本田透(フルーツバスケット)とは【徹底解説・考察まとめ】

本田透(ほんだ とおる)とは、高屋奈月の漫画『フルーツバスケット』の主人公である。両親を失いながらも、前向きに生きる少女。他人を思いやり、相手をあるがままに受け入れる慈悲深さを持つ。天然ボケの気があり、ずれた言動も多いが本人が言う所の頑固さも持ち合わせている。十二支の呪いに苛まれる草摩(そうま)家と関わりを持つ中、十二支と猫の物の怪に取り憑かれた「物の怪憑き」を救いたいと願うようになる。

CV:進藤尚美(旧アニメ版)、生天目仁美(新アニメ版)

透の担任教師。ぶっきらぼうな物言いもするが、生徒想いで皆からは慕われている。透のことも心配しており、三者面談の際就職を希望する彼女に奨学金のことも含め進学の選択肢を提示。就職したいとの透の意思を確認、尊重した他、「あまり一人でしょい込むなよ」と言った。
大学時代紫呉と交際しており、彼の人柄は知っている。その為、透が紫呉を信頼していることを憂えていた。

皆川素子(みながわ もとこ)

CV:清水香里(旧アニメ版)、豊口めぐみ(ドラマCD版)、M・A・O(新アニメ版)

透たちより1学年上。プリ・ユキのリーダーでもある。由希が入学してきた時から彼に片想いをしており、突如草摩家の面々と親しくなった透に嫉妬する。1度「本田透駆除作戦」と称し、彼女よりも電波を操る咲を片付けようと動いたことがある。

真鍋翔(まなべ かける)

CV:江口拓也(新アニメ版)

海原高校生徒会副会長。お調子者で、由希や他の生徒会メンバーを振り回すこともある。
恋人の小牧(こまき)は、今日子の事故の加害者遺族に当たる。小牧も事故で父を失ったにも拘らず、透だけが同情されている点に納得がいかなかった。今日子の葬式で透に「あんただけが世界の不幸を背負ってると思うなよ」と声を掛けた。この時、小牧から「どっちが不幸かで勝っても嬉しくない」と言われている。
高校で透と再会したが、彼女には忘れられていた。

本田透の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「背中についているのかもしれません」

由希と夾がいがみ合いながらも互いを羨ましく思っていることを知った透は、彼らには素敵な所があるのに何故羨望しつつも反発し合うのかと思う。そんな折、夾がおにぎりをうまく握れるのを見た透は感心する。「できるのと美味いのは違う」と、おにぎり作りの腕にはさして価値を見出さない夾を見て、透は「素敵なことに変わりはないのに」と思う。
夾の背中を見た透は、「もしかしたら、背中についているのかもしれません。例えば人の素敵というものがオニギリの梅ぼしのようなものだとしたら、その梅ぼしはせなかについているのかもしれません」と言う。皆自身の長所(梅干し)を持つものの、それは背中にある為見えない。他者の梅干しが見えるから人を羨む。そう語った上で、透は夾の背中にも素敵な梅干しが見えると口にする。
夾は赤面しつつも「もっとましなもので例えろ」と言い、透に「ついてるぞ。お前の背中にも、梅ぼし。俺にも見えるぜ」と返した。
透のまっすぐな性格が分かるセリフ。

猫憑きの試練を乗り越えた透と夾

猫憑きにはもう1つの姿がある。数珠をしていないと腐臭を放つ醜い異形となり、それが元で一族から疎外される。夾にとっては母の自殺のきっかけであり、自分の人生を「猫憑きとして生まれた時点で終わっている」と感じさせる要因であった。透との生活に居心地を覚える夾だが、それだけに彼女に真の姿を知られたくないとの気持ち、見られたら透にも拒絶されるとの恐怖も生じていた。
夾の真の姿を目の当たりにした透は腐敗臭に嘔吐し、恐ろしい姿に慄く。それでも夾を追い、自分を拒絶する彼の腕を取った。今の夾の声、姿は彼とは思えず、怖い。それでも夾の辛さを一緒に分かっていきたい、一緒に暮らしたいと透は気持ちを吐露した。
実の親にすら疎まれた異形と化しても、夾の良さを知るがゆえに彼と離れたくない透の想いが夾のトラウマを1つ癒した。透の名を呼び、彼女を抱きしめ猫の姿となって眠り込む夾と、そんな彼を抱いて戻ってきた透。2人が猫憑きの試練を1つ乗り越えたことを示すシーンである。

「私、譲りません」

今日子の墓前で夾から「卒業したらここを離れたいと思ってるんだ」「もっと(世の中と)関わりたい。試してみたい自分を。できれば、お前と一緒に」と言われた透。藉真の知人の道場に働きながら通う、貧乏生活をするかもしれない、友人たちとも気軽に会えなくなるとも言われたが、「私これでも譲れないことならば決して譲りませんよ。結構頑固なのです」と返した。今日子が死の間際に放った「許さない」の言葉も夾を恨んでのことではないと言い切り、「私、譲りません」と透は言った。
夾と共に人生を歩むという透の決意、穏やかな言葉ながらも強い意志が伺える。

本田透の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

透のシンボルはおにぎり

透のシンボルはおにぎり。

『フルーツバスケット』の主要キャラクターには、各々シンボルが存在する。物の怪憑きは各動物、ありさは魚、咲は花がシンボルで、吹き出しにそのシンボルが描かれることがある。
透のシンボルはおにぎりである。これは、透の小学生時代のエピソードに起因する。作品のタイトルである「フルーツバスケット」とは本来椅子取りゲームの一種で、参加者は輪になった椅子に座りそれぞれ果物の役を与えられ、名前を呼ばれた果物は席を移動する。
透は小学生時代、クラスのレクリエーションで行われたフルーツバスケットでおにぎりの役を与えられた。これは、役を振り切った男子児童の意地悪だったのだが、どこかズレていた透は「おにぎり美味しそう」と思い、呼ばれないままゲームが終了した。
祖父の家の改築が終わったとの連絡を受けた透は、この時のことを思い出し、「おにぎりは果物の仲間にはなれない(ゲームに参加できない)」と痛感する。しかし、そんな透の想いとは裏腹に由希、夾が彼女を迎えに来たため再び草摩家での暮らしが実現。透は、おにぎりがフルーツバスケットの中で名前を呼ばれた(仲間になれた)ように感じるのだった。

透の服は実用性や動きやすさを重視したもの

派手さはなくても、動きやすさなどを重視した私服を着る透(中央)。

えどまち
えどまち
@edono78

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