デュラララ!!の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ
「デュラララ!!」は、成田良悟によるライトノベル。及びそれを原作としたアニメ、コミック。
非日常に憧れ都会の高校に進学した「竜ヶ峰帝人」は、上京初日、都市伝説の一つである「首無しライダー」を目撃した。そこから帝人は数々の非日常に巻き込まれていくことになる。
池袋を舞台とし、様々な人間や人ならざる存在が繰り広げる群像劇。「歪んだ愛の物語」というテーマであり、数々の名言も排出されている。
『デュラララ!!』の概要
『デュラララ!!』とは、成田良悟によるライトノベル、及びそれを原作としたアニメ、コミック。イラストはヤスダスズヒトが担当しており、電撃文庫(KADOKAWA〈旧・アスキー・メディアワークス、メディアワークス〉)より刊行されている。
「月刊Gファンタジー」に2009年から、茶鳥木明代によって漫画が連載されている。
2010年から2016年にわたり数度のアニメ化、さらに2010年9月22日にはゲームが発売されているなど、その人気の高さを示している。
非日常に憧れる少年、竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣に誘われて上京し、来良学園に入学することになる。上京初日、帝人は都市伝説とされている「首なしライダー」を目撃し、そこから数々の非日常に巻き込まれていく。
カラーギャング、首無しライダー、斬り裂き魔など、池袋を舞台として様々な人間や、時には人外の織り成す事件が複雑に絡み合い、池袋の非日常が加速していく群像劇。様々な人達が関わり合う中で、様々な名言も生まれている。
『デュラララ!!』の名言・名セリフ
人ラブ! 俺は人間が好きだ! 愛してる!
好きなものは人間、趣味は人間観察、という「情報屋」の折原臨也を象徴するような名言。
臨也といえばこれ、といった代表的なセリフである。
色んな人間が溢れ、色んな事件や人間関係が渦巻く、そんな池袋に向けて胸の高揚が溢れた臨也が言ったもの。
楽しみだなあ。楽しみだなあ。楽しみだなあ。この街は情報屋の俺でも知らないことが、まだ、まだ、まだ、まだ、溢れ生まれ消えていく。これだから人間の集まる街は離れられない。
情報屋としての事務所にて、様々な事件や人間関係が渦巻く池袋に想いを馳せ、楽しそうにしているシーンである。
歪んだ愛の物語、という作品のテーマの通り、人間や人間達の社会に対する臨也の歪んだ愛情が窺える。
いじめ、格好悪い。実によくない。
帝人のクラスメイトである園原杏里が路上でいじめっこに絡まれている際、臨也がそれを止めて言ったセリフ。
字面だけ見たら何一つ間違ったことを言っていない正義のセリフなのだが、この後にいじめっこの携帯を奪い楽しそうに踏みつけて壊してみせるなど、「いじめを助ける」という行為にしてはあまりにも歪んだ性格の表れたものである。臨也という男の異常性が見て取れる。
自分で死を選んでおきながら、死後の世界に甘えるなんて許されないことだと思うよ。
集団自殺を募るサイトで連絡を取り、臨也は二人の女性と落ち合っていた。自殺志願のその二人と、自殺志願と偽って来た臨也の会話の一部である。
臨也が「死後の世界はあると思うか」と問いかけ、女性たちは各々に答える。しかし軽い調子で「無が広がっている」、「天国がある」などと答える彼女らに対し、臨也は「たいして死に向き合っていない」と一蹴し、上記のセリフを放った。
やはり字面だけ見れば立派なものなのだが、別に二人の自殺を止めたいわけじゃなく、自殺志願者の人間観察をしたかっただけの行動である。二人の自殺を嘲笑うように騙しておきながら、のうのうと自殺に関して説教をする臨也の異常性が見て取れる。
大変結構。恨む気力があるなら生きられる。すごいな、俺。君の命の恩人じゃん。感謝してくれ。
自殺志願者の女性二人に対し臨也は死ぬつもりなど全くなく、二人を嘲笑うような態度でのうのうと説教をしたりしていた。女性二人は臨也に「どうせ死ぬならできるだけの借金をして自分に渡してから死んでくれ」などと不穏なことをほのめかされ、挙げ句の果てに二人のドリンクに仕込まれた睡眠薬で二人は意識を失った。
自分たちを騙し嘲笑う臨也に、意識が薄れる中で女性は「殺してやる」と殺意たっぷりに恨み言を吐く。それに対して臨也が返した言葉。
この状況下での殺意の言葉に対しても何食わぬ顔で正論じみた屁理屈を言ってのける、臨也の異常度がうかがえる。
あなたは人間が好きでも多分人間はあなたのこと大嫌いだと思うわ。
「人間が好き」と言った臨也へ、臨也の助手である波江が言ったセリフ。
人間が好きだ、と言いながら、人の人生をめちゃくちゃにするような行動ばかりをとって、さらにその様を笑って眺めるような悪趣味な臨也への言葉として、実に的を射た言葉といえる。
池袋には二度と来んなって言わなかったっけか~? い~ざ~や~君よぉ~?
