デッドコースター(映画)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『デッドコースター』とは、アメリカのホラー映画。始まりは高速道路。180便の航空機事故から1年後、キンバリーは友人たちと海へ遊びに行くため、ドライブへ出かける。そこで、多数の死者を出す玉突き事故に遭遇する予知夢を見たのだ。予知夢によって死を回避することができたものの、死が終わることはなかった。死神によって死は定められていた。本作では、前作において死亡したと思われていた者たちが登場しており、死を免れた者たちによる新たな視点も追加されている。死への恐怖をより一層感じることができる映画となっている。

『デッドコースター』の概要

『デッドコースター』とはアメリカ合衆国で制作されたホラー映画である。『ファイナルデスティネーション』の続編となっており、『ファイナルデスティネーション』シリーズとしては第2作目である。日本では2003年7月5日に公開された。監督はデヴィッド・R・エリスで、『スネーク・フライト』や『セルラー 』といった良作を生み出している監督である。日本での興行収入は1億9000万円であった。本作は1作目の『ファイナルデスティネーション』での出来事を受けての話が前提となっている。
キンバリーの自宅では、1年前に180便が航空事故を起こしその生存者が謎の死を遂げているというニュースがテレビで放送されている。そこで、解説者は「死神が存在する」「死神の定めた死の運命を狂わせたことによって引き起こされた事件ではないか」と話す。キンバリーは友人達と海へドライブに出かける。車が高速道路へと繋がる道に差し掛かったところで、突然ホームレス女性が現れる。友人はホームレス女性を物笑いの種にした。車は高速道路へと進んでいく。ラジオをつけると「地獄のハイウェイ」が放送されている。後部座席では、男友達がマリファナを吸っていた。背後にパトカーが見えたために、キンバリーは焦り無理な車線行った。そのため、丸太を積んだトラックと激突しそうになる。男友達は吸いかけのマリファナを外に捨てる。横を走行していた女性キャットの車のフロントガラスの落ち葉に引火してしまいキャットはワイパーで消化した。パトカーを運転していたバークは車内でコーヒーをこぼしてしまう。すると、突然前を走行しているトラックから丸太が路上に散乱してしまいバークは丸太が直撃したことによって死亡してしまう。バイクは転倒し、ユージンは丸太とバイクの間に挟まれてしまい死亡する。ローリーは丸太を避けきる事ができずに転倒し、後続のトラックに追突され車は爆発。キャットが運転する車も丸太に激突してしまう。ノラとティムが運転する車もブレーキを踏むことができずに丸太に激突し大破してしまう。キンバリーの車も横転してしまい、キンバリーの視線の先にはトラックに激突してしまい炎上していたエバンが、燃え盛る炎の中で助けを呼んでいるのが見える。エバンの車は後続の車と激突しトラックはキンバリーの方へと向かってくる。しかし、トラックが直撃する直前で助手席に乗っていたシーナの声で目が覚めた。これは、キンバリーが見ていた不吉な夢だったのだ。夢かと安堵するキンバリーだったが、その直後にホームレス女性が現れ、ラジオからは「地獄のハイウェイ」が放送されている。自分が見た夢は予知夢であると確信をしたキンバリーは車を停車させ、それを見ていたバークがキンバリーの車へと近づいてくる。キンバリーはこれから丸太を積んだトラックが大事故を引き起こすことを話す。後続車も様子を伺っている。その瞬間トラックは大事故を引き起こした。キンバリーの車は後続のトラックに激突されて中にいた友人たちは炎に包まれ亡くなった。キンバリーは大事故を目の当たりにしながら、1年前に発生した180便による航空機事故と同じく、この高速道路が180号線であることに気がつくのであった。今回の大事故は18名の死者が出てしまった。しかし、キンバリーの予知夢によって男女9名が事故を回避することができた。
180という不吉な数字と死の関係性。誰もが逃げることのできない死神によって定められた死をキンバリーと友人たちがどう模索して回避するのか、見ているうちにヒヤヒヤする映画となっている。

