キングダム(KINGDOM)のネタバレ解説・考察まとめ
舞台は、中国戦国時代ーー 500年続く戦乱の中、「天下の大将軍」を目指す主人公の信と後の始皇帝となる秦王の嬴政(えいせい)が様々な苦難を乗り越え、仲間と共に中華統一を目指す物語である。 キングダムは、2006年から週刊ヤングジャンプにて連載中の作品。原作者である原泰久(はらやすひさ)にとって初めての連載漫画である。第17回手塚治虫文化賞にて漫画大賞を受賞するなど評価の高い作品だ。
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『キングダム』とは、原泰久よる日本の漫画作品。『週刊ヤングジャンプ』(集英社)にて2006年9号より連載されている。
戦争孤児である主人公の信(しん)が亡き親友の漂(ひょう)と約束した天下の大将軍になるまでの成り上がりを描いた内容である。秦始皇帝である嬴政(えいせい)をはじめとして作中の登場人物には実際に存在していた者もおり、ストーリーも一部史実に基づいているところが特徴である。
また2012年より放映がスタートしたTVアニメ放送を記念し行われた企画「ソーシャルキングダム」(「キングダム」26巻の全コマから各ユーザーに1コマを選んで模写してもらい、1000人で26巻を描き上げるという内容)では有名漫画家である荒木飛呂彦、尾田栄一郎、岸本斉史、本宮ひろ志ら含め1087人という史上最多人数で描き上げたマンガとして、世界記録達成が認められた。
2019年には映画化され山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみらが演じており興行収入は57.3億円を突破し、同年公開の邦画実写作品でNo. 1を獲得している。2022年7月には続編の映画が公開される。
舞台は、中国戦国時代ーー 500年続く戦乱の中、「天下の大将軍」を目指す主人公の信と後の始皇帝となる秦王の嬴政(えいせい)が様々な苦難を乗り越え、仲間と共に中華統一を目指す物語である。 キングダムは、2006年から週刊ヤングジャンプにて連載中の作品。原作者である原泰久(はらやすひさ)にとって初めての連載漫画である。第17回手塚治虫文化賞にて漫画大賞を受賞するなど評価の高い作品だ。
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『キングダム(KINGDOM)』とは原泰久の漫画で、中国の春秋戦国時代後期を題材にした作品。 信という元下僕の少年が秦王である贏政と出会い、天下の大将軍を目指すというストーリー。 主人公の信が身体的、精神的に成長していくのが作品の魅力の一つでありながら、 そこに関わる多くのキャラクターたちの生き様も大きな人気を誇る一因となっている。
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『キングダム(KINGDOM)』とは原泰久の漫画で、中国の春秋戦国時代後期を題材にした作品。 信という元下僕の少年が秦王である贏政と出会い、天下の大将軍を目指すというストーリー。 主人公の信と共に成長していく、「飛信隊」の活躍が大きな人気を誇る一因となっている。
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『キングダム』は週刊ヤングジャンプで連載中の原泰久による春秋戦国時代を描いた戦国漫画。「天下の大将軍」を目指す主人公の信と後の始皇帝となる秦王の嬴政が様々な苦難を乗り越え、仲間と共に中華統一を目指す物語である。ドラマチックな展開の中で、魅力あふれるキャラクターがそれぞれの個性や性格を象徴するような名言を残している。
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『キングダム』とは、原泰久による歴史漫画及びそれを原作としたアニメ・実写映画などのメディアミックス作品。この記事ではアニメ『キングダム』で使用された歴代のオープニング・エンディング主題歌・挿入歌と、実写映画の主題歌を紹介していく。春秋戦国時代の壮大な歴史ロマンを彩る楽曲の数々は、多くのファンから支持を集めている。
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「王騎(おうき)」とは『キングダム』に登場する武将で、元秦国王である「昭王(しょうおう」)に使えた将軍(秦国六大将軍)の内の1人であり、主人公の「信(しん)」が最も慕う武人でもある。秦国六大将軍でも最強と呼ばれる存在であり、通称は「秦の怪鳥」。中華全土を股にかけて活躍した大将軍・王騎は、物語中では最も重要な登場人物の一人。巨体から発せられる武力、戦に関する経験値、戦況を見渡せる知略、指揮力、全てにおいて最強級の実力の持ち主。オネエ言葉を使うのが特徴で、オネエを思わせるセリフを言うことも多い。
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騰(とう)とは、『キングダム』に登場する武将である。主人公である信(しん)の恩師「王毅(おうき)将軍」に仕える副官である。秦の「六大将軍」である王毅の副官として仕えていたが、王毅亡き後は「元王毅軍」の将軍として活躍している。「王毅将軍」の隠し球と呼ばれ、力量では王毅に匹敵する力を持ち、高速で騎乗から剣を振り回して、大量の歩兵をなぎ倒す実力者である。物語の序盤から登場し、勇猛な一面とお茶目なキャラクターの両面を併せ持つのが魅力。
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オギコとは『キングダム』に登場する武将で、桓騎(かんき)軍の千人将である。桓騎は秦国大将軍・蒙豪(もうごう)の副官であるため、秦国軍の中でも重要な千人将の一人という事になる。秀でた統率力もなく知略は低いオギコを千人将にしている理由を問われた桓騎は「おもしれぇから」と答えている。野盗出身であるせいか、風貌や素養は他の武将と異なり、常に上半身裸で、モヒカンに後頭部は二つに分けたオサゲという特徴的な出立である。物語中では場面を和ませるギャグ的な描写が多く、オギコは桓騎軍のマスコット的キャラクターである
