人造人間キカイダー(Kikaida、Kikaider)のネタバレ解説・考察まとめ
『人造人間キカイダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。キカイダー/ジローは不完全な人造人間として創られたことに悩みつつも、生みの親である光明寺博士を探しだし、ミツコとマサルの兄弟を守るために、ダーク破壊部隊のロボットと戦う。生前、石ノ森章太郎はこの作品に対して『仮面ライダー』よりも思い入れがあると話していた。
『人造人間キカイダー』の概要
『人造人間キカイダー』は1972年7月~1973年5月までNET(現:テレビ朝日)をキー局として放送された特撮テレビドラマ。全43話。原作は石ノ森章太郎。
悪の秘密結社「ダーク」率いるロボットたち、通称「破壊部隊」を相手に、光明寺博士が創り出したキカイダー/ジローが人々を守るべく戦っていく。しかし完成体ではないジローは、時に機械と人間の狭間で、善と悪の狭間で悩みを抱える。
『人造人間キカイダー』の裏番組は「お化け番組」と呼ばれた『8時だヨ!全員集合』であり、強力なライバルが控えている中で、平均視聴率として約16%を獲得している。
番組終了後、続編となる『キカイダー01』が1973年5月~1974年3月まで放送され、ジローが数回ゲストで出演した。
また、2000年10月~2001年1月にかけて、原作漫画のストーリーに基づいた『人造人間キカイダー THE ANIMATION』が放送された。2013年7月には特撮版の設定を活かした新解釈のストーリーである、松岡圭祐による小説『人造人間キカイダー The Novel』が刊行されている。
2014年にはオリジナル設定の映画『キカイダーREBOOT』が放映された。
海外では、ハワイで絶大な人気を誇っており、ハワイ州知事によって4月12日が「ジェネレーション・キカイダー・デイ」に制定されたり、主役のジローを演じた伴大介がハワイの名誉市民に認定されたりと、特別な地位を持つ番組となっている。
主な登場人物・キャラクター
キカイダー/ジロー(演:伴大介)
本編の主人公で、光明寺信彦博士に創り出された人造人間(ロボット)。最大の特徴は、人造人間自らが正義と悪の区別をつけ、独自の思考に基づいて行動できる、人間同様の心をもたせる「良心回路」が内蔵されていることである。
しかし、ダーク破壊部隊のロボット・グレイサイキングの破壊活動を止めるべく不完全な状態で出撃し、その後で最終措置を行う前に光明寺博士の研究所が襲撃されたため、完成まであと一歩のところで終わることとなってしまった。
それゆえに、プロフェッサー・ギルの吹く笛から発せられる指令音波を聞くと、それに対抗する良心回路の働きが激痛となってジローを襲い、満足に活動できなくなってしまう。第36話では善と悪の心の葛藤により、機能停止してしまった。
キカイダーにチェンジすれば良心回路のパワーが強まり、ギルの笛の音の効力が消失する。笛に苦しめられた際は変身するために、あえて敵の攻撃を受けることや水に飛び込むことなどで笛の音を遮断し、その場の機転でギルの介入を退けてきた。
戦闘モードであるキカイダーのカラーは、良心を表す青と、悪の心を表す赤で彩られている(漫画『キカイダー02』や、『ホビージャパン』で連載されていた『KIKAIDER00』では良心回路が完璧になった、全身青の完全体が登場している)。
ダーク破壊部隊との戦いでは、「ダブルチョップ」や「回転アタック」、「大車輪投げ」などの格闘技を駆使して優位に立ち、電磁波を帯びた両の手刀を叩き付ける「電磁エンド」でとどめを刺す。
愛機「サイドマシーン」はキカイダーのベルトの操縦に応え、無人走行も可能。
光明寺信彦(演:伊豆肇)
ロボット工学の権威である科学者。ダークに拉致され、ダーク破壊部隊のロボット13体を創らされていたが、その破壊活動を止めさせるため、密かにジローを創り出していた。
しかし、ダークへの造反はプロフェッサー・ギルに感知されており、研究所を破壊されてしまう。その際に命は助かったが、自身に関する一切の記憶を失ってしまい、放浪の旅を続けることとなった。
