草摩由希（フルーツバスケット）とは【徹底解説・考察まとめ】

草摩はとり（フルーツバスケット）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

草摩はとり（そうま はとり）とは、高屋奈月の漫画『フルーツバスケット』に登場する十二支の辰（龍）の物の怪に取り憑かれた人物で、草摩家の主治医である。当主の草摩慊人や父の命令に従い、十二支の呪いを知った人物に「記憶の隠蔽」と呼ばれる催眠術を施してきた。クールな見た目と物言いが特徴的だが性格は優しい。主人公の本田透が草摩家に深入りすることで元恋人の草摩佳菜のように傷つかぬよう、これ以上関わるなと忠告した。数百年続く神と十二支の絆を「呪い」と表現した、作中最初の人物。

草摩潑春（そうま はつはる）

CV：陶山章央（旧アニメ版）、岡村明美（旧アニメ版幼少期）、古川慎（新アニメ版）、東内マリ子（新アニメ版幼少期）

丑（牛）の物の怪憑き。普段はつかみどころのないぼんやりした印象だが、キレると狂暴化し、攻撃的になる。身内では通常を「ホワイト春」、キレた状態を「ブラック春」と呼んでいる。午（馬）憑きの草摩依鈴（そうま いすず）と恋仲だが、突如彼女に拒絶された。変身後のホルスタイン牛の姿が原因なのか、白髪と黒髪が混じった独特の髪色をしている。
幼い頃は「鼠は牛の背に乗り、宴に1番乗りをした」という昔話が元で大人たちに「牛は馬鹿で間抜け」とからかわれており、子憑きの由希を逆恨みしていた。初めて会った由希に不満をぶちまけるが、「君は本当に馬鹿で間抜けなの？」と言われ、自身もまた由希を「卑怯な鼠」と決めつけていたことに気付く。同時にコンプレックスから解放してくれた由希を特別な存在と見て、慊人に苛まれる彼を放っておけず紫呉に助けを求めた。尚、由希を「俺の嫁」と言ったことがある。
自身が悩んでいる時でも、由希などの他者を気遣う優しい性格。

草摩潑春（フルーツバスケット）とは【徹底解説・考察まとめ】 - RENOTE [リノート]

renote.net

草摩潑春（そうま はつはる）とは、高屋奈月の漫画作品『フルーツバスケット』に登場する、十二支の丑（牛）の物の怪に取り憑かれた人物である。普段はつかみどころのない印象ながら優しく、他者を気遣うことが多い。しかし、キレると好戦的な「ブラック春」と呼ばれる状態になる。特徴的な白髪は地毛。幼い頃、自分のコンプレックスを拭ってくれた子（鼠）憑きの草摩由希を特別視し、彼を心配している。午（馬）の物の怪憑きである草摩依鈴とは相思相愛だが、互いを想い合うが故の障壁もある。

草摩慊人（そうま あきと）

CV：若葉紫（旧アニメ版）、今井由香（旧アニメ版幼少期）、坂本真綾（新アニメ版）

草摩家の当主にして、十二支の神に当たる存在。女性だが、母の楝（れん）の命令により生まれた時から男性として育てられてきた。両親や一部の使用人、年長の物の怪憑き以外は慊人の正体を知らない。父の偏愛や古株の使用人たちの歪んだ教育、母との確執もあって十二支と神の絆に執着。「どんなにひどく扱っても、自分の下に帰ってくる」と思いたいがため、物の怪憑きたちを手ひどく扱う。透という他人の記憶を消さず、紫呉の家での同居を許したのは「誰であろうと、自分から物の怪憑きを奪うことはできない」と証明したいからだった。
幼い頃、初めて出会った時から由希を自分の近くに置いていた。幼い頃は時折り癇癪を起す程度だったが、紅野（くれの）の呪いが解けてから精神的に不安定になり、物の怪憑き、特に由希を虐待し始める。由希を暗い部屋に閉じ込め、1日中「鼠は嫌われ者」、「いつか救われるなんて勘違いしないで」との否定の言葉をかけ続け、彼の精神を疲弊させた。
由希を特別視し、透と同居していても彼が自分を忘れられずに恐れていることに満足。しかし、由希が少しずつ自分の道を歩もうとしていると知り、激昂した。
透に歩み寄られたことから変化を受け入れ、十二支の神を辞す。これにより、物の怪憑きは全員呪いから解放された。その後も当主として、物の怪憑きたちだった者たちを守っていくとの決意を彼らに述べた。