『デッドコースター』のあらすじ・ストーリー

180便航空機事故

180便航空機事故とは、前作においてパリへ修学旅行へ向かう高校生アレックス・ブラウニングが180便は大爆発を起こすという予知夢を見たことから始まる。アレックスは、航空機内で180便は大爆発を起こすと騒ぎを起こしたことによって離陸前に降ろされてしまう。しかし、夢は現実となってしまうのだった。アレックスが忠告したとおり、180便は大爆発を起こし多数の死者を出す結果となってしまった。キンバリーの自宅では、ちょうど1年前に起きた180便の航空機事故の生存者が次々と謎の死を遂げていることがテレビで放送されている。解説者は「死神が存在する」「死神の定めた死の運命を狂わせたことによって引き起こされた事件ではないか」と話す。

キンバリーの不吉な夢

キンバリーは友人達と海へドライブに出かける。車が高速道路へと繋がる道に差し掛かったところで、突然ホームレス女性が現れる。友人はホームレス女性を物笑いの種にした。車は高速道路へと進んでいく。ラジオをつけると「地獄のハイウェイ」が放送されている。後部座席では、男友達がマリファナを吸っていた。背後にパトカーが見えたために、キンバリーは焦り無理な車線行った。そのため、丸太を積んだトラックと激突しそうになる。男友達は吸いかけのマリファナを外に捨てる。横を走行していた女性キャットの車のフロントガラスの落ち葉に引火してしまいキャットはワイパーで消化した。パトカーを運転していたバークは車内でコーヒーをこぼしてしまう。すると、突然前を走行しているトラックから丸太が路上に散乱してしまいバークは丸太が直撃したことによって死亡してしまう。バイクは転倒し、ユージンは丸太とバイクの間に挟まれてしまい死亡する。ローリーは丸太を避けきる事ができずに転倒し、後続のトラックに追突され車は爆発。キャットが運転する車も丸太に激突してしまう。ノラとティムが運転する車もブレーキを踏むことができずに丸太に激突し大破してしまう。キンバリーの車も横転してしまい、キンバリーの視線の先にはトラックに激突してしまい炎上していたエバンが、燃え盛る炎の中で助けを呼んでいるのが見える。エバンの車は後続の車と激突しトラックはキンバリーの方へと向かってくる。しかし、トラックが直撃する直前で助手席に乗っていたシーナの声で目が覚めた。

キンバリーの予知夢が死を回避

夢かと安堵するキンバリーだったが、その直後にホームレス女性が現れ、ラジオからは「地獄のハイウェイ」が放送されている。自分が見た夢は予知夢であると確信をしたキンバリーは車を停車させ、それを見ていたバークがキンバリーの車へと近づいてくる。キンバリーはこれから丸太を積んだトラックが大事故を引き起こすことを話す。後続車も様子を伺っている。その瞬間トラックは大事故を引き起こした。キンバリーの車は後続のトラックに激突されて中にいた友人たちは炎に包まれ亡くなった。キンバリーは大事故を目の当たりにしながら、1年前に発生した180便による航空機事故と同じく、この高速道路が180号線であることに気がつくのであった。今回の大事故は18名の死者が出てしまった。しかし、キンバリーの予知夢によって男女9名が事故を回避することができた。

第一の犠牲者

キンバリーは、警察署で180便の生存者と同じく予知夢を見たことを説明している。もし、180便事故と同じだとすると事故を回避して死を免れたとしても生存者は次々と死亡する運命である。事情聴取を終えた、生存者のエバンは自宅で料理を始める。残り物にマグネットが落ちてしまうが気がつくことなく、そのまま電子レンジの中へ入れてしまう。その後に指輪を排水口に落としてしまう。拾うために排水口に腕を入れるが抜けなくなってしまった。その間にフライパンから発火してしまい、部屋が炎に包まれた。なんとか、腕を引き抜くことができ、命かながら窓から脱出することができた。そこで、命を取り留めることができたが、そこへ椅子が落下してきてエバンに直撃し死亡してしまう。生存者たちが自宅でテレビを見ているとエバンの事故死についてニュースが放送されており驚愕した。