記憶を失いあちこちを転々としつつも、ロボット修理の腕は衰えておらず、ジローの危機を救うこともたびたびある。
第36話で記憶を取り戻すが、ギルの笛の音で操られたジローに襲われ、どさくさの隙にダークに再び拉致されてしまう。そして脳摘出の手術を受け、ハカイダーの一部とされてしまうのだった。
最終話となる第43話で脳の再移植手術を受け、人間としての意識を取り戻す。ダーク壊滅後は、親子3人でスイスに移住することとなった。
光明寺ミツ子(演:水の江じゅん)
光明寺博士の娘で、ダークに捕らわれていた際には彼の助手を務めていた。それ故にロボットに関しての知識と技術は豊富で、ジローのメンテナンスなどのサポートを行う。第42話ではボディがばらばらにされたキカイダーの修理を、キカイダー自身のコンピューターに蓄積されたデータに基づいて戦闘可能なまでに修復してみせた。
ダークとの戦いの中で、ジローに対して抱く思いは愛情に変わっていく。そのため、ジローが女型のアンドロイドに同情した際には嫉妬心も見せた。
ジロー自身は機械と人間の間にある超えられない差を悟っており、最終話で光明寺親子3人がスイスに旅立った際に同行せず、1人で旅に出ている。
光明寺マサル(演:神谷まさひろ)
光明寺博士の長男で、幼いながらも父を探してミツ子と旅を続ける。姉を励ますことも多い、芯の強い少年。
光明寺博士がジローに殺されたと思った際には、第39話でハカイダー/サブローに渡された、機械の動きを止める「デスホイッスル」でジローを倒そうとするが、「君に疑われてまで生きていたいと思わない」というジローの言葉を受けて彼と和解した。
服部半平(演:うえだ峻)
愛称「ハンペン」。服部半蔵の血を継いでいる私立探偵。しかし、あまり仕事は来ていない。一人称は「吾輩」で、時代がかった喋り方をする一方で「ミスタージロー」などという英語も使う。基本的な服装としてはシャーロック・ホームズ風の衣装が多いが、忍び装束を着込んだり、ほぼコスプレといえる変装姿も劇中で見せている。
初期はダークに買収されて裏切ることもあったが、中盤以降はジローやミツ子に信頼されるほどのよき協力者となる。
第35話ではロボットであるアンドロイドマンを倒してみせ、第42話ではばらばらにされたキカイダーのボディをミツ子に届け、最終話ではダーク破壊部隊・白骨ムササビに対しての囮となるなど、特に終盤での活躍が目覚ましかった。
続編『キカイダー01』でも何度か出演しており、その際にはジローのギターとビジンダー/マリのハープの音を真似て、キカイダー01/イチローの危機を救っている。
ハカイダー(声:飯塚昭三)/サブロー(演:真山譲次)
第37話で起動した(次回予告には第35話目から登場していた)、光明寺博士とダーク技術陣によって創られた「ロボットサイボーグ」。
ロボットサイボーグと呼ばれるわけは、頭部フードに光明寺博士の脳髄が移植されているため。これによってキカイダーが十分に手出しをできないようにしている。しかし、脳を生かしておくためには定期的に血液を交換しなくてはいけないため、活動時間は限られている。
最大の武器は銀色の大型拳銃「ハカイダーショット」で、直撃すればダーク破壊部隊ですら一撃で破壊する高周波弾を発射する。
そのほか「月面飛行蹴り」「地獄五段返し」「ギロチン落とし」といった格闘技も会得しており、キカイダーと何度も勝負を繰り広げた。
Related Articles関連記事
キカイダー01 THE ANIMATION(アニメ版キカイダー01)のネタバレ解説・考察まとめ
『キカイダー01 THE ANIMATION』は石ノ森章太郎の漫画『人造人間キカイダー』を原作としたアニメ。人間と同様に悩みを抱く不完全なロボット、キカイダー/ジローを中心として、01/イチローらがプロフェッサー・ギルの遺産をめぐる戦いに身を投じていく。ロボットにとって人間と同じ心をもつことは幸せなのか?という問いかけが作中の根底にあり、原作漫画に忠実につくられたラストには衝撃が待ち受けている。
Read Article
トキワ荘とは?歴史・逸話・トリビア・暮らしていた漫画家・メンバー・どこにあるかを紹介!
