ONE OK ROCK（ワンオクロック）の徹底解説まとめ

ONE OK ROCK（ワンオクロック）の概要

ONE OK ROCK（ワンオクロック）とは、日本のロックバンドである。略称は「ワンオク」。
2005年4月、Toru（ボーカル・ギター）を中心に、幼馴染のRyota（ベース）、1個上の先輩Alex（ギター）、同級生のYou（ドラムス）で原型となるバンドを結成。翌月、Taka（ボーカル）が加入し5人編成となる。
7月、初ライブ前日のリハーサルでバンド名が「ONE OK ROCK」に決定した。これは、料金が安価な深夜パックの毎週末・午前1時（one o'clock）に練習スタジオ入りしている結成当時、「o'clock」部分を「OK」と「ROCK」に置き換え、「ひとつの良いロック」にかけたものである。
結成以来、ロックなサウンドと派手なライブパフォーマンスで人気を博しているONE OK ROCK。
若い世代を中心として絶大的な人気を誇っているが、日本国内のみならず、海外レーベルとの契約を果たし、欧米やアジアを回るツアーを行うなど、ワールドワイドな活躍をしている。

ONE OK ROCK（ワンオクロック）の活動経歴

結成

2005年、バンド結成。
結成当時、練習スタジオに入る時間が午前1時だったことから、「ワンオクロック」というバンド名になった。
2006年には2枚のミニアルバムをリリースした。
メジャーデビュー前にもかかわらず、ワンマンライブでは500人を集めるほどの人気だった。

メジャーデビュー

2007年、1stシングル『内秘心書』にてメジャーデビューを果たす。
1st～3rdアルバムがすべてオリコン20位以内を記録するなど好調であったが、2009年ギターのAlexが神奈川県迷惑行為防止条例違反で逮捕される。
Alexは脱退し、バンドは5か月間の活動休止を余儀なくされた。

2010年、復帰作である4thシングル『完全感覚Dreamer』が初のオリコンチャートトップ10入りを果たした。
同年には初の日本武道館でのワンマンライブも行った。

活躍の場を海外へ

2013年3月6日、6thアルバム『人生×僕=』をリリース。過去最大規模となる、全国6か所11公演の10万人を動員するアリーナツアーを開催。同年10月23日より、ヨーロッパとアジアの11か国で単独ライブ『"Who are you??Who are we??" TOUR』を行った。
2014年10月29日から12月21日にかけて、『ONE OK ROCK 2014 South America & Europe Tour』を開催。アメリカでの単独公演、南米とヨーロッパをツアーで回った。
2015年7月8日にはアメリカのワーナーブラザーズレコードと契約を果たし、海外進出を本格化させる。同年9月25日、『35xxxv Deluxe Edition』を北米でリリース。

フュエルド・バイ・ラーメンに移籍

2016年9月10日、ワーナー・ブラザース・レコードからその傘下のフュエルド・バイ・ラーメンに移籍。9月16日に「Taking Off」を世界同時デジタルリリース。
2017年1月13日、海外版『Ambitions』が、米国ビルボード・チャートのアルバム総合チャートBillboard 200で106位。ダウンロード・アルバム・チャートDIGITAL ALBUMSでは19位、HARD ROCK ALBUMSでは2位を記録した。また、日本でのランキングは、国内盤が1位、輸入盤が4位にランクインし、2作同時TOP5にランクインしている。同一アルバム作品の国内盤と輸入盤が同時にTOP5入りしたのは史上初である。
2018年1月18日、Spotifyの2017年間ランキングにて、日本国内で最も再生されたアーティストの第1位、海外で最も再生された国内アーティストの第1位を獲得。2017年1月の『Ambitions』リリースから2018年4月までの世界27か国、全99公演を敢行した「Ambitions Japan Tour」「AMBITIONS WORLD TOUR」と、その集大成となる自身初の4大ドームツアー「AMBITIONS JAPAN DOME TOUR」が2018年4月22日に終了した。2018年には、AWAの2018年今年最も聴かれたアーティストで1位、最も再生された楽曲3位に「Wherever you are」が選出されている。また、Spotifyの2018年間ランキングでも2017年に引き続き、海外で最も再生された国内アーティスト1位を獲得した。

2020年以降の活動

2020年、新型コロナウィルスの影響により、3月31日と4月1日に予定されていた「ONE OK ROCK 2019-2020 EYE OF THE STORM JAPAN TOUR」の振替公演が中止。10月11日、初の試みであるオンラインライブ『ONE OK ROCK 2020 "Field of Wonder" at Stadium Live Streaming』を開催した。
2021年4月1日、事務所アミューズから独立し、チーフマネジャーが代表を務める株式会社10969所属となる。4月16日、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』の主題歌『Renegades』がストリーミングサービスで配信開始。22日には、最新オリコンチャートにて自身過去最高位の2位を上回り、初登場首位を獲得した。
2022年9月9日、10枚目のフルアルバム『Luxury Disease』をリリース。同作は4作連続オリコンチャート首位を獲得した。
2023年1月28日から5月13日にかけて、初の札幌ドーム公演をファイナルに、計6か所、11公演の「ONE OK ROCK 2023 LUXURY DISEASE JAPAN TOUR」を開催した。札幌公演では未発表曲「Forever us」を初披露。
2024年6月5日、「Wherever you are」がBillboard JAPANチャートにおけるストリーミング累計再生3億回を突破した。同年7月12日、映画『キングダム 大将軍の帰還』の主題歌「Delusion:All」をリリース。楽曲はBillboard JAPANダウンロード・ソング・チャート“Download Songs”にて首位を記録。同年9月14日より、東京2Daysを含む自身最大規模のワールドツアー「ONE OK ROCK 2024 PREMONITION WORLD TOUR」を開催。
2025年4月より、約8年ぶりとなるラテンアメリカツアー「ONE OK ROCK DETOX Latin American Tour 2025」を開催。5月からは最大規模となる「ONE OK ROCK DETOX North American Tour 2025」を、10月には全16都市を巡るヨーロッパツアー「ONE OK ROCK DETOX European Tour 2025」を開催した。

ONE OK ROCK（ワンオクロック）のメンバー

現メンバー

Taka

ヴォーカル担当。
歌手の森進一・森昌子元夫妻の長男である。
バンド結成前の2001年ジャニーズ事務所に入所。
2003年にはNEWSの結成メンバーとして抜擢されたが、同年、学業に専念するとの理由でジャニーズ事務所を退所するとともに、NEWSも脱退した。
ハスキーで高音域の歌声が特徴的。
多くの楽曲で作詞作曲を行っている。

Toru

ギター担当。
元々はサイドギターだったが、Alexの脱退に伴い、リードギターとなっている。
バンドのリーダーであり、作曲も行っている。