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蒙驁(もうぶ)とは『キングダム』に登場する武将で、秦国の大将軍である。秦国の大王・嬴政(えいせい)と覇権を争っている呂不韋(りょふい)が率いる呂氏四柱(りょししちゅう)の一人。荒々しい性格と圧倒的な武力を誇る巨漢の猛将である。蒙武は自身の事を中華最強だと自負している。秦国六大将軍の王騎(おうき)から影響を受け、常に成長し続け邁進する存在。秦国総大将を務める蒙驁(もうごう)将軍を父に持ち、楽華隊(がくかたい)を率いる蒙恬(もうてん)は息子である。
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向(こう)とは『キングダム』に登場する宮女であり、秦国大王・嬴政(えいせい)の正妻である。貴族の家柄の出身では無いため、後宮で雑務を行い、同じ宮女である親友の陽(よう)と共に支えあいながら生活していた。向はある日、伽を任された事で嬴政と出会う。二人の関係が進展したのは、向が剣で重傷を負わされた事件の際に、嬴政が国内最高の医術を持って向の治療を行った時である。その後、向との間に誕生した娘には麗(れい)という名を付けた。向が麗を身篭った際には国を挙げて三日三晩祝いの宴が開催された。
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録嗚未(ろくおみ)とは『キングダム』の登場人物で秦国の武将。元は王騎軍第1軍長を務めており、王騎の死後は、それを継いだ騰の配下として力を振るう。王騎、騰に次ぐ王騎軍ナンバー3の実力を持つ。馬陽編では王騎の訃報を聞いて激昂し、万極軍に大打撃を与えた。著雍の戦いで将軍に昇進しており、飛信隊・玉鳳隊と共に魏軍本陣を陥落させるための3主攻の1つを任された。性格は極めて短気で激昂しやすいが情に熱い一面も持つ。そのキャラクターもあってか、騰からイジられることが多い。
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廉頗(れんぱ)とは『キングダム』に登場する武将で、趙国を象徴する大将軍「趙国三大天」の一人。「趙国三大天」は『キングダム』の話中で重要な存在でもある「秦国六大将軍」と肩を並べ、伝説的な存在。廉頗は自らを「戦が廉頗のすべてだ」と称する程、戦場に生きる将である。自身も最強を誇る力の持ち主だが、更に直属の配下に「廉頗四天王」と呼ばれる介子坊(かいしぼう)・輪虎(りんこ)・姜燕(きょうえん)・玄峰(げんぽう)といった将軍を従えている。廉頗は趙国から魏国へ亡命し秦国軍と激戦の後、楚国へ亡命している。
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李牧(りぼく)とは『キングダム』に登場する武将で、新趙国三大天の一人であり、主人公の信(しん)と敵対する武将の中でも最強最大の武将である。知略に優れた軍略家の側面が強いが、数え切れない程の戦場をくぐり抜けて来た武人でもある。秦国六大将軍である王騎を討ち取る策を立て成功せる等、趙国での功績は大きく、丞相も努める。周囲には常に敬語を使う柔らかい雰囲気を醸し出す。戦が嫌いと言い、戦で無駄な死者を出す事を嫌う。しかし、秦国を滅ぼすために各国と結託して合従軍を決起する等、武人としての厳しさも併せ持つ。
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呂不韋(りょふい)は『キングダム』の登場人物で、秦国で強大な力を持つ実力者。元々は一介の商人だったが、趙国の人質となっていた秦の皇太子をサポートしたことで秦国の相国まで登り詰めた。蓄えた財力で優秀な人材を自身の下に置き、秦国最大の勢力を有する。若き王・政と勢力争いを繰り広げており、王座転覆を狙っている。政の王としての素質に共鳴して腹心の昌平君(しょうへいくん)が裏切ったこともあり、呂不韋の思惑は失敗し、政が権力争いに勝利する。その後隠居していたが、影武者を立てて表向きは死亡し、逃亡した。
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河了貂(かりょうてん)とは『キングダム』に登場する女軍師で、黒卑村(こくひむら)に住む梟鳴(きゅうめい)という山民族の末裔。登場当初は鳥の頭を模した蓑を被っていた。主人公の信と秦国大王・嬴政(えいせい)に出会った当初はお金目当てで行動を共にしていたが、王弟・成蟜(せいきょう)から王宮を取り戻す際には、信達に同行し活躍する。非力であったが信と同じ場所(戦場)に立つ事を望み、軍師を目指し軍師学校で学び、後に飛信隊の軍師として活躍する。信と共に生活をしていたが、当初は性別を偽って接していた。
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壁(へき)とは『キングダム』に登場する武将で、秦国丞相・昌文君(しょうぶんくん)の側近である。秦王・贏政(えいせい)が王弟の反乱によって王宮を脱出する際に大きく貢献した。主人公の信(しん)とは、奪還作戦の際に出会い「壁のあんちゃん」と呼ばれ慕われている。武の力は高くないが、親しみやすく、面倒見が良く、かつ真っすぐな性格で、強敵相手でも仲間を守るために身を挺すなど強い正義感を併せ持つ。その真っすぐな性格故に時折失敗を見せる事もあるが、人間味溢れる性格と努力家である事が功を奏し将軍にまで上り詰める。
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羌瘣(きょうかい)とは『キングダム』に登場するキャラクターで、主人公の信(しん)が兵士として初めて参加した魏の戦いで出会った、凄腕の剣士である。「トーン、タンタン」のリズムで舞いながら繰り出す剣技で大勢の敵に囲まれてもなぎ倒す圧倒的な実力の持ち主である。当初は男性として軍に所属していたがその素顔は女性であり、凄惨な過去を経て、信が隊長が務める飛信隊(ひしんたい)の副長として活躍する。羌瘣は、蚩尤(しゆう)という伝説の暗殺集団の後継者候補で巫舞(みぶ)と呼ばれる一族に伝わる超絶的な剣技を操る。
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バジオウとは、『キングダム』に登場する山の民の筆頭将軍で、山の民の王・楊端和(ようたんわ)の右腕的な副将である。高い戦闘力を誇る山の民の中でも、突出した武の力を持っている。バジオウは戦に巻き込まれて滅んだバジ族の生き残りであり、本能のままに山中で人を襲って食料にしていた。楊端和との戦いに敗北したバジオウは、家族として迎え入れられ、獣から人間となっていった。それ以降、楊端和に忠誠を誓っている。主に山の民の言葉を使うため、漫画中のバジオウのセリフは解読困難な山の民の言語で表現されている。