トキワ荘(トキワそう)とは、かつて東京都豊島区南長崎三丁目にあった木造2階建アパート。1953年から1962年頃まで、手塚治虫や藤子不二雄などの日本の漫画界の黎明期を支えた超一流の漫画家たちが共同生活を送っていたことで知られる建築物である。1982年に老朽化により解体されるも、「漫画の聖地」として非常に知名度が高い。現在も「トキワ荘マンガミュージアム」や「トキワ荘プロジェクト」の形で漫画界にその名を残している。 本記事では、トキワ荘に関する情報と、ここで暮らしていた漫画家たちについて紹介する。
Read Article
サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER(平ゼロ)のネタバレ解説・考察まとめ
『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』(通称平ゼロ)とは『仮面ライダー』と並ぶ石ノ森章太郎の代表作『サイボーグ009』の3作目のTVアニメ。サイボーグに改造されてしまった009こと島村ジョーがそれぞれ違った特殊能力を持つ仲間と共に世界中で暗躍する「黒い幽霊団(ブラックゴースト)」と戦う。2001年10月から2002年10月まで全51話が放送された。
Read Article
仮面ライダークウガ(空我)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダークウガ』とは2000年1月よりテレビ朝日系で放送された特撮テレビドラマ作品で、平成『仮面ライダー』シリーズ第1作である。超古代の戦闘種族グロンギは長き封印から蘇り、人間に対して“殺人ゲーム”を繰り返す。若き冒険家・五代雄介は、超古代の遺跡から発掘されたベルトの意思に導かれて戦士クウガに変身し、人々の笑顔を守るために熾烈な戦いにその身を投じてゆく。仮面ライダーと警察の連携や、怪人による生々しい殺人描写など従来のヒーロー番組にはなかったリアリティを追求した内容が特徴。
Read Article
仮面ライダービルド(Build)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダービルド』とは、2017年に放送された、仮面ライダーシリーズの作品。平成仮面ライダーシリーズの第19作目。全体的に物理学のモチーフが綴られた話になっている。ストーリーは記憶を失った天才物理学者・桐生戦兎と、無実を証明する為に脱獄した脱走犯・万丈龍我のバディによる謎解きと、北都・東都・西都の戦争などミリタリー要素が多く、シリアス要素が強い作品となっている。
Read Article
仮面ライダー(初代)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。45年以上の長きにわたって、日本の等身大ヒーローの代表格であり続けるシリーズの1作目となる番組である。ショッカーによる改造手術を受けて、自らが望まぬ圧倒的な力を得てしまった本郷猛と一文字隼人は、仲間の力を借りつつ、仮面ライダーとして明日も知れぬ戦いに身を投じていく。「人類の自由と平和」のために。
Read Article
仮面ライダー電王(Den-O)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー電王(Den-O)』とは、石ノ森章太郎原作の東映製作特撮テレビドラマシリーズの一つで「電車」がモチーフである仮面ライダーである。2007年1月28日~2008年1月20日までテレビ朝日系列で放送された。平成仮面ライダーの8作品目で、未来の人間の精神体である「イマジン」と呼ばれる怪人が過去の世界を支配して自分たちの良いように歴史を変えようとするが、仮面ライダー電王が「時の列車デンライナー」で現在と過去を行き来して悪のイマジンから現在の世界を守るために戦う時間SFストーリーである。
Read Article
仮面ライダージオウ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ
仮面ライダージオウは、平成仮面ライダーシリーズ最後の作品である。2018年9月2日から2019年8月25日、毎週日曜日朝9時から9時30分のニチアサとして、テレビ朝日系列で放送された特撮作品だ。制作は東映、全49話放送。過去の平成仮面ライダーシリーズにおいて、仮面ライダーの変身者やヒロインなどのメインキャストがゲスト出演し、大きな話題となった。高校生である常磐ソウゴは仮面ライダージオウに変身し、未来を切り開く。
Read Article