海原高校関係者

真鍋翔（まなべ かける）

CV：江口拓也（新アニメ版）

由希とは同級生で、生徒会の副会長。名前にちなんで「トブナベ君」という愛称で呼ばれる。本人は「ショウ」という愛称を望むが、誰も呼んでくれないことが不満だと語った。
マイペースで他者を巻き込むお調子者ではあるものの、本人なりに使命感を抱き生徒会での活動を楽しんでいる。資産家の長男だが愛人の子で、本妻の娘ながら一歳年下の真知とは父の後継者争いをさせられてきた。幼い頃は母に従っていたが、思春期に自分が「下らないこと」に巻き込まれていることに気付いて暴れたため、跡継ぎ争いから解放される。真知に対しては兄としてそれなりに気を使っているが、余計なことを言うことが多い。
生徒会の副会長として由希を支えると誓うが、ふざけた言動が多い為呆れ調で接せられることが多々ある。それでも、由希は真鍋の言動に救われることもあって、後に親友となる。由希に「ゆんゆん」という愛称を付けた張本人。尚、後に由希の義兄となる。

倉伎真知（くらぎ まち）

CV：加隈亜衣（新アニメ版）

真鍋の異母妹に当たる。由希、真鍋の1学年下で、生徒会の会計を務める。資産家の父の後継者になるべく、幼い頃より異母兄の翔と争わされた。弟が生まれたことで跡継ぎ争いからは解放されたものの、母から「勉強以外に取り柄がないつまらない子」と評され「育て方を間違えた」と言われたことで混乱。その後、整頓されたものやまっさらなチョーク、積もった雪といった完璧な物を見ると息が詰まり、ひどい時には暴れるようになった。また、転寝をしていた弟に毛布を掛けてやった際「跡継ぎの弟を妬んで殺そうとした」と誤解を受け、自立と称して一人暮らしをさせられている。母が言うように勉強以外は不得手であり、アパートの部屋は散らかり放題。また、学校以外の外出に着ていく物が分からない為、制服で喫茶店に行ったことがある。
周りから王子と呼ばれ、特別扱いされる由希を孤独な人と感じている。生徒会役員として由希に近い立場にいることもあり、プリ・ユキのメンバーから因縁をつけられることが多い。文化祭の折、プリ・ユキメンバーから「由希をどう思っているのか」と聞かれて「心細そうにする人」と答えた。
自身の過去を知った由希からそれまでの努力を労われた他、苦手な新しいチョークをさりげなく折るなどの気遣いを受け、彼に惹かれていく。十二支の呪いのことは知らないが、呪いが解け物の怪との別れに涙する由希の心情に寄り添う。改めて交際を始め、由希が暮らすアパートの合鍵をもらうなどした。

藤堂公（とうどう きみ）

CV：大久保瑠美（新アニメ版）

登場時高校2先生で、生徒会書記。美貌とぶりっ子な振る舞いで男子生徒をたぶらかす「魔性の女」と称される。真鍋が言うには普段のぶりっ子ぶりは演技らしく、暴言と共に彼に鉄拳を食らわせる描写がある。「パパ」がいるらしい。ちなみに、男性の価値は「財力」であると語る。
由希に好意を持っているようなそぶりを見せたが、実際にはプリ・ユキメンバーをからかって楽しんでいるだけだった。真鍋と同じく、由希を「ゆんゆん」と呼ぶ。

桜木直人（さくらぎ なおひと）

CV：市川蒼（新アニメ版）

登場時高校1年生で、生徒会書記。由希以外の癖の強い生徒会メンバーの中ではまともな方で、仕事をしない彼らへの不満を度々口にする。
プリ・ユキ会長の皆川素子（みながわ もとこ）に好意を抱いており、彼女が好いている由希にライバル心を抱く。本人が言うには身長は姉に及ばず、家の財力は草摩家に遠く及ばない。また、草摩家の財力について言及した際由希から「家のものであって俺のものじゃない」と呆れ気味に言われた。尚、草摩家の資産をいずれ由希が受け継ぐと思っていた模様。

皆川素子（みながわ もとこ）

CV：清水香里（旧アニメ版）、M・A・O（新アニメ版）

由希の1学年先輩で、プリ・ユキの会長。耽美的、かつ詩的な言動が多い。透や生徒会役員の女子生徒に敵意を抱く。
由希に対して理想の王子様像を持っているようで、彼が朝食に納豆を食べたと聞いて軽くショックを受けていた。単なるミーハーな気持ちではなく本気で由希に想いを寄せており、卒業の前に告白。結果としてフラれはしたが、「謝らないでほしい」と言い、自身の気持ちに区切りをつけた。