死の順番

キンバリーは自分たちが生き残るために、180便の唯一の生存者であるクレアのことを調べる。クレアは精神医療センターにいることを突き止める。そこで、キンバリーはクレアと会い、すでに1人死亡したことを伝える。クレアは本来、180便の生存者は順番に死ぬ運命であったという。本来、死は原則として予知夢の順番で訪れる。しかし、一度死うまく回避すると、"死"はとりあえずリストで次に死ぬべき人に一度ターゲットを変更するのだ。そしてリストの最後の人まで一通り襲い終えると、生き残った人の中でリストの一番上にいる人を再び襲い始めるというルールが存在していた。しかし、クレアは死のリストは現在逆を辿って訪れているということを伝えた。つまり、キンバリーたちにしばらくの間死は訪れないのだ。そして、次の死のリストに入っているのはノラとティムであることがわかった。キンバリーはクレアに助かる方法を尋ねるとクレアは「死が訪れる前には必ず前兆」があるということを伝えた。キンバリーは鳩が暴れだす前兆を見た。

第二の犠牲者

ティムとノラは歯医者へ来ていた。ティムは歯の治療をしているのだが、鳩が窓へ衝突するために治療が進まない。なんとか治療を終えることのできたティムとノラは外へ出た。そこへ、キンバリーとバークが駆け寄り、「鳩が危険だ」と叫んだ。鳩と聞いたティムは目前にいた鳩の群れへと足を進めていく。急に鳩が飛び立ったことに驚いた作業員はクレーンを降ろしてしまい、ガラス板がティムの頭上へ落下してしまい死亡してしまう。キンバリーは、クレアの話が嘘であることを願っていたが、エバンやティムの死もありバークに「このままでは生存者は全員死ぬ」ことを話す。

死神に詳しい男

クレアが現れた。そこで、死神に詳しいという謎の男を紹介された。謎の男は、「死を回避するためには新しい命が必要」「新しい命が死のリストを無効化する」ということを話した。その後にキンバリーは白いバンが湖へと突っ込んでいく不吉な夢を見た。そのバンは、自らが運転していたのだと告げる。バークは「高速道路にて妊婦が白いバンに乗っていた」ことを思い出した。クレアは、「その新しい命が死のリストを無効化する」ということを話す。

生存者による今後の対策

生存者たちは、バークの部屋へと集合する。そこで今後の対策を話している。キンバリーは死の直前に予兆を見ることができるため、それを共有し、その場所へは近づかずに全員で協力することで死を回避するとクレアは伝えた。しかし、ノラは、「死ぬことは怖くない」と言いユージンも死神が存在することを信じることなく部屋から出ていくのだった。二人が立ち去った直後に、キンバリーは「鉤手」の予兆を見た。

第三の犠牲者

帰ろうとするノラとユージンは奇しくも鉤手をもっている男と同じエレベーターに同乗してしまう。鉤手はノラの髪へと絡まってしまい、慌てて解こうとするが解けない。エレベーターは1階へ到着し外へ出るが、突然ドアが閉まってしまった。頭が挟まった状態でエレベータは上昇を開始してしまい、ノラは死亡した。ノラの死を目の前で見たユージンは、「自分の死は自分で決める」と言い拳銃で頭を撃ち抜こうとするが全て不発で終わってしまった。しかし、弾は全て装填されていたのだ。クレアは、「ユージンはまだ、死ぬ順番ではないために自ら死ぬことは不可能」であると話す。

新しい命と死神

死を逃れるために生存者は、妊婦であるイザベラを探すことにした。バークは、イザベラの車を手配することで警察署へ勾留することができた。しかし、イザベラは勾留中に破水してしまうのだった。イザベラは保安官はすぐさま病院へと向かった。キンバリーたちは、180便の生存者が死を遂げる瞬間に全員が立ち会っていたということを知る。クレアはそのことが原因となり、死神の影響を受けていると説明。すると突然タイヤがバーストしてしまう。6人を乗せた車は制御がきかなくなり農場へと突っ込んでしまった。死者は出ることがなかったのだが、ユージンの肺は潰れてしまい救急車で運ばれた。近くに住んでいる、少年ブライアンが事故を目撃したとき到着したテレビ局の車に引かれそうになったが、間一髪のところでローリーが助けた。

第四の犠牲者

obasan0407g5
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@obasan0407g5

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