仮面ライダーゼロワン(Zero-One)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーゼロワン』とは、東映制作で2019年に放送された仮面ライダーシリーズの特撮テレビドラマ。令和初の仮面ライダーシリーズ。主人公の飛電或人/仮面ライダーゼロワンは祖父が亡くなったため飛電インテリジェンス社長兼仮面ライダーゼロワンとして戦うことになる。人工知能搭載型ロボットヒューマギアを暴走させようとするサイバーテロリスト組織滅亡迅雷.netとの闘いや夢と情熱の大切さを描く。キャッチコピーは「令和仮面ライダー元年」、「世界最強の社長はただひとり!オレだ!」。
Read Article
009ノ1(石ノ森章太郎)のネタバレ解説・考察まとめ
『009ノ1』(ゼロゼロナイン・ワン、ゼロゼロクノイチ)とは、1967年8月より1974年11月まで週刊漫画アクションで連載された石ノ森章太郎のSFスパイ・アクション作品。原作は漫画で、それを元にした映像作品が制作されている。サイボーグの女性を主人公として、当時の国際情勢のまま東西冷戦が続いていたと仮定している未来が舞台となっている。石ノ森章太郎が初めて青年向け漫画雑誌に掲載した作品で、性描写や救いのないストーリーがふんだんに盛り込まれた大人向けの作風が特徴である。
Read Article
仮面ライダーガッチャード(GOTCHARD)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーガッチャード』とは、錬金術をモチーフとするヒーローの活躍を描く、令和仮面ライダーシリーズの第5作目にあたる特撮番組。複数の仮面ライダーが登場するのが当たり前だった令和仮面ライダーシリーズの中にあって、「仮面ライダーは主人公が変身する1人だけ」という原点回帰的な工夫で話題となった。 錬金術により生み出された、101体の人口生命体ケミーが解放された。その現場に居合わせた高校生の一ノ瀬宝太郎は、成り行きからガッチャードライバーを与えられ、ケミーの回収を任されることとなる。
Read Article
仮面ライダーゴースト(Ghost)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーゴースト』とは、生と死をテーマにした仮面ライダーシリーズの第17作目である。2015年10月4日から2016年9月25日まで放送された。 主人公のタケルは、眼魔と呼ばれる怪物に襲われて命を失う。その後、死後の世界にて仙人と出会ったタケルは、仙人の力によって幽霊として現世に復活した。タケルは15個揃うと願いが叶う眼魂を集め、生き返るために仮面ライダーゴーストとして戦う事となる。 命の尊さに向き合うタケルの姿や格好いい戦闘シーンなどから、子供たちを中心として人気を得た作品だ。
Read Article
仮面ライダーリバイス(Revice)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーリバイス』とは、テレビ朝日系列で放映されていた、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中に登場するヒーローの名称である。全50話が放映された。仮面ライダー生誕50周年記念作品であり、令和の仮面ライダーシリーズ第3弾となる。悪魔と契約して変身する一人二役での仮面ライダーが主役である。敵味方共に多くの悪魔が現れて、激しい戦いが繰り広げられていく一方で、家族のつながりも強調されている。過去の因縁など物語は複雑だが、最初から最後まで見ることで理解が深まる作品である。
Read Article
仮面ライダーX(エックス)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーX(エックス)』とは、特撮テレビシリーズ「仮面ライダー」、「仮面ライダーV3」に続くシリーズ第3弾のタイトルであり、同時に主人公の名前でもある。秘密組織「GOD]が送り出す怪人たちと戦いながら、人々を守る仮面ライダーXの活躍を描くヒーロー物である。スマートなビジュアル、変化に富んだストーリー作り、シリーズ初のアンチヒーローや巨大ロボットが登場することなど、挑戦的な試みにあふれた意欲作である。1974年に、全35話が放映された。
Read Article
仮面ライダー鎧武(ガイム)のネタバレ解説・考察まとめ