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呉鳳明(ごほうめい)とは、『キングダム』に登場するキャラクターである。魏(ぎ)という国の武将で秦国に属する主人公の信(しん)たちとは敵対関係にある。とても端整な顔立ちをしている人物である。魏では第一将を任されるなど武将としての能力は高い。自分の武力を行使して戦うというより、戦術を駆使して戦う知略に長けた武将である。また戦術以外にも武具や兵器開発にも長けている。自身の父呉慶(ごけい)も魏の将軍だったが、秦国将軍の麃公(ひょうこう)に討たれていることから秦国に対して恨みを持っている。
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尾平(びへい)とは、漫画『キングダム』に登場する主人公の信が率いる飛信隊の一員である。信と同じ城戸村の出身であり、故郷には東美という婚約者がいる。弟の尾到とともに飛信隊の伍長を務めている。普段はお調子者で隊のムードメーカー担当だが、戦になると弱気で逃げ腰のため仲間に助けられる場面が多い。しかし時には身を挺して仲間を守ろうとする熱い場面も多くあり、みんなから愛される人物である。また飛信隊の中では最古参メンバーであり、隊長である信からの信頼も厚い。
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蒙恬(もうてん)とは『キングダム』に登場する秦国の武将である。主人公・信(しん)と同年代の武官であり、「楽華隊(がくかたい)」隊の隊長である。秦国将軍・蒙武(もうぶ )の長男にあたる。若くして楽華隊を率いて多数の武功を挙げ、将来を期待されているが本人は大将軍になる気はないと発言する事もある。性格はお気楽な雰囲気を醸し出ているが、率いる楽華隊の戦術や武勇は非常に優れており、剣術に長けている。主人公の信(しん)の事を気にかけており、時に彼を庇い、時に彼と協力して戦功を上げて共に成長している。
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摎(きょう)とは『キングダム』に登場する武将で、元秦国王である昭王(しょうおう)に使えた将軍(秦国六大将軍)の1人であり、同じ秦国六大将軍である王騎(おうき)の元婚約者である。摎は昭王の実の娘で、身を守るため王騎の家で召使いの子として育った。幼い頃から王騎を見て育ち、成長してからは王騎の側近となって鍛錬を重ね、男顔負けの武人と噂される程にまで成長した。城を百個落としたら結婚するという王騎との約束達成目前で趙国三大天である龐煖(ほうけん)により討ち取られ命を落としている。
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漂(ひょう)とは『キングダム』に登場する少年で、同じ戦争孤児である主人公の信(しん)と共に村の長である里典(りてん)の家の下僕として育った。信と共に、天下の大将軍になる事を夢見て日々剣技の鍛錬に励んでいた。信と漂がいつもの様に野原で仕合いをしている所を目撃した秦国文官・昌文君(しょうぶんくん)は、漂が大王・嬴政(えいせい)と酷似している事に気付き、漂を「王宮に仕えよ」と言い連れて行った。その後王弟・成蟜(せいきょう)が反乱を起こした事で、漂は嬴政の代わりとなり命を落とす事となってしまった。
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楊端和(ようたんわ)とは、『キングダム』に登場する武将で、山界の王として山中の民族(山の民)を統率しており、自身も凄腕の女剣士として活躍している。楊端和一族と秦国は強固な同盟関係にあり、秦国の危機を何度も救う。四百年前、当時の秦王と山界は同盟を結んでいたが、秦王の死後、山界は秦国からの裏切りに合い迫害を受け、絶縁状態が続いていた。しかし、秦王・嬴政が弟の成蟜に奪われた王宮を奪還時に楊端和に援助を求めた事をきっかけに、秦国と山界はかつてない強固な同盟を結んでいる。
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春秋戦国時代を舞台にしたこの作品は、信が大将軍を目指す壮大な物語です。歴史に基づきながらも、独自の要素が加わり、予測不可能な展開が続くため、ページをめくる手が止まりませんでした。歴史好きにはたまらない要素が詰まっています。
登場人物たちが非常に魅力的で、それぞれが強い信念を持っています。特に信の成長や、彼を取り巻く仲間たちとの絆が描かれており、感情移入しやすいです。敵キャラクターにも深みがあり、彼らの背景や動機がしっかり描かれているため、単なる悪役として終わらないところが素晴らしいです。
戦闘描写は非常に迫力があります。単なる肉体的な戦いだけでなく、その背後にある策略や政治的駆け引きも巧みに描かれており、緊張感が漂います。特に信の成長と共に戦略も進化していく様子は、見応えがあります。
信の成長物語は心を打つものがあります。彼の底辺からのし上がりや仲間との約束が彼を動かす姿は、読者として共感せざるを得ません。友情や絆の大切さが伝わってきて、感動的でした。
最初は独特な絵柄に戸惑いましたが、読み進めるうちにその個性的なスタイルが作品の魅力となっていることに気付きました。特に戦闘シーンでは、その作画が迫力を増し、物語への没入感を高めています。
キングダムは、壮大なスケールと深いキャラクター描写、緻密な戦略描写によって、多くの読者を魅了する作品です。これからも続きが楽しみで仕方ありません。
時は紀元前。大戦争時代にある中華六国のうちのひとつ「秦」で少年2人が下僕の身でありながら天下の大将軍を目指し、秦国の大王とともに中華統一をするという物語です。
私はあまり歴史に詳しくなく、どちらかというと興味のない部類に入ります。そんな私でも言えることは、とにかく面白いです。
物語は史実通りに進みながらも、作者のオリジナリティが混ぜ込まれており、歴史に詳しい方でも予想だにしない展開が待っていることでしょう。
史実にも諸説ありますので、そのなかで考察を進めていくのも楽しいと思います。
正直に申しますが読者なら誰でも分かる通り、最後は天下の大将軍になり中華を統一するでしょう。