「絶対にケンカを売ってはいけない一般人」と評される、池袋の最強と呼び声高い平和島静雄は、臨也と犬猿の仲だった。お互いに嫌悪し、見かけたら殺し合いのようなケンカに発展する。臨也がしばらく池袋を離れていたために二人のいざこざもしばらく起きなかったのだが、ふらりと帰って来た臨也を目ざとく見つけた、そんな静雄の一言。
静雄といえばこれ、といった代表的セリフとして語られている。
Related Articles関連記事
デュラララ!!(Durarara!!)のネタバレ解説・考察まとめ
『デュラララ!!』とは、成田良悟による池袋を舞台としたライトノベル、及びそれを原作としたアニメなどのメディアミックス作品である。非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人は、幼馴染の紀田正臣の誘いを受け上京し、来良学園へと入学。そして都市伝説の首なしライダー、闇医者、情報屋、池袋一強い男、ストーカー、カラーギャング、ヤクザに出会い、様々な事件に関わっていく。奇人の情報屋・折原臨也や異常に沸点の低いバーテンダー・平和島静雄など、多くの個性的なキャラクターが登場するのが、作品の魅力のひとつである。
Read Article
FLOW(バンド)の徹底解説まとめ
FLOWは、1998年に結成された日本の5人組ロックバンド。2003 年にシングル「ブラスター」で本格デビュー。男性2人のツインボーカルという特徴ある音楽性を武器に、数々のヒット曲を世に放っている。近年では多くのアニメ主題歌を手がけ、バンドの人気も急上昇中。今やFLOWが歌えばアニメもヒットするという、“アニソン界の帝王”の異名を得るほどのロックバンドである。
Read Article
バッカーノ!(BACCANO!)のネタバレ解説・考察まとめ
『バッカーノ!』とは成田良悟が書いたラノベ小説及び、アニメ作品である。物語は1711年、1930年、1931年、1932年の禁酒時代のアメリカを舞台に悪魔が作り出した不死の薬を巡りマフィアや爆弾魔、錬金術師や人造人間などの個性的なキャラクターが奮闘する群像劇だ。本作の見どころは舞台設定とキャラクターである。まず禁酒時代を舞台にしたアニメは本作を除くと『91DAYS』くらいである。その舞台設定の希少性に加え前述した個性的なキャラクターが本作にしかない見どころである。
Read Article
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)のネタバレ解説・考察まとめ
「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか」は、著者:大森藤ノ、イラスト:ヤスダスズヒトによる日本のライトノベル。2015年4月にはTVアニメも放送された。この物語は、初心者冒険者「ベル」が、女神「ヘスティア」のためダンジョンに挑みながら個性豊かな人々と出会い成長していく、ゲームテイスト冒険ファンタジーである。
Read Article
Fate/strange Fake(フェイト ストレンジフェイク)のネタバレ解説・考察まとめ
『Fate/strange Fake』(フェイト ストレンジフェイク)とは、あらゆる願いを叶える聖杯を巡って争う何人もの魔術師と、使い魔として彼らに従う伝説の英雄たちの壮絶な戦いを描いた、成田良悟のラノベ作品。もともとは成田が公開したエイプリルフールのネタ企画だったが、完成度の高さから注目され正式な作品となった。 アメリカの片田舎であるスノーフィールドで、突如として聖杯を巡る戦いが勃発。これを利用しようとする者、鎮圧せんとする者、巻き込まれた者たちの思惑が入り乱れ、戦線は混沌を極めていく。