仮面ライダー鎧武(かめんライダーがいむ)とは、異界の森の侵略に立ち向かうヒーローたちの活躍を描いた、平成『仮面ライダー』第15作目の特撮番組。作中で主人公が変身するヒーローの名称でもある。 アルバイトで家計を助ける少年葛葉紘汰は、ある時不思議な森に迷い込み、そこで装着者を超人へと変身させる謎のベルトを手に入れる。同じタイミングで街の若者たちが同様のベルトを入手し、己の野望を叶えるためにこれを悪用。紘汰は時に彼らと戦い、時に協力しながら、不思議な森が招く世界の危機に立ち向かっていく。
Read Article
シン・仮面ライダー(庵野秀明)のネタバレ解説・考察まとめ
『シン・仮面ライダー』(シンかめんライダー)とは、改造手術でバッタと融合させられた青年と、それを成した秘密結社ショッカーとの戦いを描いた、2023年の映画作品。日本を代表するクリエイターである庵野秀明が監督を務める、国民的特撮ヒーロー『仮面ライダー』の生誕50周年記念作品である。 バッタとの融合人間に改造された本郷猛は、恩師の娘である緑川ルリ子に巻き込まれる形で秘密結社ショッカーと戦うこととなる。当初成り行きで戦っていた彼は、やがて正義の意志に目覚め、ショッカーの暴威に立ち向かっていく。
Read Article
仮面ライダーオーズ/OOOのネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーオーズ/OOO』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で、2010年9月5日から2012年8月28日まで全48話がテレビ放送された。平成仮面ライダーシリーズ第12作目。800年前に封印されたコアメダルの怪物、グリードが蘇った。火野映司(ひのえいじ)はオーズドライバーと3つのコアメダルを渡され仮面ライダーオーズに変身する。戦いの中で新たなコアメダルを獲得し、3つのメダルを差し替えて多彩なフォームチェンジができるなど大人にも子供にも人気の作品である。
Read Article
仮面ライダー1号(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー1号』は石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』を原典とした映画。45年の時を経て、再び藤岡弘、が本郷猛として、仇敵の地獄大使が率いるショッカーと、そして新たな敵ノバショッカーと戦う。「偉人の魂」を駆使して戦う若きライダー、仮面ライダーゴーストは共闘の後に言う。「本郷猛は永遠の英雄」と。
Read Article
仮面ライダーキバ(Kiva)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーキバ』は2008年から2009年にかけて、テレビ朝日系列で毎週日曜8時から8時30分に放送された特撮番組。人間を食らう敵ファンガイアと、人間を守る謎の戦士仮面ライダーキバによる戦いを描いた。ファンガイアのモチーフに吸血鬼を取り入れるなど西洋ホラーの要素を入れつつ、異種族間の恋愛や三角関係など複雑な人間ドラマも組み込んだ作品である。
Read Article
仮面ライダーフォーゼ(Fourze)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーフォーゼ(Fourze)』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ作品で2011年9月4日から2012年8月26日まで全48話放送された。平成仮面ライダーシリーズ第13作目にして、仮面ライダー生誕40周年記念作品である。天ノ川学園高校に転校してきた如月弦太朗(きさらぎげんたろう)は、学校を荒らす怪人「ゾディアーツ」から生徒を守るために「仮面ライダーフォーゼ」に変身し、宇宙のパワーで戦う、近未来を舞台に繰り広げられる青春学園物語である。
Read Article
仮面ライダーアマゾン(Amazon)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーアマゾン』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ『仮面ライダー』シリーズ第4弾のタイトルであり、同時に主役が変身するヒーローの名前である。通称、アマゾンライダーともよばれている。物語は、世界征服をたくらむ悪の組織ゲドンやガランダー帝国の放つ獣人(じゅうじん)と戦うアマゾンライダーの活躍を描いている。1974年10月から1975年3月までの間で、全24話が放映された。仮面ライダーシリーズの原点回帰を目指した作品と言われている。