結果だけを見れば簡単な物語なのですが、史実には出てこないキャラクターがいたり、実在するキャラクターでも作者の想像で性格などが設定されていることも多いです。
そんな様々なキャラクター達の生い立ちやそれぞれの考え方、生き方、死に様なども本当に読み応えがあります。
桓騎という将軍の考え方は現代社会においても考えるべき点が多いので、是非注目してほしいです。
結果は分かっているのに展開が全く読めない漫画。
この先主人公がどうなるのか、中華六国がどのように変化していくのか、本当に楽しみです。
『キングダム』は主人公を含めた登場人物の性格が個性的で、戦場での戦い方は読者が驚かされるような展開をみせます。
その理由として、とにかく個性的で魅力的な登場人物が多いことが挙げられます。
主人公である信は下僕から大将軍になるために力をつけていき段々と成長していくのですが、信よりもはるかに強い将軍たちが存在します。これにより、主人公ひとりに偏ったストーリーではなく、他の将軍たちが活躍するシーンも楽しむことができます。それに加えて、敵軍の将軍も強さだけでなくその生き様などたくさん共感できるシーンがあり、読者を飽きさせることがありません。
中でも秦国の将軍である「桓騎」は元々は野党であり、奪取した城内の民たちは皆殺し、金品を奪い取るのは戦の楽しみとしている悪逆非道ぶりは正義とは対極の存在です。しかしそんな桓騎ですが配下からの信頼は厚く、戦場での戦い方は敵軍だけでなく味方にも裏をかくような戦略で勝利へと導きます。桓騎ほど人を惹きつけるようなキャラクターを見たことはありません。
桓騎以外にも、たくさんの個性的なキャラクターが登場するキングダムは、イチオシの作品です。
皆様も、『キングダム』を是非ご覧になってはいかがでしょうか。
『キングダム』は春秋戦国時代を舞台に、天下の大将軍を目指す主人公「信」と、中華統一により争いのない世の中を目指す「秦王・政」を描いた物語です。
奴隷という立場から天下の大将軍を目指す信は毎日、幼馴染の漂と訓練の日々を送っていました。そんなある日、偶然通りかかった政府の役人に漂は連れていかれます。その状況に悔しさはあれど、自らも漂に追いつこうと鍛錬を重ねます。
漂が政府に登用さえて1ヶ月が経とうとしていた時、力尽きかけた漂が信のもとに現れ、信の腕の中で生きを引き取ります。その状況に理解が追い付かない信でしたが、漂からの最後の伝言を受けてある場所に向かうと、そこには漂そっくりな青年がいるのでした。
その青年は自らを秦王だと名乗り、自らを守れと信に命じます。信は漂が秦王の影武者として登用され、その犠牲になったことに気づき反抗しますが、漂の意思を汲んで秦王と共に行動することを決めます。
これが、のちの始皇帝と呼ばれる秦王・政と信との出会いです。ここから、信と政を中心に物語が動き始めます。多くのキャラクターや戦闘シーン、史実に基づいて繰り広げられるストーリーのリアリティさなど、魅力が詰まった作品となっています。
・ストーリー
春秋戦国時代の秦国で、奴隷としての日々を送る信と漂という2人の少年がいました。しかしある日、漂は秦国の大王である嬴政の身代わりとなり死んでしまいます。一時嬴政を恨んだ信でしたが、漂と交わした「中華統一」の約束を果たすために嬴政と手を取り、天下の大将軍になることを目指す物語です。
・ここが魅力!
いざ戦が始まると、行く手を阻む敵将がすごく憎い!ただ敵が強い分、勝ったときの感動はなんとも言えないですね...。かなり追い込まれた状況でも、信が絶対に諦めずに、敵を討ち破っていく姿には涙必須です!
でもそこだけで終わらないのが『キングダム』の良さなんです!
ときに、破った敵の家族や仲間たちの描写があります。戦には良い者も悪者もおらず、すべての人がそれぞれの正義をもっているだけなのだと、すごく考えさせられるところも魅力です!
そんな『キングダム』ですが、作画に関しては良くない評価が多いですね。第1期からどんどんクオリティは上がっているものの、そのせいで内容が入ってこないという声もあるみたいです...。ですが、私個人の感想としては、そんなこと気にならないくらいストーリーにのめり込みました!
・総括
正直すべての人に一度は見てほしい名作です!
戦モノということもあり、少しグロテスクな描写もありますが、歴史を学ぶ良いきっかけだと思います!
作画にこだわりがある人は、少し物足りなさを感じるかもしれませんが、それを理由に見ずにいるのはすごくもったいないなと感じました...。
中国の戦国時代が舞台になっており、中華統一を果たした始皇帝と供に戦った李信将軍が主人公。
作者の原泰久は、あの井上雄彦の弟子だ。
秦に信と漂という下僕の少年がいた。2人は「大将軍」になるべく、日々修行に明け暮れていた。そんな中、漂が王宮に仕えることになる。
だが数か月後、漂が深手を負った状態で信の元に戻り、信に大将軍の夢を託して命を落とす。信はその後秦王・嬴政と出会い、嬴政の弟である成蟜が起こした反乱に巻き込まれ、漂が嬴政の影武者として命を落としたことを知る。
嬴政は窮地に立たされていたが、信の活躍により成蟜一派を討伐し反乱を終結させた。
その後、信は大将軍を目指し戦場に行く。初陣は「蛇甘平原の戦い」であり、信は天下の大将軍王騎将軍と出会い、武将とは何かを教わる。初陣において武功をあげた信は百人将に昇格する。
続く「馬陽の戦い」では秦の総大将に王騎を配置し、趙の馬陽に侵攻する。この戦いにおいて、信の特殊百人部隊・飛信隊が結成される。
王騎・信などの活躍により趙軍を追い詰めるが、趙の李牧の策略により秦軍は趙の大軍から挟撃を受ける。王騎は背後からの狙撃もあり、趙の総大将・龐煖に胸を貫かれる。王騎は、信に自らの矛を託しこの世を去る。
『キングダム』は『週刊ヤングジャンプ』で連載中の漫画作品です。アニメ、実写映画など多数のメディアに取り上げられており、大人気作品となっています。
下僕奴隷の主人公・信はひょんなことから後の始皇帝・嬴政と出会い、大将軍への道を歩み始めます。この物語は、嬴政率いる・蓁国が中華を統一し、主人公・信が大将軍となるまでの話です。
『キングダム』の魅力は、忠実に史実に基づいている点です。
戦乱の世の中であるため、戦争、略奪、拷問など「死」がとてもリアルに描かれています。歴史漫画好きにはたまらない作品となります。
そんな世の中の不条理に立ち向かうのが信と嬴政です。
世の中の不条理、戦争を無くすべく、中華統一という途方もない夢を抱く嬴政。そんな嬴政の想いや死んでいった仲間たちとの絆を胸に、信は戦い続けます。
敵の謀略や仲間の死などを乗り越え、力だけで奴隷から成りあがる信の物語は、『少年ジャンプ』のような「熱さ」があります。