Read Article
デッドマウント・デスプレイ(DMDP)のネタバレ解説・考察まとめ
『デッドマウント・デスプレイ』とは、原作・成田良悟、作画・藤本新太による漫画、およびそれを原作としたアニメ作品。2017年から『ヤングガンガン』で連載を開始した。略称は『DMDP』。勇者に倒され、現代の新宿で生きる少年・四乃山ポルカに憑依し転生したネクロマンサー・屍神殿が、警察や犯罪者、親戚の陰謀に巻き込まれながら、仲間と共に戦い、人間としての成長しつつ、平穏な暮らしを目指す戦いを描いていく。逆異世界転生モノであるが、ベテランがあえて挑む類のなろう系で、群像劇形式が魅力の作品である。
Read Article
Fateシリーズのサーヴァント(英霊・幻霊・神霊)まとめ
『Fateシリーズ』とは、TYPE-MOONによる『Fate/stay night』を始めとしたゲーム、アニメ、漫画などの作品の総称である。どんな願いでも叶うという「聖杯」を求める魔術師たちのバトルロワイヤル「聖杯戦争」やそれに関わる人々を描く。 サーヴァントは魔術師が聖杯戦争のために呼び出す使い魔であり、莫大な魔力によって構成される。本来、呼び出される英霊や幻霊などは使い魔として扱うには手に余るため、クラスという器に押し込めている。
Read Article
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか(ダンまち)の二つ名まとめ
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(通称「ダンまち」)とは、大森藤ノによるライトノベル、およびそれを原作とした漫画やアニメ作品である。冒険者ベル・クラネルが、神々が住む街オラリオで仲間と共にダンジョンに挑み、成長していく姿を描く。物語の中で冒険者たちは、成長や戦果に応じて「二つ名」を授けられ、その名は彼らの強さや特徴を象徴する重要な要素となっている。豊富なキャラクターと緻密な世界観、迫力のバトルシーンが魅力であり、多くのメディアミックス展開を遂げ、壮大な冒険譚が展開される。
Read Article
2024年10月秋アニメ(今期アニメ)まとめ
2024年10月期に放送される秋アニメを50音順に紹介する。2024年10月秋アニメは、有名シリーズの新作が多数ラインナップされている。アニメの放送情報や配信情報、声優・スタッフ、あらすじなどの情報をわかりやすくまとめた。
Read Article
【IWGP】池袋ウエストゲートパークとデュラララ!!の共通点まとめ【聖地巡礼したいファン必見!】
多くの若者に影響を与えたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』と、池袋を舞台に描かれたライトノベル『デュラララ!!』の共通点を紹介。どちらの作品も舞台が池袋であり、カラーギャングが登場。ここでは、両作品に共通して登場した場所をまとめました。聖地巡礼したいファン必見です。
Read Article
デュラララ美麗イラストまとめ
絶賛二期放送中の「デュラララ」の美麗イラストを集めました。好きなキャラクターのとっておきの一枚を見つけましょう!
Read Article
【NARUTO】歴代名曲まとめ~OP編~
2002年から放送が開始されたアニメ「NARUTO(疾風伝)」。10年以上にわたる放送の中で数々の名場面がアニメ化されてきましたが、それと同時に増えていったのがアニメ主題歌です。今回は、懐かしの名曲から新しい名曲まで気になったOPをまとめてみました。
Read Article
二世バンドと過小評価され気味な「OKAMOTO'S」その実力は本物?