Read Article
仮面ライダーセイバー(SABER)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーセイバー』とは、2020年より放送された東映制作の特撮テレビドラマ作品。今作は令和仮面ライダーシリーズの第2作目。キャッチコピーは「文豪にして剣豪!!」。異世界に飛ばされた街や人々を救うため、主人公・神山飛羽真たちは救世主・仮面ライダーとなって悪に立ち向かう。異世界を舞台に、セイバーをはじめブレイズ、エスパーダなど多人数のライダーの活躍を描いている。
Read Article
劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ
『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(Zi-O)』とは、2019年に公開された特撮ヒーロー映画である。特撮テレビドラマ『仮面ライダージオウ』の単独映画作品。興行収入11.7億円、観客動員数78.0万人を記録した。ソウゴは仮面ライダージオウとして平成ライダーの力であるライドウォッチを集めていた。全てのライドウォッチを集めた時、平成をやり直そうとする集団クォーツァーが現れた。平成に築いた人々の暮らしを守るため、ソウゴと仲間達がクォーツァーに立ち向かう。
Read Article
平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER(平ジェネFOREVER)のネタバレ解説・考察まとめ
『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』とは、2018年に東映系で公開された平成最後の仮面ライダーコラボ映画である。『仮面ライダージオウ』と『仮面ライダービルド』のクロスオーバー作品となっている。仮面ライダージオウまでの歴代の平成ライダーが集結するファンも多い。常盤ソウゴと桐生戦兎の仲間の記憶がなくなっていく事件が発生していた。二人の前に現れたティードという男と彼に狙われる少年・久永シンゴを追いながら真実を解明していく特撮ヒーロードラマである。
Read Article
仮面ライダーストロンガー(Stronger)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーストロンガー』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1975年に全39話がTBS系列にて放映された。『仮面ライダーシリーズ』第5弾であり、同シリーズ昭和第1期最終作として知られている。西部劇風のストーリー展開を見せる序盤と、歴代仮面ライダーとの客演が豊富な終盤との対比が鮮やかであり、高い人気と評価を得てきた。主人公の城茂は、悪の組織ブラックサタンに殺害された親友の仇を討つためあえて同組織で改造手術を受け、仮面ライダーストロンガーとなりブラックサタンに立ち向かう。
Read Article
仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダージオウ NEXT TIME ゲイツ、マジェスティ(Zi-O)』とは2020年に劇場上映、BD/DVDが発売された特撮ヒーローオリジナルビデオ作品である。『仮面ライダージオウ』のテレビシリーズの後日談で、主人公は仮面ライダーゲイツに変身する明光院景都。普通の高校生・明光院景都は謎のロボットに襲われ、戦いに巻き込まれてゆく。”守るために戦う”ことを決めた景都は仮面ライダーゲイツに変身した。景都が”救世主”を目指すきっかけとなった物語が描かれる。
Read Article
仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーW FOREVER AtoZ/運命のガイアメモリ』とは2010年に劇場公開された、テレビ版『仮面ライダーW』をもとにした特撮映画である。仮面ライダーWの住む街、風都がNEVERという凶悪な集団により襲われ、Wとその仲間たちが街を守るために戦い抜く話が展開される。各登場人物の家族を思う人情が複雑に交差しながらも、派手なアクションシーンが展開されるところが見どころである。
Read Article