戦争の残酷さを忠実に描きながらも、それに立ち向かう熱き男たちを描いた歴史漫画となっています。
「歴史漫画が大好き!」「『少年ジャンプ』のような熱い作品を読みたい!」そんな方にぜひおすすめの作品です。
この作品は中国の春秋戦国時代を舞台とした歴史の作品です。主人公である信は「天下の大将軍」を夢に毎日修行をしていますが、政との出会いによって人生が大きく変わり、誰も成し遂げたことのない天下統一を目指して成長していきます。
歴史の作品なので、難しくてすぐに飽きてしまうのではないかと考える方も多いと思いますが、そんなことはなく一人ひとりが本当に生きているかのように描かれており、この先どんなことが起こるのか予想できないほどのめり込んでしまうのです。
主人公・信が下僕出身ありながら、いろんな人と出会いや別れを繰り返し、成長していく姿も見どころ。ひとつの戦いをとっても戦況がひっくり返ってしまうような戦術や策略がたくさん出てくるので、どんな展開をしていくのか予想しながら読み進めていくのも楽しいです。
また、個性豊かなキャラクターが多く登場しますので、自分の好きなキャラクターを見つけて活躍してほしいと思うこと間違いなしです。
主人公の信が求めていた「天下の大将軍」の象徴である王騎との出会いや、戦いによって死んでしまった時のシーンは涙なしでは読めません。
いろんなキャラクターのいろんな物語が詰まっているこの作品。歴史ものが苦手という方にこそ、読んで欲しいと思います。
『キングダム』は戦国時代を舞台にした壮大なストーリーが展開される漫画で、その魅力は言葉では表しきれないほど深い。主人公である信の成長は感動的で、彼が仲間たちとともに戦い抜く姿は読者の心を打つ。作者は歴史的な事実を踏まえつつも、独自の解釈や戯画的な要素を取り入れ、臨場感あふれるバトル描写が際立っている。
キャラクターたちの個性も際立っており、彼らの心情や葛藤が巧みに描かれている。特に仲間たちとの絆や友情が物語に深みを与え、読者は彼らと共に喜びや苦悩を分かち合うことになる。また、戦略や策略が重要な要素として組み込まれており、それがストーリーに緻密さと緊張感を与えている。
絵柄も作者独自のタッチがあり、迫力あるバトルシーンやキャラクターの表情など、視覚的な楽しみもたくさん詰まっている。読者は『キングダム』の世界に引き込まれ、次の展開が気になって仕方なくなることだろう。
歴史に基づいた要素も多く、戦国時代の背景や登場人物たちの実在性が学びながら楽しめる。物語が進むにつれて、歴史的な出来事や人物とのリンクがより明確になり、知識を深めることができる。
総じて、『キングダム』は圧倒的なエンターテインメント性と感動を兼ね備え、歴史や人間ドラマに興味を抱く者ならば絶対に見逃せない作品である。
実写映画化して大ヒットした漫画家・原泰久の作品であり、古代中国の春秋戦国時代を舞台にしています。
主人公は下僕でありながら、天下の大将軍を目指していきますが、単なるサクセスストーリーでは終わりません。
大規模な戦闘や戦術による兵士たちが命をかける死闘、将軍たちによる圧倒的な一騎打ちなど、どのシーンでも息をつかせません。
その中で主人公の信は亡き親友のために頂点を目指していきますが、その道中で多くの仲間に恵まれるドラマも非常に面白いです。
個性的なキャラクターたちが登場し、主人公・信の見本となる魅力的なキャラクターも登場しています。
中華大陸を初めて統一しようとする偉業を目指す秦国の王・えい政の揺るがない野望など、どの登場人物には強い信念があります。
戦闘だけに限らず、政治での緊迫した駆け引きも面白く、一度読み出したら止まらない面白さと次が早く知りたくなる魅力も兼ね備えています。
親友との約束、大陸の平和、国を守るなどなど、それぞれ登場人物が持っている背景もまた非常に興味深いです。
このようなキャラクターたちが中国大陸を舞台にひしめき合う国盗り合戦ですが、史実をベースにしているからこそ説得力も生まれます。
原泰久先生が描くキャラクターたちは史実を背景にしていますが、そこに書かれていない魅力を引き出しています。
この壮大な物語はどう決着をつけるのか、静かに見守っていきたくなる漫画です。
「キングダム」は原泰久が作者の漫画。
集英社の週刊ヤングジャンプで2006年から掲載されており、単行本は60巻を越えています。
物語は中華の秦にある田舎村から始まります。
村の下僕の少年である信と漂は日々鍛錬を続け、剣で下僕の身分から抜け出し、天下の大将軍になることを夢見ていました。
そんなある日、秦の王宮に仕える昌文君が村で漂を見かけ、王宮に連れていきます。
残された信は漂に追いつくため鍛錬を続けますが、一ヶ月が経つ頃に漂は村に戻ってきます。
王弟の反乱に巻き込まれ重傷を負っていた漂は信に天下の大将軍になる夢、そして信が向かうべき場所を託し命を落とします。
漂を失った悲しみの整理もつかぬまま、信は指示された場所へと向かいました。
そしてそこで信が出会ったのが漂にそっくりの政という男。
この出会いが信の運命を大きく変えることになるのです。
「キングダム」は初めの1巻の展開が衝撃的なんです。
信と一緒に2人で成長していくと思っていた漂が早々にまさかの退場。
そして次に出会うのがまさかの秦王の政。
初めての読者を引き込むには十分すぎる展開で、私もあっという間にハマってしまいました。
そして読み進めていくにつれて、信の成長が感じられるのです。
漂のことを決して忘れずに将軍への道を進み続ける信に感動してしまいました。
もちろん政も魅力あふれるキャラクター。
王として、内政や外交に振り回されながらも中華を統一するという夢に向かって突き進む。
そのための剣として信を信頼している二人の関係性も最高です。
信と政の他にも個性的なキャラクターが多数登場。
巫舞を使いこなし信の右腕となる女剣士の羌かい、信が初めて出会う将軍である王騎、敵国趙の宰相である李牧、共に将軍を目指す蒙恬と王賁など信に影響を与えるキャラクターが多数登場。
戦争の場面では展開が全く読めず、毎話どきどきしてしまいます。
戦争なので味方が死亡してしまう場面もありますし、逆に信が敵国の兵や将軍を討ち取るシーンもあります。
場面としての盛り上がりではあるものの、抵抗を感じる方もいるかとは思います。
しかし、信は討ち取った相手の想いや信念も受け取って進んでいくため一方的な侵略行為とはまた違うのです。
なので読者も自然と信のことを応援してしまいます。
そして戦争だけが見せ場ではないんです。