新曲がアニメソングに起用されるなど波に乗っている「OKAMOTO'S」。 ネットでは少々辛口な評価を受けているようです…
Read Article
2014年の早稲田祭に出演した芸能人・有名人まとめ!豊永利行など
ここでは2014年の早稲田祭に出演した芸能人・有名人をまとめた。早稲田大学の学園祭「早稲田祭」は、毎年様々な催しや芸能人の参加でたいへんな賑わいになることで知られている。 2014年は声優の豊永利行や井上喜久子などが登場した。
Read Article
イケメンだらけ!2014年ごろにブレイクした男性俳優の画像まとめ【福士蒼汰ほか】
日々新しい人材が次々と登場している芸能界。非常に入れ替わりの激しい業界であるが、時折り「イケメン俳優の当たり年」が訪れると、女性ファンを中心に非常に盛り上がる。特に2014年ごろにブレイクした男性俳優人たちは、高身長・イケメンが目白押しであった。本記事では2014年ごろにブレイクした男性俳優たちの画像と、簡単なプロフィールをまとめて紹介する。
Read Article
羨ましすぎるぜ!バトル系ハーレムアニメのまとめ
主人公が男の子1人で、他に登場するキャラクターは全員女の子、しかもみんな主人公を好きだったりする…。そんな状態を「ハーレム」といいますが、世の中の男性陣にとって、この構図は永遠の憧れともいえるのではないでしょうか。この記事では、過去作から比較的新しいものまでのハーレムアニメを集めました。現実逃避にどうぞ。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『デュラララ!!』の概要
- 『デュラララ!!』の名言・名セリフ
- 人ラブ! 俺は人間が好きだ! 愛してる!
- 楽しみだなあ。楽しみだなあ。楽しみだなあ。この街は情報屋の俺でも知らないことが、まだ、まだ、まだ、まだ、溢れ生まれ消えていく。これだから人間の集まる街は離れられない。
- いじめ、格好悪い。実によくない。
- 自分で死を選んでおきながら、死後の世界に甘えるなんて許されないことだと思うよ。
- 大変結構。恨む気力があるなら生きられる。すごいな、俺。君の命の恩人じゃん。感謝してくれ。
- あなたは人間が好きでも多分人間はあなたのこと大嫌いだと思うわ。
- 池袋には二度と来んなって言わなかったっけか~? い~ざ~や~君よぉ~?
- シズちゃんの暴力は、理屈も言葉も無いから、嫌いだよ。
- 自分の人生について考えるのは自由だし否定はしねえ。だけどよ、その答えを他人に求めてどうするってんだよ。
- ああ! 私には首が無い。私は化け物だ。多くを伝える声も相手に情熱を伝える瞳も持たない! だがそれがどうした!それがどうしたというんだ! 私はここにいる。確かに存在する。目が無いというのなら、我が表情の全てを刮目してみるがいい! 化け物の怒りに触れた者の叫びを存分に聞いてみるがいい! 私はここだ、ここにいる。ここにいるのだ。私は常に叫んでいる。叫んでいるぞ! 私は今ここに生まれた! 私の存在をこの街に刻みつける為に!
- これは君と僕との愛を懸けた戦いだ。僕は決して君を離しはしない。そのためなら、他人の愛も、死も、僕自身も、矛盾しているようだが君の想いすらも利用してみせる。
- 死のうと思ってたのに、拉致なんかされちゃって、ここでビビってる自分はなんなんだろうかって思ってちょっと悔しい…とか思ったりして。でも抵抗したら、死のうとしてた自分を否定する事になるから、ここは運命だと思って、素直に受け入れようかと、思ってみたりもして。でも、いざ助けられたらホッとしっちゃったりとかしてる。そんな、君の顔が見たかったから。一言で言うと、俺に全て見透かされて、絶句している君の顔が見たかったから。
- 本当に好きなら、何があっても目をそらすな。相手の何を知っても、何を見ても、目をそむけるな。抱きしめた腕を絶対に放しちゃだめだ。それが愛すると決めた者の責任だ。
- 日常から脱却するならね、日々進化し続けるしかないんだよ。
- 「惚れた病に薬なし」とはいうけれど今の僕にはセルティの笑顔が何よりの薬さ。
- 心底疑われてたと知って僕はちょっとショックのどん底に旅立つことにした。もう駄目だ。君の愛で僕を救ってくれ。
- もういいんだよな。俺は自分の存在を認めてもいいんだよな? 自分を好きになってもいいんだよな?
- 俺のことを愛してくれる奴の前で…倒れるわけにはいかないだろ?
- 過去から逃げるのは許してやる。だけどな、せめて今と明日からは、逃げんじゃねぇよ。