仮面ライダーBLACK RX(ブラックRX)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダーBLACK RX』とは、石ノ森章太郎原作の特撮テレビドラマ。1988年から1989年まで放映された。放映時期が昭和と平成に跨っており、初の平成テレビ放映『仮面ライダーシリーズ』であるが昭和ライダーに分類されている。武器や銃を用いて戦う戦闘スタイル、別のライダー形態への変身など多くの新機軸が盛り込まれて人気と高評価を得た。前作『仮面ライダーBLACK』で暗黒結社ゴルゴムを滅ぼした主人公の南光太郎が、仮面ライダーBLACK RXに転生して新たなる敵クライシス帝国と戦う物語である。
Read Article
風都探偵(仮面ライダーW)のネタバレ解説・考察まとめ
『風都探偵』とは、2017年より週刊漫画雑誌『週刊ビッグコミックスピリッツ』(小学館)で連載している青年漫画、及びそれを原作としたアニメ・舞台の名称である。脚本は三条陸、作画担当は佐藤まさき。特撮番組シリーズ『仮面ライダーW』の正統続編となる漫画であり、同作の主要スタッフが製作に参加している。特撮番組だった『仮面ライダーW』に引き続き、探偵が謎めいた事件を推理で解き明かしていくミステリードラマの面白さとヒーローが怪人に立ち向かう熱い特撮アクションの両方を楽しめる作品となっている。
Read Article
仮面ライダー剣(ブレイド)のネタバレ解説・考察まとめ
『仮面ライダー剣(ブレイド)』とは、「平成仮面ライダーシリーズ」の第5作目に当たる東映制作の特撮テレビドラマ作品。本作の仮面ライダーのモチーフはトランプであり、スペード、ダイヤ、ハート、クラブの4人のライダーが活躍する。トランプのスートでカテゴリーと呼ぶ2~10・A・J・Q・Kの役割を持つ52枚組のカードと、3枚の特殊なカードでを用いて戦う。キャッチコピーは「今、その力が全開する。」「運命の切札をつかみ取れ!」。
Read Article
ロボット刑事のネタバレ解説・考察まとめ
『ロボット刑事』とは、東映によって制作された1973年放送の特撮番組、及び同時期に『少年マガジン』で連載された石森章太郎作の漫画。変身ヒーローの全盛期に作られた作品だが、人間としての姿を持たない人型ロボットが主人公となっているのが特徴である。 人間には実行不可能な密室殺人が発生し、頭を抱える刑事たちの前に「K」を名乗るロボット刑事が現れる。事件の犯人もまたロボットであり、Kは刑事たちと共に犯人を撃破。次々に起こるロボットによる怪事件と、その裏に潜む犯罪組織バトーを相手に、Kたちの戦いが始まる。
Read Article
ロボット刑事の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
『ロボット刑事』とは、1973年に放映されたテレビ番組の原作であり、『仮面ライダー』や、『サイボーグ009』で有名な石森章太郎が描いたSF漫画でもある。 物語は、優れた科学技術で作られた謎のロボット「K」が、機械嫌いのベテラン捜査官・芝刑事とコンビを組んで、悪人にロボットを貸す謎の組織「R・R・K・K」の正体を追うというものである。 ロボットでありながら人間の心を持つKを中心に様々な名言が生まれている。
Read Article
石ノ森ヒーロー今昔! まさかの敵役も!?
昔から日本の少年たちの心を掴んでやまないヒーロー番組。 そんなヒーローたちが、現代に蘇る! しかし、与えられた役割はまさかの敵役も! 今回はそんな石ノ森ヒーローたちの今と昔を比較してみたいと思います。
Read Article
特撮作品のアンチヒーローまとめ!主役級に人気の悪役も!?
特撮ヒーロー物に欠かせないダークヒーロー・アンチヒーローを紹介します。『仮面ライダー』シリーズや『人造人間キカイダー』など、人気作品から様々な悪役を掲載しているのでぜひチェックしてみてください。中には主役よりも注目されるほど人気のキャラクターもいますよ!
Read Article
歴代『キカイダー』シリーズまとめ【初代、01】
ここでは特撮ドラマ『キカイダー』の歴代作品をまとめた。『人造人間キカイダー』、『キカイダー01』の2作品があり、キカイダー、ハカイダー、ビジンダーといった人造人間が登場する。『仮面ライダー』と同様に、原作は石ノ森章太郎の漫画だ。
Read Article
2大ヒーローまさかの対決!? 「ウルトラマンVS仮面ライダー」
この世界を守る孤高のヒーロー、仮面ライダー。 宇宙からの侵略者を防ぐヒーロー、ウルトラマン。 どちらも日本が誇るヒーローですが、なんとこの二人が戦ったことがあるのです。 どうしてそんなことになったのか……今回はそのウルトラマンVS仮面ライダーについて紹介したいと思います。
Read Article