個人的には政と呂不韋の権力争いが非常に読み応えがあって面白かったです。
信と政は戦っている場所こそ違いますが、中華統一と天下の大将軍という2人の夢が密接に繋がっていることが2人の絆を強くしているのではないでしょうか。
敵国との戦い、馬の合わない味方、戦場の住人など様々な人物との出会いが信を成長させ、政を助けていきます。
2人が魅力的な人物になっていくのが楽しみになるはずです。
3000年以上の前の中国を舞台に、魅力ある様々な武将が戦いを繰り広げる長編歴史漫画です。
戦いの場面はかなりリアルに描かれており、当時の迫力ある戦場の様子が分かります。
主人公が幼いころから大人になるまでの様子も様々なエピソードを交えて表現されており、主人公が精神的にも肉体的にもどんどん成長していくのが面白いです。また、全てフィクションではなく、実際に史実にあることも交えているので、自然と中国史に興味がわいてくる点も魅力の1つとなっています。
特に、主人公の祖国が周囲の国々に攻められている場面では、巨大な城壁を守るため奮闘する将軍たちが迫力満点に描かれており、かなり興奮して楽しめます。
味方の心情はもちろんのこと、敵の心情も細やかに表現されているので、どのキャラクターにも感情移入することができ、物語にのめり込んでしまうこと間違いなしです。
戦いだけでなく、登場人物の恋愛や師弟関係など人間味あふれるストーリーも展開されているので、飽きることなく次々と読み進めていけるマンガです。
所どころに当時の生活の様子も描かれていたり、後宮の様子も垣間見ることができるので、中国史が好きな人にはかなりおすすめできるマンガとなっています。
「キングダム」は、日本の漫画作品であり、原作は原泰久によって執筆されています。中国の戦国時代を舞台に、若き将軍・信とその部下たちが、中国統一を目指して戦いを繰り広げる姿を描いている作品です。
漫画の連載は2006年から週刊ヤングジャンプにて開始され、その後、アニメ化、映画化、実写ドラマ化もされました。作品は、歴史に基づいたストーリー、魅力的な登場人物やキャラクター、緻密な戦闘描写などが評価され、多くのファンを獲得しています。
物語は、孤児であった信が、漢の将軍・王騎に出会い、将軍となることを決意するところから始まります。信は、戦国時代を駆け巡る強豪たちの中で、自らの信念と技術を磨き、仲間たちとともに戦いを繰り広げていきます。
強国・秦との戦争から始まり、信と彼の部下たちが様々な敵と戦いながら、中国統一への道を歩んでいく様子を描きます。彼らは、戦闘において常に新しい戦術や戦略を考え、敵に挑みます。また、政治的な駆け引きや策略もあり、手に汗握る展開も多々ありました。
数多くのキャラクターたちの成長や、彼らの友情、信頼関係などを描き、時には悲劇的な出来事も起こります。しかし、信とその仲間たちは、どんな困難にも立ち向かい、最後まで自らの信念を貫き、中国統一への道を進んでいくのです。
友達からの勧めで読み始めました。
長いから買ったら大変になるし、厳しい目で判断しようと思い、試しに読んだらハマりました。
キャラクター1人1人に命があるみたいに生き生きとしています。
マンガ好きの人と話しても同じキャラが好きということはあまりなく、自分だけのキャラクターを見つけることができます。
一緒に戦国時代を生きて、その軍に所属しているような臨場感があり、ワクワクドキドキが止まりません。
戦争の漫画なので首が吹っ飛んだり、体が真っ二つになったりと、グロテスクな描写が非常に多いです。
特に桓騎将軍の行為は完全にぶっ飛んでいます。
しかし、彼がその行為をするには深い意味があり、目的を遂行するなら手段は問わないといった性格に私は惚れています。
ほかにも、頭が悪すぎる愛らしいキャラクターや、性格がうざすぎるキャラクターもいて、どれも魅力的な人物です。自分と似てるキャラクターと応援したくなるキャラクターが見つかります。
とにかく登場人物が皆魅力的なので、戦闘シーンの大義が理解でき、伏線となる人間ドラマも本当に引き込まれます。
また、戦争漫画というくくりではなく、ビジネス書としても読むことができます。
参考にできるリーダーと参考にしてはいけないリーダー。将軍がメインになっているので、社会人の場合は彼らが上司に見えるでしょう。学生の場合は、先生に見えてきます。
「この将軍はうちの上司そっくりだ!」「こっちの将軍は○○先生に似ている!」などといった会話をこの漫画を通じて考えることができます。
理想の上司像、リーダー像を学ぶことができ、一石二鳥です!
コンビニや書店に行った際に、ヤングジャンプを手に取ってぜひ読んでみてください!
『キングダム』は、紀元前の中国を舞台に、戦国時代に繰り広げられた戦いを描いた歴史アニメです。主人公の信は、苦難の末に将軍に仕えることを決意し、戦いに身を投じます。彼の奮闘と成長を中心に、様々なキャラクターたちが活躍する壮大なストーリーが展開されます。
このアニメの最大の魅力は、ストーリーの深みとキャラクターたちの魅力にあります。戦争や政治の裏側に潜む陰謀や駆け引き、それに対するキャラクターたちの思想や信念など、作品の世界観が非常に広がっています。また、信や彼を取り巻く人々の成長や変化も描かれており、視聴者は彼らと共に感情移入しながら物語を追うことができます。
アニメーションのクオリティも高く、戦闘シーンやキャラクターたちの表情、動きなどがリアルに描かれています。音楽も劇中のシーンに合わせてドラマチックに変化し、作品の世界観をより一層深めています。
本作には多くの戦闘シーンがありますが、それだけでなく政治や陰謀、思想などにも注目が必要です。作品の中で起こる様々な出来事には、それぞれ深い意味や背景があり、見逃してはいけないポイントがたくさんあります。また、物語の中で重要な役割を果たすキャラクターたちの死や失敗など、感動的なシーンもあります。しかしその分人気キャラクターが死んでしまうなど、ショッキングな展開もありますので、ご注意ください。
総合的に見て、『キングダム』は、壮大なストーリーとキャラクターたちの魅力が非常に高い歴史アニメです。戦国時代を舞台にした物語られる物語は、様々な要素が詰まっており、多くの視聴者を魅了しています。特に、信や彼を取り巻く人々の成長や変化、そして彼らが抱く思想や信念に注目したいと思います。彼らの葛藤や苦悩、そして勇気や決断力など人間ドラマが描かれており、視聴者は彼らと共に成長していくことができます。
また、戦闘シーンも非常に迫力があり、視聴者を引き込んでくれます。戦争の残酷さや非情さがリアルに描かれているため、時には胸が痛むようなシーンもありますが、それが作品の世界観をより深めています。
