成ライダーシリーズ』の第11作品目。 探偵を営む左翔太郎の前に土地の権利者と名乗る鳴海亜希子という女性が現れ、翔太郎に事務所の立ち退きを求める。2人の言い争いの最中、女性から彼氏を探してほしいと依頼がくる。依頼の調査中、謎の怪人ドーパントが出現。探偵事務所には秘密の部屋があり、謎の少年フィリップがいた。左翔太郎とフィリップは2人で1人の仮面ライダーWであった。

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009ノ1(石ノ森章太郎)のネタバレ解説・考察まとめ

009ノ1(石ノ森章太郎)のネタバレ解説・考察まとめ

『009ノ1』(ゼロゼロナイン・ワン、ゼロゼロクノイチ)とは、1967年8月より1974年11月まで週刊漫画アクションで連載された石ノ森章太郎のSFスパイ・アクション作品。原作は漫画で、それを元にした映像作品が制作されている。サイボーグの女性を主人公として、当時の国際情勢のまま東西冷戦が続いていたと仮定している未来が舞台となっている。石ノ森章太郎が初めて青年向け漫画雑誌に掲載した作品で、性描写や救いのないストーリーがふんだんに盛り込まれた大人向けの作風が特徴である。

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仮面ライダーV3(ブイスリー)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーV3(ブイスリー)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーV3』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。『仮面ライダーシリーズ』の人気を定着させた作品である。ショッカー・ゲルショッカーの後継組織であるデストロンの魔の手から人々の自由と平和を守るために、風見志郎/仮面ライダーV3が悪の怪人と闘い続ける。登場人物は前作『仮面ライダー』から一部引き継がれ、前作と同様、もしくはそれ以上の人気を獲得する作品となった。

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仮面ライダーZX(ゼクロス)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーZX(ゼクロス)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーZX』は、10番目の仮面ライダーの名称と、それに関連する企画を総称したもの。「バダン」の野望を止めるべく、仮面ライダーZXは戦う。1982年~1984年にかけて、雑誌でのグラビア連載や、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』で登場した。仮面ライダーの中ではやや影が薄かったものの、漫画『仮面ライダーSPIRITS』で主人公として選ばれたことで知名度や人気が向上することとなった。

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人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)のネタバレ解説・考察まとめ

人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)のネタバレ解説・考察まとめ

『人造人間キカイダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。キカイダー/ジローは不完全な人造人間として創られたことに悩みつつも、生みの親である光明寺博士を探しだし、ミツコとマサルの兄弟を守るために、ダーク破壊部隊のロボットと戦う。生前、石ノ森章太郎はこの作品に対して『仮面ライダー』よりも思い入れがあると話していた。

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仮面ライダーリバイス(Revice)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーリバイス(Revice)のネタバレ解説・考察まとめ

『仮面ライダーリバイス』とは、テレビ朝日系列で放映されていた、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中に登場するヒーローの名称である。全50話が放映された。仮面ライダー生誕50周年記念作品であり、令和の仮面ライダーシリーズ第3弾となる。悪魔と契約して変身する一人二役での仮面ライダーが主役である。敵味方共に多くの悪魔が現れて、激しい戦いが繰り広げられていく一方で、家族のつながりも強調されている。過去の因縁など物語は複雑だが、最初から最後まで見ることで理解が深まる作品である。

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あさが来た(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

あさが来た(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『あさが来た』とは、幕末から明治にかけて活躍した実業家・教育者の広岡浅子をモデルとしたNHKの連続テレビ小説。2015年9月から2016年4月にかけて放送された。平均視聴率は23.5%で、朝ドラとしては2016年当時の最高記録となって話題に上った。 女性の社会進出が難しかった幕末から大正の時代に、女性起業家のパイオニアとして奔走した主人公・白岡あさの物語。銀行、生命保険会社、女子大学の設立という一大事業に邁進するあさと、彼女を支える家族、変化していく社会が描かれる。

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鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

鎌倉殿の13人(大河ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『鎌倉殿の13人』とは2022年にNHKで放送された、平安時代〜鎌倉時代初期を舞台とした大河ドラマである。主演は小栗旬が務めた。 伊豆の地方豪族の次男坊であった北条義時(ほうじょうよしとき)は源頼朝(みなもとのよりとも)に仕え、源平の戦乱の中に巻き込まれていく。そして鎌倉幕府成立後は有力御家人たちとの権力闘争を勝ち抜き、次第に非情な権力者になっていく姿が描かれている。 脚本は今作が大河ドラマ3作目となる三谷幸喜が手掛けた。 同作品は2023年のエランドール賞特別賞を受賞している。

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仮面ライダーG(稲垣吾郎)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーG(稲垣吾郎)のネタバレ解説・考察まとめ

仮面ライダーGはテレビ『SmaSTATION!!Presents SMAP☆がんばりますっ!!』の企画「SMAPチャレンジ」の1つ。SMAPの稲垣吾郎の「幼少時の憧れであった仮面ライダーになってみたい」という要望を石森プロと平成仮面ライダーの製作スタッフの全面協力のもと実現したヒーローの名称である。 武装組織「シェード」に誘拐され、改造人間となった五郎が仮面ライダーGとなってシェードと戦う物語。

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