ただ、本作にはいくつかの欠点もあります。一部のキャラクターの出番が少なかったり、物語の進行が遅かったりという点が挙げられます。また、アニメとしては長期間にわたって放送されており、そのために制作クオリティにムラがある場面もあります。しかし、それでも作品の魅力は変わらず、多くの視聴者から支持されていることは間違いありません。
総合的に見て『キングダム』は、壮大なストーリーとキャラクターたちの魅力が非常に高い歴史アニメであり、戦国時代を舞台にした物語に興味がある人には必見の作品です。また、政治や陰謀、思想などにも興味がある人にもおすすめです。ただし、ハードなシーンが多いため、苦手な人は視聴に注意してください。
歴史の教科書でもおなじみ、秦の始皇帝。その時代を背景に、主人公たちの熱き戦いを描いた作品です。亡き親友と誓った「天下の大将軍」になるため、主人公「信」の、くじけずあきらめない、前へ前へと進む姿に心を打たれます。かっこいいセリフで魅せるのではなく、信の行動そのものに惹きつけられます。大切な人の死に悲しみ、新たな仲間との出会を経て、彼らと共に戦い、またライバルたちと切磋琢磨しながら成長していく姿に、ただただ魅了されます。絶対に超えられそうにない大きな壁を超える度に、一歩ずつ夢に近づく「信」は、誰から見ても“かっこいい”人物そのもの。男心をくすぐられること間違いなしです。
史実に基づき描かれていますが、史実だけにとらわれていないところがこのマンガのおもしろいところでもあります。教科書に出てくる英雄たちも登場するため、歴史好きな方であれば、さらにおもしろさが増すと思います。厳しい時代に生き抜く彼らのストーリーがとにかくおもしろいです。
また、それぞれの英雄たちにもスポットライトが当たり、どのキャラクターも魅力たっぷりに描かれているため、読者を飽きさせません。後の始皇帝となる嬴政とともに、中華統一を目指す彼らから目が離せません。
この物語は一人の下僕の青年と一人の力なき王様が、一つの大きな夢に向かい互いに力を合わせ、互いに良き仲間であり良きライバルのような関係で成長してゆく物語です。
力なき王様が中華統一に向けたくさんの仲間と出会い、戦国の世の中を生き抜き、世の中から戦争を無くしていくための国を作っていこうとする意志の元、下僕である青年が自らの夢である天下の代将軍になれるように戦果を次々と上げていきます。
それと同時に作品に出てくる沢山の武将達一人一人に個性や考え方など、色々な戦術を使い敵を倒してゆくとても魅力的な将軍が沢山出て来て、現代のビジネスでも精通することもたくさんあります。
読まれた方は必ず自分の好きな武将や共感の持てる武将が出来ると思います。
作品に出て来る沢山の登場人物が、自分のためではなく仲間の為、家族の為、仲間の為に自分の命を燃やしてゆく姿は、読者の心を熱くさせること間違いありません。
秦の始皇帝が中華統一していく実際の史実に基づきながら作品が作られているので、三国志や戦国時代の話が好きな方や歴史に詳しい方はもちろんですが、初めてこのような歴史物のストーリーを読まれる方など、どなたでも楽しめるようになっていますので必見の作品です。
紀元前3年の古代中国、春秋戦国時代の戦国七雄の争いをモデルとした作品。
内容は史実に基づいて構成されており、後に中華統一を果たす秦国王・政(のちの始皇帝)と天下の大将軍を目指す戦争孤児・信との身分を超えた関係を描いている。
他国との領土争いの中で、信は成長を遂げ、自らの部隊(飛信隊)の長となり、武功を挙げ天下の大将軍へと近づいていく。その中で師となる将軍の死、仲間の死を乗り越え信の大人への成長、将としての成長を感じることのできる作品である。
攻城戦など戦場でのアクションシーンは迫力満点だが、策謀めぐらす政権争い、外交も見どころ満載である。秦国の王にすべての力があるわけではなく、王の次に権力のある呂不韋との権力争いは常に続いていた。元豪商で、多くの富を築いてきた呂不韋との争いは国王には不利であったが、飛信隊の活躍は政治にも影響を与え、政を支えていた。外交面でも知謀をめぐらすシーンは多く、戦闘シーン以上の見応えを感じることができる。
1期2期では3DCGを使っているため、絵に抵抗を覚えるが、話が重なるごとに自然な絵に変わっていく。この絵への抵抗で中断する方も多いだろう。作者の絵への熱意が感じられるようになるまでの辛抱が必要だ。
王道の少年漫画が大好きなのですが、ダントツ1位で大好きな漫画が「キングダム」です!もうこれを抜ける漫画はこの世に存在しないと思います。苦手なジャンルで、苦手な画だったので、最初は全く興味を持てませんでした。数人の友達に熱弁され、無理やり読まされたのがきっかけです。8巻ほどまで友達に借りていたのですが、すぐに全巻まとめ買いしました!100回以上1巻から読み返しています。時間を削っても読み返したくなるのがキングダムです。恐ろしいほどの中毒性を持ってます。
まず巻数が多いのに、中だるみなく、いつまでも右肩上がりに内容が濃いです。少年漫画の熱さが好きなら、ダントツ一番熱さを感じられます。
キャラ1人1人の設定がしっかりしていて、どのキャラにも思い入れがあり、敵の死も主人公は背負って成長していく、敵の死も深すぎて号泣シーンが多すぎます。命がけの戦いの中で放つ言葉の重みや、勝利していく過程で携わる人の死に様と生き様を、それぞれのキャラクターが背負って成長していくのが本当にかっこいいです。
画が苦手だったのに、いつのまにかイケメンだらけ、美女だらけで、大好きなキャラクターでいっぱいです。
憎きキャラも、成長したりするので、嫌いだったキャラクターの死に泣かされることもあります。
一番好きなシーンは悲しすぎて、じっくり読み返すのは不可能。たった一言のセリフで、涙がとまらないなんてしょっちゅうあります。
映画もとてつもなくよかったけれども、細かい設定が表現されていなかったり、漫画での重要シーンが飛んでいたり、出てくる順番が違うので、漫画の方が100倍熱く、漫画なのに映画のような世界を味わえるのがキングダムです。
熱いの嫌いな人には向かない漫画ですが、歴史漫画が苦手とか、画が苦手だという理由で渋っている人は今すぐ読んでください。熱い少年漫画、王道の少年漫画が好きなのならば、絶対沼ります。読み始めたら、止まることができなくなるほど中毒性があるので、ぜひまとまった時間があるときをお勧めします。寝不足必至な状況に陥るのでお気をつけください。
昔の中華統一の話!
弱い王様と下僕のものが中華統一をしていくと言う話です。
キャラクターも魅力的な人物が多い。
キャラのCGモデリングに違和感はあったが、話はものすごく面白い!
大切な人を失う辛さと共に想いを託された信の今後が楽しみ。
王騎将軍と摎の果たされるはずだった約束もすごく切なかった。家族総出ではまった。
今は完全に王騎ロス。子どもたちは次が見たくて半狂乱になることもしばしば、ポケモンよりおもしろいと言っていた。
信の治癒力などツッコミどころも沢山あったけど、どの敵もおもしろいし武将もかっこいいし、後半は仲間との絆に感動する場面も多い。
きょうかいのトーンタンタンと王騎のカリスマ性!泣く!!
王騎も大好きだけどひょうこう将軍もめちゃくちゃカッコいい!
死んでいく将軍たちにいろいろ受け取って気持ちと身体が成長していく王騎ヒョウコウを、殺したホウケンを倒すために成長している。
力だけじゃなくて頭の戦いも多いのですごく面白い。
昔の人は連絡も取れない中戦っていると思うとすごい。
王騎のホコを受け取って身体と気持ちが成長してとうとう王騎のホコを使ってホウケンとやるときは鳥肌ものです。
とりあえず見てみてほしい。絶対ハマる。
私のバイブルです。主人公の信が下僕の身から天下の大将軍へと成り上がっていく激動のストーリー。
史実をもとにされているので、リアリティーがあります。とにかく主人公の信の人物像が魅力的すぎます。
天下の大将軍になるという目標に向かって、どんな困難にも逃げずに全力でぶつかっていきます。熱すぎます。
そんな信の周りには、同じく信に魅せられた仲間たちがたくさんいます。
そして、でてくるほかのキャラクターもとても魅力的です。
特に信の最大の友である秦王の栄政。序盤はとても中華を統一する王にはみえませんでした。
しかし、信や他の仲間とともに戦など苦難を乗り越えていき、立派な一国の王に。
一番の名セリフは、「人間の本質は光だ」でしょう。呂不韋との闘いでのシーンです。
この漫画は随所に人生の助けになるようなセリフがちりばめられております。
六代将軍・オウキのいった「仲間とともに、死線をくぐりなさい。素質はありますよ」
大将軍の謄がいった「天下の大将軍を傍らで支えつづけた自負がある」など、他にもたくさんあります。
この漫画は、ビジネス書の啓発本にもなっており、多くの人の生きるヒントを与えています。
ぜひ一度あなたも手に取ってみてください。
実写の映画化もされている中国の春秋戦国時代を描いたアニメ作品。
シーズン1は画が雑なうえ、登場人物が中国名で名前を覚えづらく人物の区別がつきにくいため、話の内容が全然入ってこない。
当方は映画を先に見ていた為、大体のストーリーは把握していたので見続けることができたが、前情報のない人が見ると序盤で見るのを止めてしまうのではないかと思う。
しかし、シーズン2以降は画も改善され、主人公「信」が戦争に出て経験を積んでいく話になると、
当時の戦法が詳しく描かれており、戦法によって戦いの勝敗が変わる点が面白い。
また、歴史背景がわかっていないと話を理解できない点がある為、ナレーションや人物のセリフで詳しく説明されている。
自然と中国史が学べて良いと思う。登場人物の複雑な幼少期などの背景描写もあり当時の文化、風習を学ぶこともできる。
基本的に登場人物の年齢は不詳で、実在するとは思い難い能力を持っている点など漫画らしく、リアリティーに欠けるが、キャラ立ちするので、シーズン2以降は人物の区別もしやすくなる。
よって、我慢して見続ければ面白くなる作品である。
始皇帝の話。下僕の身でその立場を逆転すべく、親友漂と天下の大将軍を目指していく中華を舞台にした物語。
主人公は信。序盤に親友が秦国で起きた反乱に巻き込まれ、死んでしまう。信は、仇を早々に打ち、漂を巻き込んだ秦国王を標的にする。しかし、追手に追われている秦国王を助け、共に中華統一を目指し成長していく。信の強い意思は自信を大きく成長させ、初陣から100人将に抜擢。
その後も名だたる将軍を討ち取り、着実に武功を上げていく。最新巻では既に、将軍になり多くの仲間と共に中華統一を目指している。信を支える仲間、途中亡くなることも。そんな屈強な経験を経ても尚前に進んでいく。
自分の描いた夢、親友との約束、恩師との別れ、仲間の期待。全てを背負い、決してめげる事なく戦いに挑み勝利していく。個人的には信のマインドに心を撃たれました。周りから出来ない、諦めろと言われても負けずに結果で示していく姿は男が見てもかっこいいなと感じるものです。
男として生まれたからには、戦っていくしかない。現代社会に置いても何か行動や夢を語ると批判されてしまう。そんな中でも、結果で示していく姿を見て自分夢や目標に向かって戦っていきたいと思います。
まだ見ていない方は、暇つぶしと思って見て欲しい。男なら戦う姿に感銘を受けるはずです。
中国史上初めて全土を統一した秦の始皇帝と、その始皇帝をそばで支え続けた一人の大将軍。この物語の主人公は、後の大将軍となる「信(しん)」と後の始皇帝「嬴政(えいせい)」。そしてその周りには様々な仲間やライバル、敵が登場し、次々とやってくる困難に立ち向かう姿は読むものを決して飽きさせることがない。またこの物語の面白いところは、主人公の信が下僕の出身でありながらその身一つで大将軍にまで昇り詰めるサクセスストーリーにある。ただの下僕の少年が、どのように秦の王である嬴政と出会うのか。またどのようにして大将軍にまでなることが出来たのか。
信が歩んだ人生はまさしく大歴史そのものであるが、その信もまた、それより前の世を生きた者たちの歴史に何度も心を動かされ、何度も救われながらその道を歩んでいく。
実話をもとにした作品であるからこその説得力と物語の厚みがあり、これからの展開に目が離せない。実話をもとにした作品は他にも「三国志」や「項羽と劉邦」などの物語があるが、このキングダムは「女性の活躍」を多く描いている場面も登場するため、その当時のリアルな状況を想像することができる。これまでの名作に負けず劣らず、歴史好きにはたまらない作品といえるだろう。